井上雅彦のレビュー一覧

  • ヴァケーション~異形コレクションLV~

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    初めての異形コレクション。マジで良かったっす。

    まず表紙がお洒落。湖か川か、淡い水色の中に引き込まれそうです。そして中身、ハズレがなかった。どのお話も面白くて素敵だった。
    ワクワク感と異世界への切ない憧れと、読書の醍醐味を味わわせてくれました。過去シリーズも集めたいな。
    「島の幽霊」「観闇客のまなざし」「双葩の花」「オシラサマ逃避行」が特に好き。

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    2023年10月07日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    名作の寄せ集めなのでもちろん良い
    ただ半分は読んだことある作品だった
    読んだことなくて面白かった作品が収録されてる短編集を買うことにした

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    2023年09月03日
  • 超常気象~異形コレクションLIV~

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    前半に好みの作品が多かった。

    特に好きなのは「業雨の降る街」。
    歪なひと夏の友情とラストがとても好きだった。

    あとは

    「『金魚姫の物語』」
    「三種の低気圧」の中の「雷が落ちても」

    が好きかな。

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    2023年08月31日
  • 超常気象~異形コレクションLIV~

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    雨が降るというシチュエーションが共通しているホラー短編集。いろんな雨が降ります。雨じゃない何かも降ります。
    どの話も気持ち悪くておもしろい。

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    2023年07月24日
  • 発達障害&グレーゾーンの小学生の育て方

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    小学校に入学する前の親御さんに参考になる本だと思います。LITALICOより他の同じような悩みの保護者の方の「うちではこうしました」が結構参考になりました。途中と巻末のアンケートも参考になりました。

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    2023年07月23日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    岩井志麻子と澤村伊智がよかった。

    岩井志麻子先生、バラエティ出てきた時文章との差にぶっ飛んだもんな。今回も硬くて陰鬱な空気感。読み慣れるまでちょっとかかる。

    学校は死の匂い。うん。好意、真っ直ぐ返ってきてほしいよね。古市くんがいい人格付与されてるなぁ。

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    2023年05月19日
  • 超常気象~異形コレクションLIV~

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    それぞれの面白さがあったけど、
    個人的には怪雨は三度降る、いつかやさしい首が…、三種の低気圧、赤い霧、地獄の長い午後がお気に入り。

    以下、一作ずつの感想。

    ●星の降る村 大島清昭
    字面だけで読んでると面白いんだけど、想像すると怖すぎ。屍体集めたり、売買するって。でも屍体とはなんなのか、を考えさせられる。唯一無二の肉体でないなら、それはもはやただの「もの」なのか。じゃあ私たちがいつも恐れる屍体とはなんなのか。死者の奢りのことを思い出しちゃったり。

    ●とこしえの雨 篠たまき
    the・怪談!恐怖は官能と隣り合わせ。こういうのを今の作家さんが書いてるってのが面白い。雨、エロい。旅館は、思ったより高級旅館でウケた。

    ●件の天気予報 宮澤伊織
    好き。繋がりそうで繋がらない怪異の諸々が愛実(ちゃんと生きてる人間?)と件の天気予報を起点に、現実と異界の境目をぼやかしながら蠢いていく感じがいい。オチをSiriでつけることで他のあやふやなものがあやふやなままにされて、とても良き。

    ●豪雨の降る街 柴田勝家
    怪奇現象に科学的な根拠はあるものの、本人に「見える」ことに変わりがない、というところから生まれるラストの恐怖。本物?幻覚?わー!なんで?!っていうのが、百合的な関係とあいまって、甘い恐怖の読後感。

    ●赤い霧 澤村伊智
    都合の悪いことをなかったことにしながら今を謳歌することが罪だとするなら、この話は罪を罰する怪奇現象だ。「怖くなかった」っていう言葉がなん度も出てくるんだけど、他人の罪を罰するものだから神様みたいなもので、怪奇だとしても別に怖くないんだろうね。小心者で、でも自分勝手な人間が追い詰められていく怖さだな〜廃ニュータウン、っていう舞台もとても効いてて、こういう言い方良くないかもだけど、うますぎる。

    ●『金魚姫の物語』 斜線堂有紀
    無差別に突如訪れる不幸について、現実をいくら見つめても仕方ない。出来るだけ美しく、『物語』ることだけしか供養にならない。希望の物語が逆にそら恐ろしい事実を突きつける。

    ●三種の低気圧 坂入慎一
    低気圧の中で守りぬかれる私(たち)だけの世界、三部作。少しズレた世界の怖さ。おもしろかった。

    ・雷が落ちても
    世界を破壊に導く百合ユートピア。世界観好み。

    ・骨が降る
    主人公が少しおバカな設定であることが、この短い話の中でこの展開を納得させるに効いている。

    ・二人きり
    偏執的な主人公が怖いはずなんだけど、おかしいだろ!が効いてて、面白くなってる。霊媒性低気圧しかかたん。

    ●堕天児すくい 空木春宵
    ラストシーンのエモさ。LIMBOの世界感が完成してて、怖いというよりは、イメージ小説。

    ●成層圏の墓標 上田早夕里
    SF。雨坊の登場シーン怖い。生成AIの例えが面白かった。

    ●地獄の長い午後 田中啓文
    笑かし方の強弱(細かいパロディとしょーもないダジャレ)も絶妙で、最後の展開も秀逸。地獄が舞台なのも効いてる。短編集にこういうのが一作入ってるとよいですね。

    ●千年雪 黒木あるじ
    イメージはキレイだけど、ギミックの理解がちょっと難しい。どこからどこまでがループしてるんだろ?チユは人魚のイメージで語られてるけど、雪女の美しさある。ホラーと衝動的に動く自分勝手で小心者の男とは相性がいいんだなと思った。

    ●彩られた窓 井上雅彦
    登場人物たちの名前、部室のイメージ、小道具、どれも幻想的で麗し。過去と現在の対比から始まり、事件の真実が明らかにされていくごとに逆にそれがないまぜになっていく感じがよき。

    ★怪雨は三度降る 朝松健
    怖すぎるー泣!!!これぞホラー。
    味覚で恐怖を感じさせるってなに?怖過ぎる。
    なんの罪もない(とは言えないかもだけど)、人々が非情な怪と暴力に飲み込まれていく。歴史とはそういうものだし、権力とはそういうものなのかもしれない。
    斜線堂有紀の『金魚姫〜』が極私的で内向きの救いのなさだとすると、これは大きな時間の流れの中で社会が持つ外向きの救いのなさ。前者に祈りはあれど、後者に祈りは通じない。祈りとは個人のものなのか。そういう意味で恐ろしすぎる。

    ★いつか やさしい首が… 平山夢明
    とってもよかった。小学生女子目線の日常的な描写がとてもよくて(ビックリしておなら出ちゃった、とか)、災難は日常にこうやってやってくるのだな、という恐怖がせまってきた。最初の解説に、ウクライナの子供たちに、というのがあって、小説のチカラへの信頼を感じた。

    ●虚空 加門七海
    空のかけら、確かにヨガの人なら持ってそう。仙人的な。ラジオの感じがよかった。結構長い年月の話、というのが肝で、日常が変わっていく感じのリアル感あってそこがこの小説の一番怖いとこかもしれない。


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    2023年05月07日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    どれも面白かった。
    著書に『リング』がある鈴木光司の作品にはリアルな生々しさがあった。
    特に好きだったのがビルとビルの隙間に落ちる『五月の陥穽』。
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    角川ホラー文庫約30年の遺産!90年代から現在までの最恐セレクション。

    1993年4月の創刊以来、わが国のホラー・エンターテインメントとともに歩んできた無二の文庫レーベル、角川ホラー文庫。その膨大な遺産の中から、時代を超えて読み継がれる名作を厳選収録したベストセレクションが登場。大学助教授の〈私〉が病院で知り合った美しい女性、由尹。ミステリアスな雰囲気をたたえた彼女は、自分の体は呪われていると告げる。ともに暮らし始めた二人だが、やがて悲劇的な事件に見舞われて……。ミステリとホラーの巨匠・綾辻行人90年代初頭に執筆した傑作「再生」をはじめ、『リング』の鈴木光司が東京湾のクルーズ船を舞台に戦慄の一夜を描いた「夢の島クルーズ」、故・今邑彩が角川ホラー文庫のために書き下ろした不穏な物件ホラー「鳥の巣」、の第72回日本推理作家協会賞に輝いた澤村伊智の学園ホラー「学校は死の匂い」など、バラエティ豊かに、ホラージャンルの面白さと可能性を示す全8編。最高にして最恐、これが日本のホラー小説だ。ホラー評論家・ライターの朝宮運河セレクション。

    収録作は以下の通り。
    綾辻行人 「再生」(『亀裂』、『眼球綺譚』)
    鈴木光司 「夢の島クルーズ」(『仄暗い水の底から』)
    井上雅彦 「よけいなものが」(『怪奇幻想短編集 異形博覧会』)
    福澤徹三 「五月の陥穽」(『怪談歳時記 12か月の悪夢』)
    今邑彩 「鳥の巣」(『惨劇で祝う五つの記念日 かなわぬ想い』)
    岩井志麻子「依って件の如し」(『ぼっけえ、きょうてえ』)
    小池真理子 「ゾフィーの手袋」(『異形のものたち』)
    澤村伊智 「学校は死の匂い」(『などらきの首』)

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    2023年05月04日
  • 家庭で無理なく楽しくできるコミュニケーション課題30 自閉症の子どものためのABA基本プログラム2

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    ABAのコミュニケーション本。方法論としてはすごくわかりやすい。はじめての人が手にとっても、プロンプトの出し方、外し方まで丁寧に書いてあり、実践しやすい書。

    方法、手段の良し悪しは、今の自分では判断できない。

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    2022年12月28日
  • 夢魔の幻獣辞典

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    読み手を怖がらせるホラーというよりも、ただただ恐ろしく美しい世界を「展示」してるような短編集。
    夢の中のようなリアルなような、輪郭が掴めそうで掴み損ねちゃいそうな雰囲気がたまらない。

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    2022年12月09日
  • ダーク・ロマンス~異形コレクションXLIX~

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    ホラー。短編集。
    タイトルから恋愛ものを予想していたが、意外とそうでもない。
    "ロマンス"には"物語"や"小説"の意味もあるようでした。
    苦手な作品もいくつかあったが、好きな作品がメチャクチャに好きで、十分に満足できる内容。
    大好きなシリーズなので、復刊はとても嬉しい。

    以下、好きな作品。

    櫛木理宇「夕鶴の郷」
    "異形"と"ロマンス"と"恐怖"。タイトル的に想像していた内容はまさにこれ。

    牧野修「馬鹿な奴から死んでいく」
    魔術、魔女、アクション。ダークファンタジー的な作品。パンクな雰囲気が心地良い。長編でも読みたい世界観。

    図子慧「ぼくの大事な黒いねこ」
    バイオSF猫ミステリ。世界観が素晴らしい。結末の意外性も良い。

    平山夢明「いつか聴こえなくなる唄」
    理不尽SF。本書での個人的ベスト。著者の短編でも「独白するユニバーサル横メルカトル」より好き。

    上田早夕里「化石屋少女と夜の影」
    考古学SF。妙にノスタルジック。ベタな展開ながら、とても良い物語でした。

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    2022年11月27日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    いやあ……怖かった。
    ずーっとゾワゾワ落ち着かない話に、オチで心臓が凍りそうになった話も。さすがベストセレクション。

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    2022年11月09日
  • ダーク・ロマンス~異形コレクションXLIX~

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    遂に復活。じっくり焦らず読んで行こうと思う。
    でも、異形コレクションで小林泰三さんの作品が読めないのが悲しい。

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    2022年10月23日
  • ファーブル君の妖精図鑑

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    推理小説もファンタジーも両方好きだがミックスされた作品を読んだ体験はあまりないかもしれない。彩野辺という町の描写がとても美しくて魅力的。私も行ってみたいな。そしてこういう小さな町の中というある種隔離された空間で起こる小事件を解決していく作品良いよね。例えばジョジョ4部、カードキャプターさくら等…。続きが出そうな終わり方なので続編も期待。

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    2022年09月21日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    綾辻先生以外のお話は読んだことがなかったので、どっぷりと楽しめました。今邑彩さんと小池真理子さんのお話はどっぷりホラー。福澤さんのはラストが不気味。何より初岩井志麻子さん。いや、こんな硬派で素敵な文章を書かれる方だと思わなかったのでわびっくり。他の本も読んでみたくなりました。こうした編者がテーマに沿って選んだものが一冊になってると、読んだことがない作家さんとの意外な出会いがあっていいよね。全体通して楽しめました!

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    2022年09月03日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    依って件の如し、良かったなぁ。
    読んでいるだけで灰色の空とじっとりとした空気を感じられる作品でした。

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    2022年06月30日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    澤村伊智、岩井志麻子、鈴木光司さんの作品は既読だったので、それ以外の作品を。こういう感じの怖さか、という作品が多かったけど、中では鳥の話が面白かったです。短編は手っ取り早く面白くていい。

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    2022年05月01日
  • 秘密~異形コレクションLI~

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    ネタバレ

    自分の境遇と似ていることもあり、没入感高めでゾクッとさせてもらったのは黒澤いづみ「インシデント」。死の恐怖を描いた斜線堂有紀「死して屍知る者無し」は良い感じに価値観を揺さぶってくれる。小中千昭「モントークの追憶」は90年代のオカルトブームから現代の陰謀論が地続きなんだと思えてゾクゾクした。個人的に最もおもしろかったのが平山夢明「世界はおまえのもの」。読者を馬鹿にしたような登場人物の名前や、掲載して大丈夫か心配になるような暴言の数々。しかし物語の構成は見事で、読後感もすっきり。

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    2022年04月19日
  • 狩りの季節~異形コレクションLII~

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    ネタバレ

    読後感が良かったのは空木春宵「夜の、光の、その目見の、」、続きが読みたいと思ったのは澤村伊智「えれんとわたしの最後の事件」、物語として良く出来てると思ったのは柴田勝家「天使を撃つのは」、

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    2022年03月27日
  • 蠱惑の本~異形コレクションL~

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    本。リアルの本の魅惑。本が溢れる部屋の、うっとりするような魅力。
    ほぼ完全に電子書籍に移行してしまった私には、無縁になってしまった。部屋に、この蠱惑の本が並ぶことは、もう無い。
    なんだか、とても寂しい。そんな読後でした。

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    2022年02月22日