井上雅彦のレビュー一覧

  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    どれも面白かった。
    著書に『リング』がある鈴木光司の作品にはリアルな生々しさがあった。
    特に好きだったのがビルとビルの隙間に落ちる『五月の陥穽』。
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    角川ホラー文庫約30年の遺産!90年代から現在までの最恐セレクション。

    1993年4月の創刊以来、わが国のホラー・エンターテインメントとともに歩んできた無二の文庫レーベル、角川ホラー文庫。その膨大な遺産の中から、時代を超えて読み継がれる名作を厳選収録したベストセレクションが登場。大学助教授の〈私〉が病院で知り合った美しい女性、由尹。ミステリアスな雰囲気をたたえた彼女は、自分の体は呪われていると告げる。ともに

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    2023年05月04日
  • 家庭で無理なく楽しくできるコミュニケーション課題30 自閉症の子どものためのABA基本プログラム2

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    ABAのコミュニケーション本。方法論としてはすごくわかりやすい。はじめての人が手にとっても、プロンプトの出し方、外し方まで丁寧に書いてあり、実践しやすい書。

    方法、手段の良し悪しは、今の自分では判断できない。

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    2022年12月28日
  • 夢魔の幻獣辞典

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    読み手を怖がらせるホラーというよりも、ただただ恐ろしく美しい世界を「展示」してるような短編集。
    夢の中のようなリアルなような、輪郭が掴めそうで掴み損ねちゃいそうな雰囲気がたまらない。

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    2022年12月09日
  • ダーク・ロマンス~異形コレクションXLIX~

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    ホラー。短編集。
    タイトルから恋愛ものを予想していたが、意外とそうでもない。
    "ロマンス"には"物語"や"小説"の意味もあるようでした。
    苦手な作品もいくつかあったが、好きな作品がメチャクチャに好きで、十分に満足できる内容。
    大好きなシリーズなので、復刊はとても嬉しい。

    以下、好きな作品。

    櫛木理宇「夕鶴の郷」
    "異形"と"ロマンス"と"恐怖"。タイトル的に想像していた内容はまさにこれ。

    牧野修「馬鹿な奴から死んでいく」
    魔術、魔女、アクション。ダークファンタジー的な作

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    2022年11月27日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    いやあ……怖かった。
    ずーっとゾワゾワ落ち着かない話に、オチで心臓が凍りそうになった話も。さすがベストセレクション。

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    2022年11月09日
  • ダーク・ロマンス~異形コレクションXLIX~

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    遂に復活。じっくり焦らず読んで行こうと思う。
    でも、異形コレクションで小林泰三さんの作品が読めないのが悲しい。

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    2022年10月23日
  • ファーブル君の妖精図鑑

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    推理小説もファンタジーも両方好きだがミックスされた作品を読んだ体験はあまりないかもしれない。彩野辺という町の描写がとても美しくて魅力的。私も行ってみたいな。そしてこういう小さな町の中というある種隔離された空間で起こる小事件を解決していく作品良いよね。例えばジョジョ4部、カードキャプターさくら等…。続きが出そうな終わり方なので続編も期待。

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    2022年09月21日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    綾辻先生以外のお話は読んだことがなかったので、どっぷりと楽しめました。今邑彩さんと小池真理子さんのお話はどっぷりホラー。福澤さんのはラストが不気味。何より初岩井志麻子さん。いや、こんな硬派で素敵な文章を書かれる方だと思わなかったのでわびっくり。他の本も読んでみたくなりました。こうした編者がテーマに沿って選んだものが一冊になってると、読んだことがない作家さんとの意外な出会いがあっていいよね。全体通して楽しめました!

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    2022年09月03日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    依って件の如し、良かったなぁ。
    読んでいるだけで灰色の空とじっとりとした空気を感じられる作品でした。

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    2022年06月30日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    澤村伊智、岩井志麻子、鈴木光司さんの作品は既読だったので、それ以外の作品を。こういう感じの怖さか、という作品が多かったけど、中では鳥の話が面白かったです。短編は手っ取り早く面白くていい。

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    2022年05月01日
  • 秘密~異形コレクションLI~

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    ネタバレ

    自分の境遇と似ていることもあり、没入感高めでゾクッとさせてもらったのは黒澤いづみ「インシデント」。死の恐怖を描いた斜線堂有紀「死して屍知る者無し」は良い感じに価値観を揺さぶってくれる。小中千昭「モントークの追憶」は90年代のオカルトブームから現代の陰謀論が地続きなんだと思えてゾクゾクした。個人的に最もおもしろかったのが平山夢明「世界はおまえのもの」。読者を馬鹿にしたような登場人物の名前や、掲載して大丈夫か心配になるような暴言の数々。しかし物語の構成は見事で、読後感もすっきり。

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    2022年04月19日
  • 狩りの季節~異形コレクションLII~

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    ネタバレ

    読後感が良かったのは空木春宵「夜の、光の、その目見の、」、続きが読みたいと思ったのは澤村伊智「えれんとわたしの最後の事件」、物語として良く出来てると思ったのは柴田勝家「天使を撃つのは」、

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    2022年03月27日
  • 蠱惑の本~異形コレクションL~

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    本。リアルの本の魅惑。本が溢れる部屋の、うっとりするような魅力。
    ほぼ完全に電子書籍に移行してしまった私には、無縁になってしまった。部屋に、この蠱惑の本が並ぶことは、もう無い。
    なんだか、とても寂しい。そんな読後でした。

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    2022年02月22日
  • うちの子、個性の塊です

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    小学校入学以下の発達障害や発達障害グレーゾーンのお子さんがいる方向け。個人的には健診等で発達障害の疑いがあれば一刻も早く診断を受けて支援につなげるほうが子どものためになると思っており(うちの子は小学生中学年まで問題無しとされてきて支援が遅れた)、このご夫婦のようにお子さんの障害を受け入れて行動できるのは素晴らしいと思う。

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    2022年01月31日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    表題「再生」は伊藤潤二の「富江」のような不気味さがあり、
    それを受け入れてしまう語り手もまた気持ち悪すぎる。

    「鳥の巣」の結末にもひんやりとさせられた。

    「依って件の如し」
    「ぼっけぇきょうてぇ」でも読んだけど
    今読み返しても岩井志麻子の作品はこの作品集のなかでも圧倒的だと思う。

    明治時代(?)の陰鬱で貧しい小さな村で交わされる会話や
    情景描写は読んでいて息が詰まりそうになる。
    結末まで一気に読んでしまえるほど引き込まれた。

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    2022年01月23日
  • 蠱惑の本~異形コレクションL~

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    ネタバレ

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     さてこうして本棚にひとつ闇色の背表紙が加わったわけですが、その一点はじわじわと拡がりやがて本棚全体を覆い隠す――って、そもそも「本棚」とか「書庫」ってのもホラーちっくな響きがありますな。なんか生まれないかなうちの本棚からも。
     引っ越して納戸が出来たので本棚作ったんだけど、思ったより持ってる本少なかった。もっと沢山読みたいですなぁ。今年はがんばろ。
     SF、ホラー、ミステリというなんとかトライアングルから抜け出せずに死んでいくんだと思う。はふう。


     1997年から刊行されているダーク・ホラー・アンソロジー。そのシリーズ50巻のという記念すべき一冊を、本をテーマにして編むあたり、本

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    2022年01月13日
  • 狩りの季節~異形コレクションLII~

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    全体的に面白かった。

    特に好きだったのは『えれんとわたしの最後の事件』。
    私はバディもの、特に癖が強かったり切なかったりするものは大好物なのでとてもよかった。
    ほかに『天使を撃つのは』、『ブリーフ提督とイカれた潮干狩り』、『インヴェイジョン・ゲーム1978』、『昼と真夜中の約束』あたりも好き。

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    2022年01月11日
  • 狩りの季節~異形コレクションLII~

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    1番ワクワクしたのは牧野修さんの『ブリーフ提督とイカれた潮干狩り』。最近流行りの異世界ものの設定も、牧野さんにかかればこの仕上がり。これが続編らしいので第1作もチェックしないと。

    共感したのは斜線堂有紀さんの『ドッペルイェーガー』。たとえ頭の中でどんなことを考えていようと、相手に見せる顔もまた真実。人間関係で悩んだ時にいつも思うようにしていることなので。

    イメージが鮮烈だったのは空木春宵さんの『夜の、光の、その目見の、』。シュメール神話になぞらえて進むストーリ展開が好みドストライク。夜を舞台に現実と幻想が入り混じる。女性の生きにくさについて語られている点も良かった。終わり方は『異形コレクシ

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    2022年01月10日
  • 秘密~異形コレクションLI~

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    異形コレクション、今回のテーマは「秘密」。広大にして深遠なテーマなので、バリエーションに期待できます。そもそも怪奇幻想のジャンルには必ずと言っていいほど「秘密」が隠されていそうですよね。
    お気に入りは澤村伊智「貍 または怪談という名の作り話」。これ、なかなか気づけませんでしたが。気づいたとたん恐怖は笑いになり、しかしやっぱりとんでもない恐怖に陥ることになります。よりにもよってあれを怪談にしてしまうだなんて……なんと恐ろしいことを。
    一番恐ろしいかもしれない作品は斜線堂有紀「死して屍知る者無し」。人間は死後動物に転化するというコミュニティを描いた物語。一見ファンタジックに思えつつ、この恐怖はあま

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    2021年08月17日
  • ダーク・ロマンス~異形コレクションXLIX~

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    黒木あるじ「ルボワットの匣」
    篠田真由美「黒い面紗の」
    上田早夕里「化石屋少女と夜の影」

    が特に好みです。

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    2021年07月31日