あらすじ
空に棲むグレムリン、水を翔けるケルピー、白く輝くユニコーン。日常の世界の裏側に息を潜めてそこに在る、そしていつかそれは現れる。古今東西の幻獣を題材に、日常と幻想、理性と狂気の交点を描く、珠玉の短編集。
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Posted by ブクログ
こうした短編集の手法で魅せてくれたら、井上雅彦氏に並び立つ人はそうそういないのではないでしょうか。
今回の短編集も美しく切なく哀しくて、一つ一つ素敵でした。
この書き口がたまらないのです。
Posted by ブクログ
読み手を怖がらせるホラーというよりも、ただただ恐ろしく美しい世界を「展示」してるような短編集。
夢の中のようなリアルなような、輪郭が掴めそうで掴み損ねちゃいそうな雰囲気がたまらない。