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Posted by ブクログ
異形コレクション復活後2冊目
刊行順に読めない…
テーマは秘密。他人事では好奇心をそそられる甘い響きだけど、自分が抱えてしまうと苦く重い
どんな物語にもどんな人も秘密を孕んでる
『壁の中』識守きょうや
死体あるな…ポーだな
1つ秘密をもつと隠すためにまた秘密が増えていく
『私の座敷童子』坂入慎一
蔵の中、座敷牢。父から娘へ渡された覗き見禁止の重い秘密
『インシデント』黒澤いづみ
ウィルスも秘密を持ってる
リモート終わったらすぐ閉じよう
『死して屍知る物無し』斜線堂有紀
死後動物に転化するなら、デコピンになりたいなぁ
可愛らしさの後にぞっとくる話。
『胃袋のなか』最東対地
留守録だけで進む話
ぱっと出てくる拝み屋さん強し
『乳房と墓ー綺説《顔のない死体》』飛鳥部勝則
死体に首がない理由、身元隠す等いくつかでてくるけど、着地点は…
蟹食べたい
『明日への血脈』中井紀夫
未来に繋がる古代的原始的共同体。夜這いや乱婚がでてくるけど明るい話
一夫一婦制の行き着く先は人類の絶滅だって海外ドラマで言ってたの思い出した
『夏の吹雪』井上雅彦
古い日本家具の描写が美しい。畳の匂いを感じた
所々理解不能でまだのみこめない
雪女の話、でいいのか?
『密のあわれ』櫛木理宇
レストランで客とシェフが昔話をしながら、食前酒から始まりコース料理が進んでいく
秘密話はメイン料理を食べながらに限る
『霧の橋』嶺里俊介
妻に知られたくない秘密はお馴染みのことだけど、それ以外でもイラつかせる夫だった
霧から出てこなくてよろしい
『貍(やまねこ) または怪談という名の作り話』澤村伊智
あの国民的アニメを怪談にするとこうなのか
ぞわぞわさせられたと思ったら不意に笑ったけどまた寒気な襲われる。面白い怪談話
タイトルにこの漢字使うのも、いいセンス
『嘘はひとりに三つまで。』山田正紀
カウンセラーにこんな格言があったんだ
探偵が関係者各位と話すごとに1枚1枚秘密がめくれていく、好きー
『生簀の女王』雀野日名子
復讐劇かな?
鮮魚主任何者なんだ…あと従業員のノリの良さからの潔い決断に笑った。
名前の付け方が面白い
『風よ 吹くなら』皆川博子
難解すぎてまったくわからん…
『モントークの追憶』小中千昭
陰謀論てワクワクする。国が隠したい秘密は味も濃いだろうな
『世界はおまえのもの』平山夢明
大金のおまけがつく予言の本
思わぬ犠牲、望んだ犠牲の先で穏やかな生活が続けてば……否そうは問屋が卸さない
ぽっかりした虚しさが残る、でも読み進めずにはいられなかった
世界を手に入れても虚しいだけなんだね
Posted by ブクログ
異形コレクション、今回のテーマは「秘密」。広大にして深遠なテーマなので、バリエーションに期待できます。そもそも怪奇幻想のジャンルには必ずと言っていいほど「秘密」が隠されていそうですよね。
お気に入りは澤村伊智「貍 または怪談という名の作り話」。これ、なかなか気づけませんでしたが。気づいたとたん恐怖は笑いになり、しかしやっぱりとんでもない恐怖に陥ることになります。よりにもよってあれを怪談にしてしまうだなんて……なんと恐ろしいことを。
一番恐ろしいかもしれない作品は斜線堂有紀「死して屍知る者無し」。人間は死後動物に転化するというコミュニティを描いた物語。一見ファンタジックに思えつつ、この恐怖はあまりに現実的で恐ろしいです。しかも普通ならそうでもないのだけれど、その世界でこその「常識」があったゆえに、それが崩れ去ることの恐ろしさといったら!
井上雅彦「夏の吹雪」もなんとも素敵な作品。恐怖よりも美しさがひたすらに印象的です。
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