井上雅彦のレビュー一覧
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異形コレクションついに50巻目。そしてテーマが「本」って。あまりに魅力的すぎる一冊です。まさしく本好きのための一冊。いろいろと恐ろしい本も登場したりしますが、それはそれでやはり魅力的。読んでみたく……なる?
お気に入りは澤村伊智「恐 またはこわい話の巻末解説」。これ自体の物語としての魅力ももちろんなのですが、ここで解説されている架空の物語たちのなんて魅力的なことか。読みたい。これ全部読みたい。
倉阪鬼一郎「蝋燭と砂丘」も、じっくり浸りたい一編。たぶん、怖いといえばこの作品が一番怖かったと思います。俳句もじわじわときました。
斜線堂有紀「本の背骨が最後に残る」も惨いながらも素敵な物語で印象的です -
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「異形コレクション」復活! そしてテーマの「ダーク・ロマンス」ってどういうのだろう、と考えてみましたが。案外と「ロマンス」の概念は広いものなのですね。だけどどの作品にも魅了されてしまうことは間違いなしです。
お気に入りは井上雅彦「再会」。一番最後に収録されているのだけれど、これってシリーズ再開のファンファーレにも思えて、どうしようもなく気分が高揚してしまいました。豪華絢爛なイメージの美しさに圧倒されます。
図子慧「ぼくの大事な黒いねこ」は猫好きにとっては外せない一作なのですが。しかもこの猫ってあれですか! 読む人にとっては恐ろしく感じるのかもしれませんが。しかしそれでもやはり猫は可愛くて魅惑的 -
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忘備録 ? 立ち止まって考えてみよう。「何のためにその子に対して指導しようとしているのか」
? 行動を理解するということ=そのこを理解するということ
? ABA的に子供を理解するということは、
? こういう風に関わる(その場の状況を含める)と、この子はこのように行動する。こういう風にかかわると、この子はこんなにうまく行動することができる。
? ? そんな「こういう風」の内容が一つずつ増えていく=子供のことがどんどん理解できる、ということ。
? ABAを学ぶ一番のお得は、「なぜ子供がそのような行動をしているかがわかる、その理由に基づき、具体的にうまく子供と関われる方法が分かる=子供が理解でき -
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吸血鬼テーマのホラー短編集。っていうとワンパターンかと思いがちですが。それがなかなかバラエティに富んでいて、読み飽きません。「吸血鬼」という解釈がかなり広くもあるので、かなりいろいろなテイストの作品が楽しめます。
お気に入りは「祝杯を前にして」。正直なところ、すべて理解できなかったのは残念だけど(ひとえに知識不足)。それでも最低ブラッドベリの「集会」を読んでいればある程度はわかるでしょうか。何とも豪華で、わくわくして、そしてほんの少し切ない作品です。
「吸血魔団」もいいなあ。実に華やかなサーカスの世界が色鮮やかに浮かぶようで。これも怖いというよりは、わくわくして楽しめてしまう作品でした。 -
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読みやすいホラー短編で読みやすかった!
個人的に好きな作品は
●綾川行人の「再生」
テレビでタレントが、「切れ味の良すぎる包丁で自分の指の一部を切り落としてしまって、しばらく経ったらその切り落とした部分が生えてきたんですよ!」って話してたのを思い出した。
人間の再生力の限界ってどこなんやろう?ってこの話を読んでまた思った(^^)不気味なお話です。
●福澤徹三の「五月の陥穽」
窓際族の影の薄いサラリーマンが屋上で昼休憩してて落としそうになったタバコを拾おうとしたらビルとビルの隙間に落ちてしまって、その隙間に挟まってしまってさぁどうしよう!ってお話。
サラリーマンとしても夫としても影が薄い主人公 -
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ホラー。短編集。
テーマは屍者。大体はゾンビ。
テーマが好きすぎて、どの作品も面白い。
グロイ作品から緩い雰囲気の作品も。
基本はグロが好みだが、コミカルなホラーも結構好き。
今読むべきホラー作家の顔触れが分かるのもありがたい。
ビジュアル的には上田早夕里「ゾンビはなぜ笑う」、作品の構造的には空木春宵「ESのフラグメンツ」が印象的。
特に好きなのは以下2作品。
久永実木彦「風に吹かれて」
風に吹かれるし死体。どうしたらこんな発想ができるのか…。『わたしたちの怪獣』でも思ったが、この著者のアイディアは凄い。
斜線堂有紀「肉霊芝」
臓器のなる木。相変わらずエグイ世界観、実はいつもより控えめか? -
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異形コレクションアンソロジーLVII
墓地から這い出るもの、闇を彷徨い、群れ集うもの……。多種多様なゾンビが跋扈する世界。
生ける屍を巡る15篇。
ゾンビをテーマにしたアンソロジー。
一言でゾンビと言っても、ホラーからSF、ファンタジー。いわゆる一般的に想像する動く死体というグロテスクなものから、死者との恋や近しい人を亡くした喪失感を描いたもの、ゾンビになった後の自我を描いたもの、ゾンビの存在する世界での人間の醜さを描いたものなど千差万別、15話それぞれの「生きる屍」の物語を楽しめます。
どれも外れなく面白い。
印象的だった話をいくつか紹介。
『ESのフラグメンツ』空木春宵
実験的なペー -