あらすじ
贈り物? 異能力? あらゆるギフトを巡る物語。「賢者の贈り物」「眠れる森の美女」映画『ギフト』…… 《贈りもの》にはドラマを創る力があります。それは時として、怖ろしいドラマも与えてくれます。現代の異能力にも、《ギフト》という暗喩が、実によく似合います。慶ばしいことに私たちはこの宵闇色の四角い「非日常」をお贈りできる運びとなりました。愉しんでいただけますれば、幸甚で御座います。(編集序文より)
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Posted by ブクログ
『痛妃婚姻譚』がめちゃくちゃツボです。大好き。
なんて残酷で美しい物語なんだ……。
他の作品は『死にたがりの王子と人魚姫』『もう一つの檻』『Cursed Doll』が特に好きだけどどれもハズレなしで全編面白かった!
Posted by ブクログ
短編集って短すぎて話が軽かったり、
反対に詰め込まれ過ぎてよく分からなくなってしまったりと
あんまりいい印象なかったんですが、
異形コレクションはどれも1話1話の分量がいい!
話の濃さと1話の長が絶妙!どれもいいって凄い。
斜線堂さんの「痛妃婚姻譚」が話好きすぎる…
Posted by ブクログ
ホラー。短編集。
テーマは"ギフト"。プレゼント的な意味か、才能的な意味か。
面白い作品が多い。いいテーマだったと思う。
以下、特に好きだった3作品とプラス1。
飛鳥部勝則「もう一つの檻」
雪女。ホラーミステリ。個人的に、飛鳥部さんの作品が読めるというだけで、異形コレクションの価値が上がっている。
木犀あこ「二坪に満たない土」
狂気のミステリ。サイコっぽい感じが好み。
黒木あるじ「L'Heure Bleue」
タイトルはフランス語で"青の時間"。終盤に○○○ものと明らかになる。好きな題材。この作品が書かれたのはいつ?深い。
斜線堂有紀「痛妃婚姻譚」
プラス1枠。個人的トラウマ作品。とても面白いのですが、これはやめてくれ。
Posted by ブクログ
異形コレクションシリーズ53冊目。
テーマは「ギフト」
"贈り物"や"才能"を意味する"ギフト"。
いろんな意味で「痛妃婚姻譚」(斜線堂有紀)の印象が強い。何でこんな目に遭わなきゃならんのやって苦くもあり、物語的にはこの展開がいいんだろうとも思う。