井上雅彦のレビュー一覧
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短編集。共通のテーマでかかれている。なぜか日本の高原にあるのに、年越しの夜にオーロラが見えるグランドホテル極(きわみ)。オーロラを見たものは幸福になるという噂がある。そして、とんでもない高級ホテルであること、地図にも載っていない。そんなホテルに登場人物たちはかかわります。多くの者は宿泊者。…こんな設定なので、だいたいホラーめいてます。明るい話が好きな人は向いてません。作者が今をときめくミステリ作家多いので、色々読んでみたい人向け。テーマが整っていて、暗めだけど頭がとっちらかずに読みやすかったです。
北沢陶「蛇のナイフ」
仲の悪い夫婦と子どもで宿泊。子どもが仲良くなったのは人なのか?それとも。
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ネタバレ2003年6月刊の#26『夏のグランドホテル』以来23年ぶりの「グランドホテル」。今回は都心からそう遠くない山間の瀟洒なホテルでの、年越しの一夜という設定での15編。全般を通じ、怖さや驚きよりもどこか哀感と一抹の救いがふわりと漂っていたような読後感。
特に印象に残った5編。
・ホテルの地下駐車場に客から長年に亘り"預かっている"米国製の'58年型プリムス・ベルベディア。年に一度、大晦日にこの車を動かすことを客から依頼されており、その役を任されたバレーパーキング係のカワサキは、ベルベディアを運転しながら、在りし日の父と、そして母との記憶を蘇らせる―(ミセス・ベ -
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読みやすいホラー短編で読みやすかった!
個人的に好きな作品は
●綾川行人の「再生」
テレビでタレントが、「切れ味の良すぎる包丁で自分の指の一部を切り落としてしまって、しばらく経ったらその切り落とした部分が生えてきたんですよ!」って話してたのを思い出した。
人間の再生力の限界ってどこなんやろう?ってこの話を読んでまた思った(^^)不気味なお話です。
●福澤徹三の「五月の陥穽」
窓際族の影の薄いサラリーマンが屋上で昼休憩してて落としそうになったタバコを拾おうとしたらビルとビルの隙間に落ちてしまって、その隙間に挟まってしまってさぁどうしよう!ってお話。
サラリーマンとしても夫としても影が薄い主人公 -
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ホラー。短編集。
テーマは屍者。大体はゾンビ。
テーマが好きすぎて、どの作品も面白い。
グロイ作品から緩い雰囲気の作品も。
基本はグロが好みだが、コミカルなホラーも結構好き。
今読むべきホラー作家の顔触れが分かるのもありがたい。
ビジュアル的には上田早夕里「ゾンビはなぜ笑う」、作品の構造的には空木春宵「ESのフラグメンツ」が印象的。
特に好きなのは以下2作品。
久永実木彦「風に吹かれて」
風に吹かれるし死体。どうしたらこんな発想ができるのか…。『わたしたちの怪獣』でも思ったが、この著者のアイディアは凄い。
斜線堂有紀「肉霊芝」
臓器のなる木。相変わらずエグイ世界観、実はいつもより控えめか? -
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異形コレクションアンソロジーLVII
墓地から這い出るもの、闇を彷徨い、群れ集うもの……。多種多様なゾンビが跋扈する世界。
生ける屍を巡る15篇。
ゾンビをテーマにしたアンソロジー。
一言でゾンビと言っても、ホラーからSF、ファンタジー。いわゆる一般的に想像する動く死体というグロテスクなものから、死者との恋や近しい人を亡くした喪失感を描いたもの、ゾンビになった後の自我を描いたもの、ゾンビの存在する世界での人間の醜さを描いたものなど千差万別、15話それぞれの「生きる屍」の物語を楽しめます。
どれも外れなく面白い。
印象的だった話をいくつか紹介。
『ESのフラグメンツ』空木春宵
実験的なペー -
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異形コレクション。「生ける屍者」「ゾンビ」をテーマにしたアンソロジー。
テーマがテーマだけにグロテスクな表現も多いのですが、このアンソロは好みの短篇がたくさん納められているので好きです。
以下印象的だった作品。
久永実木彦「風に吹かれて」
2030年代の未来、死んだ者は腐って朽ちていくのではなく、なぜかふわふわと風船のように浮かぶようになった。墓石に繋がれて色とりどりの衣装を纏った死者たちが空に浮かぶ墓地の墓守を務める男の物語。
グロさも怖さもなく、優しさを感じる物語で一番好きだった。
黒木あるじ「猫に卵を抱かせるな」
死者を復活させる能力を持つ少女マオとその弟を名乗るビョウト。マオの力で -
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ネタバレ今回は乗り物がテーマだ!
読んだ後落ち込むタイプの話が多かった印象がある。
怒ったり、逆に元気が出せるコンディションの時に読むのがよろしいと思います。
・可愛いミミ
ミミかわいい〜〜〜〜〜
一途でいじらしくて凶悪で。どうかネネちゃんと一緒に幸せになってほしい。
・封印
時間をかけてゆっくりと醸成された感情って自分でも理解できない何かになってしまうんだろうな。叔父さんは結局それを解放できなかったけど、主人公は成し遂げられてよかった。地震があろうとなかろうと最早関係ない行動力には叔父さんもご満悦でしょう。
・車の軋る町
妖怪だ〜〜〜〜〜っっ!!!しかもバキバキに理不尽でちょっと笑っちゃうタイ -
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屍者、ゾンビのホラー短編集。610ページあるのと、豪華執筆陣の力作なので、かなり読みごたえあります。ただし、読んでも読んでも読んでも屍体の話なので、なんとなく胸糞悪い感あり。好みじゃない人は少しずつ読むのをオススメします。以下概要。星付きが好みだった短編です。
背筋「ふっかつのじゅもん」
妻が死に、希望をなくした男はふと手にした昔のゲームをひたすら丁寧にプレーすることのみで活動していた。そのゲームにでてきた呪文でおこったことは?
★織守きようや「ハネムーン」
ウィルスによるゾンビ化。ワクチン接種で恐怖は去った。野良ゾンビが狩られれば平穏になるだろう。そんなときほぼゴーストタウンのこの町で俺は幼 -
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異形コレクション復活後2冊目
刊行順に読めない…
テーマは秘密。他人事では好奇心をそそられる甘い響きだけど、自分が抱えてしまうと苦く重い
どんな物語にもどんな人も秘密を孕んでる
『壁の中』識守きょうや
死体あるな…ポーだな
1つ秘密をもつと隠すためにまた秘密が増えていく
『私の座敷童子』坂入慎一
蔵の中、座敷牢。父から娘へ渡された覗き見禁止の重い秘密
『インシデント』黒澤いづみ
ウィルスも秘密を持ってる
リモート終わったらすぐ閉じよう
『死して屍知る物無し』斜線堂有紀
死後動物に転化するなら、デコピンになりたいなぁ
可愛らしさの後にぞっとくる話。
『胃袋のなか』最東対地
留守録だけ