井上雅彦のレビュー一覧

  • 超常気象~異形コレクションLIV~

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    いつか 優しい首が……
    久しぶりにかなり重い話を読んだ。

    業雨の降る街
    おもしろかった

    金魚姫の物語
    斜線堂さんはいつも痛い!
    心も身体も。

    堕天児すくい
    異形で泣くとおもわなかった!


    地獄の長い午後
    趣向変わってファンタジー!

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    2026年04月12日
  • グランドホテル 極~異形コレクションLIX~

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    短編集。共通のテーマでかかれている。なぜか日本の高原にあるのに、年越しの夜にオーロラが見えるグランドホテル極(きわみ)。オーロラを見たものは幸福になるという噂がある。そして、とんでもない高級ホテルであること、地図にも載っていない。そんなホテルに登場人物たちはかかわります。多くの者は宿泊者。…こんな設定なので、だいたいホラーめいてます。明るい話が好きな人は向いてません。作者が今をときめくミステリ作家多いので、色々読んでみたい人向け。テーマが整っていて、暗めだけど頭がとっちらかずに読みやすかったです。
    北沢陶「蛇のナイフ」
    仲の悪い夫婦と子どもで宿泊。子どもが仲良くなったのは人なのか?それとも。

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    2026年03月31日
  • グランドホテル 極~異形コレクションLIX~

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    ネタバレ

     2003年6月刊の#26『夏のグランドホテル』以来23年ぶりの「グランドホテル」。今回は都心からそう遠くない山間の瀟洒なホテルでの、年越しの一夜という設定での15編。全般を通じ、怖さや驚きよりもどこか哀感と一抹の救いがふわりと漂っていたような読後感。

     特に印象に残った5編。
    ・ホテルの地下駐車場に客から長年に亘り"預かっている"米国製の'58年型プリムス・ベルベディア。年に一度、大晦日にこの車を動かすことを客から依頼されており、その役を任されたバレーパーキング係のカワサキは、ベルベディアを運転しながら、在りし日の父と、そして母との記憶を蘇らせる―(ミセス・ベ

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    2026年03月31日
  • グランドホテル 極~異形コレクションLIX~

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    ホテルの中でオーロラといった同じ現象を扱った統一感がありつつも、それぞれの色がでた世界観を楽しめてよかった。

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    2026年03月23日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    読みやすいホラー短編で読みやすかった!
    個人的に好きな作品は
    ●綾川行人の「再生」
    テレビでタレントが、「切れ味の良すぎる包丁で自分の指の一部を切り落としてしまって、しばらく経ったらその切り落とした部分が生えてきたんですよ!」って話してたのを思い出した。
    人間の再生力の限界ってどこなんやろう?ってこの話を読んでまた思った(^^)不気味なお話です。

    ●福澤徹三の「五月の陥穽」
    窓際族の影の薄いサラリーマンが屋上で昼休憩してて落としそうになったタバコを拾おうとしたらビルとビルの隙間に落ちてしまって、その隙間に挟まってしまってさぁどうしよう!ってお話。
    サラリーマンとしても夫としても影が薄い主人公

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    2026年03月07日
  • 屍者の凱旋~異形コレクションLVII~

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    ホラー。短編集。
    テーマは屍者。大体はゾンビ。
    テーマが好きすぎて、どの作品も面白い。
    グロイ作品から緩い雰囲気の作品も。
    基本はグロが好みだが、コミカルなホラーも結構好き。
    今読むべきホラー作家の顔触れが分かるのもありがたい。
    ビジュアル的には上田早夕里「ゾンビはなぜ笑う」、作品の構造的には空木春宵「ESのフラグメンツ」が印象的。
    特に好きなのは以下2作品。

    久永実木彦「風に吹かれて」
    風に吹かれるし死体。どうしたらこんな発想ができるのか…。『わたしたちの怪獣』でも思ったが、この著者のアイディアは凄い。

    斜線堂有紀「肉霊芝」
    臓器のなる木。相変わらずエグイ世界観、実はいつもより控えめか?

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    2026年02月21日
  • 屍者の凱旋~異形コレクションLVII~

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    ネタバレ

    生ける屍=ゾンビ…と一くくりにはできないようだ。
    いわゆる古典的なゾンビパニックものはなく、どれも工夫がなされている。個人的な話のほかは、いずれもシステムとしてゾンビ化を描いているのが、コロナ禍を経た今流だろうか。

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    2025年11月05日
  • 屍者の凱旋~異形コレクションLVII~

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    異形コレクションアンソロジーLVII
    墓地から這い出るもの、闇を彷徨い、群れ集うもの……。多種多様なゾンビが跋扈する世界。
    生ける屍を巡る15篇。


    ゾンビをテーマにしたアンソロジー。
    一言でゾンビと言っても、ホラーからSF、ファンタジー。いわゆる一般的に想像する動く死体というグロテスクなものから、死者との恋や近しい人を亡くした喪失感を描いたもの、ゾンビになった後の自我を描いたもの、ゾンビの存在する世界での人間の醜さを描いたものなど千差万別、15話それぞれの「生きる屍」の物語を楽しめます。
    どれも外れなく面白い。

    印象的だった話をいくつか紹介。
    『ESのフラグメンツ』空木春宵
    実験的なペー

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    2025年10月21日
  • ダーク・ロマンス~異形コレクションXLIX~

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    知人に勧められたホラーアンソロジー。
    私でもしっている著名な作家陣の作品を一冊で楽しめる豪華仕様です‼︎
    他のシリーズも読みたい‼︎

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    2025年08月24日
  • ギフト~異形コレクションLIII~

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    短編集って短すぎて話が軽かったり、
    反対に詰め込まれ過ぎてよく分からなくなってしまったりと
    あんまりいい印象なかったんですが、
    異形コレクションはどれも1話1話の分量がいい!
    話の濃さと1話の長が絶妙!どれもいいって凄い。

    斜線堂さんの「痛妃婚姻譚」が話好きすぎる…

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    2025年08月04日
  • ヴァケーション~異形コレクションLV~

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    ネタバレ

    これだけ短編入ってて
    どれも興味深いのは本当にすごいことですよね。
    たまに意味が分からない、そもそも理解できないものも…
    もちろんそれも異形コレクションの楽しさ笑

    私は「記憶の種壺」の世界観と
    自己犠牲の愛が好きでした!

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    2025年08月04日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ネタバレ

    8篇のホラーアンソロジー。
    どの作品もすんなりとその世界に連れて行ってくれてとても楽しめた。
    「よけいなものが」(井上雅彦)では、短い会話文の中に違和感をするっと埋め込んできていて凄かった。気づいたときには役割がひとつズレて堂々巡り。抜け出せるきっかけが見つからない。
    「依って件の如し」(岩井志麻子)はバラバラに思えた話がひとつに繋がってゾッとさせられ、読後に余韻を残す話だった。
    「ゾフィーの手袋」(小池真理子)は主人公が何ひとつ悪くないのでひたすら気の毒だったのだが、あっさりした文章が好みだった。

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    2025年05月16日
  • 屍者の凱旋~異形コレクションLVII~

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    異形コレクション。「生ける屍者」「ゾンビ」をテーマにしたアンソロジー。
    テーマがテーマだけにグロテスクな表現も多いのですが、このアンソロは好みの短篇がたくさん納められているので好きです。

    以下印象的だった作品。
    久永実木彦「風に吹かれて」
    2030年代の未来、死んだ者は腐って朽ちていくのではなく、なぜかふわふわと風船のように浮かぶようになった。墓石に繋がれて色とりどりの衣装を纏った死者たちが空に浮かぶ墓地の墓守を務める男の物語。
    グロさも怖さもなく、優しさを感じる物語で一番好きだった。

    黒木あるじ「猫に卵を抱かせるな」
    死者を復活させる能力を持つ少女マオとその弟を名乗るビョウト。マオの力で

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    2025年03月28日
  • 乗物綺談~異形コレクションLVI~

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    ホラー。短編集。テーマは乗り物。
    歴史もの2作はスルー。
    全体的に面白い作品が多かった。
    テーマ的に、妖怪が出てくるファンタジー寄りの作品が多かった印象。

    以下、個人的ベスト3
    久永実木彦「可愛いミミ」
    車。妖怪もの…になるのかな?
    何度か似た作品を読んだことあるけど、やっぱり好き。

    柴田勝家「電車家族」
    電車。少し社会風刺や問題提起もありそう。
    良く考えるとかなり不気味。

    斜線堂有紀「帰投」
    飛行機。この著者の作品はいつもインパクト凄いな…。
    個人的ベスト。

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    2025年03月19日
  • 屍者の凱旋~異形コレクションLVII~

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    ゾンビものは普段見たり読んだりしないので、新鮮な気持ちで読めました。
    前編通じてずっと腐敗臭がしているけれど、お昼ごはんのお供にしてました。

    一番好きなのは「風に吹かれて」
    久永実木彦さんの他の作品もとても気になります。

    毎回素敵な作家さんとの出会いがあるこのシリーズが大好きです。

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    2025年02月07日
  • 宵闇色の水瓶 怪奇幻想短編集

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    短編集12篇➕ショートショート3篇
    怪奇と幻想が混じり現実に侵食してくるその間を描いていて、怖いもの見たさで覗き囚われてしまう。気味が悪くて美しい。
    読み心地の違ういろいろな短篇、表題作も良かったし、ハリウッド映画ばりの「デモンウォーズ」が楽しかった。
    表紙のイラストも素敵でした。

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    2025年01月07日
  • 乗物綺談~異形コレクションLVI~

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    ネタバレ

    今回は乗り物がテーマだ!
    読んだ後落ち込むタイプの話が多かった印象がある。
    怒ったり、逆に元気が出せるコンディションの時に読むのがよろしいと思います。

    ・可愛いミミ
    ミミかわいい〜〜〜〜〜
    一途でいじらしくて凶悪で。どうかネネちゃんと一緒に幸せになってほしい。

    ・封印
    時間をかけてゆっくりと醸成された感情って自分でも理解できない何かになってしまうんだろうな。叔父さんは結局それを解放できなかったけど、主人公は成し遂げられてよかった。地震があろうとなかろうと最早関係ない行動力には叔父さんもご満悦でしょう。

    ・車の軋る町
    妖怪だ〜〜〜〜〜っっ!!!しかもバキバキに理不尽でちょっと笑っちゃうタイ

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    2024年12月03日
  • 屍者の凱旋~異形コレクションLVII~

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    屍者、ゾンビのホラー短編集。610ページあるのと、豪華執筆陣の力作なので、かなり読みごたえあります。ただし、読んでも読んでも読んでも屍体の話なので、なんとなく胸糞悪い感あり。好みじゃない人は少しずつ読むのをオススメします。以下概要。星付きが好みだった短編です。
    背筋「ふっかつのじゅもん」
    妻が死に、希望をなくした男はふと手にした昔のゲームをひたすら丁寧にプレーすることのみで活動していた。そのゲームにでてきた呪文でおこったことは?
    ★織守きようや「ハネムーン」
    ウィルスによるゾンビ化。ワクチン接種で恐怖は去った。野良ゾンビが狩られれば平穏になるだろう。そんなときほぼゴーストタウンのこの町で俺は幼

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    2024年11月03日
  • ファーブル君の妖精図鑑

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    ファーブルというと昆虫記が思い出されるが、この作品のファーブル君は人間には見えない妖精?のようなものが見えていて、主人公が絵として表現することで事件の謎が分かるというファンタジーのようなミステリ短編集。
    結末に向かって謎が押し寄せてくる感じでした。
    井上雅彦というと異形!というイメージがあるが、この作品は非常に読みやすく、一般層にもおすすめできる作品ではないだろうか。

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    2024年10月25日
  • 秘密~異形コレクションLI~

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    異形コレクション復活後2冊目
    刊行順に読めない…

    テーマは秘密。他人事では好奇心をそそられる甘い響きだけど、自分が抱えてしまうと苦く重い
    どんな物語にもどんな人も秘密を孕んでる

    『壁の中』識守きょうや
    死体あるな…ポーだな
    1つ秘密をもつと隠すためにまた秘密が増えていく

    『私の座敷童子』坂入慎一
    蔵の中、座敷牢。父から娘へ渡された覗き見禁止の重い秘密

    『インシデント』黒澤いづみ
    ウィルスも秘密を持ってる
    リモート終わったらすぐ閉じよう

    『死して屍知る物無し』斜線堂有紀
    死後動物に転化するなら、デコピンになりたいなぁ
    可愛らしさの後にぞっとくる話。

    『胃袋のなか』最東対地
    留守録だけ

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    2024年10月24日