苅谷剛彦のレビュー一覧

  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    この本を批判的に読むには…なんて考えていた。複眼思考のポイントがよく書かれている。1回読むだけではなく、何回も反復しないと身につかないことだとは思う。
    筆者と対等の立場になって読むことは忘れがち。議論するように本を読みたい。

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    2025年08月18日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    論理的思考について、
    学びたく、色々と調べている中で、
    本書(良書)に出会いました。

    正解のみを追い求めるのではなく、
    物事を鵜呑みにせず、
    問いをたてる、問いをずらす、
    前提から問いかける、批判的に見てみる…、
    そうしたことを常日頃から意識し行うことで、
    思考が鍛えられていきます。

    思考することを面倒がらずに、
    問い続けていこうと思います。

    一読の価値ありです。

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    2024年01月27日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    研究の題を自ら考えるレベルのことを経験しないと、この本を理解し切れないと思われる。
    早い段階で問いの題材を探す経験をすることが求められる。

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    2023年05月18日
  • ことばの教育を問いなおす ──国語・英語の現在と未来

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    ネタバレ

    対談形式で、ことばの教育について日本語、国語、英語にかかわらず、哲学や理論など様々な視点で語られている。
    互いに批判を恐れず、誤解を解き合い、少しずつ本質に迫っていく姿勢に尊敬の念を抱かずにはいられない。



    p198〜
    教える者がなすべきは、自身が研鑽を積んで真剣に学習者と向き合い、彼らに刺激的な知を提供して学びを深化させること、そのような教育を通して自律性を育むこと。
    国語であれ英語であれ、ことばを教えることも、根本はそれに尽きる〜

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    2023年03月21日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    常識を疑うことや、問いの立て方を学ぶ本。 正解を探すのではない物事の考え方 とても勉強になった。何度も繰り返して読みたい。

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    2023年02月28日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    高校くらいで読みたかった。
    正解のある問題しか解いてなかったことから自分で問いをみつけるというのがとても苦手。
    そういったことを極力避けてきた。

    社会人でなんとなく成長の壁を感じる最近、このモノの様々な見方というのがとても意味がありそう。

    具体的なやり方がのっていて何度も思い出したり読み返したい本

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    2023年01月20日
  • 教育と平等 大衆教育社会はいかに生成したか

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    階層を勉強したいならこの本!大学時代、"JPN Sociocaltural Stratification"っていう授業で使った!超面白い!英訳あり。

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    2022年05月08日
  • 学力と階層

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    階層を勉強したいならこの本!大学時代、"JPN Sociocaltural Stratification"っていう授業で使った!超面白い!英訳あり。

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    2022年05月08日
  • 大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起

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    大学は死んでいる吉見俊哉☆☆☆
    現代の大学論・改革論の基礎を網羅している、著者の見識の深さ素晴らしい
    されど日本社会は、少子化・財政逼迫の中で争われ、中期ビジョンの実行のための取組は為されにくい
    1.大学の環境変化
    ①18歳人口激減②グローバル競争激化③Digital革命の社会構造変化
    91年大学設置基準の大綱化 
     大学院の劣化 教養教育の弱体化
    「カレッジ」大学の基本 
     生活共同体(旧制高校) 帰属の単位→エリートの育成
    2.大学改革の機運
    ①日本社会にとって大学の重要性が高まる
    ②従来の大学教育には問題があった
    ③科目数の多さ15科目 
     米国は5つゼミのごとく 2冊読破/毎週→ハード

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    2022年04月19日
  • コロナ後の教育へ オックスフォードからの提唱

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    欠けているものをあらたにつくり出さなければならないという発想(日本の教育施策における演繹的思考の特徴)から入り,「変化の激しい,先行き不透明な,厳しい時代」の到来というもっともらしい指摘をいったん受け入れてしまえば,そのための改革が,その実効性の問題に目を向けずとも受け入れられ続けてきたとの批判。

    現場で働く人間として,ここは耳が痛い。自分がここを批判して何になるのかという葛藤は確かに存在し,でも苦しくなっていく現場を前に納得しかない。多くの教育関係者に読まれるべき1冊。

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    2021年09月04日
  • ことばの教育を問いなおす ──国語・英語の現在と未来

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    戦後の国語教育を支えて来た大村はまの教育実践。そして、グローバル化に伴い小学生から授業として取り組まれていく英語。アクティブラーニング、英語のみの授業といった指導方法。この本を通して、私自身も授業について考えさせられました。

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    2021年09月02日
  • 教えることの復権

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    大村はまに関する著書は何冊か読んできたが、何度読んでも大村はまの言葉には身につまされる。
    本書も何度も繰り返し読みたくなる金言、また私もやってみたいと思える実践がたくさん。
    例えば、目標を具体化し、その評価を毎回の授業のたびにしていたというエピソードや、中学生を大人にするために話は必ず一度で聞くようにさせたこと、掲示物はこまめに張り替えていたことなどが印象に残っている。
    どれも奇をてらった取り組みではなく、むしろ当たり前にやらなくてはいけないことなのかもしれない。
    しかし、実際にこれらを継続的に行うには教師の覚悟が必要である。
    大村はまの言葉からその覚悟と教師としての矜持を感じた。
    72歳まで

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    2021年08月04日
  • ことばの教育を問いなおす ──国語・英語の現在と未来

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    国語教育での大村はまの実践的な指導方法を継承している刈谷夏子と、英語教育で先進的な発信をしている鳥飼玖美子が、ことばの教育について議論した好著だ.まとめの形での刈谷剛彦の提言も良い.『星の王子さま』を例に英語、フランス語、日本語の絡みを議論する部分が楽しめた.(p155-)
    大学入試の問題点について的確な議論がなされている.

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    2020年08月15日
  • グローバル化時代の大学論2 - イギリスの大学・ニッポンの大学 - カレッジ、チュートリアル、エリート教育

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    榎本博明の「教育現場は困っている」に引用されていた所から興味を持って読んでみた。

    本書の情報は2012なので少し古いが、2020年にも通じるところは多くある。著者の苅谷はイギリスの名門オックスフォード大学で教鞭をとる日本人だ。本書の内容は彼(在英日本人)から見たオックスフォードの内情について、そして日本の大学制度についてである。
    ●オックスフォード含めオックスブリッジは生活の中心となるカレッジと学科教育の中心であるdepartmentからなる。
    ●departmentは日本に似た講義形式の授業だが、カレッジでは毎週1度マンツーマンないし1対2程度で行われる個別指導だ。オックスブリッジの学びの

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    2020年08月13日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    修得主義に基づく絶対評価の厳しさ。
    点数に基づく相対評価の甘さ。

    学校を社会化させたことにより、青少年の社会問題を学校に移転させることに成功した日本。

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    2020年08月05日
  • ことばの教育を問いなおす ──国語・英語の現在と未来

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    ネタバレ

    外国語習得の基盤は母語(国語)。「第二言語としての英語」(ESL)≠「外国語としての英語」(EFL)。後者を意識的に勉強した学生の読み書き能力が高いことは珍しくない。異言語習得の基盤は「母語」だから。

    BICS(日常会話力)CALPS(認知的学習言語能力)。CALPSにはまず、母語の獲得が大切。だから母語を獲得してから海外に行った方が学習言語を習得するのが早い。
    にも拘わらず、(日本語が覚束ない)幼少期から英語漬けにしようとする。母語をしっかり獲得しないから、日常会話レベルの発音だけは流暢になっても学習言語の修得がおぼつかない。にも拘らず、もてはやされるのは日常会話レベルの流暢さ。

    考えて

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    2020年08月20日
  • 教えることの復権

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     確かめておく必要があること。
     ①専門家としての教師は、授業づくりの手間暇を楽しむこ
      とができる。
     ②「教える」ということは、=「説明すること」ではな
      い。ここの誤解が解消されないと、一方的な講演型の授
      業になってしまう。「教える」ことには、学習者を思考
      に導くということが、含まれている。

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    2020年05月18日
  • 大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起

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    ネタバレ

    2020/1/22 喜久屋書店北神戸店で購入。
    2020/1/27〜1/30

    読む順リストを大幅に飛ばして読む。
    東大とオクスフォード大の教授お二人による対談形式で日本の大学と欧米の大学についての分析と批評が繰り広げられる。欧米がすべて良いわけではないが、文科省主導の日本の大学改革が良い方向に向かっていないのは明らかで、そのあたりの現状分析は鋭い。また、分析するだけでなく、対策なども議論されており、非常に優れた内容。順番を飛ばして読んだ価値があった。

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    2020年01月30日
  • ことばの教育を問いなおす ──国語・英語の現在と未来

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    教育の本質的な部分を手堅く突いた、正攻法の指南書です。本当に大切なことは、こういう書物にこそ書いてあります。
    最近はYaho●や●martNewsでやたらと英語、プログラミング、早期教育、教育改革を煽り、人々を煙にまく論調が目立つ分、このような書は見向きもされないのかもしれませんが。。悲しいことです。

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    2020年01月07日
  • 教え学ぶ技術 ──問いをいかに編集するのか

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    教えるとは、学ぶとはどういう営みなのか。教師が生徒に教えるという上から下へに知識を授けるというような方法をイメージしがちな気がするのだが、果たして本当にそのようなことが可能なのだろうか。自身の経験を思い起こしてみると、教師に教えてもらうことがなかったとは言わないが、本当に学ぶということは自分で本を読み、話を聞き、調べ、自分の頭で考え、書き記し、まとめ、テストへの回答や文章にするなど何らかの仕方で出力する過程を経ることで学びとしてきたように思う。それゆえ、教師とは教える存在というよりも、生徒が学ぶ方向づけをし、学習のペースを崩さないように見守り、時に調整をしてくれるコーチのような存在なのではない

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    2019年12月17日