教育と平等 大衆教育社会はいかに生成したか

教育と平等 大衆教育社会はいかに生成したか

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作品内容

戦後教育において「平等」はどのように考えられてきたのだろうか。本書が注目するのは、義務教育費の配分と日本的な平等主義のプロセスである。そのきわめて特異な背景には、戦前からの地方財政の逼迫と戦後の人口動態、アメリカから流入した「新教育」思想とが複雑に絡まり合っていた。セーフティネットとしての役割を維持してきたこの「戦後レジーム」がなぜ崩壊しつつあるのか、その原点を探る。

ジャンル
出版社
中央公論新社
掲載誌・レーベル
中公新書
ページ数
290ページ
電子版発売日
2014年01月24日
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
10MB

    Posted by ブクログ 2013年04月01日

    「学校制度は画一的で個性を潰す。だから市場化しなければならない」というお決まりの言葉に待ったをかける一冊。

    戦後日本の義務教育制度は6・3制という、先進的である意味実験的な挑戦をした。
    その際に最も問題になったのは、教育資源の配分、それによる学力格差の問題だった。

    1930年代は1教師が平均63...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月31日

    90年代の名著「大衆教育社会のゆくえ」の続編であり、大衆教育社会を成立させたのは何だったのかについて論じている本。

    著者は、その原点を、学制ができてから常に問題視された教育公務員の予算(日本は階層差よりも、都市と農村(僻地)の差が大きいこと)、それによる教育標準化の流れ(学級の人数、学習指導要領、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年11月01日

    大衆教育社会がどのように完成されてきたかを述べている書。

    全国学力テストが復活したことを受けて、以前のものとの比較も試みている。

    その結果として、「60年代には存在していた格差が縮小したことは確かである」。

    格差(都市部と農村部など)を縮小させる手段として、教育資源の独特の仕組み(劣等な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    苅谷剛彦『教育と平等』(中公新書、2009年)を読む。
    まさしく研究者の仕事だなあと感服する。
    大きくいえば、戦後日本教育史の書き換えの試みである。けれど、それが圧倒的なデータに基づいて論述されるので、実に説得的なのである。
    ところで、私は、2年前の2007年に「全国一斉学力調査」の結果が公表された...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月11日

    戦後日本にとって、地域間格差をなくすことは、大きな課題であった。
    日本の教育システムはどのようにして、平等を実現してきたのか、また、それが意味する平等とは何であったのか。

    これからどこを目指そうとしているのかも含めて興味深い1冊だった。

    ”1950年代を通じて、その後の日本の教育と社会を特徴づけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年06月28日

    教育における「平等」とは何なのか、
    いかに日本は「平等」な教育を得てきたのかということを、多種多様な資料から紐解いてくれている良書。
    その過程で、現代の日本中に蔓延する「誤解」も明らかにする。
    帯にも「戦後日本にとって格差をなくすとはこういうことだった――」ともあり、
    つまるところ目から鱗がボロボロ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年10月20日

    大衆教育社会はいかに生成したか
    「大衆教育の行方」の続編らしい
    日本の教育はどこで道を誤ったのだろう。
    戦後の出発時点でボタンを掛け違えたというところもあるのだろうが、少なくとも私が小中高校生だった頃までは正しく機能していた気がする。
    本書では文科省を中心とした国策及び学校の問題として捉えて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月29日

    新書として出版されているものの、専門性は高く極めて学術的な内容。教育社会学について学んだことも読んだこともない私のような身だと、ざっと読むだけではそれほどちゃんと理解できた気がしない。大きくは教育費の分配政策が教育の平等化に繋がったという話。

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    Posted by ブクログ 2010年03月17日

    教育について二分法的な批判を繰り返す人々は本質(著者は『歴史』としている。)を忘れているとし、
    戦前から戦後の教育史と教育財政の配分の比較と推移を描き、
    現行の教育システムの分析と統計から、
    戦後日本教育の標準化の試みはネガティブな面もあれど、
    機会の平等に寄与した部分も認め、
    冷静な議論や検証のも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年12月15日

    卒業論文のコピー元ww。『大衆教育社会のゆくえ』も多少難解な本だったがこの著書は最難関本…。途中論文書きたくなくなりかけました。自分は主に『格差』に結び付けて論文を書いたため戦前から戦後までの教育財政の差が主に学力etcに影響を与えたというところを参考にした。他にも日教組の意見やアメリカとの比較、平...続きを読む

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