欲ばり過ぎるニッポンの教育

欲ばり過ぎるニッポンの教育

825円 (税込)

4pt

学校だけに依存しない学力向上のための論議。英語の早期教育は本当に効果があるのか。詰め込み教育は間違いか。ドリル式学習の問題点など、大きく捻じ曲がった日本の教育の「幼さ」を学力向上の観点から問う。(講談社現代新書)

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欲ばり過ぎるニッポンの教育 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    修得主義に基づく絶対評価の厳しさ。
    点数に基づく相対評価の甘さ。

    学校を社会化させたことにより、青少年の社会問題を学校に移転させることに成功した日本。

    0
    2020年08月05日

    Posted by ブクログ

    北欧の子育てが絶賛されて久しいが、簡単に比べてよいものかわからなかった、そんな時、この本と出会いました。
    日本の教育のよさと北欧の教育のよさを二人の対談形式で比べた、とてもわかりやすいいい本でした。
     北欧の子育ても、先生のレベルも高いが、今の日本の社会の考え方や、親たちの意識や考え方では、北欧のす

    0
    2010年04月23日

    Posted by ブクログ

    小学校英語、総合学習から始まって
    現在の日本の教育需要について
    対談を通して詳しく述べられた一冊。


    キーワードは「ポジティブリスト」。
    つまり、日本に求められる過剰な期待のおかげで
    相対的に最低限果たすべきことに力が割けなくなる、
    そういった実態が、この本でリアルに述べられている。
    この書の最大

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    フィンランドはテストによる競争をやめて学力世界一になった、という議論を最近聞かないなあと思っていたら、こういう事実に基づく本が出ていたのだ。小中学校ではアクティブラーニングで遊ばせ、その中でも学力を維持できる者のみ、高校に進学させ、絶対評価の進級テストで選別していく。こうした冷徹な教育文化が学力世界

    0
    2017年01月12日

    Posted by ブクログ

    対談になっているので、とても読みやすい。
    小学校での英語教育批判にはなるほどなーと思った。
    既に小学校に英語教育は導入されているが、これ以上増えたら…。

    日本の教育はポジティブリスト主義(やりたいことをすべてリストアップする)になってきている。たとえば小学校で英語を必修化した場合、時間やエネルギー

    0
    2013年09月06日

    Posted by ブクログ

    多分ほかのレビューを書かれている方とは少し違う目線で。

    私がこの本を読むに至ったきっかけは、大学受験で教育関連の小論文を書くことになったことでした。異なる形で教育に携わる二人の違った視点からの意見など、考えさせられるものが多かったです。

    苅谷さんの本は教育系小論文を課されている方なら一度は読んだ

    0
    2012年05月04日

    Posted by ブクログ

    「ゆとり教育」より、教育に「ゆとり」を。
    「子どもの無限の可能性」が生む親の不安。
    時間は有限だから、何か(英語)を入れれば、何か(国語)がはみ出す。

    理想を追求するには高度な技術を要し、その準備のために費用と時間がかかることを認識すべき。
    ★教育という「魔法の杖」、教育改革という「魔法のランプ」

    0
    2011年02月04日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    「教育改革」を語る前にフィンランドの教育を解剖してみると「格差」など日本の問題点が見えてくる。

    [ 目次 ]
    第1部 東京で教育の問題点を探る(親の不安はどこから来るのか;完璧な子育てはない;日本は学校に依存することで近代社会をつくってきた)
    第2部 オックスフォードで分かり合えたこ

    0
    2010年12月14日

    Posted by ブクログ

    父推薦。確かに面白い。著者二人、それぞれの立場からの解釈の提示が明快。
    「親は安心を買うが、安心を買うほどに不安が増す」
    「外国では社会問題になっていることを、日本は教育問題として引き受けている」

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    フィンランドの教育への注目度が高まる中で、では実際にどこがどう優れているかということや、また日本と比較したときにどこに差があるかは、単に教育の側面だけをその社会や文化という全体的な文脈から切り取って論じるのでは無理があるし危険であり、不十分であると納得した。また「絶対評価」といっても、日本の教育にお

    0
    2009年10月04日

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