苅谷剛彦のレビュー一覧

  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    単行本が発行されたのは1996年。文庫版は2002年。今回私が読んだ文庫版は、2023年発行の第52刷であった。ロングセラーなので世間の評価は高いといえる。版を重ねても改訂されていないため、事例が古いのは致し方ない。

    本書で示されているのは、「ステレオタイプ(決まりきったものの見方)にとらわれずに、あなた自身の視点からものごとをとらえ、考えていくための方法」
    である。(p22-23)

    本書は下記の4章構成となっている。

    第1章:創造的読書で思考力を鍛える(著者の立場、読者の立場/知識の受容から知識の創造へ)
    第2章:考えるための作文技法(論理的に文章を書く/批判的に書く)
    第3章:問いの

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    2025年10月03日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    2025.09.17 常に意識していることではあるが、体系的に複眼思考の視点を提示してくれているので、とても参考になる。

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    2025年09月17日
  • ことばの教育を問いなおす ──国語・英語の現在と未来

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    国語力はありがたいことにいつの間にか身に付いていたと言う部分がかなりある。机の前に座ってテキストを広げ、先生から習うと言う勉強とは必ずしも直結しない。育っていく過程で、本人が勉強と何度も言わずに母語の基本を習得できていた。

    小学校高学年に入った頃、勉強の内容が複雑化したり、抽象化したりして、日常の暮らしから離れていく時期に、ことばが内容を背負いきれない、複雑な思考を進めるための言葉の力を十分に持っていないとということがでてくる。
    国語力が育つ第一の条件は、本気になって言葉を使うこと。主体的に言葉で考えるリアルを見せ、体験させることで育つ。

    大村はま…「民主主義というならば、普通の庶民がちゃ

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    2025年09月24日
  • 日本人の思考 ――ニッポンの大学教育から習性を読みとく

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    アメリカ、日本、イギリスの大学で教鞭を取ってきた著者が、日本の大学教育から日本人の思考の習性を読み解く。
    明治以降、西洋の翻訳語で知識移入してきた日本では、本来の概念を熟成しないまま翻訳語を通用させてしまっている。その誤用による社会的影響が危惧される。

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    2025年08月17日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    大学生くらいの時に一度読んで、あんまりピンと来なくて、
    大人になってもう一度読んでみたけど、
    (以前よりはピンときたのかもしれませんが)
    やっぱり自分のものにするのは難しかったという一冊。

    複眼視点というか、物事を色んな側面から
    見れるようになりましょう、という著者の主張はその通り。
    ほな、どうする?ってところは、やっぱり難しいよね、
    というのが率直な感想。

    最初に出たのが96年ということだから、
    古典とまでは言わないかもしれないけれど、
    結構な年季の入った本。
    なので、事例もだいぶ古めで、
    今の若い人にとっては馴染みづらいかも。

    ただ、「事例が古い」というのは
    理解しづらいというデメリ

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    2025年08月05日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    たしかに納得させられるような思考法に関する方向づけは書かれていたが、「それってこう言い換えて実践したほうが、効力は保ったまま、あるいはそれ以上で、さらに一般性があるよね」と思うところが多々あった
    しかし、教育目的で読んでもらうには良い本だと思う

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    2025年07月21日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    SNSでバズっていたので読んでみた本。ステレオタイプにとらわれず、ものごとを考える方法。理由は言語化していないが、あまり自分には入ってこず、他にも視野を持つ方法はあるので、この本でなくてもよいと思って置いてしまった。

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    2025年03月29日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    読んでいて納得する部分がたくさんあった。

    なにもかもプラスにして考えると、いいことだらけのように思えるが時間は無限ではない。

    その裏で出来なくなっていることにも目を向けなければならないと思った。

    幼少期から英語や中国語を習わせる保護者。
    何もかもプラスにして考えると、よく見えるかもしれないが、その裏でできなくなっていることもある。

    それをよく考える必要があると感じた。

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    2024年07月29日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    何をすれば知的複眼思考法で物事を捉えることができるのかについて書いた本
    問いをずらす
    単語の意味をより具体的に表現する
    批判的に捉える

    何とか読み切ったけど、頭がパンクしちゃったのでまた今度読むしかないね

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    2024年05月06日
  • ことばの教育を問いなおす ──国語・英語の現在と未来

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    ネタバレ

    ことばの力とは何か? どうやって育てるのか?

    それぞれ専門分野が異なる3人の往復書簡のような意見交換。自分の中では鳥飼先生の分野にもっとも馴染みがあるので、鳥飼先生の意見が一番スッと入ってきた。しかし大村はまという大きな教育をどのように受け継ぐかは興味がある。教育に王道なしとはよく言ったもので、同じ生徒、同じ先生という条件にはないのだから、唯一絶対のメソッドなんてない。大村はまの教育がどんなに優れていようと、うまく適用されない現場や生徒がいるだろう。だからそれぞれの優れた教育法の核を認識して、教員がそれぞれの教室で一人ひとりの生徒をよく見て、もっとも適した方法を取る必要があるのだ。それはとて

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    2024年04月07日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    ◯問い
    自分の頭で考えるとは何か

    ◯答え
    物事を鵜呑み(思考停止)にせず、自分の言葉で説明すること

    ◯根拠
    自分の言葉で説明しようとすることで、知識や経験からくるオリジナルの考えが形作られるから。

    ◯やること
    ・あら探しだけでなく代案を出す。
    ・反論や批判は頭の中ではなく必ず文章にする。
    ・何が問題か、だけでなくなぜ問題として取り上げられたか、文脈を押さえる。
    ・詰まったら「〇〇はどうなっているのか」と細かく切り分けて考える。
    ・概念(共通すること)と具体を行き来する。とにかく具体化。イメージはフォルダ分け。

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    2023年12月21日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    感想 
    主語と述語に分解する。それぞれ別のフレーズで言い換える。問題の構造を変化させ新たな解決策を見つける。あるいは問題でないことを発見する。

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    2023年10月10日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    「正解のない問題について、自身で考える力」が大切だと言われて久しいですが、どのようにそれを訓練するかを教えてくれる良書です。

    「ありきたりの常識や紋切り型の考え方にとらわれずに、ものごとを考えていく方法」

    これを「知的複眼思考法」と定義して、その重要性と養い方を説いています。

    情報が溢れる現代において、間違いなく重要なスキルであり、批判的な読書については、是非実践していきたいと思いました。ただ、「単眼(常識を信じる)=悪」だとも一概に言えず、ステレオタイプや常識は、脳のメモリを節約できる利点があるため、日々多くの情報に接する我々には、ある種なくてはならないものとも言えます。大切なのは、我

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    2023年01月26日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    考える力・複眼思考につながる考え方の様々なパターンをどのように身に付けたら良いのかのヒントや、常識の罠にかからない、本質を見つけるためのメソッドが詰まった一冊。25年以上前の著作であるが、グローバルに分断が叫ばれている今の時代に、二分法的単眼思考に対峙するために、最も必要とされることではないかと思う。

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    2022年12月17日
  • 教え学ぶ技術 ──問いをいかに編集するのか

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    問いを磨くという観点でザッと読んだ。

    初発の問題意識から、研究対象となりうるリサーチクエスチョンに至るには?
    学生と苅谷先生の、教育テーマにまつわる問答が、とても面白い。
    二人で言葉を交わしながら、問いをブラッシュアップしていく様子がよく分かる。
    でも、これって教える側が、どこを突けば問いの質を上げられるのか、研究としての見通しが立ちそうなのか分かってないといけないということ。すごいな。

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    2021年07月25日
  • 大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起

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    #大学はもう死んでいる ? #刈谷剛彦 #吉見俊哉 #集英社新書 #読書記録

    283ページの新書の中で、日本の大学改革についてから、グローバル人材の定義、日本の大学と知と出版について、日本の大学の成り立ち、難しさ、優位性についてまで、幅広く語られる。
    最後は、それまで端端で語られてきたように、オプティミズム。


    語られる中で、自分の仕事に結びつけて、考える。それは、大学改革というテーマに関わらず、人の生き方や、考え方や、動き方について。
    これが、いわゆる知なのだろうと、文系の学問の意味のものすごい狭ーいけれど、発展的なものなのだろうとも思う。

    脳に汗が出るほど考える、思考する日々を、学

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    2021年01月31日
  • 大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起

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    いちおうプロの大学職員だと思ってるので、このタイトルに食指は動かない。むしろ副題には嫌悪感を抱く。それでも購入したのはやはり、苅谷×吉見両先生への“信頼感”だと思う。オックスフォード内で行われた対談は、若干拡散気味だが、どんどん読み込めた。
    「もう死んでいる?」としながら、基本的に楽観な内容に共感し、「大学が遊びに満ちた結界(p279)」であり続けられるよう行動しようと思った。

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    2020年11月01日
  • 大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起

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    ネタバレ

    苅谷剛彦さんと吉見俊哉さんの対談形式の本。
    教授や大学運営の立場から割と書かれていて、オックスフォードとハーバードで教鞭をとった経験から、日本国内の大学状況を比較して課題を論じあっていた。

    全体としては日本の大学は経済ナショナリズムの延長にあって大学とは何か、という理念の部分が欠けている、というようなことを言っていたと思う。
    大学制度や組織だけを変えようとしても解決できない課題だと思った。

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    2020年10月03日
  • 大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起

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    大学とは、大学の本質とは何か?
    日本と欧米、ハーバード・オックスフォード・東大の違い
    について、2人の教授が鼎談する内容。
    知の追求とは何かがちょっとわかる気がします。

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    2020年08月23日
  • 大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起

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    エモーショナルな部分を含む知の交流、人と人との出会いが、教育や学問の根底にはある。それが魅力的なのは「楽しい」からだ。


    あれだけロジカルな苅谷さんが、最後、「楽しい」という感情で結論づけてしまうあたりが良かった。

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    2020年08月19日