苅谷剛彦のレビュー一覧

  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    たしかに納得させられるような思考法に関する方向づけは書かれていたが、「それってこう言い換えて実践したほうが、効力は保ったまま、あるいはそれ以上で、さらに一般性があるよね」と思うところが多々あった
    しかし、教育目的で読んでもらうには良い本だと思う

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    2025年07月21日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    SNSでバズっていたので読んでみた本。ステレオタイプにとらわれず、ものごとを考える方法。理由は言語化していないが、あまり自分には入ってこず、他にも視野を持つ方法はあるので、この本でなくてもよいと思って置いてしまった。

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    2025年03月29日
  • 欲ばり過ぎるニッポンの教育

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    読んでいて納得する部分がたくさんあった。

    なにもかもプラスにして考えると、いいことだらけのように思えるが時間は無限ではない。

    その裏で出来なくなっていることにも目を向けなければならないと思った。

    幼少期から英語や中国語を習わせる保護者。
    何もかもプラスにして考えると、よく見えるかもしれないが、その裏でできなくなっていることもある。

    それをよく考える必要があると感じた。

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    2024年07月29日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    何をすれば知的複眼思考法で物事を捉えることができるのかについて書いた本
    問いをずらす
    単語の意味をより具体的に表現する
    批判的に捉える

    何とか読み切ったけど、頭がパンクしちゃったのでまた今度読むしかないね

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    2024年05月06日
  • ことばの教育を問いなおす ──国語・英語の現在と未来

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    ネタバレ

    ことばの力とは何か? どうやって育てるのか?

    それぞれ専門分野が異なる3人の往復書簡のような意見交換。自分の中では鳥飼先生の分野にもっとも馴染みがあるので、鳥飼先生の意見が一番スッと入ってきた。しかし大村はまという大きな教育をどのように受け継ぐかは興味がある。教育に王道なしとはよく言ったもので、同じ生徒、同じ先生という条件にはないのだから、唯一絶対のメソッドなんてない。大村はまの教育がどんなに優れていようと、うまく適用されない現場や生徒がいるだろう。だからそれぞれの優れた教育法の核を認識して、教員がそれぞれの教室で一人ひとりの生徒をよく見て、もっとも適した方法を取る必要があるのだ。それはとて

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    2024年04月07日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    ◯問い
    自分の頭で考えるとは何か

    ◯答え
    物事を鵜呑み(思考停止)にせず、自分の言葉で説明すること

    ◯根拠
    自分の言葉で説明しようとすることで、知識や経験からくるオリジナルの考えが形作られるから。

    ◯やること
    ・あら探しだけでなく代案を出す。
    ・反論や批判は頭の中ではなく必ず文章にする。
    ・何が問題か、だけでなくなぜ問題として取り上げられたか、文脈を押さえる。
    ・詰まったら「〇〇はどうなっているのか」と細かく切り分けて考える。
    ・概念(共通すること)と具体を行き来する。とにかく具体化。イメージはフォルダ分け。

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    2023年12月21日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    感想 
    主語と述語に分解する。それぞれ別のフレーズで言い換える。問題の構造を変化させ新たな解決策を見つける。あるいは問題でないことを発見する。

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    2023年10月10日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    「正解のない問題について、自身で考える力」が大切だと言われて久しいですが、どのようにそれを訓練するかを教えてくれる良書です。

    「ありきたりの常識や紋切り型の考え方にとらわれずに、ものごとを考えていく方法」

    これを「知的複眼思考法」と定義して、その重要性と養い方を説いています。

    情報が溢れる現代において、間違いなく重要なスキルであり、批判的な読書については、是非実践していきたいと思いました。ただ、「単眼(常識を信じる)=悪」だとも一概に言えず、ステレオタイプや常識は、脳のメモリを節約できる利点があるため、日々多くの情報に接する我々には、ある種なくてはならないものとも言えます。大切なのは、我

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    2023年01月26日
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

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    考える力・複眼思考につながる考え方の様々なパターンをどのように身に付けたら良いのかのヒントや、常識の罠にかからない、本質を見つけるためのメソッドが詰まった一冊。25年以上前の著作であるが、グローバルに分断が叫ばれている今の時代に、二分法的単眼思考に対峙するために、最も必要とされることではないかと思う。

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    2022年12月17日
  • 大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起

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    #大学はもう死んでいる ? #刈谷剛彦 #吉見俊哉 #集英社新書 #読書記録

    283ページの新書の中で、日本の大学改革についてから、グローバル人材の定義、日本の大学と知と出版について、日本の大学の成り立ち、難しさ、優位性についてまで、幅広く語られる。
    最後は、それまで端端で語られてきたように、オプティミズム。


    語られる中で、自分の仕事に結びつけて、考える。それは、大学改革というテーマに関わらず、人の生き方や、考え方や、動き方について。
    これが、いわゆる知なのだろうと、文系の学問の意味のものすごい狭ーいけれど、発展的なものなのだろうとも思う。

    脳に汗が出るほど考える、思考する日々を、学

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    2021年01月31日
  • 大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起

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    いちおうプロの大学職員だと思ってるので、このタイトルに食指は動かない。むしろ副題には嫌悪感を抱く。それでも購入したのはやはり、苅谷×吉見両先生への“信頼感”だと思う。オックスフォード内で行われた対談は、若干拡散気味だが、どんどん読み込めた。
    「もう死んでいる?」としながら、基本的に楽観な内容に共感し、「大学が遊びに満ちた結界(p279)」であり続けられるよう行動しようと思った。

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    2020年11月01日
  • 大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起

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    ネタバレ

    苅谷剛彦さんと吉見俊哉さんの対談形式の本。
    教授や大学運営の立場から割と書かれていて、オックスフォードとハーバードで教鞭をとった経験から、日本国内の大学状況を比較して課題を論じあっていた。

    全体としては日本の大学は経済ナショナリズムの延長にあって大学とは何か、という理念の部分が欠けている、というようなことを言っていたと思う。
    大学制度や組織だけを変えようとしても解決できない課題だと思った。

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    2020年10月03日
  • 大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起

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    大学とは、大学の本質とは何か?
    日本と欧米、ハーバード・オックスフォード・東大の違い
    について、2人の教授が鼎談する内容。
    知の追求とは何かがちょっとわかる気がします。

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    2020年08月23日
  • 大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起

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    エモーショナルな部分を含む知の交流、人と人との出会いが、教育や学問の根底にはある。それが魅力的なのは「楽しい」からだ。


    あれだけロジカルな苅谷さんが、最後、「楽しい」という感情で結論づけてしまうあたりが良かった。

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    2020年08月19日
  • 大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起

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    海外大学から俯瞰的に見ながらも、現実的に実現が難しい点について論者二人とも十分に理解できていないと感じた。大学人に読むことは薦めない。

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    2020年01月21日
  • ことばの教育を問いなおす ──国語・英語の現在と未来

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    ざっと読んだ。大村はまの話が半分以上。こういう本を読む人たちが、この本に書かれていることで知らないことというのは、どのくらいあるのだろうか。

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    2019年12月08日
  • 教え学ぶ技術 ──問いをいかに編集するのか

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    私の所感では、「ロジカルシンキングをどう実践するか」をテーマにした本だと受け取った。「問いを立て、問いを解く技術」の方がふさわしいように思う。

    著者のオックスフォード大学での「チュートリアル」の経験をそのまま日本に持ち込んだ。「チュートリアル」とは、欧米の大学の厳しさの代表格で、ある課題について大量の図書を読んで小論文を執筆し自分なりの答えを出すというもの。例として、「日本の教育は社会の平等・不平等にどのように貢献したのか」を取り上げている。少人数の学生に大学講師が張り付いて手厚い指導や深い議論を行う。

    本書の大半は学生と著者の指導・議論で構成される。

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    2019年11月19日
  • 教え学ぶ技術 ──問いをいかに編集するのか

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    <目次>
    序章  「問いを編集する」とはどういうことか
    第1部  いかに論理を組み立てるか
     1日目  抽象と具体によって課題を明確化する
     2日目  分析枠組みはこう使う
    第2部  自分で解くべき問いを見つける
     1日目  問題意識を俯瞰する
     2日目  関心をコンテクストにのせる
     3日目  キーワードを探すために
     4日目  問からリサーチ・クエスチョンへ
    学習レポート~チュートリアルを振りかえって

    <内容>
    オックスフォード大学で教鞭をとる苅谷剛彦が、オックスフォード大学留学経験のあるライターを相手に、英国流の課題解決の流れを公開したもの。話は硬いが、子弟の会話で進んでいくので、ポイ

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    2019年10月07日
  • 大衆教育社会のゆくえ 学歴主義と平等神話の戦後史

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    「教育に何ができるのかを考えるのではなく、何ができないのかを考えること」
    「教育になにを期待すべきでかではなく、何を期待してはいけないのかを論じること」
    こうすることで、私たちは、教育がそれ以外の世界ときりむすんでいる関係にまで、少しでも視線を延ばすことができるだろう

    この一文に全てが集約されているような気がする。日教組という組織の頭の固さにも辟易する。
    学歴が両親の経済力でなく家柄(社会階層)が強く影響するというのはなんとなく分かる。時間がたったらもう一度読み直してみよう。

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    2018年11月05日
  • 学力と階層

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    2008年刊行の単行本を文庫化したもの。一般向けの読み物なんだろうが、何となく論文の寄せ集め的なテイスト。内田樹が解説を書いている。

    1章 階層で学力が決まるのか、学力が階層を作るのか
    階層で学力が決まりますよね、という結論。89年と01年それぞれに大阪の一部小中学校で行われたアンケート調査(もともと89年調査は同和問題へのアプローチ、01年はその後の時系列変化を調べることを狙っている)を、統計的に分析している。統計の詳しいところは分からんのだが、家庭的背景→学習への態度・意欲→学力というパスが示唆されているっぽい。しかもこの12年の間にその関係が強まっている。授業についていけない層をどう底

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    2018年11月05日