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私たちは知らない間にある思考の型に嵌ってしまってはいないだろうか。多くのものが大学進学する現状において、そこでの教育は日本人の思考に多大な影響を与えている。しかし、大学教育では翻訳学問に依拠したため、言葉のズレが放置され、概念がゆらぎ、適切に考えることを教えられていない。そのため蔓延したエセ演繹型思考、キャッチアップ思考、カタカナ語の氾濫、とはどういったものか。その背景を探っていく。
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Posted by ブクログ
大学の大衆化。 翻訳語でできている大学。 classの階級と階層の日本での使われ方の曖昧さ。 社会的な変遷、過去の資料を使いながら、日本の大学の成り立ちを、自身の研究手法を開示しながら説明してくれている。 いつまでも西洋に、追いつき追い越せのキャッチアップ型で、学問の大学ではなく国家の大学になって...続きを読むしまう仕組みもわかりやすく説明されている。 カリフォルニア・マスタープランが目指した高等教育の卓越性と接近可能性のような理想も持たず、国家からの独立性を保たない日本の国立大学は、人的資本や機会の平等に目のいかない施策に今も振り回されている。そして、中身より学歴につながってしまう。 丁寧に、丁寧に説明されていて、新たに知ることも多くとても勉強になった。教職についている人はすべからく読むべし。
海外での大学教育に長く携わられてきた著者による日本人の思考に関する論考。私も自分自身の体験を通じて、日本の社会科学分野の翻訳学問としての教育のあり方を以前から感じていたが、一方で英語以外の母国語でどの分野でもトップレベルの学問を修めることができることを誇りに感じていた。とはいえ各組織に見られる問題意...続きを読む識の希薄化は恐ろしい速さで進行しているように思えて、きたる未来の日本の国際競争力の低下を不安に感じている。
アメリカ、日本、イギリスの大学で教鞭を取ってきた著者が、日本の大学教育から日本人の思考の習性を読み解く。 明治以降、西洋の翻訳語で知識移入してきた日本では、本来の概念を熟成しないまま翻訳語を通用させてしまっている。その誤用による社会的影響が危惧される。
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日本人の思考 ――ニッポンの大学教育から習性を読みとく
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苅谷剛彦
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