背筋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2026.04.23
呪いって「強い負の思い」だと思ってて。正の思いは愛着、負の思いは執着になり、念になり、呪いになる。だから呪いは「対象物にとどまる」と。
でも。
この本の中の呪いは「伝わる」。あっさりと、でも確実にじわじわと「広がる」。穢れや悪意から呪いの念が広まっては手の施しようがない。救われないという後味の悪さは、この本では存分に味わえる。
上條さんの穢れのお話は「え」と思う広まり方。あってたまるかと思いつつ、正直、「念」に加担して「いいぞもっとやれ」とも思ったりして。
背筋さんと芦花公園さんのお話は、読み終わってすぐもう1周した。どこに呪いの元凶が?と思い、それが頭で整理がついたとき、妙なスッキリ感があった。いろいろと、深い。特に芦花公園さんは「キタコレ、よくわからん」からの怖っ。これも「いいぞもっとやれ」と思ってしまった
「人を呪わば穴二つ」が全く通用しない本。
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Posted by ブクログ
ネタバレ亡くなった祖母の霊?
花火を見ると思い出す、祖母のこと。
という、小説。
祖母が亡くなった病院、例の場所。
霊が見える宝条。
病院に肝試しで入った人たち。
病院、あやしい男。風船男。
落としたスマホ。
解約した番号から、今もたまにかかってくる電話。
昔亡くなった友人から電話。
ぜーぜー。
喘息で狭くなった気道を空気が通ったような。
病院、夜中。
羊羹食べてる患者。注意すると、患者じゃなく、自殺した子。
何故か、祖母の心臓を、とまれと願っていた。
最近流行りの(?)色んな怖い話があって、その原因がどこかにある(?)系かな。似たようなのが多すぎるし、それぞれの話があまり関係ないのが、個人的に微妙。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ踏みつけた小さなエビの死骸。
ドアを、閉めた時に潰れたヤモリ。
外にいる、首が曲がった変な子供。
読者からののろわれそうな手紙。
ネット収集情報。
情報から心霊スポット突撃。
謎の投稿者。
URLの画像には、鳥居に人?のような絵。
飲み会。
ダム。
ロッカーに置いてある人形。写真撮ったが、真っ暗で何も映ってなかった。
明るさを上げたら、人の口。
彼氏、浮気?
ひたすらごめんなさいのメッセージ。
学校の怪談。
◯〇〇〇〇に行き着く。
全体的によくわからない。色々怖そうなものを提示しているけど、どう繋がるのか不明?
真島文吉の右園もこんな感じだったけど、最近の流行りなのか? -
Posted by ブクログ
錚々たる作家陣によるアンソロジー。どれも読み応えあった。
殺戮〜を読んだばかりだったのでどういう系統かは想定できていたけれど、いずれもトリックが面白い。
真梨幸子さんと歌野晶午さんのが特に好きだった。
我孫子武丸「切断にいたる病」
またエログロか!と読んだ瞬間思った。もはやこの人苦手意識芽生え始めてる。ただ話としてはそうきたか、があって面白かった。
神永学「欲動にいたる病」
高校時代心霊探偵八雲読んでた!懐かしい。
最後の部分が最初に繋がる感じは殺戮オマージュなのかなと思った。
背筋「怪談にいたる病」
どうしても近畿地方的な怖さを求めてしまう
アンソロ3人目なのにそういうことか、を懲りずに浴びた。
真梨幸子「コンコルドにいたる病」
短編の中に短編が詰まっててその中でもそういうことかを浴び続けて、作中のテンポの良さと相まって渦巻きの中にいるみたいだった。
真梨幸子さん昔読んだ本そんなに得意な印象じゃなかったけど、他の本が読みたくなった。
矢樹純「拡散にいたる病」
これ、或る集落の話に繋がっていて最初読んだ時「私この人知ってる、この設定見たことある」が第一感想。
或る集落の中でもうわぁ…となったけれど三度目でもうわぁ…って感想になる。
歌野晶午「しあわせにいたらぬ病」
最後にして「いたらぬ」になっていることに最初気付かなかった。
歌野さんはこのメンバーの中で初読の作家さん。
なんとも切なくて「いたらぬ病」だものなぁとしみじみした。
他の本も読んでみたい -
Posted by ブクログ
ネタバレ殺戮にいたる病だと思って借りたら違った。騙された。
でも普通に面白かった。
忘れないように1つずつ軽くメモ。
○切断にいたる病/我孫子武丸
AV作成会社で起こった殺人事件の犯人を見つける物語。
本家の殺戮にいたる病読んでないけど、なんとなくこういう感じの叙述トリックなんだろうなーってわかる話だった。
死体の描写がしっかりグロめですごいなーって感心した。
○欲動にいたる病/神永学
教室で同級生を刺殺した男の子。何があったのか取り調べを交えながら過去について明かされていく。
これ一番好きだった。
最後全てがわかってから読み直したら、たしかに辻褄合っててうまい!ってなった。
○怪談にいたる病/背筋
映画研究会のカップルの話し。仲違いして別れた後、不気味なことが主人公に起こる。
これも面白かった。不穏な空気があって、何が起こってるのかわからなくてドキドキしながら読み進めていった。
あー、なるほどね!ってなる。
○コンコルドにいたる病/真梨幸子
叙述トリックを題材にしたミステリーを書くように作家の元に依頼が来る話。
うーん。個人的には好きじゃなかった。コメディチックだし、オチ読んでも、ふーん。って感じ。驚きとかあんまない。
でも口コミで、これが好き!って人多くてびびった。改めて、好みって人それぞれなんだなって思った。
○拡散にいたる病/矢樹純
ラジオ局で読み上げている怪談が、盗作ではないかとクレームが入る。調査をし、実際にクレームを入れた相手に謝罪をしにいくのだが…。
面白い感じはあるのに、最後まで読んでもわからなかった。叙述トリックだけのアンソロジーなんだよね?私の理解力が足りないのか。
話自体は面白くて真相が知りたくて読み進めたのにモヤモヤが残った。誰か教えて。
○幸せにいたらぬ病/歌野晶午
訪問看護師が家を訪ねると、親子が部屋の中で亡くなっていた。真相を探るお話し。
これも割と好きだった。でも、悲しい真相だった。