成毛眞のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中国・韓国の英語力が高いのは、皆、自国を抜け出したいからであって、自国のレベルが高い日本には英語は必要がない。この意見に全く同意です。
この本を読んだ人は、ぜひ「英語は愚民化 日本の国力が地に落ちる」も読んでほしい。これによると、日本人が英語が下手なのは、日本語で不自由なく学問・政治・経済・法律を語ることが出来るからであり、国語がしっかりと発達しているので英語を使う必然性がないからであるそうだ。逆に、国語が発達していない国は、学問・政治・経済・法律を自国の言葉で勉強することが出来ないので、英語による教育が行われている。そして、英語を国語よりも優位的な言語として扱うことによって、自国のアイデンティティが育たなくなり、文化的にも経済的にも英語圏の国々の植民地と化してしまう。
私も、英語学習を全面的に否定するわけではないが、英語の学習に使う時間をほかの勉強に費やしていれば、もっと生産的な思想や活動がたくさん出来ただろうな~と思うと悔やまれてならない。
また、どうか今後の子供たちの世代は、むやみに英語の勉強に時間を奪われることがないような教育カリキュラムになっていってほしいと願うとともに、英語を社内公用語とした楽天やファストリのような企業の活動や、学校の英語教育が、将来の日本の国益につながっていくのかどうかを、きちんと観察していくことが私たち市民の務めだと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【概要】
本好きの人がさらに本を読みたくなるための本。
本棚にルールを設けることで、過去の読んだ本の整理と、未来の読みたい本を意味のあるものにできる。
3分の1は本の買い方、書評の書き方が書いている。
【評価】
82点(本の読み方について一通り自分流を作った人がさらに本を読みたくなるようなときには非常にいい。書評を書く前にはぜひ読みたい)
【共有したい内容】
・「読む本が新しくならず、本棚の中身がたとえば1年前とかわり映えしないようであれば、自分自身が過去1年間まるで成長していないことを意味する」
・「書評に個人的な思い入れは不要だ。・・・ただ、面白いという事実だけを伝えることに全力を尽くすべきだ」
【悪いところ】
本を相当数読んだ人でないと、今必要な本以外のサイエンス等の話はまだ早いと思ってしまうかもしれない。
成毛さんの本棚のことだけで、他の本棚の事例がなく可能性が広がらない。
【どういう時に役に立つか】
本をもっと読みたいと思うとき
書評を書き始めるとき
【ターゲット】
書評を書くメンバー
入社2年目くらいになってから
【自由記述】
本棚で過去の自分を把握し、未来のなりたい自分になる。ということは共感できる。
その通りだと思う。
本棚を眺めるだけでも知の整理になる。
本の読み方についても、付箋を貼るという方法の提案をしているので、書き込みが苦手な人向けになっており、読み方の可能性は深まる。
ビジネス本以外を読む必要があるとき気にはさせてくれる。具体的な書評をみて、一つは読んでみたい。
HONZのサイトも改めてちゃんと見ようかなと思える。
書評については『』の役割など、具体的な記述があり非常に参考になる。
【合わせて読みたい】
本は10冊同時に読め
多読術
読書の技法 -
Posted by ブクログ
[ザ・一級メニュー表]ズバリ、著者が考える純粋に面白いノンフィクション100冊を紹介した作品。幼い頃に『水滸伝』に触れたときから、寝ても覚めても読書漬けという著者によって厳選された一級の品々が勢揃いしています。著者は、書評サイト「HONZ」代表の成毛眞。
そりゃ面白い本を紹介しててそのタイトルが『面白い本』なんですから面白くないはずがない。知識欲をビビッドに刺激すると同時に、本当にいろんな本を書く人がいるなと感嘆とさせられてしまいます。一つの分野に集中しているわけでもないので、読書好きであれば幅広く参考にできると思います。自分も早速、本書で紹介されている作品をいくつかブックリストに加えさせていただきました。
そしてブックリストを作成している中で思ったのですが、本書で紹介されている本がネット販売等で手に入りやすいものであることも(意図せずしてかもしれませんが)魅力的な点。たまに知的好奇心だけくすぐられて本が手に入らないという、いじりにも似た現象がこういった本ではまま生じるのですが、それがないというだけでたちまち本書の評価がグッと上がりました。
〜読書は道楽。〜
(紙の和書を手にしづらいところに住んでいる自分としては)日本語の電子書籍がもう少し充実してくれたらぜひ買いたい本ばかりでした☆5つ -
Posted by ブクログ
ネタバレいま、40代以上のビジネスマンが考えるべきは、いかに会社で息を潜め、外の世界を切り拓くかである。ストレスがかからない仕事を選び、健康な身体を保ちながら、趣味やサイドビジネスに全力を注ぐ。
ミドルエイジはいまの会社にしがみつくしかない。
あらかじめ決められた就業時間内に、与えられた仕事を最低限こなす。責任が重い仕事は断る。これがミドルエイジ的脱社畜なのだ。
出世争いなど、会社に完全に飼われている人たちのやることなのだから、自分はそれに巻き込まれず、マイペースで過ごすのがいちばんである。
本業のほかに副業をもつのは、金儲けの鉄則である。
そして、自分の商店を支える家族も大切だ。会社で残業するくらいなら、家族との時間を最優先せよ。
むやみに組織に抗って息をムダ遣いするぐらいなら、これからずっと楽しめる趣味を見つけるほうが、よほど有意義である。
頭を軽くするには、好奇心を磨くのがいちばんだ。好奇心を磨くのなら、旅行にいく場所も厳選しなければならない。変化率の高い街を選ぶことをお勧めする。ミドルエイジになると出不精になる人も多いので、普段もなるべく変化率の高い街に行くことをお勧めする。
同世代とばかりつき合うと、感性が鈍る。
自分という商品を売るためには、自分をいかにプロデュースするかが重要になる。社外の人に会社名で覚えてもらうのではなく、名前や特徴で覚えてもらうようにならなければ、決して自分を印象づけられない。性格で印象づけるのも重要だが、身に着けているアイテムで自分をアピールするのは、もっとも簡単な方法である。
サラリーマンが少ないリスクで手堅く稼ぐなら、私はサイドビジネスをお勧めする。興味を持った人は、すぐにでも準備を始めるべきだ。ミドルエイジには残された時間が限られている。頭と身体が使えるうちにやらなければ、サイドビジネスを始める意味がなくなってしまう。
ナローになるには、人とは違った趣味を孤独に続けていく精神的な強さも必要だ。
長く続けられるということは、自分に合っているということである。
子供と一緒の趣味でもいいだろう。仕事で疲れ果て、週末は「寝かせてくれ」と家族をガッカリさせているようでは、孤独な老後を過ごす結末になりかねない。週末に向けて仕事をセーブし、土日は朝から起きて家族と一緒に遊び回れば、ストレスも解消できるはず。
狂うほどのめり込めるものを見つけておかないと、自分の人生を生き切った証を残せないまま、人生はゲームオーバーとなるのだ。だが、何をすればいいのか悩む人は、とにかく片っ端からやってみるにかぎる。楽しめないのに続けても意味はないので、三日坊主でもまったく問題ない。
一つ大切なのは、先生を選んだほうがいいという点だ。
多趣味のほうが旅先で楽しめる。家族そろって楽しめれば文句なし。
芸を身を助けるというように、趣味も浅く広く体験しておくと、いつか自分を助けてくれるだろう。
ミドルエイジの旅行には、知識や経験に基づく「知的旅行」をお勧めする。せっかく旅行にいくなら、ほかの人が行かない場所や、あまり知られていない情報を事前に調査しておくべきだ。
不思議なことに、年収の高い男性ほど、料理好きな人が多い。難しく考えずに、まずは簡単な料理を始めてみよう。
電子書籍はミドルエイジにこそ向いている。
健康を考えるなら、40歳を超えたらつらいことや嫌なこと、苦手なことは、なるべくやらないにかぎる。長時間の睡眠が必要な人は、何があっても睡眠不足にならないことだ。また、気配りが苦手な人は、そもそも気を遣わないことだ。
新しいクリニックにはなるべく行かないほうがいい。「医者に殺されない47の心得」といった本も参考になる。
ゴルフ用具も健康法も、興味がわいたら試してみたほうがいい。
欧米では、日本よりも歯のケアに対する意識が非常に高い。
1週間に七万歩で見た目に差をつける。
子供の教育や留学、流行や習い事に使えば、子供はお金と等価か、それ以上の財産を受取ったも同然である。子供には、何でもやらせてみるべきである。 -
Posted by ブクログ
元マイクロソフト日本法人社長の成毛眞氏が語る英語論。ここまで言っていいのか?ということを外資系法人でトップをひた走っていた成毛氏が語った、という意味でこの本は非常に価値があると思っています。
筆者は言うまでもなく『ザ・外資系』とも言えるマイクロソフトの日本法人で社長を勤め上げ、上司はあのビル・ゲイツとも丁々発止のやり取りを繰り広げたといわれる『大人気ない大人』こと成毛眞氏である。いやはや、正直言ってここまで言っていいのか!?と何回も言いたくなる位の歯に着せぬ物言いで、日本の英語教育ならびに楽天やユニクロなど、実名を挙げて社内の公用語を英語にするといった企業もこき下ろすという『大人げのなさ』で読んでいて胸がすく分、ここまでのことを成毛眞が言ったということにこの本の価値があるのだ、ということを感じました。
いわく、『英語は単なる道具』なんだという話をデータを駆使しておっしゃっていましたね。個人的な経験だと、中学生間での英語がある程度使えれば、日常会話に困ることはないと思います。かつて基地の町に住んでいたのでその辺は実証済みです。この本にいわく、英語学習に時間を費やしているのだったら、その分を仕事を覚えたり、好きな本を読んでいるほうがずっと有意義だと、英語を覚えるのは最後、もしくは英語圏のオフィスで半年も働けば自然と使えるようになる。という話にはここまで言い切った筆者の思い切りの良さにため息が出るほどでした。
そして、僕は同時期に米原万里さんのエッセイも読んでいて、幼少期に複数の言語を学ぶと、その後の思考能力について、悪影響が出る、という話と母国語を話せないのに英語を話そうとするのは植民地の人間がすることだ、と深く嘆いていたことも『言葉』を武器にして生きてきた米原万里さんと、『超肉食系』といわれる往時のマイクロソフトで日本法人の社長にまで上り詰めた成毛眞氏の主張に共通点が多かったことは少なからず驚きでした。