成毛眞のレビュー一覧
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相変わらずの成毛節でテンポ良く話題が展開していくのが小気味良い。
コロナについて、「2019年末から流行っていたのではないか」という京都大学大学院医学研究科の上久保靖彦特定教授らの説が紹介されていた。巷で騒がれている液性免疫より細胞性免疫の方をもっと調べるべき、ウイルスは血管のなかで増殖している可能性があるのに血管の専門家より呼吸器系の意見ばかりが通って話が複雑になっているのでは、といった見解も述べられていて興味深かった。
世の中の情報に騙されないためにはこうした仮説を立てることが大事であり、そのため専門家の情報を直接仕入れるべく、成毛氏は、けっこうな工数を割いて情報をとりに行っているという。
ヘルスケアの分野では、個人差を踏まえた上での日々の自己管理の必要性が高まっていて、自らの心身のことを自ら観察し理解し行動を考えていくことが重要になっていると思う。自分なりのキュレーターを各分野で見つけ、生化学や分子生物学等についても一定のリテラシーを身につけて、未来を拓くための情報を「獲りに行く」ようにしたいと再認識した。
「コロナ騒動で、ある領域の専門家は隣の領域の専門家ではないことを、日本国民全員が身に沁みて理解したはずだ」と終章では述べられている。「だから、誰をキュレーターとして崇めるかが勝負だ」とも。あらゆる分野で知見の拡大がこれほど飛躍的に加速している今、新しい発想で、新しい学び方を考えていきたい。
「これからを生きる私たちは、その時代を楽しむしかないのだ。」
なお、本書には、情報収集のための具体的な情報がいろいろ盛り込まれている。「町山智浩のアメリカの今を知るTV」や「アルジャジーラ・イングリッシュ」は早速参考にさせてもらった。
余談となるが、日本人とアメリカ人の血液はかなり違い、日本人の血は全然止まらないという日米の小児科を知る医師の見解が紹介されていて、自分には大変参考になった。低用量アスピリンが、米国のアンチエイジングの本ではよく紹介されるのに日本では普及していないことについて常々疑問を感じていたのだが、少し合点がいった。それと、本書の中で紹介されていた久坂部羊氏のFacebookで見つけた「ボクの医シャ修行」がとても面白かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本マイクロソフトの元代表、個人的には書評サイトHONZの代表という肩書のほうが馴染みがある成毛氏の本。
いろんなジャンルの本を同時並行に読み、その中身やアイデアを自由に組み合わせることでビジネスパーソンに必要な理解力、語彙力、発想力、コミュニケーション力が鍛えられますよ、というのが主旨。
舌鋒鋭い成毛氏らしく、「本を読まない人はサル」「ベストセラー小説だけ読む人は救いようのない低俗な人」「投資本やビジネスノウハウ本ばかり読む人は庶民のまま終わる」などなど、ちょいちょい辛辣な表現も出てくる。成毛氏の社会人としての生い立ちも合わせて書かれているので、それもふまえてこうした主張を見ていくと、「ここまで極端に生きてる人だと、そりゃそういう感想を持つわな」という印象になる。
こうまで極端に本を読むことはできないだろうし、何よりも氏の主張を真に受けるならば、自分はもうビジネスパーソンとしては「庶民」から抜け出せない、取り返しのつかない40代の仕事人間である。
なので、「数冊を並行して隙間時間に読むことで、より集中して速く、深く読むことができる」という主張そのものは取り入れるとして、ビジネスパーソンとして比類なき存在になるための手段として読書を活用するのは放棄しようかと思う。その方が気が楽だしね。
成毛氏は、文章に力があり過ぎてダメージを受けてしまうので、小説の類はほぼ読まないらしい。そうなると、西欧系のビジネスパーソンが教養として持っていると思われるシェイクスピアや、イギリスのジョークやウィットの下地とも言えるP.G.ウッドハウスなんかも読んでいないことになるのだろうが、それはそれで大丈夫なのか?と疑問を感じる。本人に質問できる機会は未来永劫来ないだろうが、聞いてみたいところ。 -
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私が、この本から受け取った筆者のメッセージ。
『異なるジャンルの本を10冊並行して読むことが、豊富な知識と語彙力、理解力とコミュニーケーション力、そして集中力を高めることになる』
ということ。
著者の成毛さんは、ジャンルの異なる書籍を10冊ほど並行して読み進めている。
成毛さん流の読書エピソードを知れば知るほど、いかに自分が今まで本に触れていなかったが分かる。ここ一年で本を読むようになったものの、そのジャンルは自己啓発本にかなり偏っていたことを知る。
そもそも、どんなジャンルがあるのか…
成毛さんの書評サイトHONZのサイトで見ると、
「サイエンス、医学、心理、自然、生物、教養、雑学、アート、スポーツ、人物、社会、事件、事故、民族、歴史、ビジネス」こんなにある!!!
自分の知っている領域なんて本当に小さいのだなと痛感する。
自分の乏しい読書人生が恥ずかしく、惜しく思えてくる一方で、自分の知っている世界が狭すぎることを自覚できて、もっともっとたくさんの本に出会って知らない世界に出会いたいという欲が湧く。
早速、成毛さんがお勧めする本を10冊オーダーしよう。
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Posted by ブクログ
日本人ほど食事にこだわる民族は確かにいないだろうと思う。
フレンチのテーブルに味調整用の調味料が無いが、日本の和食のお店のほとんどには七味や醤油などの調味料が置かれている。
言われてみれば、確かにそうだった。15カ国ほど旅したが、提供された料理を自分で調整するのは中国ぐらいだと記憶してる。しかし、日本程充実した量でも無いかな。
それにしても、成毛さんの風貌から福の神というのは非常に納得しまう部分もあった笑
大会社での社長をするには、それ相応の運も持ち合わせているのかもしれませんね。
全体を通して、高い料理だから良いというわけでもなく家庭で食べる料理を大切にしているところに食に対する愛を感じる本でしたね。 -
Posted by ブクログ
ビジネス系の人の本なので、共感できないところもあるが勉強になった。
辞書などのように、参照するための本を別置きすることや、知らないジャンルに足を踏み入れるには児童書から入ることなど。
面白いと思ったのは、自分の本棚を人に見せる事前提で作ること。
そこまで緊張感を持って本棚を作るのは自分には無理そうだが(そんなに考えて読む本を決めてるわけでもない)、
一角を「特別展示」コーナーにして、月一回並べてみることで、自分のそのテーマについての知識を再確認することができるというのはやってみたい。
それと、最低でも月一回の本棚の整理。ここで本棚に残す一軍と処分するものに分ける、と著者は言うが、私なら2階の書庫に移す、ということになるのだろう。これもやってみたい。こまめなメンテナンスをすれば、本棚は自分の脳の外部メモリになるらしい。 -
Posted by ブクログ
勉強のための勉強をするな!という言葉がいい。
自分の好きなことをやる。
本やネットを駆使して情報をシャワーのように浴びる。自分の知らないことがあればググる。本の著者が何気なく使っている言葉をググれば、その本1冊以上の知識を得ることができる。ググってその内容を忘れても問題ない。人の脳は忘れるものだが記憶が片隅に残っているので、ふとした時に思い出す時がある。忘れてしまったらググって、前にもググったなと思えばいいだけである。情報はたくさんの分野を知ることが大切である。
著者の内容が大変わかりやすく、今すぐ行動できる内容ばかりであるのでおすすめしたい。
まずはググって情報を浴びまくろう。