角田光代のレビュー一覧

  • ピンク・バス

    Posted by ブクログ

    角田さんの本はこれで11冊目です。その感想を書く度に、過去の感想を読み直しているようです。それほど私の中で位置付けが定まらない作家さんのようです。
    「何故、こんな作品を書く必要があったのか」と思う作品が多くあります。それでも力のある作家さんだという事は判るので、あくまで「私には合わない」という意味です。ならば読まなきゃ良いのですが、時々惚れ惚れするような作品に当るので困ってしまうのです。
    この作品は、それらの真ん中あたりに居る感じです。

    「『自分』なんて曖昧なものだよ。」角田さんはそう言ってる様に思えます。
    主な登場人物は、何かになろうとする女性、廻りに流される女性、総論の正論(例えば「人間

    0
    2016年07月31日
  • 空中庭園

    Posted by ブクログ

    第3回婦人公論文芸賞受賞。周囲からは普通の家族に見える。家族は一見穏やかに日常を暮らしているのだが、それぞれに問題を抱えている。それぞれが独白の形で短編を構成し、お話はすすむ。実は問題が表に出ないだけなのだ、なんと臨場感のある内容になっているのだろう。どこの家庭でもこれほどではないにしろ、多少は何かしらの問題は抱えているものだ。

    きれいな形で終わらせず、何一つ結論らしきものを示さずにお話は終わる。どんな状況でもこの家族は、どうにか形をたもっていくのだろう。家族はこうでなければいけないなどと、勝手に形を作り上げていること自体、土台無理な話なのだ(笑

    0
    2026年04月11日
  • ちいさな幸福 All Small Things

    Posted by ブクログ

    12+α恋模様。
    総じて地味めながらもほんわかと。

    当たり前ですが事件も謎解きもなしです笑。

    0
    2010年07月31日
  • ロック母

    Posted by ブクログ

    92年芥川賞候補になったゆうべの神様が、個人的にすごく好きでした。
    マリコの気持ちが痛いほどわかる。燃やしたくなる。あとがきにある、ぐれて家を燃やして逃亡するはなしでは確かにあるが、そんなんでは語れないほど、この話にはあるものがある。
    川端康成賞受賞作のロック母はタイトルが好き。装丁も単行本の真っ黒な感じのがよかったな。
    そしてわたしも角田光代さんの作品は短編より、連作短編とかのが好きってことがわかった。

    0
    2011年11月04日
  • 真昼の花

    Posted by ブクログ

    少し時間をかけて読みすぎた。何の理由も無いけど帰りたくないとか、立ち止まったらいけない気がする瞬間は確かにある。それと同じように動きたくても泥に足を取られたように動けないときもある。今回の作品はそんな感じを上手く書いてると思う、あぁやっぱり角田さんは上手いな。

    0
    2010年07月16日
  • ナナイロノコイ

    Posted by ブクログ

    江國香織と角田光代作品が目的で購入、実際読んで好きだなと思ったのは「帰れない猫」と「ビルの中」。女の人の"ほんのちょっとの意地"がかわいい。

    0
    2010年07月07日
  • 庭の桜、隣の犬

    Posted by ブクログ

    うっとうしくて、しつこくて、相当おかしな人間だと思ってた和田レミが、
    最後の方ではマトモに見える。俗っぽく思えてくる。

    というのも、房子と宗二、ふたりとも、現実味があるようで全くない。
    終始ふわふわしてる。
    何もかもうまくいってないようで、それでいてぴったりおさまってるような、
    なんとも言えない、不思議な感じになります・・・。

    ただ、この二人も、第三者の目から見れば、どこにでもいる普通の夫婦なのだ。
    人間、「本人にしか知り得ないこと」がほとんど、なのかもしれない。

    0
    2010年06月25日
  • 東京ゲスト・ハウス

    Posted by ブクログ

    角田さんの作品は、すごい自分を重ねてしまう。
    読んでる途中でスーパーに行って、思い出したときに、なんか現実のような(…は言いすぎだけど)、けどそんな気持ちになる。

    重ねやすいって思ってたけど、そういう気持ちに気づけたこれ。

    0
    2010年04月30日
  • 庭の桜、隣の犬

    Posted by ブクログ

    面白いが、既婚者にはリアルすぎて怖いので☆1つマイナス。
    この人ってこういう(怖い)のが得意だったんだと、
    ここ最近読んだ2冊で新発見。

    0
    2010年04月16日
  • ピンク・バス

    Posted by ブクログ

    『酔った・・・』
    本を読んで、酔う事はあるけど、今回は本当にくらくらになりました。
    なんだろう・・・色んな所々の描写がリアルに共感してしまって。
    電車で倒れないか心配になって、家で読みました。
    結構きついかも。角田さんの作品はまだ読みたいけど、所々休憩が必要そうです。

    0
    2010年04月16日
  • 夜かかる虹

    Posted by ブクログ

    角田光代さん本の登場人物は、私はイライラしちゃう事が多い。
    「なんでそうなの~」みたいな。
    この本もそうでした。
    でもね、そこが良いんです。
    ついつい一気に読んでしまう。

    0
    2010年03月21日
  • ちいさな幸福 All Small Things

    Posted by ブクログ

    いろんなデートの小さなお話。
    不倫相手と、日のあたる時間に公園で
    明太フランスを食べて
    それがおいしいとか、その組み合わせは間違ってるとかいう話をしたのが
    幸せだったって話が
    すごく残っている。
    何気ないことって
    できるときはなんとも思わないのに。
    そんな些細なやりとりが幸せでたまらないっていうのが
    すごくよくわかるなぁって。

    「いつでも小さな奇跡が起き続けてるんだよ」
    みたいな事を話の中の誰かが言っていたな。
    落ち着いた関係になったとしても
    いつまでもそう思っていきたいものですね。

    0
    2010年02月08日
  • ぼくとネモ号と彼女たち

    Posted by ブクログ

    「カップリング・ノー・チューニング」を改題したんだけど、内容を読んでみて、原題の方がいいかもって思った。たまたまペアになったカップルの、チューニングの合わないことが、作品の要点であるわけだから・・・こっちの方がしっくりくるのは当たり前では。
    退屈な助手席の苦しさと切なさ、孤独な運転席との「出会いと別れ」決して共有は出来ないと分かっているがゆえに彼は彼女たちを理解しようと(?)するんだけど、結局交差もせず別れてしまう・・・「ばかみたいな」このドライブもいつかはちゃんと消化されていくんだろね。

    0
    2010年02月06日
  • ちいさな幸福 All Small Things

    Posted by ブクログ

    小さな幸せというのは人によって違うもの。
    私も昔したデートを思い出してしまった。
    中学校のころ、付き合っていた彼とは曜日を決めて多摩川で会っていた。
    とても寒かったなぁ…。
    卒業とともに別れちゃいましたけど(笑)

    0
    2010年02月06日
  • ドラママチ

    Posted by ブクログ

    中央線が好きな方におすすめです。中野〜武蔵境あたりの風景やお店がでてきます。 知ってる場所が出てくるとうれしくなりました。 いかにも角田さんらしい登場人物がでてきます。

    0
    2017年09月05日
  • ちいさな幸福 All Small Things

    Posted by ブクログ

    恋人と過ごした、どんな時間が一番心に残っていますか。

    30分で読み終わる、いろんなデートの話。心に残るデートの話なのに、各話あんまり印象が残らない・・・女子のお泊まり会での会話みたいだ。
    けどまぁ、言いたいことはよくわかる。
    十円を拾うことって、ほんと奇跡に近いのだ。

    0
    2009年12月14日
  • まどろむ夜のUFO

    Posted by ブクログ

    『まどろむ夜のUFO』はとても不思議な感覚のストーリーでした。
    弟の行動も謎だらけでおかしいし、その友達の恭一の存在もおかしいです。
    几帳面な同級生のサダカくんも、あまりにも几帳面しすぎて
    私には堅苦しい感じがしました。
    そのせいなのか、恭一の危ういところが魅力的にも思え、
    もしかしたら主人公の彼女もそこに少し惹かれている気持ちがあるのかとも思えました。

    恭一の言葉で「おれ本当にちゃんと覚えていてるんだぜ、
    生まれたくてたまらなかったことも、そこためにすげえ努力したことも、
    だから生まれるときなんてあれだよ、母親が苦しんでいるのに自分で
    必死に頭動かして出ていったんだよ。あれは母親が息んで産

    0
    2009年12月03日
  • ピンク・バス

    Posted by ブクログ

    角田光代さんの初期中編集。妊娠が判明した瞬間、変わり者の義姉が家に押しかけてきて、自分の家庭やそれまでの生き方をかき乱されてしまう表題作ほか。

    独特の気味悪さ(けなしている訳ではなく。むしろ小説に対する言葉としては褒め言葉のつもり)に満ちた作品ばかり。

    この中編集を楽しむには、私は5歳ほど歳を取りすぎていたのではないかという気がする。今の私は「何故生きるか」を悩む時期は過ぎ去り、「どう生きるか」を悩んでいるので。

    タイムリーに角田さん結婚のニュースが飛び込んできた。ネットをザっとみた感じだと「意外」という反応が多いけれど、私は妙に「なるほどね~」と思ってしまった。なんていうか、角田さんっ

    0
    2009年10月22日
  • ナナイロノコイ

    Posted by ブクログ

    あまり、ぱっとしなかった・・・。
    印象に残ったお話があまりありませんでした。江國さん以外の作家さんも読むきっかけになればと読みましたが・・うーんという結果。

    0
    2009年10月04日
  • みどりの月

    Posted by ブクログ

    ひさしぶりに読んだ小説。

    2つの話が入っていて、

    主人公がなんとなく似てる。
    終わり方もなんだか似てた。

    よい意味でも悪い意味でもなく、
    それはなんだか「悪くない」かんじだった。

    0
    2009年10月04日