角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
角田さんの本はこれで11冊目です。その感想を書く度に、過去の感想を読み直しているようです。それほど私の中で位置付けが定まらない作家さんのようです。
「何故、こんな作品を書く必要があったのか」と思う作品が多くあります。それでも力のある作家さんだという事は判るので、あくまで「私には合わない」という意味です。ならば読まなきゃ良いのですが、時々惚れ惚れするような作品に当るので困ってしまうのです。
この作品は、それらの真ん中あたりに居る感じです。
「『自分』なんて曖昧なものだよ。」角田さんはそう言ってる様に思えます。
主な登場人物は、何かになろうとする女性、廻りに流される女性、総論の正論(例えば「人間 -
Posted by ブクログ
第3回婦人公論文芸賞受賞。周囲からは普通の家族に見える。家族は一見穏やかに日常を暮らしているのだが、それぞれに問題を抱えている。それぞれが独白の形で短編を構成し、お話はすすむ。実は問題が表に出ないだけなのだ、なんと臨場感のある内容になっているのだろう。どこの家庭でもこれほどではないにしろ、多少は何かしらの問題は抱えているものだ。
きれいな形で終わらせず、何一つ結論らしきものを示さずにお話は終わる。どんな状況でもこの家族は、どうにか形をたもっていくのだろう。家族はこうでなければいけないなどと、勝手に形を作り上げていること自体、土台無理な話なのだ(笑 -
Posted by ブクログ
『まどろむ夜のUFO』はとても不思議な感覚のストーリーでした。
弟の行動も謎だらけでおかしいし、その友達の恭一の存在もおかしいです。
几帳面な同級生のサダカくんも、あまりにも几帳面しすぎて
私には堅苦しい感じがしました。
そのせいなのか、恭一の危ういところが魅力的にも思え、
もしかしたら主人公の彼女もそこに少し惹かれている気持ちがあるのかとも思えました。
恭一の言葉で「おれ本当にちゃんと覚えていてるんだぜ、
生まれたくてたまらなかったことも、そこためにすげえ努力したことも、
だから生まれるときなんてあれだよ、母親が苦しんでいるのに自分で
必死に頭動かして出ていったんだよ。あれは母親が息んで産 -
Posted by ブクログ
角田光代さんの初期中編集。妊娠が判明した瞬間、変わり者の義姉が家に押しかけてきて、自分の家庭やそれまでの生き方をかき乱されてしまう表題作ほか。
独特の気味悪さ(けなしている訳ではなく。むしろ小説に対する言葉としては褒め言葉のつもり)に満ちた作品ばかり。
この中編集を楽しむには、私は5歳ほど歳を取りすぎていたのではないかという気がする。今の私は「何故生きるか」を悩む時期は過ぎ去り、「どう生きるか」を悩んでいるので。
タイムリーに角田さん結婚のニュースが飛び込んできた。ネットをザっとみた感じだと「意外」という反応が多いけれど、私は妙に「なるほどね~」と思ってしまった。なんていうか、角田さんっ