大槻ケンヂのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
バンドブームを知っている世代にはおなじみの大槻ケンヂの著書。
お気楽に稼いで羨ましい、と思っていたが、どの職業でもそれなりの苦労があるという当たり前の事実に気づかされた。
「運が良かっただけ」と言わるような有名人たちの、「運が良かったからこその苦労」を知ることができた。
<アンダーライン>
★★★★★
「人気が出る」ということは「ある日突然、いわれのない愛と憎しみを一身に受けるようになること」です。
★★★★
会ったこともないような人に対してそこまでの憎しみをぶつけられるっていうのはショックでした
★★★
「人間は根本的に悪である。けれども善であろうと努める生き物でもある
★★★「何で俺がリアクション芸人さんと同じ扱いなの?」とかとまどう結果になっても「最初に出たあんたが悪い」というテレビ側の正論に反論するのは困難ですし、調子に乗ってでてきた方の負けなんですね
★★★★
ラブコメっていうのは
・ちょっと変わった形での出会い(起)
・どうもお互いすきになったらしい(承)
・でも喧嘩をしてわかれてしまう(転)
・やっぱり復縁してめでたし(結)
★★★
相手のニーズを受け入れるゲーム
★★★
世間から忘れ去られてはいけない
★★★★
世の中はよくできているもんで、そういうことって暗黙の了解なり、法律なりでストップしてくれているんですよ。踏み込まなかった自分をヘタレだと思う必要はないですよ
★★★★★
「周りの人たちとは違う私」というのを実感したかったり、自分のコンプレックスを負の世界とアクセスすることで変えようとしたり…いわゆる超越願望ですね
★★★★★
時間はある種の牢獄だ
★★★★★
「燃えよドラゴン」が「よくあるアクション映画」と感じるということは、いかに「燃えよドラゴン」が世界を変えたかという証明に他ならない -
Posted by ブクログ
個人的に、陰キャと陽キャの大きな踏み絵になるものとして、「青春時代に深夜ラジオを聴く習慣があったか」があると思ってる。(陽キャはラジオというメディアを必要としない。というかラジオがつけ込む暇がない)さらに陰キャの中でも、「グミ・チョコレート・パイン 」を読んでるか否かも加えていいかもしれない。それぐらい、ある意味、コーランみたいな小説だ。
「グミ・チョコレート・パイン」は、17歳ぶりに読んだら、少し喰らってしまった。
率直な感想は「この子達はまだ未来があっていいな‥」だったりする。当時の同族嫌悪とは違う感情。
童貞な分伸びしろがある感じと言いましょうか。もっとフィジカルに生きなくては!こんな月々の読書記録とかまとめてないで、と叱咤されてる感じでしょうか。
銀杏BOYZは「あいつらが簡単にやっちまう30回のセックスよりも『グミ・チョコレート・パイン』を青春時代に1回読むってことの方が僕にとっては価値があるのさ」と歌ってたけど、トリプルファイヤーは「映画100本見るよりインドに1回行った方がいい」と歌ってたよことも同時に思い出す。そんな真理が同時に存在するってのが青春!!!
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Posted by ブクログ
SFアクションファンタジーのヒーロー物です。
世界観を理解することを放棄した上で、難しい事を考えずワクワクだけを摂取するならこの本を読むのをオススメします。
大槻ケンヂの音楽を知ってるとなお楽しめる作品だと思います。
ヌイグルマーやその仲間たちが数々の困難を乗り越えていく姿や、ヒーローが悪党と共闘してより凶悪な敵と戦うシーンはとても胸アツです。
何といっても読み手が求めるヒーロー物に必要な要素を満足するまで得られるのがこの本の強みだと思います。
ただ、ヌイグルマーが強すぎて「どうせヌイグルマーが勝つんでしょ…」という出来レース感が否めなかったのと、腕も首も当たり前のように飛びますのでグロテスクな表現が苦手な方は読むのは避けたほうがいいです。 -
Posted by ブクログ
坪内祐三「文庫本を狙え!」で紹介されていた文庫本レビューの第一弾。1997年発行。
坪内さんは大槻ケンヂの文章を「とてもオーソドックスな意味での名文」と評価していた。音楽家は名文を書く人が多いのだそうだ。音文一致とも評している。それに、音楽家って、読書家が多いのだろうか?
名文の例として坪内さんは、
「彼女との悲しい別れを綴った一文「踊る情感欠落人間」は、誰が読んでも胸にグッとくるだろう」と紹介している。
筋肉少女隊を率いるケンヂさんらしいユーモアを交えて、高校生からの初々しいABC体験を綴りながら、やがて初めて恋を知った2人の不器用で悲しい別れをを淡々と書いていた。
可笑しくてやがて悲しき男かな
という感じ。
他には、
「!(アイ・オウ)」という一文がある。大槻ケンヂが本格的に映画出演した一本について書いたエッセイ。最初は役者なんか出来ないと断ろうと思っていたらしいが、長期入院のお父さんを見舞って、絶妙の
「ああ‥‥まあ、どうだ‥‥」
「ああ、まあ‥‥」
「ああ‥‥そうか‥‥」
「ああ‥‥」
というジャイアント馬場と笠智衆のような会話の後の、帰り際に「ああそうそう映画出演の話があるけど断ろうと思うんだ」とひと言言ったら父親はまさかの「何故なんでもやってみようとしないんだ」と、ひと言返されたらしい。それで映画に出ることになったらしい。エッセイ執筆中がちょうど撮影中で、たいへんな悪夢を見るまで苦しんでいるという一編である。で、どんな映画だったのか調べてみた。
「」
「世渡り下手な3人のアウトローたちの青春像」だそうだ。主演に柴田恭兵、助演に錦織一清と大槻ケンヂ。ヒロインに岡部まり。監督はまだ堤ユキヒコと名乗っていた頃の堤幸彦。原案は有名になる前の遊川和彦。プロデュースはおニャンコのみ有名だった秋元康。主題曲はRCサクセションという、なんかものすごく観てみたくなるような一本なのだけど、DVDにも配信にも入っていない!!所謂「幻の一本」(名作かどうかは観てみないとなんとも言えない)である。早くアマプラで見せてくれ!!
ちなみに、お父さんと話をした後、秋元康に承諾の返事をしに行く。「彼は笑うと、さらに林家こぶ平にクリソツだった」と少しdisっている。まさかこの時、この人が日本で1番稼ぐプロデューサーになるとは思ってなかったのでしょう。