大槻ケンヂのレビュー一覧

  • いつか春の日のどっかの町へ

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    大槻ケンヂの文章が大好きだな、と再認識できる本。終始笑い泣きしながら読む。まあ途中途中に「自慢かよ!この成功者がっ!」と突っ込みたくなるパートもあるのは事実だけど笑 エッセイなので。ご愛嬌。

    友の死、ギターとの出会い、いくつになってもどんなに有名になっても、あの頃と変わらない/変われない自分。あまりに人生すぎる!あたたかくもささりました。

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    2025年03月02日
  • 今のことしか書かないで

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    今年一番最初に聴いた曲は、06552355の干支ソングだった。そうオーケンのあの曲。
    今年はオーケンの年だろうと思い、数十年振りに手に取った次第なのだ。
    変わらず鉄板のオモロさではあるけれど、長い月日が流れ、のほほん以上に力が抜け、寧ろこれくらいが自分にちょうどいい。

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    2025年03月01日
  • 今のことしか書かないで

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    ‘今‘を起点にした、妄想がちりばめられたエッセイ集。
    「取り立てて何も起きない2週間も」とあるけれど、そんな回はほぼなかったんじゃなかろうか。
    話題自体は年齢もあってか割とシリアスなことも多いんだけれど、語り口や捉え方が優しくて、息はそれほどつまらない。
    妄想部分に関しては、どうなんだろうと思いつつ、最後にゃ引き込まれたんだから面白いと感じたんだろう。

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    2024年12月25日
  • サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法

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    バンドブームを知っている世代にはおなじみの大槻ケンヂの著書。
    お気楽に稼いで羨ましい、と思っていたが、どの職業でもそれなりの苦労があるという当たり前の事実に気づかされた。
    「運が良かっただけ」と言わるような有名人たちの、「運が良かったからこその苦労」を知ることができた。

    <アンダーライン>
    ★★★★★
    「人気が出る」ということは「ある日突然、いわれのない愛と憎しみを一身に受けるようになること」です。

    ★★★★
    会ったこともないような人に対してそこまでの憎しみをぶつけられるっていうのはショックでした

    ★★★
    「人間は根本的に悪である。けれども善であろうと努める生き物でもある

    ★★★「何で俺がリアクション芸人さんと同じ扱いなの?」とかとまどう結果になっても「最初に出たあんたが悪い」というテレビ側の正論に反論するのは困難ですし、調子に乗ってでてきた方の負けなんですね

    ★★★★
    ラブコメっていうのは
    ・ちょっと変わった形での出会い(起)
    ・どうもお互いすきになったらしい(承)
    ・でも喧嘩をしてわかれてしまう(転)
    ・やっぱり復縁してめでたし(結)

    ★★★
    相手のニーズを受け入れるゲーム

    ★★★
    世間から忘れ去られてはいけない

    ★★★★
    世の中はよくできているもんで、そういうことって暗黙の了解なり、法律なりでストップしてくれているんですよ。踏み込まなかった自分をヘタレだと思う必要はないですよ

    ★★★★★
    「周りの人たちとは違う私」というのを実感したかったり、自分のコンプレックスを負の世界とアクセスすることで変えようとしたり…いわゆる超越願望ですね

    ★★★★★
    時間はある種の牢獄だ

    ★★★★★
    「燃えよドラゴン」が「よくあるアクション映画」と感じるということは、いかに「燃えよドラゴン」が世界を変えたかという証明に他ならない

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    2024年10月27日
  • 暴いておやりよドルバッキー

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    筋肉少女帯の再結成前の時期のエッセイ集。
    オーケンのエッセイは頭空っぽにしてリラックスして読めて、クスッと笑えて好きです。

    バンド再結成するロッカーの感動的エピソード!みたいなのじゃなくて、いい歳の大人同士の再会ってまあこんなもんか…と脱力感が(しかもそういうのを隠さないところも)楽しかった。

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    2024年07月10日
  • 神菜、頭をよくしてあげよう

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    筋肉少女隊「香菜、頭を良くしてあげよう」がひどく好きで、ネットで調べているうちに見つけた。
    一文字ちがいのこの本。
    曲との関係はないが、ただ、おもしろい。
    中島らも氏との付き合いが書かれた、「中島らも逮捕」なんて、特に。ふたりとも、ゆる〜い大人である(ᯒᯎ″)。

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    2024年05月03日
  • グミ・チョコレート・パイン パイン編

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    個人的に、陰キャと陽キャの大きな踏み絵になるものとして、「青春時代に深夜ラジオを聴く習慣があったか」があると思ってる。(陽キャはラジオというメディアを必要としない。というかラジオがつけ込む暇がない)さらに陰キャの中でも、「グミ・チョコレート・パイン 」を読んでるか否かも加えていいかもしれない。それぐらい、ある意味、コーランみたいな小説だ。

    「グミ・チョコレート・パイン」は、17歳ぶりに読んだら、少し喰らってしまった。
    率直な感想は「この子達はまだ未来があっていいな‥」だったりする。当時の同族嫌悪とは違う感情。
    童貞な分伸びしろがある感じと言いましょうか。もっとフィジカルに生きなくては!こんな月々の読書記録とかまとめてないで、と叱咤されてる感じでしょうか。

    銀杏BOYZは「あいつらが簡単にやっちまう30回のセックスよりも『グミ・チョコレート・パイン』を青春時代に1回読むってことの方が僕にとっては価値があるのさ」と歌ってたけど、トリプルファイヤーは「映画100本見るよりインドに1回行った方がいい」と歌ってたよことも同時に思い出す。そんな真理が同時に存在するってのが青春!!!

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    2024年04月30日
  • グミ・チョコレート・パイン チョコ編

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    高校生ぶりに読。グミチョコパインまとめて。

    これは俺たちの物語なんだよな。「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」をかかえる俺たちの。
    大人になってもいまでも、読んでよかった。忘れちゃいかんね。ありがとう大槻ケンヂ。

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    2024年06月05日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

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    高校生ぶりに読。グミチョコパインまとめて。

    これは俺たちの物語なんだよな。「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」をかかえる俺たちの。

    大人になったいま、改めて読んでよかった。忘れちゃいかんね。ありがとう大槻ケンヂ。

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    2025年01月02日
  • 神菜、頭をよくしてあげよう

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    基本的にちょっとおかしく、変わり者のオーケンだからこそのエッセイ。バンド、オカルト、ネーチャン、ぬいぐるみ…。こんな変わったエピソードが短くサクサク読めるのは楽しく嬉しい。普通ならもう少し導入とか説明が必要になりそう。

    「恋とはなんでしょう?」と「オムライザー」が好きです。

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    2024年03月04日
  • グミ・チョコレート・パイン チョコ編

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    ネタバレ

    グミ編の主人公目線では完璧高潔美少女女神に見えた美甘子も実は影で悪口を言うし通俗な男に惚れ込むし、同類もそれ以外も見下してるひねくれ者だったって言うのが思春期特有の好きな子への神格化が出てて良い!!
    気取りやおな猿ケンゾーの劣等感によるネバネバした黒く汚い部分も出てきて
    グミ編は青春!感が強かったけどチョコ編はグミ編での願望からの現実を突きつけられてる感じがした!さてパイン編もよむよー

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    2024年01月11日
  • 縫製人間ヌイグルマー

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    SFアクションファンタジーのヒーロー物です。
    世界観を理解することを放棄した上で、難しい事を考えずワクワクだけを摂取するならこの本を読むのをオススメします。
    大槻ケンヂの音楽を知ってるとなお楽しめる作品だと思います。

    ヌイグルマーやその仲間たちが数々の困難を乗り越えていく姿や、ヒーローが悪党と共闘してより凶悪な敵と戦うシーンはとても胸アツです。
    何といっても読み手が求めるヒーロー物に必要な要素を満足するまで得られるのがこの本の強みだと思います。

    ただ、ヌイグルマーが強すぎて「どうせヌイグルマーが勝つんでしょ…」という出来レース感が否めなかったのと、腕も首も当たり前のように飛びますのでグロテスクな表現が苦手な方は読むのは避けたほうがいいです。

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    2023年11月26日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

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    何者でもない学生が、何者かになろうと必死になる様子が描かれている。

    読みやすくて面白いが、20代後半の自分には感情移入しずらく、学生時代に読みたかったなと感じた

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    2023年10月23日
  • サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法

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    古のサブカルめんどくさジジイが書いた本。最近は、元祖サブカルのひねくれ感をアンチする声が多いのでこういうおじさん久しぶりに見れてうれしい。

    若林のエッセイにもあったけど、「やって無駄ってことはなくて、やっただけ当たる(成功する)確率が上がってる」的な姿勢が何に対してもステキ。
    就活うまくいかないし、サブカルで食っていくほどの情熱(「○○をみんなに知ってもらいたい!」等)はないけれど、そういうものを探せばいいよっていうオーケンさんのあたたかさがすきだった

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    2023年08月25日
  • ロコ! 思うままに

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    (単行本)
    少女への純情、ダメ男、ロック、やんちゃ、サブカル、オノマトペで彩られた若者主人公による SF短編集。
    純情、ダメ男のストーリーは、すんなり感情移入してせつない気持ちにさせられる。好きです。
    やんちゃは読んでいて嫌な気分にもなるけど、作者の経験と筆力あればこそだろう。
    「イマジン特攻隊」では、ノリノリのリズムによって読んでいて引き込まれる。筒井康隆の「ジャズ大名」を思い出した。でも、盛り上がった後のエンディングだけは、平凡に終わってしまってちょっと残念。

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    2023年08月02日
  • ロッキン・ホース・バレリーナ

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    とってもダサい感想だけどまちことの関係は私たちに似ている。女の闇をみすぎて純粋に恋愛をできなくなった男と自分を肯定するために性交し手に入らないものを追い求める女。サブカル小説だけでは表せない素晴らしい作品だった。

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    2023年07月26日
  • グミ・チョコレート・パイン パイン編

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    十七歳か十八歳の男の子が貸して欲しいとの事で貸しました。彼は一体どう感じ取り、青春時代を過ごすことになるのでしょう。(かなり前に貸してるからそろそろ返して欲しいな!☆〜(ゝ。∂))

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    2023年07月21日
  • のほほん雑記帳

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    坪内祐三「文庫本を狙え!」で紹介されていた文庫本レビューの第一弾。1997年発行。

    坪内さんは大槻ケンヂの文章を「とてもオーソドックスな意味での名文」と評価していた。音楽家は名文を書く人が多いのだそうだ。音文一致とも評している。それに、音楽家って、読書家が多いのだろうか?

    名文の例として坪内さんは、
    「彼女との悲しい別れを綴った一文「踊る情感欠落人間」は、誰が読んでも胸にグッとくるだろう」と紹介している。
    筋肉少女隊を率いるケンヂさんらしいユーモアを交えて、高校生からの初々しいABC体験を綴りながら、やがて初めて恋を知った2人の不器用で悲しい別れをを淡々と書いていた。

    可笑しくてやがて悲しき男かな
    という感じ。

    他には、
    「!(アイ・オウ)」という一文がある。大槻ケンヂが本格的に映画出演した一本について書いたエッセイ。最初は役者なんか出来ないと断ろうと思っていたらしいが、長期入院のお父さんを見舞って、絶妙の
    「ああ‥‥まあ、どうだ‥‥」
    「ああ、まあ‥‥」
    「ああ‥‥そうか‥‥」
    「ああ‥‥」
    というジャイアント馬場と笠智衆のような会話の後の、帰り際に「ああそうそう映画出演の話があるけど断ろうと思うんだ」とひと言言ったら父親はまさかの「何故なんでもやってみようとしないんだ」と、ひと言返されたらしい。それで映画に出ることになったらしい。エッセイ執筆中がちょうど撮影中で、たいへんな悪夢を見るまで苦しんでいるという一編である。で、どんな映画だったのか調べてみた。

    「![ai-ou](1991)」
    「世渡り下手な3人のアウトローたちの青春像」だそうだ。主演に柴田恭兵、助演に錦織一清と大槻ケンヂ。ヒロインに岡部まり。監督はまだ堤ユキヒコと名乗っていた頃の堤幸彦。原案は有名になる前の遊川和彦。プロデュースはおニャンコのみ有名だった秋元康。主題曲はRCサクセションという、なんかものすごく観てみたくなるような一本なのだけど、DVDにも配信にも入っていない!!所謂「幻の一本」(名作かどうかは観てみないとなんとも言えない)である。早くアマプラで見せてくれ!!

    ちなみに、お父さんと話をした後、秋元康に承諾の返事をしに行く。「彼は笑うと、さらに林家こぶ平にクリソツだった」と少しdisっている。まさかこの時、この人が日本で1番稼ぐプロデューサーになるとは思ってなかったのでしょう。

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    2023年04月26日
  • いつか春の日のどっかの町へ

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    まえがきにて、「いつもの調子でサクサク読める」「お風呂につかりながらや寝しなに、サッと読める」と述べられてますがまったくその通り。いい塩梅でのほほん、サクサクと読めてちょっと笑えます。

    ギターとか音楽あまり知らないよ、という方でも楽しめると思います。大槻ケンヂ(オーケン)もそれらに詳しいわけではなく、難しい理論や説明は全然出てきません。でもなぜかライブの描写は読んでて景色が浮かぶんですよね。グッとくる。不思議。

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    2023年02月12日
  • サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法

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    久しぶりにオーケンの本を読む。
    家に積読がすげーたまっているから、まずはそれを読めよ!って話なんだけどね…。

    タイトル通り、サブカルで食っていくには?って事なんだけど、才能、運とかすでに結論が出ているので、いつも通りオーケンのエッセイとして読むが良いかと。

    どんなに成功している人でも山あり谷ありなわけで、そこはちゃんとわかった上で読むのが正解。

    軽めに読むにはちょうど良い一冊でした。

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    2023年01月02日