大槻ケンヂのレビュー一覧

  • グミ・チョコレート・パイン チョコ編

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    前作がすべての青き性春時代を送る性少年のオナニー小説だったのに対し、本作では次第に青春小説に向かって行く。
    オナニー小説から青春小説に立て直しが図られているのが本作であり、『グミ・チョコレート・パイン』を立派な青春成長小説として成立させるために必要な道具立てのすべてが本書には詰め込まれていく。

    三部作の第二作というものは、スターウォーズでいえば『帝国の逆襲』。
    作者もあとがきで述べているように、この第二作というモノは起承転結でいうと非常に難しい。
    『承』で終わってはモノ足りず、次の『転』まで読者を引き留めていけない。『転』まで描ききってしまうと、第三作目でのスペクタクルが無くなってしまう。

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    2015年05月06日
  • ロッキン・ホース・バレリーナ

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    バンドを組んでいる若い人たちは特に楽しめる作品。筆者が大槻ケンヂというだけで、プロを目指すバンドがどういうものなのか知らなくても、ストーリーがリアルに感じられる。登場人物の心の成長を追っていくのも楽しくて、青春を感じられる一冊。

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    2014年12月08日
  • 暴いておやりよドルバッキー

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    大槻ケンヂさんのエッセイ初めて読んだ。

    ゆるゆるでかなりマニアック、そして5ページぐらいで次の話へ。
    テンポよく読み進めらた。
    広く深く何でも知ろうって思った。

    表紙が可愛い。

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    2014年10月07日
  • ボクはこんなことを考えている

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    ネタバレ

    【恋をするな。仲間になれ!】

    大槻エッセイにしては比較的に攻撃色が強い。バンド好きの勘違い女が読んだら気分を害すであろう一冊。

    こんな僕でもやっぱり音楽の世界に憧れたときがある、本書の中に出てきた勘違い女たちとたいした差がない。むしろもっと悪い気がする。

    今思うのは、恋人より仲間になったほうが、バンドとは長く付き合っていけるということ。苦しいのは君だけじゃなくて、バンドも同じくらい君の熱すぎる情熱に苦しんでいるのだ。と誰かに御節介を焼きたくなった。今も大して成長できてないのだけど。

    それ以外にも、ちょっと読んでクスって笑って、心の薬になる作品。

    薬は苦くて当たり前だ。
    悪い病気は早く

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    2014年03月24日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

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    荒れ球のような汚い文章だが、じき慣れた。自意識過剰の高校生の話。高校の頃の痛さは度し難いが、大人になり世慣れた態度をとれるようになるのも一種の退化ではないかと。分類と対応だけ巧くなる一方感動からは遠ざかる。初々しさが大切なの。

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    2014年02月25日
  • グミ・チョコレート・パイン パイン編

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    もう少し淡々と話が進むと思いきや、
    ぶっ飛びすぎて逆にテンションが下がった。
    面白いのは面白いが、読後何も残らん。

    羽村くんが良い奴でホッとした。

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    2014年02月16日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

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    自分と重なる部分があって、
    こっばずかしい想いが蘇り
    叫びだしたくなる自分を抑えるのに大変でした。

    懐かしい単語がゾロゾロ出てくるたんびに
    遠い昔を思い出し、また赤面してしまうという
    私的にはとっても恥ずかしい話でありました。

    もーバカバカ昔の自分。

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    2014年02月15日
  • 40代、職業・ロックミュージシャン 大人になってもドロップアウトし続けるためにキッチリ生きる、80年代から爆走中、彼らに学ぶ「生きざま」の知恵

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    「金、女、音楽が仕事、健康、子育てにかわっても」の
    帯のとおり。

    みんな、健康な生活を心がけているなぁ。
    ちょっと、つまらないかな(もちろん、生活が優先だから
    そうなってしまうのだろうけど)。

    森若香織も49歳だったかぁぁぁ。。。かなりびっくり、というか
    自分も年だな。

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    2014年01月16日
  • ボクはこんなことを考えている

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    かなーり古いエッセイですけれども、面白かったです! というか、後書きでオーケン氏が述べているようにまさに電車の中、あるいはお風呂の中で気軽に読める一冊ですね…! オーケン氏の、ほんわかした人柄が全編に渡って感じられる作品となっております…!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    けれどもまあ、解説者の方も述べておられましたけれども、のほほんとしているようで意外と色々なことを考え、そして悩んでいることも窺い知ることができます…オーケン氏のエッセイ、久しぶりに読みましたけれどもイイ塩梅で心の清涼剤になったような気がしなくもないような、そんなハッキリとしない、曖昧模糊とした読後感を残してくれましたさようなら。

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    2013年12月30日
  • ロッキン・ホース・バレリーナ

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    ネタバレ

    18歳男子のパンクバンドのライブツアーを追うロードムービー小説。…ロードムービー小説という言い方はありなの?ロード小説?
    バンドで食えるかという将来への不安や恐れに対し、今が楽しければと逃避する18歳で夏でバカという存在が痛くて熱い。ちょっと最後は大団円すぎてうっかり冷めてしまい、星3つ。
    大槻ケンヂが袴田吉彦に似ているというのは気がつかなかった(笑)。

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    2013年10月22日
  • 40代、職業・ロックミュージシャン 大人になってもドロップアウトし続けるためにキッチリ生きる、80年代から爆走中、彼らに学ぶ「生きざま」の知恵

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    森重樹一(49)「依存症と戦う」

    依存にはメリットもあった。デメリットばかりを見つめるのではなく、メリットも認める必要がある。
    やりきるには依存が必要だった。それがあったから乗り越えられた。
    でも、これから先は必要ない。依存に向けていたエネルギーをまた別の場所へ向ける時が来た。

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    2015年04月15日
  • 神菜、頭をよくしてあげよう

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    大槻ケンヂのエッセイ集。

    この前読んだ、『ロッキン・ホース・バレリーナ』がおもしろかったから、なんか他にも、大槻ケンヂの本買ってみようかな、と思って。
    意外に著書が多くて(…っていうのは失礼かもだけど、だって、バンドマンだし)、どれにするか迷ったんだけど、そういう時は当然、ジャケ買いです(今日はジャケ買いの話しか書いてない気がする…)。

    イラストは羽海野チカ(『ハチクロ』の作者です(念のため))。

    ジェンダー研究に興味をもち始めたときにも(大学時代)、挿絵が柴門ふみだという理由だけで、入門書に『ジェンダーの社会学―女たち/男たちの世界』を選んだ、あたしらしい選択の仕方。(でも、今思うと、

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    2013年09月30日
  • 人として軸がブレている

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    ただただこの表題と同名のアニメ『さよなら絶望先生』の主題歌が耳から離れない時期があったので購入した次第です。
    絶望少女達との話をもっと盛り込んで欲しかった感はありましたが意外にも面白かった。

    人として軸がブレていると感じる方は是非。←??

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    2013年09月14日
  • 暴いておやりよドルバッキー

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    いつものエッセイ+筋少復活エピ。
    読者の思いを知ってるくせに、そこは彼一流の照れ隠し。けんもほろろにフィクションを織り交ぜて煙に巻かれた。「自伝」を読めば解決するのでいいですが。
    しかし「筋肉少女帯物語」ムチャクチャ読みてぇー!

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    2013年06月06日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

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    最初の方は下ネタばかりでもういいよってツッコミを入れたいくらいだったけれど、その他は至って普通の昭和な香りのする青春小説風。冴えない主人公とかわいいヒロインがひょんなところで会ってしまい、、のような流れで特筆することはなく、大槻さんの作品にしてはおとなしい印象を受けた。しかし、これはまだ三部作の一つ目である。実際、物語はまだ動き出したばかりなのだ。期待して二部、チョコレートを取る。

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    2013年05月11日
  • 40代、職業・ロックミュージシャン 大人になってもドロップアウトし続けるためにキッチリ生きる、80年代から爆走中、彼らに学ぶ「生きざま」の知恵

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    小椋 佳(おぐら けい、本名: 神田 紘爾(かんだ こうじ)、1944年1月18日 - )は、シンガーソングライター、作詞家、作曲家。
    中国ロック村 トイレなし ご隠居 家賃五千円 筋肉リベンジ ロブ・ハルフォード スティーブン・タイラー 男のブラジャー ロッカー、乳首の位置を気にする 中村あゆみ 鈴木稔 ラウドネス 八王子 サンプラザ中野 コブラ 三軒茶屋 トモフスキー たま石川 ホルモン列車 トラウマ 大人 フラワーカンパニー ロイヤルホスト 民生自宅スタジオ

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    2013年05月11日
  • ステーシーズ 少女再殺全談

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    ネタバレ

    知人の勧めで読みました。
    グロテスクで気持ちが悪いと思うような描写ばかりのはずなのに、なぜだかとても美しい。
    それはステーシーになる少女たちがたまらなく美しいからではないでしょうか。

    私は序章と、モモのお話が好きです。
    序章は、詠子がとにかく愛らしい。渋川に対する言葉があたたかい。
    最後の渋川の言葉も涙が溢れます。

    モモのお話も素敵でした。
    全部許してあげるよ。というモモの言葉が印象に残ります。

    それ以外はうーん?という感じだったので☆3

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    2013年04月04日
  • ロコ! 思うままに

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    ネタバレ

    青春時代にはずいぶん大槻さんにお世話になったので、この作品にも賞賛の意を示すレビューを書かなくてはと思いながら、作者単位で作品を評価するのは果たして誠実だろうかと考えさせられた一冊です。

    どういう動機があったのか自分でも甚だ不可解なのですが、はじめての東京旅行にもっていった一冊でもあります。

    上野公園のベンチで、多摩川沿いの土手で読みました。
    申し訳ないことですが、それしか覚えておりません。

    なので、浅野いにおさんの表紙を褒めておきます。

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    2013年03月22日
  • ステーシーズ 少女再殺全談

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    不条理とカルマと露悪の話。記憶が確かなら初めて買った小説がオーケンの『新興宗教オモイデ教』だったのだが、当時受けた「何だコレ!?」という衝撃を思い出した。惨たらしい方法で少女たちを虐殺する描写が目立つが、狂気の中の官能性だとか再殺の権利を通じて描かれる想い等、色々と感じる部分はある。ホラーとしての見方としては映画やアニメに毒されて走るゾンビに慣れてしまったせいか、じわじわと忍び寄るステーシーに対して恐怖は少ない。不気味だけど

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    2013年02月06日
  • 神菜、頭をよくしてあげよう

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    ネタバレ

    エッセイは小説に比べて中々読まないけれど、大槻ケンヂさんのは面白い。マニア向けな内容も多々あるし、万人受けする内容でもないとは思うけれど、でも面白い。というか大槻ケンヂという人が面白い。馬鹿だなぁと心底思うのだけれど、でも意外なとこで意外な程に真面目だったり、それが内容にも文章にも表れていて。かと思えば、心にしみることを素朴な言葉やありふれた言葉でふいにぽんっと言ってみたり、それも良さ。この人のエッセイは面白い。

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    2013年01月31日