大槻ケンヂのレビュー一覧
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おーけんのホラー小説。ものすごくスプラッターで純愛物語。
15歳~17歳の少女が突然死の後、ステーシーと呼ばれるゾンビとしてよみがえる。
ステーシーは165分割以上バラバラにして再殺しないと滅びる事がない。
この状況に世界は…
ざっくりあらすじ。
筋肉少女帯のステーシーの美術と多少リンクしている。
漫画を先に読んでいたので内容は頭に入っていたけど、原作の方がそりゃもうよりグロイ。
グロイのに泣ける。
オーケン節全開なので、嫌いでなければ良いかと。
加藤夏希主演で映画にもなっているようですが、血がどばー系は苦手なので、たぶん見ることはないかと。 -
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『スカルマン』とか昔のジョージ秋山の漫画だとか、子供にトラウマを植え付けようとしているだろって本ばかりあったんですね。 強迫神経症 アンテナ 人間塞翁がコラムネタ 僕のリスペクトするヒカシューの巻上公一さんは音楽とともに演劇などもやっている方なんですが 原始人の音楽 トランス状態に入っちゃって ケラリーノ・サンドロヴィッチ それはとてもいい経験値の上げ方だったと思います 自分学校の履修科目 大島弓子さんのクオリティの高さは今も色褪せないと思います 意外にヘミングウェイの短編は、途方にくれている感が共感できるかもしれません。 高田渡 大山倍達 世間様とはズレた視点を養うのにオススメ 沢木耕太郎 一休さんのとんち 大喜利 受容したものを換骨奪胎 小沢健二 太陽を盗んだ男 津山三十人殺し 目黒鹿鳴館 夢を抱く余地もない 明治維新みたいな変革の興奮 モテないっていう劣等感はダイナマイト500本分のパワーがあります 小説の始まりは散文詩で、締めはパズルです。 アンタッチャブルな世界の引き寄せる力 抗えない 所謂超越願望 所謂ヘルシー サイリウムを振って 痛みを感じる アドレナリン 臨戦態勢 脈絡のない話 ドロンパ 自我が肥大 まな板の鯉 「自由」ということは何でもできるということではないんです。自己を律して生きていかないといけないということなんです。 時間という牢獄の囚人たる自分を解き放ってくれるアイテム 教養 金子信雄 神輿 薫陶感くんとうかん 文化のバトンタッチをしなければっていう使命感が湧いてきちゃいます 今の即物的な消費をしているオタクの人たちって、結局ズリネタを求めているんですよ。自分のチンコが勃たなければそいつが悪いって発想なわけです。 誰も行かないところに行き、誰もやらないことをして、それを面白おかしく書く UFOマニア垂涎すいぜん ツイストのドラマーふとがね金太 大江慎也 陣内孝則 一休宗純 南佳孝よしたか 性悪説 荀子しゅんし 歩合ぶあい 町山智浩 フリークス
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ネタバレ【天皇陛下よ、立ち上がれ、きりーつ、れーい、ちゃくせきー】
オーケンは小説のほうが好きだと言ってきた。なぜなら、エッセイは制約がないからオーケンの成分が強すぎて何を言ってるのかまったく分からないからだ。小説だと、話をつなげたり説明する文のバイアスがかかって程よくスパイスが効いて本当に読み易い。
ただ、もうこの時期のエッセイになると書きなれてきたのか、どれも大概読みやすく、どれもほどよく面白い。酸いも甘いもと言う感じで文体もこなれて来ている。ヌイグルマーもめでたく映画化した。残念ながら監督はティムじゃなかったけれど、しょこたんが主演だった。オーケンまた、新しい小説書いてください。 -
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『グミ・チョコレート・パイン』というじゃんけんと語数=歩数で競うこの遊び。
ボクが育った上州のからっ風吹きすさぶところでは『グリコ・チョコレート・パイナップル』だったはずだ。
しかし、この『グリコ・チョコレート・パイナップル』には常々疑問を感じながら遊んでいた。
なぜなら、
グリコ=ぐりこ(3文字)
チョコレート=ちよこれいと(6文字)
パイナップル=ぱいなつぷる(6文字)
これだとこのゲームはグリコのひとり負けの様相が強いのである。グリコが勝つ様相というのは、飛び道具のチョコに勝ち続け、少しづつコツコツと歩数を積み重ねていくというまるでうさぎとかめのかめのような勝ちっぷりなのである。
幼きながら、なんか不条理な感じを持ちながらやっていた記憶がある。 それに比べて『グミ・チョコレート・パイン』であれば、
グミ=ぐみ(2文字)
チョコレート=ちよこれいと(6文字)
パイン=ぱいん(3文字)
と、グミだけの一人負けという感じでは無い、同じようにちょっとだけ良い手パインもあり、チョコレート一つに対して、グミとパインを組み合わせても1歩だけチョコには及ばないというどうにもこうにももどかしいけど、ゲーム性が高まるのである。
この三部作は本作、第三作目にして性春小説からついにいっちょ前の青春小説へと昇華した。
まだオナニーはするが、オナニーによる刹那の快感によって恐怖と自己嫌悪を緊急回避しようと試みることよりも、大切なことを賢三は知ることになる。
「すなわち、この世は空、空すなわちこの世なんじゃ。賢三よ、この世は執着すればするほど苦しむ空であることを腹に収めよ。しかし同時に、無常であれども、確かに存在しているのだから、目的と意欲を持ち挑戦する価値のある空であることもまた腹に収めよ」
「失恋も同じだと思うよ。ふられてからっぽになったからこそ、逆に、いろんなものをその中にこれから新しく詰めこめるんだよ」 「そうか」 「そうだよ。私もふられて自殺しようとして、なぜかこんな店で働いているんだけどさ、今じゃふった人に感謝してるもん。私を一度からっぽにしてくれてありがとうって、逆に、新しいこと詰めこむ隙間を、そいつが作ってくれたわけだからさ、詰めこんでも詰めこんでも、まだまだ足りないでっかいからっぽだよ。今日も明日も詰めこみ作業で大忙しだよ。悩んでる暇も無いよ」
ただの変態ジジイかと思いきや、大変な有名人だった山之上のじーさんと早朝サービスのヘルス嬢である偽みかこの言葉である。
この二人との出会い、経験により賢三はようやく現実に向き合う勇気を取り戻す。
そして、ライブハウス屋根裏でのデビューライブで賢三を待つ三人のボンクラ共のところへと失踪する主人公のボンクラ賢三。
まさに青春成長小説の王道シーンである。
しかし、ホントにそんなそんじょそこらの青春小説をあの大槻ケンヂが描くだろうか?
本書の中で第一作目からヒロイン山口美可子が繰り返し言う台詞に
『人生ってグミ・チョコ遊びだと思うの。出す手によって先に行ったりおくれたり、でもそうやって、いつかみんなが同じ場所へたどりつくんだと思う」
この台詞を繰り返し読まされて、山口美可子いい娘だなぁ〜とコロッと騙されそうになるのだが、冒頭のグミチョコパインの仕組みを考慮すると素直に喜べない気がするのだ。
どう見てもヒロイン山口美可子の位置づけは、ひたすら『チョコレート』を連発してあ゛っ!?という間に見えなくなるキャラである。
チョコに勝つには『グミ』しかない。しかし2歩しか進めない。たまにパインで勝っても3歩しか進めない。
グミとパインを組み合わせてもチョコレートの一回分を追い越せないのである。
いくら一生懸命追いつこうとしても、『才能』というモノを持ち合わせた神の申し子には結果追いつけすらしない。
凡人のボンクラ共は所詮、そうそうに現実との折り合いを付けてそれぞれが生かせる場所をはやいとこ見つけなさいよという暗示もこの三部作の底辺には流れているような気がする今回の読み直しだった。 -
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前作がすべての青き性春時代を送る性少年のオナニー小説だったのに対し、本作では次第に青春小説に向かって行く。
オナニー小説から青春小説に立て直しが図られているのが本作であり、『グミ・チョコレート・パイン』を立派な青春成長小説として成立させるために必要な道具立てのすべてが本書には詰め込まれていく。
三部作の第二作というものは、スターウォーズでいえば『帝国の逆襲』。
作者もあとがきで述べているように、この第二作というモノは起承転結でいうと非常に難しい。
『承』で終わってはモノ足りず、次の『転』まで読者を引き留めていけない。『転』まで描ききってしまうと、第三作目でのスペクタクルが無くなってしまう。
本書では『転』の冒頭くらいで終えている。なので捕まえられた気持ちの持って行きようが無く、次はまだまだ?と次作への期待が引き摺られるのだ。
帝国の逆襲はダースベイダーにルークは自分の息子だと言われ、動揺を隠せずに逃げたところで終わり、本作はなんとっ!?
左手にブルマーを握りしめたまま、右手でベルトを手際よく外した。一瞬、誰かに見られている気がして振り向いたが、もちろん誰もいない。ホッと息をつき、そして賢三はまた、ポコチンを握りしめた……。
主人公の賢三がついにオナニーネタとして禁じていたヒロイン山口美可子をズリネタに、やるんか?やってしまうんかっ??やりよるんかっ???
という場面で非情にも終わるのである。
.........ラストシーンをおいてなおやはりオナニー小説から脱していない。
が、そんなことは無いのである。
ここに至る道中、「不条理なほどほとばしってしまう抑えようのない激情」を抱くボンクラ共はもはや背中すら見えないほど先を進んでしまった山口美可子を追いかけるべく、さらなる懊悩に無駄な日々を費やし、ついに自己表現の一つの形であるバンド活動という形を見出すのである。
はたして、美可子に追いつくことはできるのか?
美可子はさっさと大人の階段を三段飛ばしで駆け上がっているぞっ!どうするどうなるボンクラ共っ???
ということで第三作パイン編に続くのである。 -
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ネタバレ【恋をするな。仲間になれ!】
大槻エッセイにしては比較的に攻撃色が強い。バンド好きの勘違い女が読んだら気分を害すであろう一冊。
こんな僕でもやっぱり音楽の世界に憧れたときがある、本書の中に出てきた勘違い女たちとたいした差がない。むしろもっと悪い気がする。
今思うのは、恋人より仲間になったほうが、バンドとは長く付き合っていけるということ。苦しいのは君だけじゃなくて、バンドも同じくらい君の熱すぎる情熱に苦しんでいるのだ。と誰かに御節介を焼きたくなった。今も大して成長できてないのだけど。
それ以外にも、ちょっと読んでクスって笑って、心の薬になる作品。
薬は苦くて当たり前だ。
悪い病気は早く直して、外で笑おう。