大槻ケンヂのレビュー一覧

  • ステーシーズ 少女再殺全談

    Posted by ブクログ

    冒頭のミルクコーヒーダンスの夢を見ていた文章がとても好きです。
    この物語は、全体的に暗くて悲しい。悲しさの中にある優しさが切ない。

    0
    2013年11月18日
  • 40代、職業・ロックミュージシャン 大人になってもドロップアウトし続けるためにキッチリ生きる、80年代から爆走中、彼らに学ぶ「生きざま」の知恵

    Posted by ブクログ

    over40のミュージシャンたちがある意味とがっていなくて、面白くもあり、哀しくもあり。でもこれはJロックが好きな人はみんな読んだほうがいいかも。
     宮原学が富山のライトレール線路工事をやっていたなんて話は涙が出てくるエピソードだったよ。
     ここに出てこないミュージシャンの話も聞いて第2段も出してほしいな。

    0
    2013年09月23日
  • 40代、職業・ロックミュージシャン 大人になってもドロップアウトし続けるためにキッチリ生きる、80年代から爆走中、彼らに学ぶ「生きざま」の知恵

    購入済み

    ロックな人生の老後を考える本

    セックスドラッグロックンロール、な人ばかりではないだろうけど、
    どう考えても普通な生き方でない
    ロックという生き方。
    それでも人生は流れていくわけで…
    子供の世話から、家庭の事情や向こう三軒両隣…
    生きてりゃやらなきゃいけないことだらけ。
    特殊な生き方を選んだ人々の
    「その後」を垣間見れる本。

    0
    2013年08月28日
  • ゴシック&ロリータ幻想劇場

    Posted by ブクログ

    やっぱりこの人の書くものは好き。
    なぜかとても理解できるように
    感じる。
    読みやすいけどうまく自分では表現
    できない感情が文章にされてる。
    こんな話を40も過ぎたおじさんが
    書いてるんだから不思議だ。すごい。
    短編だから読みやすく、独特の
    毒も健在。
    最近積ん読が多かった中、
    久しぶりに読書に手をつけ
    すぐ読み終わった。
    やっぱり本を読むことはいいね。
    オーケンの本読み返したくなった。

    0
    2013年08月25日
  • 40代、職業・ロックミュージシャン 大人になってもドロップアウトし続けるためにキッチリ生きる、80年代から爆走中、彼らに学ぶ「生きざま」の知恵

    Posted by ブクログ

    時々読む週刊アスキーでの連載が大変面白く楽しみにしていたので、この本がでてすぐに買いました。
    リアルタイムに聴いていた自分と同世代かちょっと上のミュージシャンたちの今の姿が語られているのがまとめて読めて楽しかったです。
    でも、ここで登場しているのは今もミュージシャンを続けている、才能と運のある人たちだけで、その後ろには何百人もの消えたミュージシャンがいるんだよなあ。

    0
    2013年07月14日
  • ロコ! 思うままに

    Posted by ブクログ

    オーケンの小説はもう何冊も読んだが、大方ロック、少女系SFのどちらかに区別できる。ロックの方はメッセージ性が強い。誰だって自分の闇の中でもがいている。もっとがむしゃらに、光に向かって叫び、自分を変えて欲しいとオーケンの願いのようなものを真っすぐに感じる。恐らく彼はロックを伝えることに大きな使命感をもっているのだと思う。救われた少年少女も多いのでは。SF系の方は奇書でホラーだけど、個人的にはこちらの世界感に浸る方が好き。本書のお気に入りはロコもう一度。ベタベタクサクサな内容だけど、逆にそれが胸にぐっときた。

    0
    2013年06月21日
  • ステーシーズ 少女再殺全談

    Posted by ブクログ

    オーケンの作品は、くるぐるに然り楽曲とリンクしているものが多いので、物語を読んで、曲を聞きその世界に浸れる、そんなおいしい楽しみ方ができる。本作とのリンク曲では再殺部隊を改めて聞いたけど、悲しくなる。壊れた世界設定だけど、そんな世界の物語。個人的にはゴシックロリータ幻想劇場の方が好き。

    0
    2013年06月15日
  • のほほん雑記帳

    Posted by ブクログ

    のほほん的生活のすすめ編が面白かったです。オーケンの恋の話がツボです。「女性を慈しみ、愛しく思い、できるならいつも一緒にいたい、共有する時間を一秒でも長くいたい、という、恋愛に不可欠な情感が生まれつき欠けているようなのだ。」というところは、そういうタイプってきっと世の中にいくらかいるのかな、話しててそういう風に感じる人いるものな、と思いました。あと、エロか父性愛かになってしまう、というのは衝撃でした。水道橋博士の解説にもありましたが、描写が切なかったです。

    0
    2013年06月15日
  • グミ・チョコレート・パイン パイン編

    Posted by ブクログ

    自分には特別な何かがあると思いながら、狭い世界に住んでいた彼らはそれぞれに、遠道をしながらも前に歩き出した。この物語は誰もが一度は感じた燻りのようなものをストレートに描写している。だから、いつ見ても賢三が等身大の自分の様な気がして、彼が頑張っているなら自分も、と励まされるのだろう。美甘子が賢三のことを虚ろにしか覚えていなかったのは悲しかったが、彼女がいなければ賢三は本当の意味で、悩み抜き、前に進むことはできなかった。好きな場面は、クラスメイトたちの日ごとの様子も描写。なぜか哀愁を感じずにはいられなかった。

    0
    2013年05月15日
  • グミ・チョコレート・パイン チョコ編

    Posted by ブクログ

    物語が動き出した。バンドを始めた賢三たち。他の皆はそれぞれの役割を担い、人とは違ったものを自覚して生を謳歌するが、賢三のみが自分には何もないことを自覚してしまい、やれば出来る子神話が崩壊し絶望のふちへ。この辺の賢三の心境には共感。そして、美甘子の世界もまた変化を見せる。まさか狂って堕ちてしまうのか、、と思ってしまったりもしたけど、先生は全員はハッピーにさせたいご様子。ここからどうなるのか。楽しみ。

    0
    2013年05月11日
  • 40代、職業・ロックミュージシャン 大人になってもドロップアウトし続けるためにキッチリ生きる、80年代から爆走中、彼らに学ぶ「生きざま」の知恵

    Posted by ブクログ

    大槻ケンヂ氏が現在40代のミュージシャン(いわゆるバンドブームに活躍した人々)と対談している本です。
    大人の体力づくり(寺田恵子)、40代の筋トレ(鈴木圭介・グレートマエカワ)、男のメイク(ROLLY)、モチベーション維持(橘高文彦)、税金・年金を考える(水戸華之介)、大人の尊重プレー(川西幸一)などなどミュージシャンならではの内容がとても面白い!バンドブームに生きてきた人なら対談のアーティスト名を見るだけでもにやにやしてしまうかも。

    0
    2013年05月09日
  • くるぐる使い

    Posted by ブクログ

    ドグラマグラ的な奇書の類いかな、というのが最初の感想だったけれどその考えはキラキラと輝くものを読んで一変した。それぞれの話の中の少年少女は確かに狂っていて、描写にもグロいものがあったりするけれど、読むうちそれが普通、身近なことのように思わされて、次には自分の中に共感が生まれて、最後には切なくなるこの感じは一体なんだ、すごく面白い。話は荒唐無稽なように見えてきちんと作られていて、中毒性がある。大槻ケンヂ恐るべしと改めて思った作品でした。

    0
    2013年04月14日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

    Posted by ブクログ

    いい意味で最高にくだらなく、切なく、甘酸っぱい物語です。
    青春いいなー。そして言葉が意外と深い。
    色々考えちゃいます。

    おもしろくて一瞬で読み切りました。

    0
    2013年01月25日
  • ロコ! 思うままに

    Posted by ブクログ

    ゆきねぇに薦められた大槻ケンヂ「ロコ!思うままに」。ロックだったー!
    いまいちピンとこない短編も実は多かったんだけど、表題作「ロコ!思うままに」と「神様のチョイスはKISS」と「天国のロックバス」が、ど直球のロックンロール文学って感じで、よかった。
    なんか背中押された感じがする。
    沸き上がるぜ、マグマ!

    0
    2013年01月14日
  • 暴いておやりよドルバッキー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大槻ケンヂ氏のエッセイ集、ぽんぽん読めるし文章のチャーミングさが好きです。

    あと何せ表紙!

    いつかねこを飼ったらドルバッキーと名付けるんだ。

    0
    2013年01月04日
  • ステーシーズ 少女再殺全談

    Posted by ブクログ

    猟奇的、とでもいいますか。
    鮮やかな発想力です。
    一種変態的な嗜好の持ち主には持ってこいな世界だったのではないでしょうか?
    けれど、
    私的には少々浅かったかなぁ。という気がします。
    深読みすればこそなんて言われてしまうかもしれませんが、
    そこに存在する物語を、世界を、
    あるが如く淡々と、
    単調に語られたような作品で、
    イマイチ深味に欠けたのです。
    ただ、
    読み易さは素晴らしいものでした。
    想像力を働かせるにはグロテスクな作品でしたが。
    語り口調がどことなくコミカルなので、
    不思議と嫌悪感はありませんでした。
    少年少女の黒歴史のお伴にぴったりな一冊です。

    0
    2012年12月10日
  • 縫製人間ヌイグルマー

    Posted by ブクログ

    面白かったのだが。
    全編ふざけているような文章、そしてえげつない内容。
    考えてみれば大槻ケンジさんらしい感じもする。茶化しながら、賛美しているような。

    0
    2012年11月12日
  • のほほん雑記帳

    Posted by ブクログ

    僕はサブカルかオタクかと言われたらサブカルなんだけど根っからのじゃないのでいつも僕は宙ぶらりんだなってサブカルどっぷりの達人たちを見たり読んだり聞いたりすると思う。

    0
    2012年10月01日
  • ボクはこんなことを考えている

    Posted by ブクログ

    俺が大槻ケンヂを尊敬していることは周知の事実、
    でもないようなので、この場をかりて宣言します。
    俺はオーケンを尊敬してるぞー。悪いかコラ!ハゲ!!

    そんな僕の思想の師の1人、大槻ケンヂなのですが、
    本当に多くのエッセイを書いていてエッセイ集が
    一体何冊出てるのかすらわからないので
    僕も全部は読んでません…。

    でも古本屋で見つけるととりあえず買う。んで読む。
    このエッセイ集は、当たり!

    もちろん他の作品と被ってる部分も多いんだが、
    数多くのエッセイ集の中でもタイトル通りオーケンの
    思想的な核心部分、トロの部分が集められています。

    特にUFO考察とプロレスネタ、そし

    0
    2012年09月22日
  • 我が名は青春のエッセイドラゴン

    Posted by ブクログ

    オーケンのエッセイはたくさん出ていて
    中身もそんなに大差はないんだけど、
    とりあえず一冊、というならこれをオススメできる。

    タイトル通り、青春思春期童貞時代が中心です。
    こういうエッセイはたくさん読んだ方がいいです。
    なぜなら思春期の男性の悩みは

    ①「オレって何?」
    ②「オレってこの先どうなるの?」
    ③「オレってどうすりゃ女にもてるの?」

    の三つに集約され、青春エッセイには
    その答えのヒントが隠されているからだそうです。

    というわけで皆さん、読みましょう、青春エッセイ。
    俺は書く。

    0
    2012年09月22日