大槻ケンヂのレビュー一覧

  • グミ・チョコレート・パイン パイン編

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    この作品中に出てくるSF作品を順番に読んでいきました。海外SFにハマるきっかけになった作品でもあります。

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    2021年10月04日
  • グミ・チョコレート・パイン チョコ編

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    コミック版、映画版、それぞれ楽しませてもらいました。ありがとうオーケン。私の趣味に多大な影響を与えた作品です。

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    2021年10月04日
  • 続 学校に行きたくない君へ 大先輩たちが語る生き方のヒント。

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    不登校新聞からのいくつかの記事の抜粋である。これをもとに不登校新聞を気軽に手に取れるようにすることがいいのかもしれない。不登校になってから、不登校になる前に、大人になり不登校でなくなってから、いつでもどこでも読める新聞になってくれるといいと思う。

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    2021年08月04日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

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    学生時代、この本が図書室にあって、その時はなんだこの下劣な本は...とやめてしまったけど、今読むと共感できることが多すぎて胸がキュウッてなった、大名作すぎる

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    2021年06月13日
  • リンウッド・テラスの心霊フィルム 大槻ケンヂ詩集

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    なんというか、大槻さんの昔の詩は心を打つのです。
    ダメ人間でも生きていていいんだと思える、あからさまではないけれど温かいメッセージのようで…

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    2021年05月08日
  • グミ・チョコレート・パイン パイン編

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    今持っている漠然とした閉塞感に
    何か答えをくれるんじゃないか

    そう思いながら、閉塞感に立ち向かう賢三たちに共感しつつ読んでいった。

    結局そんな甘いことはなく、答えなんてないし、立ち向かっていかなきゃいけないけど、遠回りしてもいいよねって教えてくれた。

    みんな立ち向かうことに執着して、立ち向かわない自分に苦しんでる。みんなそう。だから今じゃなくてもいいから、どこかで、必ず、ちょっとでいいから立ち向かおう。

    そう思えた本。読んでよかった。

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    2020年12月01日
  • グミ・チョコレート・パイン パイン編

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    今思うとこの作品にすごい影響受けてるなって思うし、10代のうちに読んどいて良かったなと思う
    青春って甘酸っぱいとか青臭いとかそんな甘っちょろいもんじゃなくてこういうもんですよね〜
    忘れたくないな

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    2020年11月03日
  • 続 学校に行きたくない君へ 大先輩たちが語る生き方のヒント。

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    ネタバレ

    「続」も、前編に劣らず非常によかった。前編と同じ編集方針となっており、全国不登校新聞社に在籍する、不登校・ひきこもりの当事者・経験者である子ども若者編集部員が、「私が話を聞きたい人に話を聞きにいく」という方針で取材を行うことにより作られている。「世のため」「人のため」ではなく、「私」が話を聞きたいというのが大原則となっている。

    そのインタビュアーに答えた17名の著名人がこちら。
    目次には、対談者のキーとなる一言が次のように紹介されている。確かにこれらのセンテンスがキーとなるものであるが、それ以外にも一人の読者として感動した言葉や生き方があった。

    ■中川翔子:ちょっとの「好き」を集めて、積み

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    2020年09月14日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

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    これを学生の時に出会っていたら楽だったろうと思う。大人になっても子供の時に読んでもきっと楽しく読めると思う!!すち

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    2020年07月17日
  • グミ・チョコレート・パイン パイン編

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    遅ばせながら、三部作全て読みきった。

    私は明日、17歳になる。
    今このタイミングでこの本の存在を知り、この本を手に取り、読みきったことはきっとこの先何十年も忘れることはないだろう。

    今までたくさんの本を読んできたつもりだが、
    はじめて小説を読んで涙が出た。

    何をしても報われない辛さだとか、虚無感、喪失感、自己嫌悪、身の回りにある全ての感情が終始ぐるぐると渦巻いているのがリアルすぎて、途中で何度も本を閉じて深呼吸したくらいだ。

    間違いなく、私のバイブルになることだろう。

    みかこはとんでもねえな。

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    2020年03月24日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

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    まだ「グミ編」しか読んでないのですが・・・、これはきっとまたしても大傑作に違いない!!

    「グミ編」は、これから何かが起きる、大きく展開していく、というところで終わっていて、次への期待が非常に大きいです。はやく「チョコ編」「パイン編」が読みたい!!

    ・・・しかし5000回はやりすぎだと思います・・・。

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    2019年01月01日
  • ロッキン・ホース・バレリーナ

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    大槻ケンヂの本は例外なく傑作だ。
    ・・・が、しかし、この本は「傑作」ではなく「大傑作」だと思います!!

    大槻ケンヂってミュージシャンなのに、視覚的にも非常にすぐれていると思う。読んでいて情景が目に浮かぶようです。

    いろいろな読み方ができると思うけど、自分は「許しと再生」というのを読み取りました。心が洗われる一冊です。

    自分が洋楽を聴かないので、随所に出てくるさまざまな曲がイメージできないのだけど(もちろんたぶん聴いたことのある曲なのだろうけれど、タイトルと結びつかない)、それでも、充分に楽しめました。
    でも、もしこの本に出てくる曲ばかりを集めたCDを作ってくれたら、すごくいい「

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    2018年12月31日
  • 人生で大切なことはオカルトとプロレスが教えてくれた

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     プロレス好きとして最後の拠り所は「確かに八百長と言われても仕方ない部分はあるが、彼らが真剣に戦えば世界最強なんだ」。ところが、異種格闘技ブームで「どうやらそうでもないらしい」とヘナヘナ腰砕け。矢尽き刀折れた。
     オカルトも同じ。「どうも怪しい。でも好きなんだ」という気持ちは譲れない。
     その昔、スプーン曲げ少年が調子の悪い時にトリックでスプーンを曲げた。決定的瞬間を写真に撮られ、一事が万事インチキにされてバッシングを浴びた。この辺りの構図もプロレスと似ている。
     
     大槻発言「筒井康隆の著作に、人の考えが読める美人超能力者(テレパス)が主人公のSF3部作があって、そのヒロインの火田七瀬は人間

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    2018年12月27日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

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    まず、簡単に感想を書けるようなレベルの本じゃないと思った。

    もちろん純文学ではない。
    どちらかというとエンタメ小説、大衆小説だと思う。
    でも、アートだと思う。

    下らないことがたくさん書いてある。無駄な言葉の垂れ流しにも見える。(前半にオナニーという言葉がどれだけ出てきたことか、ギネス認定される数だと思う。)
    ストーリーも大したこと起こらないし、男子高校生が女の子に片思いしていて、バンド組みたいと思っている。というだけの話。

    前半はバカバカしいなと思いながらも、ページをぐいぐいめくってしまう自分に不思議を感じる。中盤、主人公が山口美甘子に映画館で会うあたりからマジックが効きだし、物語は最後

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    2018年08月05日
  • グミ・チョコレート・パイン チョコ編

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    ネタバレ

     ナゴムの本当の始まりのあたりや、山塚アイを思わせるミュージシャンのライブが描かれており楽しい。同級生と組んだバンドが創作の楽しさが満ち満ちて始まっていく一方で、主人公がどん底の状態で終わってしまった。賢三が山之内の詩を本人が認めながらも、他のメンバーには否定して欲しいと願う描写に心が痛くなる。そういった感覚には確かにオレも思いがあり、苦しくて、賢三が心配だ。大槻さんはとんでもないものを書かいてくれたものだ。

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    2018年06月26日
  • いつか春の日のどっかの町へ

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    始まり方と終わり方がすごく好き。
    文章の造りがほんとうに上手で、"少しだけしゃべるギター"とか、今までの話の伏線を本当に綺麗にまとめてあって、完璧にすきです。タイトルも、表紙も、いいなあ。
    というか、もう、大槻ケンヂさんの文章の書き方がツボ。思っていたよりも暗い話は多かったけれど、新宿渋谷しんじゅく!のとことか声出して笑ったし、文章から大槻ケンヂさんの優しさが滲み出てて、読んでて優しい気持ちになった。
    わたしも何か始めてみたい。わたしも10代でギターを諦めた人間だったけど、またギターもいいな。四半世紀も生きてないわたしなんて、まだまだ、なんでもできちゃうんだろな。

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    2018年05月27日
  • グミ・チョコレート・パイン チョコ編

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    引用 頁二八八

    カッと目を見開き、呟いた。
    「山口美廿子に追いつくために」
    (中略)
    引き出しの奥には、紙袋に詰めた山口美甘子のブルマーが入っていた。いつぞや山之上の机からこぼれおちたものだ。
     ふと賢三は、紙袋を引き出しの中から取り出した。
     袋を開け、中をのぞいた。
     ふくふくとした藍色の体育着が、気絶した小動物のように眠っていた。
     指でつつくと、弾力が心地よかった、
     つまんでゆっくりと、賢三は袋の中からブルマーを引っ張り出した。
     少年は同級生のブルマーを、しげしげと見つめた。
     いつか吉祥寺の映画館でかいだ美甘子の香り、シャンプーの匂いを、賢三は鼻に感じたような気がした。
     その

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    2018年03月29日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

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    ネタバレ

     大槻ケンヂさんはオールナイトニッポンのファンで、音楽もすごく好きだったので、そのせいかあまり小説には興味がなかった。しかしこの小説はとても評判であったためいつか読みたいと思っていた。そうしてようやく20年越しくらいで読んでみたところ、とっても楽しかった。

     特に名画座めぐりをしているところ、そのまんま僕が大学生の時にやっていたことで、映画館の名前も作品もそのままで、たまらない気分になった。

     オタクを下に見ているところを記しているところもいい。確かに時代の空気はそうだった。実際、オタクも今ほどかっこよくなかった。今のオタクがかっこいいわけではないかもしれないのだが、今は当時90年代より全

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    2017年05月25日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

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    面白かった!読み進めるほど面白かった!
    本に、音楽に、映画に、特定の誰かに、救われたことがある人には是非読んで欲しい!
    暗い青春を過ごし、音楽と本と誰かに救われ、今も救われているわたしにはすごく沁みるものがあった。わたしも何かを始めたいと素直に思えた。何が出来るかわからなくてやっぱり黒いマントに包まれるんだけど、笑
    何と言っても大槻ケンヂさんの言葉の書き方が好きだ!本当に好きだと思った!

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    2017年02月25日
  • 新興宗教オモイデ教

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    中間とゾンの演じる「自分BOX」、
    ふたりの造詣が最高に面白かった。
    作中のほとんどは中間の語りであり、ゾンへの想いがバックに流れている。
    それに比べたら黒幕であるはずのトー・コンエがいかにも小物。
    寂しさを残す幕引きだった。
    かなりの傑作。

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    2016年07月13日