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Posted by ブクログ
引用 頁二八八
カッと目を見開き、呟いた。
「山口美廿子に追いつくために」
(中略)
引き出しの奥には、紙袋に詰めた山口美甘子のブルマーが入っていた。いつぞや山之上の机からこぼれおちたものだ。
ふと賢三は、紙袋を引き出しの中から取り出した。
袋を開け、中をのぞいた。
ふくふくとした藍色の体育着が、気絶した小動物のように眠っていた。
指でつつくと、弾力が心地よかった、
つまんでゆっくりと、賢三は袋の中からブルマーを引っ張り出した。
少年は同級生のブルマーを、しげしげと見つめた。
いつか吉祥寺の映画館でかいだ美甘子の香り、シャンプーの匂いを、賢三は鼻に感じたような気がした。
その時賢三は、思った。
急に彼は、こんなことを思った。
「もういいや」
山口美甘子のブルマーを見つめながら、賢三はもうどうでもいいやと思ったのだ。
「オレには何もできないんだ。オレが今までやってきたことは全て無意味だったのだ。もういいや」
だから賢三は決めた。たとえ地獄が凍りついても、彼女でだけはすまいと思っていた賢三だが、
「美甘子でオナニーをしてやる。あの小生意気な娘を、どろどろのべちゃべちゃにしてやる。泣いたってわめいたってかまうものか。全身の穴という穴にポコチンを突っ込んで、ぬぬぷぷぬぬぷとぐちゃぐちゃのべっちゃべちゃにしてやる!!」
左手にブルマーを握りしめたまま、右手でベルトを手際よく外した。一瞬、誰かに見られている気がして振り向いたが、もちろん誰もいない。ホッと息をつき、そして賢三はまた、ポコチンを握りしめた‥‥‥。
Posted by ブクログ
この第一作を手にとったのは、
まさに6年前の17歳。
すっかり忘れかけていた完結編。
6年の時を経て出会う運命。
「周りはみんなバカばかり」
「自分には他人と違う何かがある」
コンプレックスの塊で、誇大化する意識を
マスターペーションにぶつけることしか術を知らない思春期時代。
周囲においていかれる感覚。
どうあがいても追いつけない絶望感。
『人生は、グミ・チョコレート・パイン』
それでも襲う虚無 寂寞 絶望
死を決意した少年に物語は核心へ。
「死ぬのはいい。だが、セックスはしておけ」
「童貞の悩みは一発やれば解決する」
17歳の時にこの作品に出会い、
そして今このタイミングで完結編を読めたこと。
これが運命なら、俺は神に感謝したい。
俺はまさにここにいた。
そして、これからもずっと、きっと。
星5つじゃ全然足りません。
マスかく暇があったらこれを読め!
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