大槻ケンヂのレビュー一覧

  • サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法

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    ネタバレ

    「日本印度化計画」を歌う筋肉少女帯の大槻ケンヂが、サブカルでどの様に食い扶持を繋いでいくかを語る本。
    サブカルで食うための方法を、梯子を外して笑いを取るのではなく、現実的にに描いていて良かった。
    「表現したい「何か」があるのか」「ただ自分を表現したいのか」を確かめろという主張は面白かった。
    「自分の好きなジャンルやシーンを底上げしてやる!」という熱意がどうしても必要になってくるらしい。心に響く。
    若いうちに自分の時間を使って「自習」、僕の言葉で噛み砕いて言えば自分が何が好きかの試行錯誤、自分の楽しませ方を学んでおかないと将来大人になった時つまらない人間になるというのは面白かった。
    僕は大学入っ

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    2021年10月18日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

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    面白かったです。
    あまりにもカッコ悪くて、若くて青いから、読んでいるこっちもオープンマインドになってすごく好感が持てて、不思議な感覚がしました。
    若いって眩しいなぁ…

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    2021年10月05日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

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    3部作の1部目だからか、話が動き出すのに時間がかかって、せっかちな私にとっては退屈な場面が続いていたが、終盤はかなりおもしろい!
    特に終わる直前は衝撃的だったので、チョコ編を読むのが楽しみ!

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    2021年08月22日
  • いつか春の日のどっかの町へ

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    人間の芯のところは、歳をとっても変わらない。
    傷つきやすいキラキラしたところが
    扉の向こうにちらっとみえるから、
    気になるし、もっと知りたくなる。

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    2021年04月30日
  • サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法

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    なんの取り柄もないサブカルワナビーなわたしですが、それでも好きなことだけ突き詰めていればなんとか食っていけるのかもしれないという勇気をくれた。好きなことがないなら好きなこと探すしかない。全然勃たねぇけど俺は今日コレで抜くんだ!!!という気概ね。

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    2021年02月19日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

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    敬愛する銀杏BOYZ峯田和伸が敬愛する大槻ケンヂの作品。

    峯田の「十七歳」にある通り、
    「あいつらが簡単にやっちまう30回のセックsよりもグミチョコレートパインを青春時代に1回読むってことの方が僕にとっては価値があるのさ」

    自分は特別なんじゃないかという思いの青さや、
    社会に迎合する同級生や、
    いずれは迎合を迫られるかもしれない自分
    を意識しながらも、「特別」であるために泥臭く地面を這いつくばって、議論とか空想ばっかりしてしまう愛すべき男共のお話。

    そして彼らすら横目に大人の階段を登る美甘子。

    青臭い青春が好きな私は楽しく読めました。

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    2020年11月29日
  • グミ・チョコレート・パイン パイン編

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    高校を卒業してすぐくらいの時期に読んで、この青臭くて、陰の話を、高校の時期に読みたかったな、と思ったから、なんとなく後輩にこの3冊をプレゼントした。

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    2020年10月07日
  • くるぐる使い

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    大槻ケンヂの初期短編集。大槻ケンヂの著作を読むのはものすごく久しぶり。持ってはいるんだけどね…。大学の頃以来か。

    病院に入院していた老人が、「実は昔、くるぐる使いをやっていて、人を殺したことがある」と告白する。くるぐる使いとは、気の触れた、しかし未来や真実を見通す能力を持つ女性を連れて各地を巡り、予言などで儲ける職業である…。

    1作め『キラキラと輝くもの』は読みかけて、ああ、大槻ケンヂだ。こういうのがずっと続くのは苦手だナアと思ったのだが、2作目以降は楽しかった。筋肉少女帯の歌詞やPVにも表れる、江戸川乱歩的なアナクロニズムと退廃をまといつつ色彩に富んだ作品群である。

    昭和初期の乱歩時代

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    2020年03月26日
  • サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法

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    サブカルにはサブカルの流儀があるんだなと。背伸びして受容しようにも難解ゆえに退屈で、という感想を肯定してくれる宇多丸さんとの対談には全部ウンウンうなずきながら読んだ

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    2019年06月29日
  • 神菜、頭をよくしてあげよう

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    イラク空爆開始の最中にイベントで野球拳とストリップ、原稿書きの仕事が一本20万でそれを喫茶店で書いて時給換算20万。独自の「バンドマンは哲学を持って楽しく遊んでます」感全開の人。
    役者は早起きしなきゃいけない、タレントは色んな人に気を揉まないといけない、結果「普通の人なら客席にダイブする女の子のスニーカーの裏を見ることもない」とバンドマン。という「哲学」には笑ってしまった

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    2019年06月01日
  • 神菜、頭をよくしてあげよう

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    ネタバレ

    羽海野チカさんの表紙が可愛いと単行本が出た時に気になっていたオーケンのエッセイ。
    ”オーケン”なんて言ってしまったけれど、大槻さんの文章を本として丸々読むのは初めてという。
    時々おすすめはされていたので、わくわく。

    おもしろっ。お茶目なひとだなぁと。
    バンドをやり、宇宙人に興味があり、ぬいぐるみや車に名前をつけて。
    それに、本もたくさん読まれているんでしょう、古典文学~プロレス本まで幅広く要所要所に紹介されている。

    個人的には”少女よ、好きなかっこうをするがいい”のエピソードが何だか好き。
    ヤングなオーケンと、”ずっとそれでいてほしい”少女が素敵。

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    2019年05月31日
  • 人生で大切なことはオカルトとプロレスが教えてくれた

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    山口敏太郎と大槻ケンヂに興味があるので読み始めたが、自分はプロレスにもオカルトにも、そんなに興味が無いので、あんまり頭に入って来なかった。

    でも、1966年生まれの人が育った世界を知れて楽しかったし、まー知らないことが一杯書いてあるので逐一検索とかはしたけど、「オレはオカルトの沼に落ちることは無いだろうなー」、と思った。

    注釈があるとはいえ、オカルトにもプロレスにも詳しくない自分のような読者を想定してない本なので、専門書よりも正確な理解は難しい気がする。
    とはいえ、歩み寄らなければ見えてこないものもあるので読んで良かったと思う。

    サブカル界隈だと、よく比喩として「プロレス」という単語が使

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    2019年03月25日
  • ロッキン・ホース・バレリーナ

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    80年代90年代のノリとでもいうか「バンド、といったら女とセックスが付きもの」的な、そんな世界観を根底に、おバカなノリで進む小説。所謂「ライトノベル」とも違う、「ちょっとサブカル感含む軽いノリの小説」とでも言えるようなこのオーケン文章、いいよね。

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    2019年03月12日
  • グミ・チョコレート・パイン パイン編

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    ネタバレ

     賢三が童貞を喪失して驚いた。しかもとても幸福な状況でうらやましい。本人は苦しんでいたのだけど、話ができすぎでないところがまたよかった。

     おじいさんとの修行は楽しそうだった。羽村と賢三が共感するのだが、どう考えても隔たりがありすぎる。

     バンドの初ステージがどんな様子だったのか楽しみに読み進めていたら、ステージの直前で終わってしまった。どんな演奏で、演奏を客がどう受け止めて、メンバーたちはどう思ったのか知りたかった。

     あとがきで大槻さんが続きはあると、おっしゃっていたのだが、とりあえず完結して寂しい。

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    2019年02月07日
  • ロコ! 思うままに

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    相変わらず大槻ケンヂは小説がうまい。・・・ただ、この短編集、どちらかというと、「その後よりよい作品に発展したもの」の元ネタといったイメージもある。

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    2019年01月02日
  • 綿いっぱいの愛を!

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    封印作品について書かれているところ、これを読んだのがきっと後に「封印作品の謎」「封印作品の闇」の2冊を読むきっかけになったのだろう。(忘れてたけど。「封印作品~」のほうを読んでから、こっちの本をふと読み返したときに、「おんなじこと書いてんじゃん!」と思ってしまったぐらい、完璧に忘れていた。オーケンの本のほうにはちゃんと「封印作品の謎」を読んでわかったこと・・・と書いてあるのにね)

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    2019年01月02日
  • グミ・チョコレート・パイン パイン編

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    完結編・・・というのがなんかちょっとさびしかったなぁ。
    ちょいと無理矢理な展開にも思えるので、うーん、あえて星4つで。
    が、ラストシーンはもちろん感動ものです!!

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    2019年01月01日
  • 40代、職業・ロックミュージシャン 大人になってもドロップアウトし続けるためにキッチリ生きる、80年代から爆走中、彼らに学ぶ「生きざま」の知恵

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    大槻ケンヂが往年のバンド系のミュージシャンと対談したもの。

    音楽の話はあまりないものの、ある程度年齢の行ったサブカルの人の生き方は参考になった。

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    2018年11月27日
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編

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    もうすぐ30歳の今年、今更ながら大槻ケンヂの作品を初めて手に取る。内面に鬱蒼としたものが蓄積している少年たちの物語。人とは違う何かができると思っているが、実行に移せないもどかしさ。少年でなくとも、今の時代の大人にも同じことが言えるのではなかろうか。正面からこのもどかしさにぶつかる少年たちに、おっさんは元気をもらいました。続編も読みます。

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    2018年10月29日
  • のほほん雑記帳

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    自伝的エッセイに加え、書評なども含む、ごった煮エッセイ集。

    いくつか読んでみたい本も見つかる。最近、「赤毛のアン」が面白いという話が出てきたのが2回目。最初は、深夜の馬鹿力。原書で探してみるか。デビルマンも昔読んだのだが、改めて読んでみたい。

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    2018年10月12日