大槻ケンヂのレビュー一覧
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オーケンの愛と優しさで溢れてた、これは傑作、面白かった!
東京から博多までの一夏の旅を経て少年少女は未来を拓く
清々しい成長が用意されてて、もう完璧なロードムービー のような青春小説だった 大満足
ページを繰る度に 声だして笑ってしまう描写がぎっしりと詰まってて 通勤電車の車内で読む習慣あるのに 本作を読み始めた初日に 電車内でニヤニヤが止まらず これはマズイでと悟り、本作に限り車内読書はやめた
出色なシーンはたくさんあるんだけど、
一つ挙げるなら、町子のダイブ! ラストのダイブは最高だった
ステージを疾走してフロアへ 美しい軌跡を描いてダイブする様が脳内でクッキリイメージできた -
Posted by ブクログ
ネタバレ若い頃に追っかけていたアーティストや作家は、こっちの勝手な事情で突如お別れを告げたり告げなかったり(忘れたり)、オオケンもその中の一人。とはいえ初期の頃の本はかなり持っているし、筋肉少女帯はオオケン脱退までは追いかけてたしで、なんとなく懐かしい&照れくさい想いで手に取ってみた一冊。
高校生の頃の甘酸っぱい想い出が一気によみがえります。いい意味で変わってないな。こっちも若かりし頃の感覚と今の自分の感覚を行ったり来たり。
単純に肌の合う作家なんだと思います。
やさしい文体の中にグロ、妄想…諸々入ってますが、とある思春期に嵌るとずっと嵌ると思います。
短編集なので読みやすいかと。 -
Posted by ブクログ
まとまった感想はパイン編に書きたいが……。
なぜグミ・チョコレート・パインなんだろう?
自分の地域ではグリコ・チョコレート・パイナップルだったが。
想像。
グリコは商標にひっかかるから?
チョコレートとパイナップルの数が同じで劇的じゃないから、
チョコレートをぶっちぎり一位にするために、パインにした?
グリコ・チョコレート・パイナップル=3・6・6
グミ・ショコレート・パイン=2・6・3
とりあえず美甘子はいい女だ。
カーペンターを知っている女子と話ができるなんて……!!
カーペンターズじゃないよ、ジョン・カーペンターだよ!
賢三、おまえ勘違いしているんじゃ!? -
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「縫製人間ヌイグルマー」
愛する人を守るぬいぐるみ。
本作は、一言で言うならヒーロー小説である。簡単にあらすじを説明すると、
滅亡の危機にあったはるかかなたの惑星「ドムホ」に住む「綿状生命体」が、銀河放浪の末に地球にたどり着いた。タイのサマイ島に降り注いだ彼らは、地球上での生息場所としてぬいぐるみの中を余儀なくされる。
日本に住む森野姫子はクリスマス・イヴの日に、プレゼントとして黄色いテディベアを選んだ。そのテディベアには綿状生命体のドムホ最強の戦士「ドウ・マア」が住み着いていた。
同時期、アメリカの田舎町では失業した父親と暮らす少年フィルは、クリスマスプレゼントとして黒いあみ -
Posted by ブクログ
ネタバレ初期のエッセイは結構読んでたのですが、この時期のはまだ読んだことなく、これまた文章にかなりのトゲがあったり、よりリズミカルに読める文章力アップなど、目に見えた違いがありました。
内容だけでなくその辺りの成長・変化ぶりも面白かったです。
トゲもあるけど、心に沁みる言葉もたくさん。良いエッセイ。
読みやすく内容もバラエティに富んで(やっぱりオーケンらしい定番のジャンルも盛り沢山。笑)面白くて、息抜きになりました。
凍結して間もない頃なので、筋少に対する複雑な思いも伺えて切なさもあります。
ファン的にも、オーケンの元気と楽しいをエンジョイされてる事が何より……と、読んでて何回か思ったり。
ファン向 -
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Posted by ブクログ
ネタバレこういうのはおこがましいんだけど
なんつーか、面白いと感じるポイント、
例えば文章の中でのノリツッコミのタイミングだったり
言葉の選び方だったりが
すごく近いのかな、と思ったりした。
笑える話があったと思えば
印税やらなにやらミュージシャンの収入についての苦言があったり
(この辺は先日読んだイングヴェイの自伝とけっこう被る)。
そして最後に収録された『KERA』のエッセイを読んで
ほっこりしつつ、それでいて泣きたくなるような不思議な気分になった。
オーケンさんの本は小説の方が読んだのが多いのかな。
エッセイももっと読みたくなった。