大槻ケンヂのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
猟奇的、とでもいいますか。
鮮やかな発想力です。
一種変態的な嗜好の持ち主には持ってこいな世界だったのではないでしょうか?
けれど、
私的には少々浅かったかなぁ。という気がします。
深読みすればこそなんて言われてしまうかもしれませんが、
そこに存在する物語を、世界を、
あるが如く淡々と、
単調に語られたような作品で、
イマイチ深味に欠けたのです。
ただ、
読み易さは素晴らしいものでした。
想像力を働かせるにはグロテスクな作品でしたが。
語り口調がどことなくコミカルなので、
不思議と嫌悪感はありませんでした。
少年少女の黒歴史のお伴にぴったりな一冊です。 -
Posted by ブクログ
俺が大槻ケンヂを尊敬していることは周知の事実、
でもないようなので、この場をかりて宣言します。
俺はオーケンを尊敬してるぞー。悪いかコラ!ハゲ!!
そんな僕の思想の師の1人、大槻ケンヂなのですが、
本当に多くのエッセイを書いていてエッセイ集が
一体何冊出てるのかすらわからないので
僕も全部は読んでません…。
でも古本屋で見つけるととりあえず買う。んで読む。
このエッセイ集は、当たり!
もちろん他の作品と被ってる部分も多いんだが、
数多くのエッセイ集の中でもタイトル通りオーケンの
思想的な核心部分、トロの部分が集められています。
特にUFO考察とプロレスネタ、そして
「恋を知らない少女達~FANCY FREE STRAWBERRIES~」
の項は鉄板。
他人の頭の中を覗いてみたい方、どうぞ。
コッチ側にきたら、飲みましょう。 -
Posted by ブクログ
18で夏でバカだった。
というフレーズに象徴される、若者たちの青春と、青春を置き去りにしてしまった中年のロードムービー的物語である。
とにかく「野原」というバカなパンクバンドの「名古屋って愛媛県だよねー」「えっ、名古屋県じゃねーのかよ!」みたいなバカ会話が楽しい。
そんなバカなバンドのボーカル耕介と、別のV系バンド追っかけの町子が、不器用に愛情をはぐくんで行くようすももどかしくも愛おしい。
そんな彼らのマネージャーの得山が、野原を「バンド転がし」のえじきにしようか、すまいかという葛藤に苛まれる様子も、読んでいてハラハラさせられる。
得さんは情けない中年なんだけども、彼の成長、あるいは青春の奪還というもう一つの物語が、このドラマ全体の苦みと爽やかさを引き立てている。
物語後半、得さんが病院でロックの神様とセッションするところが私は一番お気に入り。
彼が自分の音楽を取り戻したことが、若者の音楽をも救っている構図がとってもおもしろかった!
物語としての構成がかなりしっかりしていて、読後に非常に爽やかな印象が残ります。オススメ!