あらすじ
暗くてさえなかった中学時代、ロックに目覚め、歌い、詞を書くことで自己主張ができるようになった高校時代、Hのことばかり考えてた専門学校時代、と、自らの十代の頃を吐露した青春エッセイ集!
※本書は、’96年5月の講談社刊単行本『エッセイ SR311』を改題のうえ、加筆・訂正して文庫化したものが底本です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
久しぶりに新刊発見!なんてアヤシゲな表紙なんだ…(汗)もちろん即買い!(笑)
いやぁ、面白い。今回は「モノを多角的に見ること」を主題において、相変わらずマニアックなテーマを中心に突っ込むというものだ。普段は少し引き気味な印象のあるオーケンも、著書で意見を言う時はゴンノズバーン!とハッキリ言って下さる。ナイス説得力。ふむふむな〜る♪と納得させられること間違いなしの一冊に仕上がっておりますな。
Posted by ブクログ
『自分の悩みがちっぽけで、ただの通過点なんだと教えてくれた』
大槻ケンヂは小説から知った。確か新興宗教オモイデ教だったと思う。当時10代前半だった私はオーケンの書く文章に猛烈に惹かれ、そこから大本を次々と買い集め読み漁った。当時は本というものに出会ったばかりで、小説家がエッセイを書くとはまったく思ってなくて、エッセイ風の小説なのか?と思いながら読んだ作品も多かった。その中で「あ、これってエッセイか」と気づかされたのがこの本だった。
自分がちっぽけで恥ずかしくて思い違いをしたただの子供だということを、オーケンはいつも教えてくれる。大人になった今だって間違い続けている私を、きっとオーケンはユーモアを交えて笑ってくれるはずだ。