小野不由美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
出ました!ついにこのシリーズ初の星5評価です!!
めっちゃ面白かったーーー!!!!!!
ゴシック趣味溢れるシリーズ第5弾。
増改築を繰り返し迷宮のような構造を持つ巨大な洋館で、次々に行方不明者が続出します。
それを調査し解決するために、いつものメンバーが招集されます。
科学的に解明していくスタイルはそのまま、科学では説明のつかない現象が登場人物たちを襲います。
アンティークな世界が好きな人にはぶっ刺さる今作。
謎の洋館で勃発する神隠しの正体とは…!?
どんどん面白くなっていくこのシリーズですが、残すところあと2巻のみ。
どんなふうに物語が完結するのか楽しみです! -
Posted by ブクログ
人気作『青の祓魔師』著者のリクエストにより実現したコミカライズ。肝心の『青の祓魔師』未読なのだけど(汗)、非常に作品の雰囲気に合った絵柄で流石の緻密な描写。原作の小説では詳細不明だった各話の間取りを建築家と図面を起こして作画する気合いの入り方はほんとすごい。(巻末付録にそれらの図面が全て掲載されてます)
装丁も豪華で、ぜひとも紙の本で残しておきたい作品。
内容は「家」にまつわる心温まるホラーで、怖さもあるものの不思議さのほうが勝つ感じ。静謐な雰囲気の話が多い。結末ははっきり描かれる話とぶつ切りで終わって読者の想像に任せるパターンがあります。
ちなみに主人公(といっていいのか……とにかく表紙にババーンと描かれた人物)謎の営繕屋、尾端は毎回ほとんど出ませんwww
その割にスーパーマンすぎるけど、もしかして結末がちゃんと描かれてない話は失敗してる?(とか考えてみるのも面白いかも) -
Posted by ブクログ
【2023年11冊目】
1巻目で挫けそうになったけど、ここまで読み切ってよかった。いやー面白かった。ちゃんと伏線が全部回収されました、すっきりすっきり。
5巻目から怖さが加速したなぁと思っていましたが、この巻が一番怖かった。一行の、何もない文章であそこまでぞわりとさせられるとは思ってもみなかったので、「こえー!」と声が出たほど。
怖さもありましたが、うるうるとする側面もありました。感情が最も揺さぶられた巻でもありましたね。
最後まで麻衣が発する擬音語には残念ながら慣れなかったんですが……高校生やろ……?
最後の一文、すごく好きな文章だなと思ったので是非ともシリーズを読み始めた方には最後まで走り切って頂きたいです。 -
Posted by ブクログ
若干のネタバレがあるかもです、、、
やっぱり、最終巻って謎めいて終わったり、
続きが...続きが欲しい...など、どゆこと?とかそういうのが多いと思うんです。(個人的に)なんですけど、この最終巻、本当に神様で、何の疑問もなく、平和に(?)終わって、もう、最高なんです。
麻依の恋はぶっとびましたけど、ちゃんと、まだ続くっていうのがわかる。この終わり方はすごくスッキリして、すごいなって思いました。語彙力皆無
何より、密かに幽霊と仲良くしたいと思ってる私に、麻依と餓鬼(?)が仲良く手を繋いで教室まで行くシーンは最高でした。ただ、いきなり知らない子が出てきて、何回も読み直しましたが、先に進めばわかることでした。急すぎる展開でページが破れてるんだと思いました笑
ゴーストハント連載(?)お疲れ様でした。
(ゴーストハントの世界に入って、全員の名前を当ててすごい賞賛をあびたい。) -
購入済み
汗だくになって本屋に行きました
居酒屋で一人飲みしていた時に買った。
あまりにも面白くて注文した親鳥のたたきをかきこんで熱燗を飲み干して本屋に電話して買いに行って、今帰宅しました。
ストーリーも絵も最高。
怪談好きには刺さります、平凡男子なのですが色気があって素敵です。
是非、次も出してほしい。
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Posted by ブクログ
ネタバレすべての謎が解き明かされる、クライマックスにどきどきした7巻。麻衣の成長の物語だった…………本当に読後感が良い。清々しい気持ちに、少し切なさがまじる。有象無象の面々だったのに、誰一人欠けてはならない仲間になって。一息にシリーズ読み切って良かった、本当に。
「渋谷サイキックリサーチ」の解散宣言、ぼーさんら男性陣の内緒話、突き放してくるナルの言動、色々な要因が重なって不安に揺れる冒頭の麻衣の心理描写に、胸が締めつけられた。孤児である出自もあり、淋しさに敏感である姿が等身大に現れていて、麻衣というキャラクターにより感情移入してしまう。
不穏な気配を背負ったまま、廃校舎の事件へと舞台が移る。ジーンに手伝ってもらった浄霊のシーンは、圧巻。すごくきれいな情景で、しばらくはその光景を忘れられないと思う。冒頭の孤独感を経て、麻衣がもたらす癒やしの瞬間。一冊を通して前進し続けてる姿が眩しい。
浄霊のシーンに負けずインパクトが大きかったのが、ナルを言い負かす麻衣。そう、ナルは優秀だけども一人のティーンエイジャーであることに変わりはなくて。ここまでの経験と素直な感覚が、そのことをナルに正面から突きつけた。ジーンが欠けてしまったナルにとって、麻衣は広がる世界を気づかせてくれる、大きな存在になったのではないだろうか。
そしてほんのり漂っていた恋愛模様の決着。麻衣はナルに告白するけれども、実際はこれはジーンと麻衣との恋物語で。最後の最後で口を噤んだけれど、ジーンが何を言いたかったのか、本質的なところは麻衣も感じていたのじゃないかな。最後、「一人でも恋はできるから、もう泣かない」、この一言で終わるの、すごく良い。麻衣は本当に強くなった。素敵な時間を共有させてくれてありがとう、麻衣に本当にお礼を言いたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれまでとは比にならないくらい、怪異にゾッとさせられた4巻。本気で麻衣の身の危険を案じてしまった。さすが主人公、事なきを得た訳だけれども。
例によって大昔に読んだコミカライズの記憶があやふやなため、新鮮な心持ちで読み進めている(うっすらヲリキリ様のワードは覚えていた)。キャラクターはしっかり記憶に刻まれていたのだけど、緑陵高校事件は安原少年の登場エピソードだったのか。そつのないスマートさといい、肝が座っているところといい、将来への期待が大きすぎる。陰惨な雰囲気の校内だけど、安原くんと麻衣との掛け合いに割と心が救われた。
前回ESPと診断された麻衣は、初めてその力を頼られるという経験をする。立ち位置が変わることによる戸惑いなど、麻衣の内情が丁寧に描写されていて、その等身大の女子高生の感性が胸を打つ。譲れない芯がきちんとあるの、カッコいいよなあ。猪突猛進型だけれど。
霊能者ご一行様も、それぞれのキャラクターの魅力が深まった感じがする。無能扱いされていた綾子は本当に優しいし、ぼーさんもきちんと大人だ。今回はリンさんが呪詛返しで決着をつけたけれど、おお、たくさん喋る……とその活躍にドキドキさせられた。
事件が重なるごとに、少しずつ進展していく関係もあり。続きが非常に楽しみである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ3作目、どんどん魅力が深まって目が離せない。ナルを中心とした霊能者チームの、かたちが出来上がってきた感じがある。そこに加わる麻衣という存在の重要性も、改めて認識させられたエピソードだった。
大昔に読んだコミカライズの記憶も薄っすらとあるが、小説で読み進めるとまた違った印象を抱く(単に年齢を重ねすぎただけ、という説もある)。怪異の原因を追究するのに、一つひとつエビデンスを重ねていく工程は、固い結び目をほどいていく作業のようでとても気持ちが良い。キャラクターの中でも、特にぼーさんは本業が明らかになったり、ナルと対等に意見交換したりと、存在感が増した気がする。なんというか、チームにおける“大人”の役割をきちんと果たしてくれるような、そんな頼りがいのあるアンチャンへとイメージがアップデートされた。そこに居てくれるだけで、平均年齢が意外に低い霊能者アベンジャーズに地に足のついた感が出てくるというか。
そして「なかよし」連載時は圧倒的年上として捉えていたナル。所長としてチームを率いていく姿からも、「大人っぽい人」と当時は素直に受け止めていた。しかし小説で読みこんでいくと、ティーンエイジャーの横顔にハッとする瞬間が現れる。その立ち振る舞いと、10代である彼自身と、独特の危うさに眩暈がしてしまう。
湯浅高校の事件、呪詛の犯人はかつての被害者でもあり、決着には苦いものが残る。薄暗くなりがちな多くの事実を、今回も麻衣が圧倒的なコミュ力で成り行きを軽やかに導いてくれたのは、救いだ。エピローグの実験結果からも、今後より一層、麻衣の活躍は期待できるだろう。ただ一点、気になっているところ。女子高生である麻衣よ、君は学校を休んでバイトに励んでいたのか……?