小野不由美のレビュー一覧

  • 営繕かるかや怪異譚 その弐

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    かなり以前に読んだんだけど、この間「参」を読んだので、「弐」を読み返してみた。
     感情を荒立てるでもなく、特別なお祓いをするでもなく、ただ淡々と建具や設えを直すことで困りごとも解決していく尾端。帯にコミカライズされた尾端さんの絵がついていたけど、イメージはカバー絵の方が近いかな。蟲師描いてる漫画家さんの装丁なのね。
     話の中でも、怪異を消すのでなく、怪異と折り合いをつけていく話が好きです。1巻目の1話目や、今回の「待つとしきかば」のように。
    「芙蓉忌」両親と弟が死んで、無人になった実家に主人公は帰ってくる。その古い家の二階の部屋の壁の隙間から見える女に魅入られてしまう話。なかなかに怖い幽霊話。
    「関守」通りゃんせの童謡に合わせた、子供の頃の怖い体験。役小角(えんのおづぬ)初めて聞きました。終わり方がよかった。
    「待つとしきかば」死んでしまった猫のことを息子に言えないでいると、息子のもとに死んだ猫とは思えない何かがやって来る。途中ほんとに怖いんだけど、これも終わり方がね、素敵なの。
    「魂やどりて」古い家を気に入るように作り変える中で、知らず知らず思いのこもった物をぞんざいにあつかってしまい、怪異に取り憑かれる。津軽こぎんも初めて聞いた。ただ、綺麗なだけじゃなくて、歴史的な厚みがあるのね。
    「水の声」子どもの頃の同級生の溺死に責任を感じている彼氏が、たびたびその子の幽霊を見る。この幽霊描写が怖いんです。そして、その話を聞いた尾端さんが出してきた答えが、あ、そうきたかと。
    「まさくに」古い田舎の屋敷の怖い話。天井裏に出てくる幽霊がかなり恐ろしい。その上だんだん恐ろしさが増してくる。小学生の樹に合わせて、一緒にドキドキビクビクしました。この話に出てくるおばあちゃんがなかなかに素適。こんな人になりたいな。

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    2025年07月27日
  • ゴーストハント7 扉を開けて

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    主人公を取り巻く色々な今までの事柄が全て繋がる最終巻でした。何故、能力が少しずつ使えるようになったのか?どうしてナルがゴーストハントをしているのか?秘密が全て繋がるところはスッキリしてそして少し切ない内容です。

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    2024年04月17日
  • ゴーストハント4 死霊遊戯

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    怖さと面白さが見事なまでの筆によって一級のホラーミステリに仕上がっている。
    ある高校で発生した夥しい数の怪談、怪奇現象。その真相とは。
    いやもう「呪い」のメカニズムの説明は巧みだし、麻衣の視点から描かれる怪異は夜一人で読んでたら頁閉じたくなるし、しかしミステリとしても機能していて盛りだくさんなのに消化不良感が全くない。見事。

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    2024年04月05日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    現代ホラー小説傑作集。これまた全部再読なのだけれど、傑作揃いというほかのないセレクションです。
    かるかやシリーズの「芙蓉忌」、実はシリーズ他の作品に較べると印象が薄かったのですが。再読してみると、なかなかに怖いしひっそりとした切なさも感じる名作でした。なによりこのアンソロジーがこの一編で幕を開け、そしてラストが「七つのカップ」で優しく終わるという構成も素敵なのですよね(ラスト一歩手前が「あまぞわい」でとことんどんよりしたあとだというのもまた)。
    小林泰三さんの「お祖父ちゃんの絵」をセレクトするというのもまたなんとも。これ、最初に読んでいるうちは「お祖母ちゃんの絵」の間違いじゃないの? って思うんですよね。それがタイトルの意味を知った時、なんという酷い意味なんだ、と。小林泰三作品にしてはまだましだと思ったのが、良い意味で裏切られた作品でした。

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    2024年02月28日
  • ゴーストハント5 鮮血の迷宮

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    今まで読んだ本の中で個人的にこの本が一番怖い。私が必死に隠している敏感な恐怖のつぼを刃物でぐりぐりとえぐられる感じ。数年ぶりに読んだけどやっぱり怖かった。好き。

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    2024年02月27日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    現代ホラーの傑作が揃った短編集。全編おすすめといえる高い完成度の1冊です。「芙蓉忌」は古い家屋の隙間から見える女に魅入られた話。女が誰か探る途中、警告を受けるも男はもはや止まる事が出来なくなり…
    謎の猿を追う「シュマシラ」も良い。

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    2024年02月22日
  • ゴーストハント6 海からくるもの

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    前回が洋風の怖さなら今回は和風の怖さと言う感じの内容だった。
    祟りが依頼人たちに原因があるのか居る土地そのものに由来するものなのかと調べるのに手こずるなどその過程が面白かったしワクワクした。
    そして、他人事では済まない土地絡みの穢はゾクリとさせられました。
    登場人物たちの優しさや意外な一面が見れたので楽しかったです。

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    2024年02月21日
  • ゴーストハント5 鮮血の迷宮

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    多分、このシリーズで一番怖い話かもしれない。
    長年放置されていた不思議な洋館で行方不明が相次ぎ調査依頼が来るところから始まる。
    次々と明らかになる部分は到底日常からは想像もつかないような事ばかりでドキドキしました。

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    2024年01月28日
  • ゴーストハント7 扉を開けて

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    コミカライズ版が好きだったので、文庫版の出版を機に小説版もまとめて堪能した次第。
    心霊事件の方もひりつく恐怖感があって読み応えがあるし、その後の全体的なタネ明かし的な内容もとても面白かった。
    最終巻として本当に楽しめました!
    終盤のナルの「僕が? XXXが?」の問いは、展開が分かっていても泣いちゃったな。

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    2024年01月04日
  • ゴーストハント5 鮮血の迷宮

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    個人的にはシリーズ内で最も怖い作品。
    コミカライズ版もドキドキしたけど、文章による描写だとまた違った感覚での恐ろしさ。
    主人公・麻衣が好きなので、彼女の活躍も嬉しかったな。
    途中の麻衣とリンさんとのやり取りも非常に印象的で心に残る部分だったり。

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    2024年01月04日
  • 営繕かるかや怪異譚

    購入済み

    暖かいホラー

    各話の導入はもちろん怖いお話でした。
    でも、各話毎に読了後は優しい気持ちや穏やかな気持ちになれる素敵な一冊でした。
    絵も綺麗で更に読み易い絵柄でノーストレスで読める作品でした。(絵が綺麗でも読み難い絵柄ってありますが、この本は全然そんな事がなかったです。)
    個人的にはかなりオススメの一冊です♪

    #怖い #癒やされる

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    2023年11月27日
  • ゴーストハント2 人形の檻

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    ネタバレ

    ゴーストハント2巻!
    読み返したら綾子の伏線めちゃくちゃある!!
    1回目はサラッと読み流してたところも、2回目はもっと楽しめたな〜

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    2023年08月30日
  • 営繕かるかや怪異譚

    ネタバレ 購入済み

    おすすめです

    原作のファンで、漫画もどうしても読みたくて購入しました。

    頭の中でだけ想像していた建物や周りの風景、雰囲気が見事に立ち上がってきました。

    見事に祓わないんです。
    怪異と呼べる存在と共に生きていけるようにさらりと工夫をする。
    それが営繕屋さんである尾端さんの仕事。
    まだ若く見える尾端さんですが、本当は三百歳くらいなんじゃなかろうか。

    これならば自分がその立場になっても何とか共存できるかな、いやいや、こんなの時々出てきたらなかなか厳しい。
    夜や雨の日に思い出してしまうとひんやりします。

    はっきり障ったり祟ったりしてるものもあるけれど、それぞれのお話の登場人物たちは強くて優しいです。
    折り合いをつけたり、見守るように生きていきます。
    切なく静かで温かい物語です。

    #深い #切ない

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    2023年08月27日
  • 悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)

    匿名

    無料版購入済み

    怖ーい!

    原作が好きすぎてコミカライズをなかなか読めずにいたのですが、すごく怖くてよかったです…!

    #怖い #ドキドキハラハラ

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    2023年08月09日
  • 屍鬼 11

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    面白い!!!人間の本質が見える!!!キツい。
    藤崎竜の絵は大の苦手だったのに(封神演義にて)、
    この作品はこの独特の絵柄だからこその狂気!と
    大絶賛する結果に。本当気持ち悪さが絶妙で。
    本来なら小説を読むべきなんだろうけど、
    怖くて読めません。笑 漫画だからかろうじて。
    しかし面白かった再読したい。

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    2023年08月07日
  • 過ぎる十七の春

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    従兄弟どうしであり、ともに十七歳の誕生日を間近に控えた直樹と隆。桃源郷のような隆の家で春休みを過ごすうち、突如として隆に異変が起こる。夜ごと訪れるあやしいもの、そして過去の因縁がさらなる悲劇を呼び起こす圧倒的迫力のホラーです。
    再読だけれど、何度読んでもぞっとします。あれが現れるシーンの描写、家族への心情が変貌してしまう過程、全部怖い。三代の存在だけが救いでした。
    ただ、怖くはあるけれど切なくもあります。だからといってあの呪いは桁外れですが。ほろりとさせられる点もありました。

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    2023年07月27日
  • ゴーストハント(12)

    購入済み

    名作

    紙本で何回も読み返していたが、ボロボロになってしまったのでこちらで買い直し。小説、漫画、アニメとどれも最高。

    #感動する

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    2023年06月27日
  • ゴーストハント3 乙女ノ祈リ

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    巻を重ねる毎に面白くなっていく。
    以前、一巻だけ読んで止めてしまったのだけど(なんか少女漫画のノリでもういっかな~と思い…)、最後まで読むと面白いとどこかに書いてあったので、もう一度一巻から読み直して今に至る。
    一巻で、なんでこんなキャラの強い登場人物がいきなり大勢出てくるんだ…もうお腹いっぱいだ…と思ったのだけど、3巻目ともなるとそれぞれのキャラや人間関係が板について漫才のように面白く、彼らが揃わないと始まらないと思わせる。
    しかし、麻衣って学校に行ってないのかな?湯浅高校が普通に学校生活送ってるなら麻衣も学校があると思うのだけど。
    見落としでなければ、学校休んで調査に来ている~のような描写が全くなく、小野先生がそこの設定スッポ抜けていたとも思えないのだけど…。
    ひょっとしたら、この辺り何かの伏線なんじゃないかと密かに思っている…。

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    2023年06月24日
  • ゴーストハント7 扉を開けて

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    ネタバレ

    ナルには兄がいた。
    その兄を探す為にゴーストハントをしていた。
    麻衣夢の中でナルの双子の兄と話をしていた。
    最後にナルの正体も分かり驚かされた。

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    2023年06月13日
  • ゴーストハント6 海からくるもの

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    ネタバレ

    御小法師様を祀っていない為に今までその災いとして何人殺された。そして祀るように少し人を残していた。
    ナルは最後自分の気を解放し、御小法師様を除霊した。ナルの人間離れした能力と麻衣の霊能力が今後どうなるか。

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    2023年06月09日