幸村誠のレビュー一覧
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ネタバレこんなに続きが気になる事はそうそうない…!!
トルフィンにとって最凶の敵が訪れた。
それはトルケルよりも熊よりも恐ろしい…。
エイナルの言葉の優しさ、そして友情。決して上手い事を言っているわけじゃないけど、確かにトルフィンの助けになる一言。こういう事が言えるよう…いや、言葉というより相手にとって最も必要な事を考えられるようになりたいものです。
本当に胸に染みる、1コマ。
それからグズリーズ。
この不器用さはよくわかる。皆と同じにできない、多くの人が是とする事にどうしても従えない。
彼女もまた今の世界から弾き出された者。海の向こうのヴィンランドを目指すべき人です。
つくづく、私が読むべき作品だなぁ、と思わされます(苦笑)。
そして復讐の義務。
…なるほど。確かにシステムとして見ればそういう考え方があるのですね。理に適う。もちろん、グズリーズが言うようにそれが平和だとはとても言えないわけで、復讐の連鎖を止めるために法があり、罰則があるわけで…すが、「復讐の義務」はもっと根底にある仕組み・原則のように思えてなりません。
それ以外の道を、方法を考えるというのは、とても困難な事ではないでしょうかねぇ…。
と。
色んなエピソードやトラブルを含め、実にしみじみとトルフィンの冒険を楽しんでいたわけですが…。
ほんっとうに驚いた。油断してました。
トルフィンの旅は大変なものになるだろうということは想像できていましたけれども、それでも色んな事を乗り越え、潜り抜けてきていましたから、逆にそのトラブルさえも楽しんでしまっていたのです。
そこに、(冒頭にも書きましたが)トルフィンの最強の敵。確かにこれほどまでにトルフィンを狼狽させ、戦慄、苦悩させる存在は他にないでしょう。彼の最大のトラウマであり、使命でもあるのですから。
逃れるわけにはいかない。ましてや抗う事もできない。
この状況でトルフィンがどうするのか…気になって気になってしょうがありません。
絶対にどうにかして乗り越えなければならないこの状況。どうやって結末をつけるのかとてもとても気になります。
決して悪い展開にはならないと思うんですけどねぇ…。
それにしてもシグやんの萌えっぷりったらないねw -
Posted by ブクログ
ネタバレ1002年11月13日。イングランド北部ノーザンブリア伯領ヴァイキング拠点がイングランド人に襲撃された。
トールズがかつて在籍していたヨーム戦士団は、これに反撃するために「戦鬼」と呼ばれた伝説の戦士トールズを召集する。
トールズは仕方なく数人の戦士を連れてイングランドに向かうが、フェロー諸島でアシェラッドの一団に襲われる。
トルフィンがアシェラッドと行動を共にするようになった経緯が明らかになる。
骨太のストーリー展開。厳しい自然に囲まれて逃げ場のない北欧社会。奴隷制度や他国へ攻め込む戦団など、これまで余り知らなかった割に伝説だけは知っている北欧文化がよくわかる作品になっている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレようやくスタート地点、「戦士の誕生」。
長い長い旅路と苦悩の果てに、自分が為すべき事を見出したトルフィン。
かつてクヌートが誓った決意と同じというのがまた…。
目に光が宿ったのもいいんですが、エイナルを兄弟と呼んだのが泣ける。いや、ホモいとかそういうんじゃなくてさ(^_^:
道を見出したのと同時に友達・信頼できる中も手に入れたんだなぁ、と。
ケティル悲惨。巻き込まれたアルネイズは更に哀れだけど。
…戦争の被害者なんだよなぁ…。
それにしても蛇強ぇ…。ヨーム戦士一太刀やん。しかも2人。
あれだけ壊滅的な状況で奮戦できるって只者じゃないですな。
…出来ればトルフィンの仲間になって欲しいけど…多分、ケティルと一緒にクヌートの前にしょっ引かれるんだろうなぁ…。惜しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこんなにカッコイイ顔面ボコボコキャラがかつていただろうか…?(いたかもしれない)
とにかく戦わない、という意思を貫くトルフィン。
それは確かに彼の得たたった一つの答えであり、目指すべき道…なのでしょうが。逃げる、というのも難しいものです。財産や土地、地位…狙われているものを全て捨てていかなければならないわけですから。
殴られ続けるトルフィン。それはもうひたすら痛々しかったわけですが…彼の行く手にはその比ではないほどの苦難が待っているのでしょう。
結局、「逃げだす」事だって自分から足を踏み出さなきゃ何も変わらない、のだと。
それから、トルフィンだけじゃなく、クヌート、そしてオルマル達。全てに救いがあったのがよかったなぁ、と。
特にクヌートはまさか救われるとは思ってなかったので、これは本当によかった。
もうきっとトルフィンとクヌートの道が交わる事はないのだろうけれど、友達としてがんばって欲しいものです。