幸村誠のレビュー一覧

  • ヴィンランド・サガ(11)

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    期待を裏切らない面白さ。戦争を捨てて真っ当に生きようとするトルフィンと、愛のために武力を行使するクヌートの対比が面白かった。脇役にも魅力があって、これからさらに面白くなりそうで楽しみ。

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    2012年02月04日
  • ヴィンランド・サガ(11)

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    なんだか最近読むコミックは、よく首がごろごろと切られては飛んでいるなあ…というのはともかく。

    11世紀、北ヨーロッパを舞台に、戦士トルフィンの運命が血にまみれながら描かれていく、さながら大河ドラマ。
    父の仇をひたすら狙い、くしくもその仇と同行することになっていた戦士編から、現在、奴隷として生活する新たな章に入っていましたが、11巻で因縁のイングランド王が登場し、なにやら嵐の予感。

    全編に漂う、どす黒い、乾いた呪わしさと、怒号と声にならない叫びと。
    いやあ、子供には読ませられませんって。
    分別のついた中学生以上。

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    2012年01月30日
  • ヴィンランド・サガ(11)

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    今回はトルフィンに関するエピソードは少なく、クヌートが中心。

    当初軟弱だったクヌートがこんな性格になるとは。。。

    11巻の後半から最後にかけて、
    トルフィンが働いている農場を舞台に
    役者が一堂に会する期待感が高まりつつ終わる。
    12巻が早く読みたい。

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    2012年01月29日
  • ヴィンランド・サガ(11)

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    待ちに待った最新巻。
    ここのところ農業無双が続いていたけれど、一気に物語が熱い方向に動き始めた。この展開の上手さに惚れ惚れしてしまう。

    しかし、それよりも見てください。トルフィンの目を!前巻あたりから完全に親父の目です。悟った目です。この展開でトルフィンが果たしてどういう行動に出るのか。次巻が待ち切れない。

    それにしてもトールギル。ただの粗雑なキャラかと思っていたら・・・かっこ良すぎる。。

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    2012年01月28日
  • ヴィンランド・サガ(11)

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    現れる父王の影がおぞましくも心地よいモノとなっている。陰鬱な顔が似合うようになってしまったクヌート……。彼の王道は本当に血塗られた道しかないのか。

    次巻でトルフィンと会えるかな。
    再会はどんな感じになるんだろう。
    奴隷生活四年でトルフィンは良い笑顔を手に入れることが出来た。そのトルフィンと出会えたらクヌートは……。どうにもならないかな。王と奴隷だもんね…(今は。今は、だよね。ああ!)

    謎の逃亡者も出てきてどうなるの!?
    もっと刊行ペースを上げてくれ~!!!

    今回も暗い話だけじゃない☆鎖ブタびらw

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    2012年01月28日
  • ヴィンランド・サガ(1)

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    『ヴィンランド・サガ』は、SF漫画『プラネテス』の著者幸村誠先生による第二作目の作品。北欧のヴァイキングをモデルにした歴史漫画である。戦闘シーンは豪快で荒々しい、登場人物も猛々しい。しかし表情が繊細で喜怒哀楽がとても上手に表現されており、登場人物が見せる表情にはあらゆる感情が満ち溢れている。特に女性の表情は優しく美しく、そして慈愛に満ちている。一見するとよく見る戦闘漫画だが、読み込んでみるとそこに広がっているのは人々の深い愛情であることがわかる。また、登場人物の織り成す心理戦も見ものである。今最も先行きが気になる漫画の一つ。

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    2012年01月24日
  • ヴィンランド・サガ(7)

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    クヌート王子の帰還。父であるスヴェン王に命を狙われるも、アシェラッドの機転・王子自身の覚醒により謀殺を免れた。
    スヴェン王と相対し、その強大さを改めて認識する。
    はたしてクヌート王子の策略は成功するのか?

    そしてアシェラッドの過去も明かされる。
    それはトルフィンと同じく復讐に生きた人生。

    さらにヨークではトルフィンがとある人物と再会する。
    故郷に帰るよう諭されるが、未だ父親の復讐を果たしていないトルフィンは頑なに拒否。
    クヌート王子への暗殺も起こり、目が離せなくなっております。

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    2012年01月22日
  • ヴィンランド・サガ(6)

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    トルフィンとトルケルの一騎打ち、決着。
    そして愛とは何か?ラグナルの死にクヌート王子が覚醒する。

    覚醒したクヌート王子の台詞がいちいちカッコいい。
    ヘタレだった頃とのギャップがまた際立たせます。

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    2012年01月15日
  • ヴィンランド・サガ(10)

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    自他ともに血を流さず、また身を傷つけずとも、
    誰からか何らかの価値のあるものを奪わずとも
    自分以外の他人を誰一人敵とすることなく
    ただただ自らの命を永らえ、
    明日につなぐ生きることも戦いの一つなのだと思う。
    自らを敵として戦うことはもっとも苦しく辛く果てしなく困難な戦いだ。
    なぜなら、手の内はおろか、真っ黒な腹の底の底までも
    何もかも知っている相手が敵なのだから。

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    2011年10月02日
  • プラネテス(4)

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    ネタバレ

     やぁぁーやっぱいいっすよ!これ書いたとき幸村誠何歳だよ!こんな話書ける人ってどんな人なんだろ‥。
     ロックフェラーの人としてのあり方に尊敬。近くにいてほしくはない。フィーのジレンマはきっとおとなになった皆が考えるんだろうな。そしてハチ、大きくなったなって感じ。この内面の成長の仕方は次の『ヴィンランド・サガ』にも通じていくと思う。やっぱいいなぁ、プラネテス。

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    2011年09月08日
  • プラネテス(3)

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    ネタバレ

    怒り、欲から今度は虚無へ。一番危ない淵だと思う。黒猫と白猫っていう記号に考えさせられる。一体なんなのか。そしてこのプロポーズですよ。もうけ攻めとかするから、と思う。「‥あるよ。」って言ってみたい。

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    2011年09月08日
  • プラネテス(2)

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    ネタバレ

    悪魔に魂を売る、という価値観の是非について。この漫画って全体を通してアイデンティティの獲得の話でもあると思うんだけど、ハチはその揺れ動いている最中。今度は、またあるきっかけを機に悪魔的な目的志向から「宇宙」の理解へ。‥別に難しく考えなくたって面白い。

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    2011年09月08日
  • プラネテス(4)

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    「君のその愛が彼の心をとらえた事などないのだよ」
    でも
    「愛し合うことだけはどうしてもやめられないんだ」


    こんなに何回も何回も読みたくなる漫画久しぶり。


    「君のその愛が彼の心をとらえた事などないのだよ」

    でも

    「愛し合うことだけはどうしてもやめられないんだ」


    くぁぁぁ!

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    2011年08月06日
  • ヴィンランド・サガ(10)

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    こんな展開になるとは思わなかった。主人公が成長していく姿が素晴らしい。生きている時代は現代とはだいぶ違うけど、自分とダブらせていろいろ考えます。本当の強さってなんでしょうね。

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    2011年07月03日
  • ヴィンランド・サガ(10)

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    トルフィンほんとぐっと柔らかくなったなぁ。一度空になったお陰で本来の性質が出てきたのかな。照れたりとか反応も素直で可愛い。あんなにトゲットゲだった時期があったとは思えない程。良い方向に進んでるならほんと良かった。アシェラッドが出てきたシーンは胸が震えた。こんな所に来てまでお前ってやつはよう!トルフィンがこれから先父の道を辿る第一歩を踏み出したみたいでこの先の展開が楽しみ。にしたっていじめっ子たちはムカつくなー。トルフィンはねぇ!今をときめくクヌート陛下の護衛だったこともあってトルケルも倒したことのある凄腕なんだからー!みたいなことを思わず言ってやりたくなる。トルフィンの跳んだり跳ねたりな戦闘ア

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    2011年05月24日
  • ヴィンランド・サガ(9)

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    トルフィンがあんなんなっちゃったかと思えばクヌートがこんなんなってたり。トルケルの変わらなさが愛しい。変わって、これからも変わっていく二人がこの先どうなるのか気になります。

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    2011年05月24日
  • ヴィンランド・サガ(7)

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    ビョルンとかアシェラッドの過去とかレイフとの再会とか。王子vs父王がじわじわと始まったりとか。ビョルンのシーンはやっぱ切ない。

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    2011年05月24日
  • ヴィンランド・サガ(6)

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    王子覚醒のシーンは久しぶりに読んでも抜群に印象的。愛とは何か。何物も差別せずありのままを受け入れること…ということなんだろうか。トルフィンは相変わらず痛々しいばっかり。怪我にしろ心の有り様にしろ。

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    2011年05月24日
  • ヴィンランド・サガ(10)

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    完結するまで作品を評価するのは難しいけれど・・面白かったので、感想など少し。

    ついに物語の方向性が明らかになってきた。
    特に最後のページは象徴的で美しい。

    だが、目的を達成することは難しいだろう。
    場合によっては理想のために命をかけることになる。
    かつて父親が示したように。

    続きが楽しみだ。

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    2011年04月30日
  • ヴィンランド・サガ(10)

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    ネタバレ

    文句なしの★5つ。
    トルフィンに自分を重ねてしまう。
    弱い自分、それに気付く自分、何もできない自分。
    だけどアシェラッドは言う、
    それすらも引きずって行けと。
    本当の戦士になれと。
    読んでて訳も分からず泣きました。

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    2011年04月29日