感情タグBEST3
幸村誠さんの描く人物が大好きです。
男性も女性も皆1人の人間として様々な背景を持ちながら存在していて、でも関わり合っていて。
ハチマキが幸せになってくれて、嬉しい!
Posted by ブクログ 2016年08月07日
宇宙というものをどこか遠くにある、渇望しなければ届かないものと思い込み、ただひたすらに怒りのような焦燥感を溜め込んでいた状態から、自らが宇宙の一部であって、すぐ隣にあるものも含めて受け容れなくてはならないんだと悟るに至る流れが見事すぎて。タナベとの結婚はそんなあっさり!って感じではあったけど、むしろ...続きを読むそれがいいんだなぁという感じ。
Posted by ブクログ 2013年08月12日
タナベの過去や家族にも焦点が辺り、クライマックスへと至る愛のテーマについてより踏み込んで描かれる。しりとりのプロポーズのシーンは誰もが憧れずにはいられない。本巻以外もそうなのだけど、裏表紙裏にある作者のコメントが何より素晴らしい。4コマで飛び降りを止められたらいいなぁとか、一晩中しし座流星軍を見てい...続きを読むた話とか、どうにもならないことばかり考えて仕方ないからせめて仲間が欲しいです、とか。少しばかり不器用にしか生きられない人の為の、薬にはならくてもそっと寄り添ってくれるような漫画、それがプラネテスだと思うのです。
Posted by ブクログ 2012年04月25日
最高……。
「宇宙」に魅せられる方は、いろいろなタイプがあると思うのですが、
僕は圧倒的にこれなんだよなぁ・・・。
何か、ここ数年考えていた世界のとらえ方とか、
すごく明文化されてる感じがして、心のしずかな部分の鼓動がとまらない。
モチーフが自分自身だったり黒猫だったり、みたいなのがベタなのはあれ...続きを読むだけど……。
そしてやはり、あのしりとりのやりとりは、むかつくくらい、すてき。
Posted by ブクログ 2011年09月08日
怒り、欲から今度は虚無へ。一番危ない淵だと思う。黒猫と白猫っていう記号に考えさせられる。一体なんなのか。そしてこのプロポーズですよ。もうけ攻めとかするから、と思う。「‥あるよ。」って言ってみたい。
Posted by ブクログ 2009年12月07日
大丈夫! あんたはけっこう強いコよ
宇宙で暮らしているとね それまで築き上げた価値観が崩れてなくなる瞬間に遭うのよ そのことにあんた自身がビックリしちゃってるだけなのよ
いまあんたの心はね でっかいものの見方を覚えたばっかりなのよ
Posted by ブクログ 2009年10月04日
星雲賞を原作(本作)&アニメ、共に受賞した名作SF。
宇宙開発事業の緻密なバックボーンと描写が、物凄いリアリティを与えてる★
哲学的な話がウェイトを占めてきます。
なんだか、2001年宇宙の旅に通じるモノがある。
SFの本質は、ヒューマニズム、「人間って何だろう」ということ。これもその本...続きを読む質を描いているんじゃないかな。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
アニメをすすめられて一気にハマり、
原作がまたすごくて一気に読み、
なんだかもうどちらも、見終わって呆然とした。大好きです。
3巻の表紙が一番好きなので、これで。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
題名のように彷徨っていたハチマキに、帰るべき場所が見つかる、なにげに良いシーンが
盛りだくさんの巻。
『今まで気がつかなかった。こんなにたくさん
宇宙に人がいたのか』
と言う、何気ないハチマキの言葉が、意外に
一番好きかも。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
目標を達成するに伴って、自分の一部を見失うハチ。それを救おうと、父ゴローさんを含めたクルーが奮闘する。一方で、愛を訴えつづけるタナベの、知られざる過去がこの巻で明らかにされる。そして、ある意味この巻で終了しても良いとも言える、新たな展開がある。それにしても、タナベのおとーさん、いい味出しているなぁ。
Posted by ブクログ 2009年10月07日
アニメで見始めてハマって最初に買った巻。
タナベの小さい頃とか、ハチやタナベの実家の風景とか、好きな場面が多分一番多いと思う(だってまだ全巻持ってないし)。
バスとか畳とか、2050〜70年代になっても現在と大して変わらない日々の生活の風景が逆にリアルです(笑)。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
二巻からの続きになるのだけど、主人公の内面が主に描かれているのでSF色が弱くなってくる。
だからといって面白くないというわけでもなくて、主人公とタナベとの・・・のシーンには素直に感動した。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
【3巻の名セリフ】〜ハチマキ家族への結婚報告〜
ハチ:・・・・・・まあ、そのー・・・・・・。オレのワガママをこの人が聞いてくれたのさ。自分の帰る場所をハッキリさせておきたいんだ。父:なんにしろめでたい。ハチ公、これでお前も晴れて、手前勝手にくたばれない身の上ってェワケだ。
ハチ:・・・・・・おかげさ...続きを読むまで
Posted by ブクログ 2023年03月11日
ハチマキの顔がすごく変わってなんだか不気味になった。
アニメとは展開がまったく異なるが、いろいろなエピソードをつなぎ合わせて再構成してアニメのシナリオができていることが分かった。
12 夜の猫
ハチマキがぼやーとしてる。
13 風車の町
タナベの生い立ち。
14 おとこのコとおんなのコ
ぼやー...続きを読むとしたハチマキを治すためにサリーが一肌脱ぐ
15 却来の日
ハチマキがタナベの実家に行く
16 ハチマキ
ハチマキがタナベにプロポーズする
Extra 赤い星、白いタマ
ゴローさんの若き日
Posted by ブクログ 2016年02月29日
自分の「生」の「力」を見失うハチマキ。ここの下りの描写はある人にはとても抽象的に見える事だろうが、一度でもメンタルにダメージ食らって病気であると自覚した人間には至極解り易い。
愛を知らないと自分を保っていられなくなるのが人間なのかもしれない、そんな事が描いてある。
個人的に冒頭部分に地雷が…ハチマ...続きを読むキが自動販売機で飲み物を買ってると、そこに通りかかった車が猫を跳ねる、跳ねられた猫はハチマキの目の前を腸引きずりながら道を渡り、木々の闇の中に消えていく、と言う描写なのだが、その時のハチマキの姿がただ傍観しているにしか見えず、この主人公に感情移入が難しい、と思ってしまった。『孤高の人』の中に「他人の命に干渉するな」と言葉がある。猫はどんなに肉体が傷ついていても動ける限りは更なる災難から遠ざかろうと本能で動くだろう、それに対し、人間であるハチマキが手を差し伸べたとしても猫の命は助からなかっただろう。ハチマキは猫だから傍観したのでは?それが人間であったら当然駆けつけるのでは?ひき逃げした車に追いすがるのでは?
この場面と4巻最後の「愛し合うことをやめられないんだ」は人間同士の場合のみ、と言う限定された定義であり、全ての命には向いてないのか、と思ってしまう場面だった。彼は2巻に登場するタナベに「愛がない」と散々言われる男で、そのタナベも「人間には愛がある」と言う事が解らないまま生まれ、愛と言うものを言葉に出しているからこそ確認できている様な、そんな素振りに見える事があった。この二人が結婚する事になるのだが、男女の仲は当人同士にしか解らないものがあるとして、彼らに子供が出来た時、その子供が他者に迷惑をかけた時「子供がやった事ですから」と頭も下げない親になるんじゃないだろうか、とかなりぞっとした。
宇宙飛行士漫画としては主人公以外の人たちの物語の幅がある事で面白い漫画だ、と思ったが、3巻の冒頭部分がどうも引っかかってしまう。ハチマキの中にはこの黒猫の様が憑りついたような描写が後々に出てくるのだが、結局、猫の姿を借りた何かに彼は「救われた」と言ってしまう。あの時、何もせずにその死を見ていただけの自分の存在を悔いていると言う心情描写として描かれているのは解るのだが、自己完結にしか見えなかった。
恐らく私はこの主人公の人間性があまり好きになれなかっただけだろう。フィーの方が人間力は高い。ユーリの妻への想い、彼を助けに行ったハチマキの姿も義務的であって感情に揺り動かされて、と言う風に見えなかったのはこの辺りに起因している、と読み進めている内に解った。彼は共感力があまりない人間じゃなかろうか。
Posted by ブクログ 2013年07月20日
本格的に哲学内容になってきた。
こういうことに今後人間は直面していくんやろうなー、「宇宙と自分」みたいな捉え方。
エネルギー、素材、資金、シミュレーション、メンタル対策、
とか条件さえ整えばこういう世界も100年後には実現してるんかね、とりあえずリニアがあと10年少々。
Posted by ブクログ 2012年10月09日
同じ本を何度読んでも気づくポイントが違う。
その時の自分の心情や環境によるものなので、
同じ本を繰り返し読むことはいいことです。
ホシノが何かに魅入られたように虚ろです。
それ状況に耐え切れず、同僚のサリーが、
上司に直訴するのです。ホシノを休ませてやれと。
その時の上司の言葉がとても素晴らし...続きを読むい。
クルーは家族ではなくてはいけない、
調子がわるいからといってハミゴにしてはいけないと。
そう、チームってそういうことなんだと思います。
大きな目標に向かって、チーム一丸となって。
良く聞くフレーズです。
そのチーム一丸というのは何を指すのでしょうか。
最近の家族はしりませんが、というか、
家族を捨ててしまう家族も多いようですが(悲
家族というものは出来がいいから、出来がわるいからということではなく
家族なのです。そこには縁というものが存在するのでしょう。
チームというものはなんなのでしょうか、
チームをなんと考えるのでしょうか。
金八先生は生徒をチームと考えていたのかもしれません。
違うか、腐ったリンゴは取り除かなくては残りのリンゴも腐ってしまう。
いや、子供たちはリンゴではないとか、腐ってはないとか。
ということではなく。
チームが家族というのには無理があるでしょう。
しかし、ウェルナー・ロックスミスの言葉にはとても惹かれるのです。
Posted by ブクログ 2012年04月09日
この漫画は、少し古典を感じる。心情描写からかな。
なにはともあれ、この巻も面白かったです。
宇宙という漠然としたものの定義を、自分の中で実感として固めていく過程を描いている様に、私は読み取りました。
主人公が何を見て、何を思っているのかが多分人によって感じ方が違うのではないかな、という書かれ方です。...続きを読む
全体通して結構シリアルですね。とても繊細に描かれているなぁ、と。
さて、次巻で完結ですが、どういった展開を見せてくれるのでしょうか?楽しみです。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
幸村誠、初めて読みました。画力、ストーリー、テーマ、三拍子揃った秀作ですね。他の作品も読みたくなりました。スペースデブリによって引きおこされる事故、事態が実際にニュースになる現実社会ですが、本格的にデブリ回収始めるのはいつになるのでしょう。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
実は勘違いして、2巻と間違えて先に3巻を読んでしまったので、当初急展開について行けず(苦笑)。作者の「描きたいこと」がはっきりと出てきているわけですが、たぶん第1話描いたときはもっと漠然としてたんだろうね。いい意味でキャラクターが動いて物語を作り上げた気がする。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
アニメ化されてない部分が多い巻です。全体的にゆったりとした深い描写の話が多い巻ですね。特にゴローの若かれし頃を描いたEXTRA PHAZEが秀逸。「まいったね、帰りのキップのないところにはもう行けねェや。」この言葉もそうですが漫画版プラネテスには重い一言が多い気がします。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
・「毛虫」 「し〜…塩ジャケ」 「け? け…け〜… けんばん…ハーモニカ!」 「かみのけ!」 「まーた『け』かい!」 「もう ないでしょ?」 「…あるよ 結婚しよう」 「『う』だよ?」 「うん」 「よしゃ おまえの負け」 ハチマキ&タナベ