幸村誠のレビュー一覧
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戦争と平和、安全保障とは。
信頼と交渉、融和と妥協、理解と寛容。
現代日本が皆、考えるべきテーマが凝縮されている一巻。
その上で、文明と自然という相反が胸を焼く。
「歴史に学ぶ」をここまで見事に描いた物語は実に稀で、クールジャパンの結晶と言える。Posted by ブクログ -
ヴィンランド・サガ27巻!ずっと待ってました!
トルフィン達開拓団と「ヴィンランド」の先住民であるウーヌゥの人々との交流、互いの信頼関係が育まれつつあると思われた中、忽然と姿を消したマルクランド入植地の人々。
「ウーヌゥの仕業だ!」イーヴァルとウッゲさんを中心に開拓団に剣呑な空気が漂う。開拓団と...続きを読む匿名 -
ヴァイキングの戦い、復讐の日々みたいな語り起こしから、非戦運動やら開拓の物語に進展していくとは、読み出した頃には想像もつかんかった。そのあたりを、十分に納得のいく展開で見事に紡いでいる力量に改めて脱帽。今回も、この国が武力装備に本腰を挙げる中、見事に抜け落ちている(ことにされている)話し合いの部分に...続きを読むPosted by ブクログ
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ずっと楽しみに待っていた新刊、先が心配で心配で、どんどん読み進めたらもう読み終わってしまった。
たくさんの人間が居れば居るだけの意見がある。とうとう移民団が割れてしまった。
どうか、トルフィンの望みもヒルドの望みも叶いますように。
……でも、人間の手には負えない何かが近づいているのか、心配が募るばか...続きを読む -
どうせ布教しても読まれない漫画No.1
もうあきらめた。
確かに内容が取っつきにくいことは理解してる
けどそれを越えた面白さと感動がここにあるのに…
でもいいんだ
わたしがこの面白さを知ってるから
ふてくされて最近は
そっか~~~この面白さがわからないか~~~残念~(ニチャァ)
ってなってる。
読...続きを読むPosted by ブクログ -
長かったバルト海戦役編、終わり方がほんのりラブコメなのが意外で凄くよかった。
復讐とか言っていた時期と同じ漫画とは思えないはっちゃけ方をしていたけど、よってたかって優しくなるのを邪魔してくる連中を主人公が捌いていくのが面白すぎた。
かつてアシェラッドから食らった技でガルムを倒したのも熱い。Posted by ブクログ -
トルケルが滅茶苦茶すぎてフローキに同情してしまった。
トルフィンは苦労すればするほど面白い。ヒルドさんに圧を掛けられるシーンも笑うところではないのだろうけど笑ってしまった。Posted by ブクログ -
シグルドはグズリーズではなくデブと結婚するべきなのでは…?
この章はずっとお祭り騒ぎだけど本当の父の仇と決着をつける重要な話なんだな。Posted by ブクログ -
トルフィンが実はおぼっちゃんだという設定が嫌な方向に効いてくる新展開に笑った。
すっかり好青年になっているトルフィンだけど、周りがヴァイキングしかいないと昔の柄の悪さが出てくるところが結構好き。
あと、「これ以上の平和は命に関わる」とかいう強ワード何…。
トルケルおじさんはゴールデンカムイに出てく...続きを読むPosted by ブクログ -
連載開始から20年近く追い続けた先にこんなに涙することになるとは。青の洞門を思い出すが、この作品の方が遥かに深みがある。初期トルフィンと現在のトルフィンへの成長過程を見続けたからこその感慨というのだろうか。この巻だけは何度読み返しても涙なしには読めない。
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全話を某アプリで読みました。
最初は、復讐だったり、戦闘が中心の話ですが、
最後は、人の赦しの話。
様々な登場人物の人間模様や成長も描写され
素晴らしい作品。最後は泣いてしまった。Posted by ブクログ -
すっさまじいな…
なんか、自分と他人の死を軽んじてるところからすごくイライラしてたし息子もなんでついてきてんだお前のせいだとかも思ったんだけど、仇の大将がそれを全部分かってくれていそうで、これが漢の交渉かとーーー。