幸村誠のレビュー一覧
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プラネテス
2070年代の宇宙を舞台に、宇宙ゴミ(デブリ)回収業者の日常と葛藤を描く。徹底したSF考証に基づくリアルな宇宙描写と、そこで生きる人々の濃密な人間ドラマが圧巻。「宇宙で働く」ことの現実と、夢や愛を巡る壮大な物語
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Posted by ブクログ
11世紀ヨーロッパ、戦乱と航海の果てに“戦わない勇気”へ辿り着いた物語。
主人公トルフィンは、父の仇を討つため剣を振るう少年から、戦うことを拒み、仲間と理想の地「ヴィンランド」を目指す青年へと成長する。
『キングダム』の信が「戦うことで夢を叶える」主人公だとすれば、トルフィンは「戦わないことで夢を叶える」主人公。
二人の対照的な成長は、“力”と“赦し”という人間の進化をそれぞれに描いていて、どちらも読めば補い合う関係にある。
歴史の描写も緻密で、当時の北欧・イングランド・バルト海の関係を通じて、ヨーロッパ史の入口としてもおすすめ。
中学生にもぜひ手に取ってほしい作品。 -
Posted by ブクログ
ネタバレわわーーーー終わったーーーーーーー
すごい、すごいですぞーーーー
幸村先生おつかれさまでしたー
描き切ってくれてありがとうございましたーーー
結構最近から読み始めたものですが、
人間をど正面から描いていてこんなすごい漫画があったのかーーーっと思って数年
新大陸での開拓事業がいろんなことが重なって
結局ココでも殺し合いが始まってしまい
うわーうわーどうすんねんっとくらーい気持ちになり
結局未だ平和な奪い合いのない世には到達せず
でもでもまだそれでも諦めないという
うう、みーんなが0歳同士ならなにも起きないのかもしれないけど、どうやって差が出てくるもんで
その差が結局争いの種になっちゃうんだよなー -
Posted by ブクログ
アニメで知って、原作を読んで、ハマった。
トルフィンの子供時代からスタートし、復讐、奴隷、反戦という魂の旅が感慨深い。
一人の人間がここまで変われるものなんだ。
殺人マシーンだったトルフィンが許され、信頼され、「私に敵はいません」と言えるようになるまでの変化が丁寧に描かれた名作。
トルフィンがこの後、どんな人生経験を経て、どんな境地に立って、この世を去るのかまで読みたかったけど、
次世代に希望をつないで終わったのも、それはそれでよかった。
戦争をやめられない私たち。
多くの人に読んでほしい。
1巻から29巻まで読むたびに思っていたけど、1コマ1コマの絵の完成度が高すぎるのがスゴイ。 -
ネタバレ 購入済み
ページ大幅増の最終巻
最終盤にしてこの展開─。最後のイベントの大半が主役が離脱した中での進行というのは個人的にはちょっと・・・。ラストはまぁ未来が窺われる感じだけど。
美麗な絵の壮大な物語でした。お疲れ様でした! -
クヌート
デンマーク王族の王子クヌートが登場。彼は臆病で争いを好まない性格だったが、そのクヌートを護衛する役目を負ったアシェラッド隊は、敵の襲撃に晒される。トルフィンは、復讐を果たすためアシェラッドとの共闘を続けるが、王子を巡る新たな策略が動き出し、物語はさらに複雑さを増していく
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VS
父の死の真相を知ったトルフィンは、復讐のためアシェラッドに決闘を挑み続ける。その一方で、アシェラッドの冷徹な知略と、彼を慕うヴァイキングたちの絆が描かれる。復讐心に囚われたトルフィンの空虚さと、戦士たちの生々しい日常が胸を締め付ける、緊迫感あふれる展開だ。
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無料版購入済み
アシュラッド
父の復讐に燃える少年トルフィンが、アシェラッド率いるヴァイキング集団と共に戦場を駆ける。苛烈な運命と、父から教わった「本当の戦士」の姿が交錯し、壮大な物語の幕が上がる。ヴァイキングの暴力性と人間ドラマが凝縮された、まさに傑作の序章だ。
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無料版購入済み
最近原作が完走したみたいでアニメも好きだったので原作も読んでみた
おもしろかった
北欧の歴史とバイキングのことが時代考証に基づきかなり正確に描かれていておもしろい
バイキングのことはよく知らないので読むのが楽しい
続き読んでみたい