いとうあつきのレビュー一覧

  • 京都東山邸の小鳥遊先生

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    登場人物それぞれが影響しあって悩みながらも前に進んで変わっていく様子が丁寧にかつテンポよく描写されて読みやすかった。

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    2024年04月21日
  • さよならの向う側 Time To Say Goodbye

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    シリーズ3作目で完結。谷口さん、お疲れさま。4編ともとてもいい話で感動でした。こういう本を読むと気持ちがいいね

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    2024年04月14日
  • 春は馬車に乗って(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    本が読めなくなって冬から数ヶ月かけて読んだら、
    春になってた。
    花束を渡す最後がとても良い。 
    その一方で、現実の話ではないのだと感じた。
    なんでかなぁ。
    でも本当なら良いなぁ。

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    2024年04月10日
  • さよならの向う側 i love you

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    2022年9月から10月に掛けて日テレ系で放送された上川隆也出演の連ドラの原作だった作品の続編。安定していい話が続く。ドラマの放送より前に出版されているが、ドラマにはなってない話。また、上川さんで見てみたいものだ。「パミリア」の話、好きだな~

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    2024年03月23日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    イルミネーションに飾られた小さなサーカステントにキッチンカー、お腹のなるようないい香り。出会えたらあなたは運がいい。そこは期間限定で現れる幻のビストロ「つくし」。
    あなただけのために作られるスペシャリテ。素晴らしい芸術と味わう料理は、世界でいちばんおいしい料理。


    芸術ある場所に現れる幻のビストロ「つくし」と、そこを訪れるお客様の姿を描くおいしくて優しい小説です。
    某文学系イベントに行った際購入した、出版社さんの福袋に入っていた一冊。

    本当にタイトル通り「すきだらけ」にふさわしく、数々の美味しく美しい料理、素晴らしく情熱的な芸術、優しく温かな人々と「好き」なものに満ちたお話。また、シェフや

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    2024年03月13日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    洗練された文章と素晴らしい芸術、そして料理の数々。

    読んでいるだけでお腹もココロも満たされるようでした。

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    2024年02月23日
  • 京都東山邸の小鳥遊先生

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    初めての単行本、期待通りの楽しさで一気に読みました。これまでの文庫本との違い、特別感はそれほど大きくは無かったのは少し残念でしたが、安定の面白さでした。

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    2024年01月01日
  • 春は馬車に乗って(乙女の本棚)

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    1898/3/17〜1947/12/30 利一忌
    1926年作

    病気で自由にならないその身の悔しさと最期が近づく苦悩。その病気が言わせるワガママを夫に放つ事ができる素敵なカップルだなあと思うのです。
    それでも 看病と経済に疲れを感じつつある夫。
    医者から、いよいよ現実的な最期を知らされた夫は死について考える。
    この作品のいとうあつきさんの夫婦の絵が、美しいなあ、と思う。春がやってくるようなコラボ。
    スイトピーが馬車に乗って春をまきながらやってくる。春はやってきて、苦しみは消えて、妻の鎮魂歌。

    横光さんの体験から。駆け落ちのように暮らし始め、同居後間も無く結核となり、亡くなった後入籍とした

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    2023年12月30日
  • さよならの向う側 i love you

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    「さよならの向こう側」続編。前の作品が亡くなった側の視点のみだったが、今回は残された側の視点が加わって展開にふくらみ、さらに案内人の後継者選びでの「出会い」はこうしたかたちのHappyendもあるのかと思わされた。

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    2023年12月08日
  • さよならの向う側

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     誰にでもいつかはやってくる別れの日。その後にもしも、誰かに会いに行くことができたとしたら、最後に会いたいと望むのは誰だろう。そんなことを考えさせられる一冊でした。

     『さよならの向こう側』は、死んでしまった人が生まれ変わりをする前に二十四時間だけ、現世に戻って会いたい人に会うことができる、という不思議な場所。けれど、大切な条件が一つ。それは、自分が死んでしまったことを知っている人には会えないということ。
     次々に訪れる死者たちは、案内人の説明を聞いて驚いたり、嘆いたり、投げやりになったり、様々な感情をあらわにしながら、死んでしまった自分と、そんな自分が最後に会いたいのは誰なのかを探っていき

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    2023年12月03日
  • さよならの向う側 i love you

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    前作に引き続き、手に取ってみた。
    死んだあと、最後に1日だけ現世に戻り、会いたい人に会える時間が与えられる。でも会えるのは、自分が死んだことを知らない人だけ。
    死は避けられないものだけど、亡くなった人たちが幸せな結末を迎えられるように、さよならの向う側があったとしたら、いいなーと思う。
    自分の死を知らない人とどう会って、どう物語が紡がれるのか。
    第三話は如月の愛情がよく伝わる話だった。

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    2023年11月28日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    世界は「好き」でひろがっていく。

    有悟と颯真の兄弟はキッチンカーで旅するビストロを営んでいる。

    ある日有悟が自分を支援してくれた「翁」に会いたいという。2人は翁探しの旅に出る。

    料理は美味しそうだし出てくる人々は素敵だしでじっくり噛み締めるようにして読んだ。

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    2023年11月27日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    こんな素敵なレストラン、行ってみたい。

    仕事や恋人と上手くいかなくて悩んでいたら、移動式のレストランがふと目に入る。
    テントの中だと信じられないくらい、ラグジュアリーな内装。
    最高の料理と、最高の芸術。
    お腹も心も満たされる。
    …想像するだけでワクワクする。

    舞台監督の物語と、家族から認知症を疑われている父親の話が特に好きだった。

    つくしのように揺れている姿を想像すると、なんとも言えないほっこりした気持ちになった。

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    2023年11月17日
  • さよならの向う側 i love you

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    一作目に引き続き、再会の描き方をよく工夫できるなぁと感じた。死を含む別れとは、残った人々へどのような影響を与えるものなのか。そんなことを、考えさせられた。

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    2023年11月15日
  • 春は馬車に乗って(乙女の本棚)

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    病の苦しみ、やがて訪れる死を前に揺れ動き、苦悩し、そして鎮まっていく二人。
    2人のやり取りが、のたうちまわり、苦しみながらも、澄みきっていく過程が丁寧。
    イラストも、秋から、苦悩に満ちた冬、春への移り変わりが描かれていてどこを開いても美しい。
    文字色も工夫してあるのかな?
    終わりと春にむかううつろいが、読んでいる側にもじんわり染みてくる。

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    2023年11月13日
  • 京都東山邸の小鳥遊先生

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    シリーズが人気な作家さんで知ってはいるけど読んでなかった1人。単発の単行本なので読みやすくてドラマを観ている感じだった。ちょっと都合良くない?とか心の移り変わりとか早すぎん?な部分はあったけど、ドラマや映画だと思えば物語を楽しめた。人生なんだかんだあるし、悪いことや悪い人ばかりじゃないよーと思えて。確かにマイフェアレディだ。

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    2023年11月12日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    気づけばこの著者さんの本、コンプリート

    いつも読んでいて思うのですが、料理の描写が本当に美味しそうなんです
    こんなお店あったら食べに行くし、絶対常連になっていると確信が持てるほど

    落ち込んでるとき
    悲しいとき
    うまくいかないとき

    愛情こもった美味しいもの食べたら元気になれる
    私はそう、信じてます

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    2023年11月06日
  • 木精(乙女の本棚)

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    フランツは谷間でハルロオと呼ぶ。
    木精(こだま)がハルロオと答える。

    当然のことが嬉しい。

    いとうあつきさんが描く四季・時間の移ろいがとても美しい。
    絵本としても見応えがあった。

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    2023年11月02日
  • 木精(乙女の本棚)

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    森鴎外の作品は、実はこれまでほとんど手にしたことがなかったので乙女の本棚で読めてうれしい。
    山で「ハルロオ」と叫ぶと、「ハルロオ」と答えてくれる木精(こだま)を楽しむブロンド頭の少年・フランツの成長を描く。
    木精がある種のメタファーになっていて、大人になって損なわれたかのように思えても、自分の中にはたしかにまだ残っている童心を表しているように感じられた。
    保育士から転身してイラストレーターになったという、いとうあつきさんの挿絵がとても伸びやかで清々しく、神秘的。緻密な描き込みや光の陰影はうっとりする美しさで、童話の世界観に入り込んだかのようです。

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    2023年10月16日
  • 木精(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、森鷗外さんといとうあつきさんのコラボ作品「木精」です。「木精」って、「こだま」と読むんですね…。ホントキレイなイラストで…表紙もキレイだけれど、ページをめくるごとに、息を飲むような素敵な、清涼感を感じさせるイラストが特徴的です。

     物語の主人公はフランツという少年、いつも同じ谷間に行って「ハルロオ」と叫ぶと、木精が返ってくることを楽しみにしていました。いつしかその谷間から足が遠ざかっていたフランツが、青年となり同じ谷間を久しぶりに訪れ「ハルロオ」と叫ぶのですが…。少年の成長を感じさせる、ちょっとだけ切なさを感じさせるストーリーです。

     乙女の本棚シリーズの中で、こ

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    2023年10月16日