いとうあつきのレビュー一覧

  • かげろうのむこうで 翔の四季 夏

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    斉藤センセイのシリーズもの、小学4年生の翔くんのお話し。テンポよく読める作風はセンセイならでは。「四季」とあるので、夏以降の続刊が楽しみです。

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    2022年11月04日
  • 星屑すぴりっと

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    児童書。
    多発性硬化症になった従兄弟のせいちゃんのために、観たがっている映画を探し当てて届けたイルキ。
    方言がうまく使われていて、温かい気持ちになった。
    「ヒッツキモッツキ」って、可愛すぎて日常使いしたいくらい。

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    2022年11月01日
  • かげろうのむこうで 翔の四季 夏

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    小学生の翔は高宮さんというおじさんと犬のトラウムと知り合いになり、夏休みの間、トラウムの散歩を頼まれる。
    大人同士の付き合い方を学んだり、見えないものが見える友達の気持ちに寄り添ったり、同じマンションに住む芸能人とちょっとした友達になって色々なことに出くわしたりと目まぐるしい。
    いろんなことに遭遇しながら素直に成長していく姿が爽やかだ。
    周りの大人の関わり方が大事だなあ、と思った。

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    2022年10月06日
  • かげろうのむこうで 翔の四季 夏

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    ルドルフとイッパイアッテナの作者。翔は近所のおじさん「高宮さん」から夏休みの間、シェパードのトラウムの散歩を頼まれる。幽霊の見える友達や、トラウムの不思議な感性、高宮さんの秘密、ファンタジーではないが、こんな事あったらいいな、あるかもしれないと思う。終わり方がとても良い、ほろっとさせる。

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    2021年12月20日
  • 少年と悪魔

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    母親が恋人の大金を持って逃げ出した

    母親の行方はわからず恋人の要と一緒にいることとなった一輝

    一輝は小学四年生の途中までしか学校に通っておらずその後は住所を持たず要とホームレスをしたり女性の家を回っていた

    そんな中知り合った優しい人々

    ある日要から金がいると当たり屋をやれと言われ逃げ出し警察に駆け込み保護を受ける

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    2025年11月27日
  • さよならの向う側

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    短編集。あの世に行った後に、24時間だけ戻って会いたい人は誰ですか?

    生きている今、目の前に居る人を大事にせねば(とは思うが、今朝はコーヒーのことで目の前の人とケンカした)

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    2025年11月11日
  • 少年と悪魔

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    最後の方までず〜っと重く、鬱小説に近いような感じだった。ホントにヤツは悪魔だし、実際こういう子がいるのだろうと思うだけでも読んでいて苦しかった(⁠个⁠_⁠个⁠)
    複雑な構成もなく、数時間で読めた。

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    2025年11月07日
  • 天空遊園地まほろば

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    ネタバレ

    亡くなった人に、一度だけ、1時間だけ会える遊園地。ただし泣いたら大切なものを失う…

    亡くなった大切な人と再会することで、前に進める、5話の短編集。

    すれ違っていた、わざと優しさから隠していた、素直になれなかった、ということが分かり、過去の出来事も昇華できた、というのが良い。

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    2025年11月05日
  • 少年と悪魔

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    ネタバレ

    少年の中の悪魔が少年を支配するまでにならなくって良かった。

    悪魔のような要と生活を送る日々の中でも、少年に少しでも手を差し伸べてくれる人たちがいて本当に良かった。

    物語の中でそっと少年を助けてくれた大人たちのような人に私もなりたい。

    この本の中で少年は自分の心の中の悪魔と戦うけど、この悪魔って誰の心の中にも居るっていうか、
    悪魔ではなくただの言い訳にしか過ぎなくて。
    少年の悪い言い訳を悪魔と感じていて、それを悪魔だと感じ取れた少年だからこそ救われたと思った。

    世の中の多くの人が自分の中で言い訳や偏見を都合よく処理して自分の中の悪魔に気付けてないのに
    少年は本当に偉かった。
    この少年がこ

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    2025年11月05日
  • さよならの向う側 [文庫版]

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    可もなく不可もなく。命がテーマのよくある感動系小説だった。設定に惹かれて読み始めたけど、深読みしすぎて肩透かしを喰らった感じ。ちょっと期待値を上げすぎてしまったかも。

    24時間という制限があるからか、一つ一つのストーリーに深みがあまり感じられなかった。中学生や高校生が読むくらいだったらちょうど良さそう。

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    2025年10月24日
  • 木精(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    少年時代、よく山に登って木精と遊んでいたフランツ。少年から青年に移り変わっていく中で、木精との交流はできなくなってしまいます。

    実際のこだまではこんな事は無いと思いますが、挿絵の影響もあって、物語でのこだまは何だか幻想的です。不思議なお話でした。

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    2025年09月23日
  • 木精(乙女の本棚)

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    フランツはいつもここに来てハルロウと呼ぶ

    森鴎外のかなり短めの作品。
    優しい感じのイラストも相まって絵本のように楽しめた。文章の配置デザインも凝って良い!
    さみしさを感じつつ爽やかな物語を楽しめました。
    ハルロウって語感がいいよね。

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    2025年09月19日
  • 春は馬車に乗って(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    タイトルやピンクの背表紙から、明るいお話を想像していましたが全く逆。結核を患い死期が近づきつつある妻と、それを支える夫の、閉塞感の漂う暮らしを描いた作品でした。

    病で気が滅入り、夫に当たってしまう妻。それを受け止めるしかない夫。そんな事、言わなくていいのに⋯と思ってしまいますが、体が辛く更に治る見込みも無ければ、お互い心が荒むもの仕方ない事です。最後の明るさは、妻の体が楽になったという事なのでしょうか。

    初めて読む作家さん、初めて見るイラストレーターさんの作品でした。苦しい内容ですが、表情のない男女のイラストがよく合っていました。

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    2025年09月07日
  • 天空遊園地まほろば

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    一定のルールで死者と一度だけ会えるという設定。
    類似の設定の本がたくさんある中で、この本だけの魅力は感じられ無かった。

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    2025年08月14日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    様々な芸術、芸術から着想を得た料理、どちらも素敵ですが、それらが組み合わさることでどんなに素晴らしいだろうかと思いました。
    心もお腹も満たされることで、明日への活力が湧いてくるような、移動式レストラン。描写から、非常に素敵な空間であることが伝わってきます。フランス料理はあまり知らないのですが、興味を持って調べながら読み進めるのも楽しかったです。
    メインのストーリーも短編も、温かさに溢れていて心穏やかに楽しめました。

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    2025年08月07日
  • さよならの向う側

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    『あなたが、最後に会いたい人は誰ですか。』
    死後、会えるのなら…
    と、考えてみたけど、ルールの中だとそれは叶えられそうにない。
    すぐに消えてもいいからやっぱり大事な人と会いたい。

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    2025年07月27日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    初めましての作家さん。
    美味しい物語を書かれているようです。
    ちょうど、そういう感じの物語を読みたかったので手に取りました。

    サーカステントにキッチンカー
    シロクマのようなシェフと
    猫のようなギャルソン(2人は兄弟)

    マダム ウイが亡くなったと知らせが来た。
    彼女との約束を守るために「翁」を探す旅に出る。

    旅先での人々との出会い。
    美しい芸術作品。
    美味しい料理。

    フランス料理は全く詳しくないですが、目一杯想像して、
    芸術も詳しくないですが、螺鈿の重箱が美しいのはわかります。

    そんな感じで想像して楽しんで、美味しい料理と人との出会いで、心が温まる時間をもらいました。

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    2025年07月10日
  • さよならの向う側

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    ネタバレ

    亡くなった後、24時間だけ会いたい人に会いに行くことができる。ただし、自分の死を知らない相手に限る。

    既に設定から面白い。
    途中で一話目に出てくる先生の教え子と思われる人物が現れたので、思わず溺れたのを助けたのも一話の恩師かと思った。それゆえに4話目に急に他の話が繋がり出したのは唐突な印象もあふ。
    3話目のコータローが猫だったのにはすっかり騙された。

    最終話、案内人さんの過去の話なのはある程度読めてはいたけど、こんなに一途に待っててくれるの嬉しいよなあって少し涙ぐんだ。

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    2025年06月28日
  • 春は馬車に乗って(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    横光利一の代表作。このシリーズの中では、絵がおとなしめ。本文にかなり寄り添った感じ。これくらいなら乙女でなくても大丈夫。ということは乙女の本棚としてはどうなのか、ということになるのだろうか。乙女はもちろん乙女でなくても楽しめる、と考えれば、成功しているのかな。

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    2025年06月21日
  • 森と、母と、わたしの一週間

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    祖母が亡くなり実家の後片付けがあるからと帰らぬ母の所へ衝動的に一人向かう野々歩。亡き祖母の山で逞しく過ごす子供達。綱一本で崖を降りたり、川を飛び石で渡ったり、雷の中雨宿りしたり、子供の頃それを当たり前のように経験し自然の怖さや楽しさを知る。そんな経験が今ではなかなか出来なくなってしまった。残念だなぁと思う。

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    2025年06月20日