【感想・ネタバレ】黒と白のあいだで 翔の四季 秋のレビュー

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Posted by ブクログ

小学生にしてはちょっと冷静すぎる翔。友だちの涼も大人っぽく冷静。
二人の日常にちょっとした事件が起こり、二人で解決していく。
翔には最近、時間差で音や声が聞こえる現象が起こるが、このことが事件解決のきっかけにもなるの。
視覚と聴覚の時間差、人には聞こえないことが聞こえるということか。
事件解決後に翔の父親が動物園で語った言葉が印象に残った。
「正義っていうのは、守るものがあってこそで、何を守るかによって、正義はかわってくる。」
同じ事象でも見る側によって全く反対になってしまうこともある。
何が正義かなんて軽々しく言えないと改めて考えさせられた。
こういうことを子どもに語れる大人って大事だ。
翔のこれからの成長をずっとみてみたい。

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2022年12月07日

Posted by ブクログ

日常と非日常のぎりぎりのところで繰り広げられる、翔くんの物語。ちょっぴり垣間見える哲学的な思考の芽生えも作品の魅力。時々週末にデートする、翔くんのパパママも素敵です。

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2022年11月06日

Posted by ブクログ

 音が遅れて聞こえる。主人公の翔はある時、たまに目にする黄色いスポーツカーの排気音が、車が通りすぎてしばらくしてから聞こえることに気が付いた。そしてカラスとの出会い。遅れて聞こえた鳴き声、墓から線香をくわえて飛び立つ様子。カラスの行動の意味とは何なのか、放火事件との関係は?
 そして学校で起きたレアカード盗難事件。何とか解決したいと願う友達の涼がある作戦を考える。翔も参加し、無事に成功するのか。
 本作も、不思議な事やちょっとした事件も起きるのだが、何故か静かに時間が流れてゆく印象を受けるのだ。それがとても心地良い。

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2023年02月24日

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