いとうあつきのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
一生に一度だけ死んだ人間と逢える遊園地のお話。
遊園地、まほろば、昼間は空き地、という事から、奈良ドリームランドかな?と思っましたが、生駒遊園地でしたね。天空をスルーしてました。
非常に読みやすく、子供に安心して?お勧めできる内容でしたが、一つ残念なのが、「泣いたら故人との記憶が無くなる」って設定があんまり活かされてなかったなぁ….と。
五つの話があるのですが、泣いてしまって、記憶を無くすと言う結末になる話が、一つ位あったらもう一つ面白かったのに、と思いました。元カレの話辺りで、できたんじゃないの?とか思ったり。
案内人シチカの正体は、最後に取ってつけた様な感じがしたので、要らなかったかも。 -
Posted by ブクログ
かつて、山の上にあった廃業したはずの遊園地、
「天空遊園地まほろば」は、死者に会える遊園地。
大切な亡くなった人ともう一度会いたいと強く願う人にのみ遊園地への招待が届き、入園できる、
だが入場者は決して泣いてはいけない。泣いてしまえば、その人との思い出が消えてしまう。
各話で登場する遺された人達は、切なる願いを
持ちながら遊園地へと向かう。
亡くなった人とその場所で再会できるが、彼らは
死者ではない。時間が、指定する彼らの亡くなる
前に戻っているだけである(タイムリープ)
未来は変える事は出来ないが、各話で登場した
遺された人達は大切な人達と再会することに
よって、自分の生き方を見つめ直すこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ少年の中の悪魔が少年を支配するまでにならなくって良かった。
悪魔のような要と生活を送る日々の中でも、少年に少しでも手を差し伸べてくれる人たちがいて本当に良かった。
物語の中でそっと少年を助けてくれた大人たちのような人に私もなりたい。
この本の中で少年は自分の心の中の悪魔と戦うけど、この悪魔って誰の心の中にも居るっていうか、
悪魔ではなくただの言い訳にしか過ぎなくて。
少年の悪い言い訳を悪魔と感じていて、それを悪魔だと感じ取れた少年だからこそ救われたと思った。
世の中の多くの人が自分の中で言い訳や偏見を都合よく処理して自分の中の悪魔に気付けてないのに
少年は本当に偉かった。
この少年がこ -
Posted by ブクログ
乙女の本棚シリーズ。
タイトルやピンクの背表紙から、明るいお話を想像していましたが全く逆。結核を患い死期が近づきつつある妻と、それを支える夫の、閉塞感の漂う暮らしを描いた作品でした。
病で気が滅入り、夫に当たってしまう妻。それを受け止めるしかない夫。そんな事、言わなくていいのに⋯と思ってしまいますが、体が辛く更に治る見込みも無ければ、お互い心が荒むもの仕方ない事です。最後の明るさは、妻の体が楽になったという事なのでしょうか。
初めて読む作家さん、初めて見るイラストレーターさんの作品でした。苦しい内容ですが、表情のない男女のイラストがよく合っていました。
-
Posted by ブクログ
初めましての作家さん。
美味しい物語を書かれているようです。
ちょうど、そういう感じの物語を読みたかったので手に取りました。
サーカステントにキッチンカー
シロクマのようなシェフと
猫のようなギャルソン(2人は兄弟)
マダム ウイが亡くなったと知らせが来た。
彼女との約束を守るために「翁」を探す旅に出る。
旅先での人々との出会い。
美しい芸術作品。
美味しい料理。
フランス料理は全く詳しくないですが、目一杯想像して、
芸術も詳しくないですが、螺鈿の重箱が美しいのはわかります。
そんな感じで想像して楽しんで、美味しい料理と人との出会いで、心が温まる時間をもらいました。