いとうあつきのレビュー一覧

  • 木精(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    鴎外にこういう作品があったんだな。
    鴎外にこういう絵は合わないかなと思ったけど、意外といい感じだった。
    強いていえば、裏表紙はこれでよかったのかな。

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    2025年06月15日
  • 森と、母と、わたしの一週間

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    職場の図書室で借りた本。こうして守られてるって思える経験が次の一歩につながって成長していくんだと思う。
     助けてって言えるまで見守るってすごい。私つい先回りしちゃう。でもちょっと信じて待ってあげよう。きっと生徒が将来困った時に自分の声で助けてが言えるように今支えになってあげようと思う。

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    2025年06月01日
  • さよならの向う側

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    最後に会いたい人は誰ですか?
    制限されたルールの中で会いたい人に会うことができるこの世の最後の特別な1日の話

    もし私が誰に会いたいかな?
    やっぱり遠くから娘の姿見たいよな
    あらためて大切な人を思える作品でしたが、

    ツナグ?

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    2025年05月13日
  • 森と、母と、わたしの一週間

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    祖母のお葬式の後、実家に残ってなかなか帰ってこない母。友だちとも何となくうまくいかない野々歩は母に会いに行くことにする。そこで出会った森のようちえんのたくましい子ども達から元気をもらって変わっていく野々歩。最後、少し消化不良。この続きを読んでみたいと思った。

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    2025年04月11日
  • さよならの向う側 i love you

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    実際にはあり得ない話だからこそ、感情移入しつつ、しすぎずといった丁度良い距離感で読むことができて、作品の世界観にも没頭できた。

    特に最終章が印象的でした。
    自分が死んだことを知ってる人に強い想いがあり、直接会うことが叶わない。そんな状況だからこそ、如月の起こした行動にグッときた。
    やっぱり人の心を動かすのって想い他ならないんだなぁって思うし、その想いはどんな形であれきっと伝わる。
    人との繋がりを大切にしたいと心から感じた作品です。

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    2025年04月03日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    サーカスのテントのような移動式の
    不思議なビストロを舞台にした
    ほっこり美味しい連作短編集。

    料理の腕はいい兄と、経営手腕のある弟。
    ふたりの定番の掛け合いも良いスパイスだ。

    兄の独立を援助してくれた謎の老人を探して
    援助してもらったという人たちを
    訪ねて歩くロードムービー要素が「横糸」

    でも、仕事で忙しくて疲れたOLや
    彼女の好みに合わせようと
    背伸びしている青年や
    夫婦関係に悩む男性などなど
    たくさんの人々の心とお腹を満たす
    いつもよりちょっと手の込んだ一皿が
    登場するのです。

    そうして縁をたどっていった先に…。
    うーん、やっぱり素敵なビストロ。

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    2025年04月01日
  • チカクサク

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    舞台は戦後の1950年代。5歳の時に一緒に遊んでいた3歳の弟が亡くなり罪悪感に苛まれる少年が主人公。なんかちょっとファンタジー?現実味がないような……そんな感じ。

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    2025年02月17日
  • チカクサク

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    ネタバレ

    養蜂家の叔父のもとへは、毎年菜の花の開花を知らせる電報「チカクサク」が届く。
    弟の死は自分のせいだと罪悪感を抱き続ける英治。その心を、秘密を抱える叔父、息子をなくした老婆、子どもを亡くした女絵師らとの出会いが少しずつ癒やしていく。
    重いテーマが、少しずつ希望へ向かっていく流れがよい。最後はタイトルの意味と重なって、よい読後感をもらいました。
    中学生向き?小学生にはちょっと重いかも。

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    2025年02月16日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    好き、だらけのビストロ。
    シェフ有悟とギャルソン颯真はキッチンカーで美味しい食材を訪ねながら全国を回っていた。有悟を助けてくれた翁を訪ねて旅する中で各地で人々に芸術とコラボさせた温かい料理を提供する。
    期待値が高かった分ありきたりなお話に感じてしまったのですが、それなりに楽しく読めた。
    作中では能に目覚めた父のエピソードがお気に入りです。

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    2025年01月25日
  • さよならの向う側

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    ネタバレ



    うまく考えられた綺麗なストーリー

    あなたが、最後に会いたい人は誰ですか?

    現世で会うことができるのは、死んだことをまだ知らない人だけ

    優太は子供なので母親が死んだことを理解できていない

    認知症のため息子の死をわからない

    猫もやってくる

    最後の舞台で歌を歌う

    さよならの向こう側で 最期を迎える妻をまつ

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    2025年01月06日
  • 京都東山邸の小鳥遊先生

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    ネタバレ

    安定の読みやすさ!
    読後感が良い
    脚本の書き方の決まりがわかって嬉しい。

    『京都寺町三条のホームズ』が大好きな私は、あの方が少し出てきて嬉しかった。お元気でよかった!

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    2024年12月30日
  • 森と、母と、わたしの一週間

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    山のなかで伸び伸びと自主性を大事にしながら育つ園児たちに比べたら私たちはなんとせまい世界を生きているのかと思わされた。まあ雷鳴る山の中を遊ばせるのはかなりリスキーだと思うけど。そして野々歩と母が気になる。母親の方がだいぶ機嫌に振り回されるみたいだけど、そっちの方は最後まで変わらなくて野々歩の母親にはあまり共感出来なかった。

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    2024年12月11日
  • さよならの向う側

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    今生きている奇跡、命の儚さ、大事な人と一緒にいられる時間の尊さに気づけました。
    これから過ごす日々に対する気持ちの持ち方を考えないといけないなと思います。

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    2024年10月26日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    お料理が人の心をちょっと軽くしていく割とよくあるシチュエーションの物語。
    でもこのお店がすごくよくて、キッチンカーと八畳ほどの広さのテント。椅子や掛けられた絵画でその度印象を変える客席の描写は読んでいて、誰かこんなお店作って!と思ってしまう。料理に関しては、いや素人はこんな料理名知らんて、と思うようなものをすいすい楽しんでしまう登場人物にちょっと違和感感じてしまう。でも全体的にほんのりミステリアスで美味しそうで素敵な物語だった。

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    2024年10月06日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    翁を探す旅と人の憂をなくす移動キッチン。翁にマダム・ウィの遺したものを翁に返す旅を伏線に、各章で人の憂を晴らしていく料理が魅力的な物語。やや後半になるとパターンに飽きた。翁との出会いも驚きなく、クライマックスを感じられなかったけど、楽しく読めました。

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    2024年09月28日
  • 花守家に、ただいま。 星合わせの庭先で

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    ネタバレ

    2024.09.27
    安城市出身の作家さんで、作中に県内の自分にゆかりのある市がいくつか出てくるとのことで迷わず手に取った。
    ハナミズキの描写で季節を感じながらゆったりとすぎていく血縁関係のない3世代の女性のお話。
    最後はスカッとしたし、血が繋がってなくても、血の繋がりよりも太い絆が生まれている3人に、これからもずっと幸せに暮らしていて欲しいと、思った。

    普段はミステリ作品ばかり選んでしまうが、たまに小休止としてこういうヒューマンドラマ的なものを読みたくなる。心が何かじわりと温かいもので満たされていく感覚がある読後感でとてもよかった。

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    2024年09月27日
  • 森と、母と、わたしの一週間

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    中学校の閉塞感に耐えられなくなり、ふと離れて暮らしている母に会いたくなった野々歩。
    祖母が亡くなった後の片付けのために、ひとり祖母の家に住んでいる母に会うのは半年ぶり。
    久しぶりに会った母は、「森のようちえん コロボックル」でボランティアをしていた。

    コロボックルの子どもたちのパワーに圧倒される野々歩の気持ちがよく分かる。子どもたちは山や森の中を駆け回り、泥だらけびしょ濡れになるのも構わず、思う存分遊び倒す。
    実在する「森のようちえん まるたんぼう」という幼稚園がモデルになっていると知り、とても興味を持った。
    子どもたちが生き生きと過ごしている姿、山の澄んだ空気、荒々しい自然の雨と雷の音。

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    2024年09月25日
  • 星屑すぴりっと

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    ネタバレ

    映画を、大切なものを、見つけに行こう。

    イルキのいとこ「せいちゃん」は難病を患っている。ある日、せいちゃんが映画が見たいと言った。配信でもやっていないその映画のDVDを手に入れるために、イルキはハジメと一緒に京都を目指す。

    父が心を患って、母の故郷である尾道に移ってきた、大阪弁を忘れないハジメ。2人で青春18きっぷを使って尾道から京都を目指す。イルキの父のわかったような態度が印象的。たどり着いた京都と、出会えた監督。みんな何かを抱えて戦っている。だから相手がしんどいときには、寄り添うのだ。それだけでいい。

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    2024年09月16日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    美味しいものが沢山出てきてお腹がなりそうだった。知らないフランス料理が沢山でてきたが説明もあって勉強になった。一冊の本に少し詰め込みすぎなようにも思えた。最終的に翁が見つかって良かった。自分の町にもビストロつくしが来て欲しい。

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    2024年07月08日
  • さよならの向う側

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    良くも悪くも普通。
    展開が想定の範囲内。
    お涙頂戴…までいかず、どこかで見たことあるようなファンタジーだね、に尽きる。

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    2024年03月31日