【感想・ネタバレ】木精(乙女の本棚)のレビュー

あらすじ

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人気シリーズ「乙女の本棚」第34弾は、文豪・森鷗外×イラストレーター・いとうあつきのコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

呼べばいつでも木精の答えないことはない。

暖かい野の朝、谷間で「ハルロオ」と呼び、木精の答を聞く。それがフランツの楽しみだった。

森鷗外の名作が、書籍の装画やCDジャケットなどで知られ本シリーズでは横光利一『春は馬車に乗って』を担当するイラストレーター・いとうあつきによって描かれる。
名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

イラストが海外風でしかも幻想的。はっきりした絵も好きだがこの方の優しい絵をみて癒される。しかもわかりやすい内容で、子どもから大人になる変化を書いていて読みやすい。春は馬車に乗っては文章が長く理解できていなかったので余計に落ち着いて読めたのかも知れない。

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2024年08月13日

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ネタバレ

『乙女の本棚』シリーズ34弾。
イラストが美し過ぎる。
木精が生きているか死んでいるか、と思いを巡らせた事がなく、目から鱗。
ハルロウが気に入った。今度叫んでみよう。

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2024年05月13日

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乙女の本棚シリーズの中でも自然を表現する言葉の美しさとイラストレーターの絵の美しさに惹かれる作品

自然は変わらないが少年が確かに成長している事を感じさせる描写が、まさに子供の感覚から大人の感覚に変わる事で小さな日常の喜びを失う寂しさを表していて、とても切なかった。
イラストも爽やかで自然を優しく描いている美しさに心奪われる作品。

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2024年02月27日

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絵がすごく美しくしい。最近のこのシリーズの絵の中で一番好きかもしれない。
大人になって失うものと子どもだからこそ持っていたもの。生きていれば自然と子どもながらに持っていたものは消滅してしまうのはやはり少し寂しいですね。

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2024年01月25日

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すまなかった

17おネエである
そして謝罪である

17おネエにして至極当たり前のことに気が付いた

謝罪したい
土下座も辞さない
ただの土下座ではない
武士の土下座である(いつから武士よ)

この乙女の本棚シリーズ
ただ順番に人気のあるイラストレーターさんに依頼してるわけでなく
ちゃんと世界観にあった方を吟味してお願いしておるな
いやだからごめんて
武士が謝ってるやん
一族からやいのやいの言われるのに
それをおして謝ってるやん

森鷗外の『木精』にいとうあつきさんのイラストはビタリである
文句のつけようがない


三波春夫でございます

違った「ハルロオ」だ

この件については謝罪する気はない

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2023年12月12日

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キャーっ♡
なにコレ!?
すってきぃーーー!!

げみさんのイラストも素敵だったけど、いとうあつきさんのイラストも素敵(〃∇〃)

これこそ『乙女の本棚』ね♡
内容よりイラストを楽しむ♡
それが『乙女の本棚』のほんとの楽しみ方♡


フランツは「ハルロオ」と叫んでたけど、
アタシは「オトメーーー」って叫んじゃうわよ♡

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2025年04月29日

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絵本として読める本でした。
絵も話もとても綺麗で心が洗われます。
空の色や季節の移ろいが美しく表現されていました。

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2025年03月15日

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ネタバレ

絵がとても綺麗です。
いとうあつきさんは、教育学部、保育士さんという経歴なことに驚きました。
それでこんなに美しいイラストをお描きになられるなんて…
やはり才能と努力なのかなと思いました。

お話はやまびこの話でしょうか。
大人になったから返ってこなかった、
と幻想的なままにしたい気持ちがあったのかなあと思いました。
子供の気持ちのまま読みたいものです。


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2024年07月31日

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森鷗外文学忌、鷗外忌
森鷗外といえば、「寒山拾得」が好きなのだけど
今年は「ハルロウ!」

歩き始めた頃から通う山の谷間
少年の
「ハルロウ!」に答える木精
少年の成長は、声の変化と共に
自然をありのまま受け入れる
少年は思考し始める
彼の大切だったものを大切なまま次の少年達へ

イラストはいとうあつきさん
木精が思いの外具現化されている
山間の街並み、谷川、夜の村 すべて美しい

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2024年07月09日

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フランツは谷間でハルロオと呼ぶ。
木精(こだま)がハルロオと答える。

当然のことが嬉しい。

いとうあつきさんが描く四季・時間の移ろいがとても美しい。
絵本としても見応えがあった。

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2023年11月02日

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森鴎外の作品は、実はこれまでほとんど手にしたことがなかったので乙女の本棚で読めてうれしい。
山で「ハルロオ」と叫ぶと、「ハルロオ」と答えてくれる木精(こだま)を楽しむブロンド頭の少年・フランツの成長を描く。
木精がある種のメタファーになっていて、大人になって損なわれたかのように思えても、自分の中にはたしかにまだ残っている童心を表しているように感じられた。
保育士から転身してイラストレーターになったという、いとうあつきさんの挿絵がとても伸びやかで清々しく、神秘的。緻密な描き込みや光の陰影はうっとりする美しさで、童話の世界観に入り込んだかのようです。

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2023年10月16日

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 乙女の本棚シリーズから、森鷗外さんといとうあつきさんのコラボ作品「木精」です。「木精」って、「こだま」と読むんですね…。ホントキレイなイラストで…表紙もキレイだけれど、ページをめくるごとに、息を飲むような素敵な、清涼感を感じさせるイラストが特徴的です。

 物語の主人公はフランツという少年、いつも同じ谷間に行って「ハルロオ」と叫ぶと、木精が返ってくることを楽しみにしていました。いつしかその谷間から足が遠ざかっていたフランツが、青年となり同じ谷間を久しぶりに訪れ「ハルロオ」と叫ぶのですが…。少年の成長を感じさせる、ちょっとだけ切なさを感じさせるストーリーです。

 乙女の本棚シリーズの中で、ここまで爽やかさを感じさせるイラストが描かれている作品はなかったんじゃないかな…そのくらい、素敵なイラストでした!

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2023年10月16日

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乙女の本棚シリーズにしては珍しい?明るいイラスト&明るい内容の短編の一冊。
少年の成長を美しく、寂しくも爽やかに描いている。
乙女の本棚シリーズは、購入の前にまず原作を読むのだが、今回はイラストの力で、より主人公の成長の鮮やかさと爽やかさが伝わってきた。
わりと暗い話、それにあわせたイラストが多いシリーズではあるが、こういう明るい作品もとても良い。

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2023年09月29日

Posted by ブクログ

乙女の本棚シリーズ。
少年時代、よく山に登って木精と遊んでいたフランツ。少年から青年に移り変わっていく中で、木精との交流はできなくなってしまいます。

実際のこだまではこんな事は無いと思いますが、挿絵の影響もあって、物語でのこだまは何だか幻想的です。不思議なお話でした。

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2025年09月23日

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フランツはいつもここに来てハルロウと呼ぶ

森鴎外のかなり短めの作品。
優しい感じのイラストも相まって絵本のように楽しめた。文章の配置デザインも凝って良い!
さみしさを感じつつ爽やかな物語を楽しめました。
ハルロウって語感がいいよね。

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2025年09月19日

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乙女の本棚シリーズの一冊。
鴎外にこういう作品があったんだな。
鴎外にこういう絵は合わないかなと思ったけど、意外といい感じだった。
強いていえば、裏表紙はこれでよかったのかな。

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2025年06月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子どものときに、Helloと言って返ってきた木精が、大人になると返ってこなくなるという不思議。他の子どもたちには返している木精も、今の大人の自分には返してくれないという事実に切なさを感じる。
話の内容は、昔返ってきた木精が返ってこなくなった、というただそれだけなのに、イラストが美しすぎて、それだけで見ている価値がある。特に、男の子だった主人公に女の影が見え始める辺りの絵が、ホントの大人になってしまった感を醸し出していて、哀愁を帯びていた。
大人になると、純朴さという美しさが失われていく。早く大人になりたいと、子どものときは願うけれど、消えていくものもあると思えば、限りない今を大切に生きることが、一番大切なのかもしれないと思えてきた。

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2024年02月14日

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