いとうあつきのレビュー一覧

  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    「好き」を詰め込んで自分の世界を作ることができる。

    物語終盤の文章が心に残った。

    フレンチが頻繁に出てくるため、猛烈にフレンチ食べたい!!って気持ちが湧く

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    2025年10月29日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    お世話になった「マダム」の訃報。その最期の約束として、昔お世話になった「翁」へ漆器を返すため、ビストロ「つくし」は美味しい料理とともに日本中を旅する。
    目の前に立ちはだかる問題に悩み、足が止まった際、イルミネーションに飾られたサーカステントのビストロに出会い、自分だけのスペシャリテを味わうことができる。ファンタジー要素はないのに、どこか童話のような温かさも感じられる作品。
    シロクマのようなシェフと猫のようなギャルソンの兄弟という対比も、どことなくこの物語の優しい雰囲気に合っていていいなと思った

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    2025年10月09日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    読み始めはものすごくゆっくりしてて眠気を誘うなぁと睡眠用で読み始めたのに色んな人と出会っていくことで加速度的にお腹を空く気持ちを抑えながら読めた。
    大枠の問題だけではなく個々の憂いも晴れていく様にとても温かい気持ちになれた。

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    2025年10月05日
  • 星屑すぴりっと

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    2021年講談社児童文学新人賞佳作。会話文が広島弁とこてこての大阪弁なのは、作者が広島生まれで、大学が大阪だったからだろう。私にとって馴染みのある言い回しはすっと入ってきて、読みやすかったし共感性が増した感じがする。
    多発生硬化症を発症した映画好きの従兄弟がポツンともらした「観たいな」の一言から、映画を探し出し、尾道から京都まで強行突破の日帰り旅行を敢行するイルキ。同行は大阪から引っ越してきたハジメ。彼らを取り巻く日常はさらりと表現されているためか、2人の感情面がより浮かび上がっているように思った。
    大切な友と出会えて、冒険してしまえるのも10代。大人とは違う見方、彼らからではの視点、、、昔を

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    2025年09月27日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    綺麗な表紙に惹かれて買った本でしたが、出てくる料理もどれも美味しそうで豪華でいて煌びやかやサーカスの様な非日常感の様な魅力溢れる品々でした。

    とある人を探す旅はヒントも少なくまるで手探りでしたが、結末も過程も凄い素敵でした。

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    2025年09月24日
  • 天空遊園地まほろば

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    いい話ですね。辻村深月「ツナグ」と設定は似ていますが。5つの短編からなる物語。各話の横のつながりは無さそう。

    プロローグ
    絆のサイクルモノレール:お父さん
    幸せのメリーゴーランド:元カレ
    沈黙のパンダカー:お父さん
    友情のびっくりハウス:親友
    約束の飛行塔:兄
    エピローグ

    亡くなった人に会いたい、というのは結局 亡くなった人に何かしてあげるという意味ではなく、生きている人間が何かに納得するために必要なこと、そしてただ後悔や懐かしさに浸ることにならないために、泣かないことが条件--ということかなぁと思いながら読んだ。

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    2025年09月22日
  • 天空遊園地まほろば

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    最後の「約束の飛行塔」がよかった。戦死した兄への想いと後悔、言葉で表し切れない痛みの中に深い愛情を感じる物語。

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    2025年09月05日
  • 天空遊園地まほろば

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    ここは、天空遊園地まほろば。もう会えなくなってしまった人と再会できる、そんな遊園地。

    王様のブランチの本のコーナーで特集されていて気になって手に取りました。最初の説明が全てで、亡くなってしまいもう会えない大切な人、その人に会うことができるとしたら。というお話。5つの話の短編集。事故で突然亡くなってしまった父親、付き合っていた元彼、親孝行もできないまま亡くなってしまった父親、突然亡くなった親友(お笑い芸人で元相方)、戦時中に亡くなった兄など主人公もそれぞれ違うのでそれぞれに感情移入できた。読みやすいし、これは中学生とか若い子にも読んで欲しい作品だった。個人的には3作目の親孝行の話が好きかな。親

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    2025年09月01日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    ネタバレ

    *シロクマのようなシェフ兄と黒猫のような給仕係の弟が旅をしながら料理店を開く

    *シロクマさんを支援してくれた「翁」を探して全国を巡る

    *最後は見つかる

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    2025年08月09日
  • さよならの向う側

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    続きがあるらしいけど、一冊でちゃんとまとまってるし、なぜかあんまり続きを読む気になれない。悲しいけど優しい話。

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    2025年08月09日
  • 星屑すぴりっと

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    男たちの友情にフォーカスされている気持のよい話
    途中まで主人公の性別がわからなかった(挿絵からだいたいわかるが)
    難病あり小さな旅ありどつきあいありと要素を並べてみるとコテコテだが、方言と映画がアクセントになっている
    ハジメがいやに大人びているのが若干ご都合主義感はある
    ラストは唐突に感じたが、やさしい気持ちが受け継がれるという描写と考えれば必要といえる

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    2025年08月06日
  • さよならの向う側

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    死んだあと、1日だけ現世に戻って誰かに会える。
    けど、自分の死を知らない人にだけ。
    自分ならだれに会いに行くだろう、家族とかは知ってるだろうから、って考えちゃいましたね。
    あと、世の中あっさり死んじゃう時もあるから、日々大事に生きたり、大切な人はちゃんと大切にしないといけないなと思いました。続編ふくめ4冊あるようなので読んでみる。

    文字量多くないので、気軽に手を出せる読み進めやすい本ですよ。

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    2025年07月06日
  • さよならの向う側

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     『あなたが、最後に会いたい人は誰ですか?』

     私が最後に会いたい人は誰だろう?

     ただ、ここでいう最後に会いたい人というのは、自分が死んだ場合で、自分の死を知らない人に限る。そうなると会いたい人なんているのだろうか?

     この物語は、現実にはあり得ない話である。3章からなる連作短編集で、それぞれの登場人物が死んだ時に案内人が現れ、最後に会いたい人は誰かと問う。そして、最後の1日に会いたい人に会わせてくれるのだ。

     どれもこれも素敵な物語。案内人の谷口に、後輩の佐久間が『ハッピーエンドとアンハッピーエンドの物語、どちらが好きですか?』と問うのだが、私はやっぱりハッピーエンドの物語が好きだ

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    2025年07月03日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    ネタバレ

    素敵でした。出てくる料理はフランス料理で、全く詳しくないので想像はできませんでしたが、各章の主人公がとても美味しそうに、そして食べた後幸せそうにしている姿が想像できて、私もビストロつくしに出会いたいなと思いました。
    すきだらけが、最後そうゆうことだったのかと納得できました。
    最後の言葉を見る限り、みなさんハッピーエンドで良かったと思います。
    タルトタタンは食べてみたい。

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    2025年06月17日
  • かげろうのむこうで 翔の四季 夏

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    『ルドルフとイッパイアッテナ』の斎藤洋さんの著書。
    都合の良い話や、たいしてドキドキしない事件など、盛り上がりに欠ける印象が後半まで続いていましたが、ラストで全てが伏線だったことがわかり感心しました。
    帯の「見えること、見えないこと そのはざまでもの思う少年の日々」という一文に、目に見えるものが全てではないというテーマを期待しましたが、まさかの心霊が見える友達が出てきて、見えるってそっち?と少し期待はずれ。
    でもそれも含めて、最後に色んなことがつながる楽しさがあります。
    ミステリーとまではいかないけど、児童書としては子どもにはよいかも。

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    2025年06月08日
  • さよならの向う側 i love you

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    最後に会いたい人、お別れがある事を前提に読み進めるので、切なくて切なくて、
    でも、人がつながっていく様が救いで暖かく…
    最後には切ない中にも、喜びを感じられた。

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    2025年05月15日
  • 木精(乙女の本棚)

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    キャーっ♡
    なにコレ!?
    すってきぃーーー!!

    げみさんのイラストも素敵だったけど、いとうあつきさんのイラストも素敵(〃∇〃)

    これこそ『乙女の本棚』ね♡
    内容よりイラストを楽しむ♡
    それが『乙女の本棚』のほんとの楽しみ方♡


    フランツは「ハルロオ」と叫んでたけど、
    アタシは「オトメーーー」って叫んじゃうわよ♡

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    2025年04月29日
  • 木精(乙女の本棚)

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    絵本として読める本でした。
    絵も話もとても綺麗で心が洗われます。
    空の色や季節の移ろいが美しく表現されていました。

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    2025年03月15日
  • 春は馬車に乗って(乙女の本棚)

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    難しい表現があって、少し分からないところも。
    2人の男女の内側のやり取りを垣間見れるような作品だなあと思う。ラノベとかにはない世界観。何だかんだ2人は好き合ってるのかな。

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    2025年03月02日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    ネタバレ

    かつて自分を支援してくれた『翁』を探すため、旅をするシェフとギャルソン。
    『翁』に関する情報はほとんどなく、無謀に思われた旅路だけれど、先々で出会う人々に料理と芸術で幸せを与えながら、自分たちも幸せをもらっているようなとても良い時間だったろうと思う。
    美味しいたべものと素晴らしい芸術のコラボレーションは良いものだ。

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    2025年02月23日