いとうあつきのレビュー一覧
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ネタバレ【あらすじ】
すてきな芸術とおいしい料理
それだけあれば、明日も幸せ
イルミネーションに飾られた小さなサーカステントにキッチンカー、お腹がぐうと鳴るいい香り。それらに出会ったあなたは運がいい。
そこは期間限定で現れる幻のビストロ「つくし」。
猫を思わせるギャルソンとシロクマのようなコックが、抜群においしい料理で迎えてくれる場所だ。
キッチンカーの赴くままに店を開く「つくし」だが、きまっていつも芸術のある場所に現れる。ピアノの演奏が聞こえる野外劇場、絵画が飾られたマルシェ、映画が上映されている砂浜……。
おいしい料理と素敵な芸術は最高のマリアージュ。弱った心と体をふっくら満たしてくれるので、ど -
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★5評価は好みだったら!万人受けする本ではないと思います。念のため。
望月麻衣といえば舞台は京都、東山の住宅地にある祖父の残した豪邸にお住まいの美人姉妹、姉は一時期売れていた脚本家、妹は大学生。その2人と、一時期人気のあった中学生男子ダンスボーカルユニット(解散)の超イケメン俳優鈴木英輔が出会い、運命の歯車が回り出すお話。主要な登場人物は過去の何かを引きずっていたりしてもう一歩を踏み出せなかったり殻を破れない。新しい仲間と出会い努力していくことでどんどん歯車がうまく回り出していきます。時には過去のしがらみが悪さを仕掛けてくることも・・・。一つ一つはありがちな設定や粗筋ながらも、どうなるんだろう -
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前作『さよならの向こう側』のその後を描いた、『生』と向き合う連作。
死んだ後に二十四時間だけ、現世に戻ることができる『さよならの向こう側』を訪れた人たちは、それぞれ死んでから自分や他人の『生』に向き合うことになるように思います。
戻れるのは二十四時間の間だけ。
会うことができるのは、自分が死んだことを知らない人だけ。
その制限の中で、誰に会って、どこに行って、何をしたいのか。
前作に続いて提示される物語の中に、今回はサブタイトルの通り『I love you』という想いが強く紐づいています。
夏目漱石は「月がきれいですね」と訳し、二葉亭四迷は「死んでもいいわ」と訳したと言われる( -
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横光利一さん、縁がないけど気になってたので手に取った乙女の本棚シリーズ。
死の淵にある妻とそれを看病する夫を描写した物語。
美しく柔らかなイラストのおかげで、文章だけだとどんどん暗く重たくなるストーリーが、一定の愛情と美しさを保って捉えられます。
本人ではどうしようもなく、病による不安や理不尽さからくる妻のワガママとそれに振り回されつつも見捨てられない夫の姿、を現代なら上っ面の愛と本音みたいなイヤミス的なものになりそうなのだが、この作品は上っ面は醜いけど底に愛情が横たわっている、と読める。そう読めるのもイラストの影響大きい。
2024.1.28
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