いとうあつきのレビュー一覧

  • さよならの向う側

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    「Heroes」「放蕩息子」「わがままなあなた」「サヨナラの向う側」「長い間」
    5話収録の連作短編集。

    『さよならの向う側』と呼ばれる場所。
    そこに辿り着いた死者は、道先案内人から『一日だけ現世に戻り逢いたい人と最後の再会を果たす事が出来る』と告げられる。

    但し『あなたが死んだことをまだ知らない人』という条件付き。

    ファンタジーの様だが其々のエピソードに胸を突かれる。

    家族や友人、大好きな人達との突然の別れを嫌でも思い出す。

    明日が来る保証なんて何処にもない。
    生まれた事の奇跡といくつもの縁を想いこの世界が愛おしくなる。

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    2023年02月18日
  • さよならの向う側 i love you

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    1話だけ読んだものの死の概念がとてもライトに画かれていて読むのを中断してしまいました。
    サラサラと読めるけれど現実に身近な死を経験してしまうと少し違和感を感じる本でした。

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    2023年01月29日
  • 黒と白のあいだで 翔の四季 秋

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    小学生にしてはちょっと冷静すぎる翔。友だちの涼も大人っぽく冷静。
    二人の日常にちょっとした事件が起こり、二人で解決していく。
    翔には最近、時間差で音や声が聞こえる現象が起こるが、このことが事件解決のきっかけにもなるの。
    視覚と聴覚の時間差、人には聞こえないことが聞こえるということか。
    事件解決後に翔の父親が動物園で語った言葉が印象に残った。
    「正義っていうのは、守るものがあってこそで、何を守るかによって、正義はかわってくる。」
    同じ事象でも見る側によって全く反対になってしまうこともある。
    何が正義かなんて軽々しく言えないと改めて考えさせられた。
    こういうことを子どもに語れる大人って大事だ。
    翔のこれからの成長をずっとみてみたい。

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    2022年12月07日
  • 黒と白のあいだで 翔の四季 秋

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    日常と非日常のぎりぎりのところで繰り広げられる、翔くんの物語。ちょっぴり垣間見える哲学的な思考の芽生えも作品の魅力。時々週末にデートする、翔くんのパパママも素敵です。

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    2022年11月06日
  • かげろうのむこうで 翔の四季 夏

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    斉藤センセイのシリーズもの、小学4年生の翔くんのお話し。テンポよく読める作風はセンセイならでは。「四季」とあるので、夏以降の続刊が楽しみです。

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    2022年11月04日
  • 星屑すぴりっと

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    児童書。
    多発性硬化症になった従兄弟のせいちゃんのために、観たがっている映画を探し当てて届けたイルキ。
    方言がうまく使われていて、温かい気持ちになった。
    「ヒッツキモッツキ」って、可愛すぎて日常使いしたいくらい。

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    2022年11月01日
  • かげろうのむこうで 翔の四季 夏

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    小学生の翔は高宮さんというおじさんと犬のトラウムと知り合いになり、夏休みの間、トラウムの散歩を頼まれる。
    大人同士の付き合い方を学んだり、見えないものが見える友達の気持ちに寄り添ったり、同じマンションに住む芸能人とちょっとした友達になって色々なことに出くわしたりと目まぐるしい。
    いろんなことに遭遇しながら素直に成長していく姿が爽やかだ。
    周りの大人の関わり方が大事だなあ、と思った。

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    2022年10月06日
  • かげろうのむこうで 翔の四季 夏

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    ルドルフとイッパイアッテナの作者。翔は近所のおじさん「高宮さん」から夏休みの間、シェパードのトラウムの散歩を頼まれる。幽霊の見える友達や、トラウムの不思議な感性、高宮さんの秘密、ファンタジーではないが、こんな事あったらいいな、あるかもしれないと思う。終わり方がとても良い、ほろっとさせる。

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    2021年12月20日
  • さよならの向う側

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    ネタバレ

    死んだ後に24時間だけ、会いたい人に会いに行ける。でも、それはあなたが死んだことを知らない人だけ。
    一番に思い浮かべる相手は、自分の死を知ってるから、会った瞬間に目の前から消えなくてはならない。
    抜け穴的に、死そのものを理解してない、本人だと気づかせない変装とか、ちゃんと会える仕様になってるのは救い。
    短編ごとにすこーし関係があるのか?と思わせる文章があったりするが、描写が弱すぎてなんともいえない。

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    2026年10月24日
  • 天空遊園地まほろば 時を結ぶ花々

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    死者に会える話ですよね。
    死者に会える話が多い気がします。
    多い話の中で会うためのハードルが低い気がするのは自分だけなのかな。
    泣けなかったです。
    どうせならもっと泣きたかったですね。

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    2026年10月22日
  • 天空遊園地まほろば

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    ネタバレ

    ちょうど生駒遊園地行きたいねって話してたからタイムリー。
    過去にあった真相のわからない別れ、その人が亡くなってから会うことによってもう後悔がないようにとちゃんと聞き出せるのだろうな。ただ真相を知って後悔してももうどうにもできないのは悲しいと思った。

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    2026年10月22日
  • 天空遊園地まほろば 時を結ぶ花々

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    別れは、いつ来るかわからない。
    失ったことの代わりは、ない。
    だからこそ、人は泣く。
    その涙で失くしたものを実感するために。
    悲しみを悲しみとして受け止める強さを感じる作品。

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    2026年10月20日
  • 天空遊園地まほろば 時を結ぶ花々

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    ネタバレ

    好きなシリーズ。死んだ人に会える、でも遊園地だしパラレルワールドというか、本人は死んでない時の本人で死んだことは知らず、泣いたら思い出が消えてしまう、不思議な遊園地。残された側を描く物語。一生に一回だけ、自分だったら誰に会うか??
    大人からこどもまで、ちょっとしんみりしちゃうけど、最終的に前を向ける話なのがよい。2時間もかからず読めた。

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    2026年09月23日
  • おみおくり食堂で最後のお別れを

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    みたらしとしらたまって名前の猫だけでもう可愛い。
    すごくファンタジーで辛い出来事が続くが気分は落ち込まない。
    食堂のある世界観もほんわかしている。
    あとしらたまが立ちよった人たちの料理をみたらしにせがむお話も毎話差し込まれるのもいいね。

    過去に1度だけ戻れるのも、制約もあるのも某コーヒー店に似ているけど、食事の時間だけという短い時はシビア。
    でもみんな最後は気持ちを伝えられて満足していた。

    ルールを破る人が現れるのか。
    実はみたらしとしらたまは元は人間なのではと要らぬ想像をして変に期待して読んでしまったので、結構あっさり終わったなと感じてしまった。

    もうちょいダーク味ある作品を読んでみたかった。

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    2026年09月12日
  • 天空遊園地まほろば

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    今は亡き死者と会うことができるという伝説のある遊園地「まほろば」。
    そこで繰り広げられる死者との邂逅を描いた作品。
    亡くなった父親に会う女子高生、昔の彼と会う主婦、折り合いの悪かった父親と会う男性、かつての相方と会うお笑い芸人、特攻隊員の兄と会う老人。様々な人々の背景と会った後の清々しさなどが良い。
    会いたい人のことを考えさせられた一冊。

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    2026年09月10日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    ネタバレ

    表紙に惹かれて借りた本。
    「翁」を探して日本中をキッチンカーで旅する兄弟の話。

    一つ一つのエピソードが(感覚的に)柔らかい…と感じたのだが、本文の最後辺りに出てきた台詞「憂いという字にひとが加わると、優しい、になりますしね」を体現してると思った。
    心配事や不幸が訪れたお客さんが料理を食べ、心を軽くしていく様がまさにそれだと。
    柔らかい光が差していくような(でも先は分からない)がそれを感じさせてくれたのかも。
    人の縁は続いているんだって思わせてくれるラストも良かった。

    …それとは別な話になるが…
    食べ物は多分美味しいもの、表現もきっと美味しそうに書いているのだと思うのだけど、自分には馴染みがなさすぎてそれを全然感じる事が出来ず、サラーっと読むだけになってしまった笑笑
    あと、テントとか設営してるの…?どうやって?荷物は??と変に気になってあまり集中できなかった笑
    (最後に二台移動してるの分かったけど笑)

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    2026年09月10日
  • 天空遊園地まほろば 時を結ぶ花々

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    会える時間は1時間。すぐなんだろうなぁ。言えなかった事を言いたいけど、会ってしまうとなかなか言えないんだろうなぁ。

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    2026年09月09日
  • チカクサク

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    幼くして弟を失った悲しみ、その原因を母から自分ではないのかと直接問われるしんどさ。
    今まで知らなかった世界に飛び込む勇気。
    いろんな経験を経て成長していく物語。
    家族であっても理解し合えないことだってある。だが、そこから目を背けるのではなく向き合う必要がある。

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    2026年08月26日
  • ノゾミくん、こっちにおいで

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    ネタバレ

    ノゾミくんという都市伝説から始まるホラー。

    軽い気持ちで願いをかけて、その代償に待っているのは死。
    どうすれば、死の呪いから逃れることができるのか?

    主人公は必死に都市伝説について調べ始める。

    主人公の周り以外でもいくつかノゾミくんに関わる事件が発生していて、その全てがとある場所でリンクしている。

    謎も解けて、犠牲も出たけどなんとか一件落着…と見せかけてからのラストはゾッとした。

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    2026年08月09日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    ビストロ「つくし」を営むシロクマのようなシェフ(兄)と猫のようなギャルソン(弟)は、キッチンカーの赴くまま旅をする。
    行くところは、芸術のある場所というのも素敵だ。
    好きなものに溢れた場所で、心と体を満たす…というのはなんて幸せな時間だろうか…と。

    マエストロのプレジールの美術展の話とフィロゾフのエスポワールの能楽の話が良かった。

    素晴らしい芸術と美味しい料理があれば、憂いがある世の中も乗り越えていける…。
    心を豊かにしてくれる「つくし」でのひとときは、最高だろうなぁ。


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    2026年08月05日