いとうあつきのレビュー一覧

  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    表紙が可愛らしくて手に取りました。
    素敵なお店。こんなお店みかけたら入ってみたい。
    フランス料理知らなくてついつ調べてしまいました笑
    フランス旅行してきたかのような気分。

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    2024年03月25日
  • 木精(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    子どものときに、Helloと言って返ってきた木精が、大人になると返ってこなくなるという不思議。他の子どもたちには返している木精も、今の大人の自分には返してくれないという事実に切なさを感じる。
    話の内容は、昔返ってきた木精が返ってこなくなった、というただそれだけなのに、イラストが美しすぎて、それだけで見ている価値がある。特に、男の子だった主人公に女の影が見え始める辺りの絵が、ホントの大人になってしまった感を醸し出していて、哀愁を帯びていた。
    大人になると、純朴さという美しさが失われていく。早く大人になりたいと、子どものときは願うけれど、消えていくものもあると思えば、限りない今を大切に生きることが

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    2024年02月14日
  • 春は馬車に乗って(乙女の本棚)

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    はい、20オネエです

    『乙女の本棚シリーズ』も、もはやベテランの域です
    乙女の本棚プロと言ってもどこからも異論は出ないと思われます

    そんなプロからこれから『乙女の本棚シリーズ』を読もうとしている皆さんに貴重なアドバイスをしましょう

    先に解説みたいなん読んじゃダメです絶対
    そっちに引っ張られちゃいますからね

    自分が感じたことを堂々と誇りましょう

    偉い学者先生の解釈とぜんぜん違ったっていいじゃない
    そんなん蹴飛ばしちゃえばいいじゃない
    笑われたって馬鹿にされたって自分が感じたことを自分が信じてあげなきゃ

    で、今回わいが感じたのは「馬鹿馬鹿しさ」でした
    死に向かう妻と看病に疲れる夫の言葉

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    2024年02月13日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    ネタバレ

    シェフとギャルソンが兄弟の、移動フレンチレストラン「つくし」彼らの世界一美味しい料理をお客様に提供することを自負している。彼らの行くところには必ず芸術がある。

    料理の描写は絶妙、特にフルーツシャンパンの食前酒と前菜が食べてみたくて仕方がない。最前半部にあるとある牧場を舞台に描かれるパンの食し方も、読んでてよだれが止まらない。

    ただ肝心の物語がちょっと残念。短編一つ一つは良い出来なんだけど、風呂敷を畳んでいくときに今までの物語がつながりにくい。謎の人物をおいかけるミステリー形式でもあるんだが、その謎解きも人物の正体ももうちょっと意外性が欲しかったし、そもそもの人物相関図が頭に入ってきづらい部

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    2023年12月31日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    サーカステントが並ぶ情景を浮かべながら、読み進めました。フレンチなので、お料理の方は想像できるものとできないものがありましたが、素敵なストーリーがたくさんあって、良かったです。

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    2023年12月25日
  • さよならの向う側 Time To Say Goodbye

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    ネタバレ

    さよならの向う側、3作目。
    死んだ後、最後に1日だけ現世に戻り、会いたい人に会える時間が与えられる不思議な場所、「さよならの向う側」
    ただし、会えるのは自分が死んだことを知らない人だけ。
    都合のいい展開だなと思わないでもないけど、今回も亡くなった人たちの最後の1日を通して、自分が悔いなく生きていかなきゃな、と改めて思った。
    今回はジェイがゴールデンレトリバーで、さよならの向う側は、犬もやってくるのか⁈⁈とびっくり!!
    だとしたら、案内人はめちゃくちゃ忙しいだろうなーと。そうじゃなきゃ、案内人って実は何千人もいるのかもねー。

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    2023年11月28日
  • さよならの向う側

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    良かった。読後感も良き。しっとり。
    そう繋がるのか。が気持ちいい心あたたまる作品。

    いつまで生きられるか、明日が来るとは限らない。

    当たり前のことなんだけどね、
    まさかそんなことは無いってどこかで思って生きてる人が多いと思うし、私も再認識した。

    私の最後に会いたい人は誰かなぁ。
    親、兄弟、子供、友人、恩師、ペット。
    人によって会いたい人が変わったり、死んでみたらする後悔があるんだもんね。

    私は3話が1番刺さりました。ある一文で涙が出てきた。

    直近身内が亡くなったので「さよならの向こう側」があったら良いなって思った。

    また会いたい。

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    2023年11月07日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    寝る前の読むとお腹が鳴ってしまう…
    それほどにお料理の描写が繊細で美味しそうだった。

    兄弟の旅路で開かれるサーカステントのレストランが素敵。
    お料理に癒される人々との交流もどこかで話が繋がっていて面白かった。
    今夜はヴァン·ショーを飲みながらゆっくり読書を楽しもうかな。

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    2023年11月03日
  • さよならの向う側 Time To Say Goodbye

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    さよならの向こう側、谷口編終結。前に出てきた人が(前の2冊に)結構登場するので、できたら、この3巻までいっぺんに読むことをオススメする。でも、ちゃきちゃきのファンタジーというか、不思議なお話として、心温まるし分かりやすい。勤務校の中学生も好きな子が多いシリーズ。って、谷口さんって30歳なら、ドラマの上川隆也は違ったなぁ(年齢的に)違ったわ!って思った。

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    2023年10月26日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    優しい物語でした。食べ物を素敵な例えで織りなすメッセージには凄く温かい想いを感じました。
    自分が料理を作る際にもこのお話のように何かに例えた会話が出来るようになれたら良いなと思う。

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    2023年09月10日
  • さよならの向う側 Time To Say Goodbye

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    「Fight Song」
    「らいおんハート」
    「真夏の夜の夢」
    「てがみ」
    四話収録の連作短編集でシリーズ第三弾。

    『さよならの向う側』と呼ばれる場所に辿り着いた死者は、道先案内人から『一日だけ現世に戻り逢いたい人と最後の再会を果たす事が出来る』と告げられる。
    但し『あなたが死んだ事をまだ知らない人』という条件付き。

    今回も切なさと温かさに満ちていた。

    行方不明になった戦場カメラマンの夫と再会した妻の物語は胸がギュッと締め付けられた。
    案内人・谷口の物語も泣ける。

    明日が来る保証なんてない。
    かけがえのない毎日が愛おしくなる。

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    2023年09月01日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    素敵な装丁に惹かれて手に取ってみたら、以前に読んだ『縁結びカツサンド』、『うしろむき夕食店』と同じ作者さんでした。

    既読の2冊もそうでしたが、出てくるお料理の描写がどれもめちゃくちゃ美味しそう(^^)
    フランス料理はほとんど食べたことないけれど、こんな素敵なお店がほんとにあったらぜひ行ってみたいな〜。
    各話に出てくる果実入りのフルーツシャンパンがとても美味しそうで飲んでみたくなり、果実フレーバーのチューハイに冷凍フルーツを入れてビストロつくしごっこをしてみたりもしました笑

    連作短編のような形になっており、一つ一つのお話はとても良かったのですが、全編を通して描かれる「翁」を探すくだりに関して

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    2023年08月12日
  • さよならの向う側

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    死後、自分が死んだことをまだ知らない人にだけ会える話、なんやけど、めっちゃ難易度高いなぁって思う。だって仲良い友達や家族は死んだの知ってるやろうし、そしたら誰に会おう……。だからこそ、物語の人々が最後の再会が出来ててよかったなぁってなる。

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    2023年08月06日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    かぐやびとを支援する翁を探すキッチンカーの旅。いろんな場所で営業されるつくしのビストロではその町特産や季節、シチュエーションによってメニューが変わるスペシャリテというコースがあって。これがどれも美味しそうでたまらん!話としてはすれ違い夫婦の勘違いで離婚を決意。で誤解が解けたという物語が印象に残った。

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    2023年07月08日
  • ノゾミくん、こっちにおいで

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     「ノゾミくん、こっちにおいで」
    海のそばでのおまじない、中高生で広がる都市伝説。 願いを叶えてもらったはずの生徒が屋上から身を投げる。 のぞみ君に殺されるとメッセージを残して・・・。

    ノゾミ君に願いを託す都市伝説が反転しノゾミ君に襲われてしまう。 生徒を失ってしまった高校教師が都市伝説の端緒を探していくストーリー。 率直な感想をいうと、登場人物の誰も好きになれなかった。 主人公側の教師にしろ、巻き込まれた生徒にしろ、捜査する刑事にしろ、どうもステレオタイプな人間に醜さが乗っかていて中途半端に嫌な人物なのだ。 完全に嫌な人物なら死んでしまってスッキリすることもあるし、更生に傾けば感動や同情も

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    2023年05月01日
  • 春は馬車に乗って(乙女の本棚)

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    病の妻をもつ彼は妻に縛られていた。
    彼には仕事があったが妻には彼しかなかった。
    妻の病が進行するにつれ家庭は暗くなっていった。
    冬の終わりに知人からスウィートピーの花束が馬車で届けられた。
    夫婦は春の訪れを喜ぶ。
    陰鬱な展開が続いたが最後に一条の温かな光が差したような物語だった。

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    2023年04月11日
  • さよならの向う側

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    感動を全面に押し出しているような内容で、私はむしろ入り込めなかった気がする。
    文章は読みやすく文量も少なく、短編集なのでサクっと読めた。少しずつ色々なことが繋がっていく展開は良かったし、「サヨナラの向う側」が一番良かった。

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    2023年03月16日
  • こえてくる者たち 翔の四季 冬

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    今回も冷静な翔。
    しかし、鞍森杏は不思議な女の子だ。
    おばあちゃんが祈祷師らしいが杏は魔女見習いってとこかな。
    不思議なハムスターの話はどこかで読んだような。
    思慮深い翔と涼。それぞれの不思議な能力を生かして色々出来事を解決してほしい。

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    2023年02月17日
  • ノゾミくん、こっちにおいで

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    「ノゾミくん、こっちにおいで」海の近くで合わせ鏡を作りこの言葉を唱えるとノゾミくんが願いを叶えてくれるという都市伝説。

    本作が恐ろしいのはその願いが叶うと願いを掛けた本人に何らかの災いが起きる事。
    『人を呪わば穴二つ』のことわざが何度も脳裏に過る。

    人間の欲深さを嘲笑うかの様に次々と起きる事件や事故。
    これは人為的な物なのか死者の怨念による物なのか真相が気になり一気読み。

    私も願い事はあるけれどこんな恐怖と引き換えならノゾミくんは呼ばない。
    口裂け女の都市伝説に怯えていた当時を思い出す。

    都市伝説も人の欲望も恐ろしい。

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    2023年02月16日
  • さよならの向う側

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    なんだか読んだことある感じ。
    ツナグや、時給300円の死神、西由比ヶ浜駅の神様等を最近読んだからかな。
    ほんわか、あったかくなるお話。

    案内人さんののんびりさ、いいなぁ。
    じっくり味わって日々を過ごしていきたい。

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    2023年01月28日