五味太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
電気の音のような「ビビビビビ」。
いろいろな動物たちを通りながら左から右へ進んでいく。
【ママ評価】★★★★
「ビ」が四角で囲まれた特徴的な文字。
文は殆ど「ビ」だけど、たまに動物に合わせた音も出てきて面白い。
「ビ」が並んだり、あちこちに散らばったり…自然といろいろな読み方に導いてくれて読みやすい。
読み手によって読み方が変わりそうなのも面白い。
動物たちの表情も良いし、五味太郎さんらしい色味も素敵。
久しぶりに五味太郎さんの絵本を読んだけど、シンプルに絵や色も好きだし、読み手を導くわかりやすさがありつつ読み手に想像させる余白みたいなものもあって、読む人それぞれが面白さを膨らませられる作品だと改めて感じた。
【息子評価】★★★★★
「おもしろーい」と笑いながら聞いていた。
終盤では声を出してずっと笑っていた。
ツボだったのか、久しぶりの大ヒット。
母の読み方が笑いを誘ったというのもありそうだけど、音の面白さが伝わったのかな。
「ビ」と言えば、大人だとビームとかビリビリ感が連想されると思うけど、まっさらな子どもは何を感じるんだろう。
とにかく息子が楽しかったようで何より。
3歳4ヶ月
【娘評価】
0歳10ヶ月 -
Posted by ブクログ
中学1年生の娘が、40代の母親を刺し殺した事件があった。なぜか、暗澹たる気持ちになる。
子供たちの置かれている状況が、いじめ、ひきこもり、不登校などの問題がある。子供の問題である。
ところが、五味太郎は、大人問題が大きな問題だという。
五味太郎が、「まじめな子どもにふまじめな大人が説教する」と指摘し、もっと「子どもから学ぶべき」という、提起をしている。たしかにそうである。
とにかく、大人たちは、疲れきっている。どんな時でもわかったような顔をしている。他を落とし込めて優位に立ちたい人がいる。世間を気にしている。義務と服従が好きな人がいる。どうも、大人には、うんざりしているのが子供たちなのだ。
子供に文句をつけることはできるが、大人はどうしたらいいのかわからないでいる。
たしかに、今の子供たちを縛り付けている現状をどうかえていくのか。
子どもを自由にのびのびと生活させるために何をするのか。
わからないまま、今のやり方ではダメだといって、いるだけでは成り立たない。
「子ども」という不思議な存在を、大人の立場から論ずるのではなく、子どもの立場から、論ずることが必要なのである。
何事もほどほどに、バランスが大切。
私たちがこれまでがんばってきたのは、誰のためだと子供に説教をする大人。
服装の乱れは、心の乱れと訓示を垂れる大人。
「命令をきかない子」「みんなと一緒にやらない子」などとレッテルを貼る。
世の中はしていけないことが多くあって、していいことが少しある。
自分のしていることがしていいのかどうか、ちょっと子供は心配だという図式なのです。
子供を成長過程の人間であるとして、人格をきちんと認めるのが大人の作法なのです。
子供を未来の視点から、誉めてやることが一番大切なんだね。
子供の問題にしないで、子供のことを大人の問題にすることで、視野が広がる。