宮口幸治のレビュー一覧

  • なぜあの子が性加害者になったのか

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     著者は、児童精神科医として、長年にわたり少年院で多くの性加害を行った少年たちと向き合ってきた。近年、性加害などの問題行動は矯正施設に限らず、学校現場でも頻繁にみられ、生徒の性問題への対応に悩む教員や支援者が増えている。成人の性犯罪者の場合には、固定化された認知の歪みや逸脱した性的嗜好がみられる。一方で、性加害を行う少年たちは、対人関係スキルの未熟さ、家庭環境の問題、いじめ被害、学習面でのつまずきなど、さまざまな生きづらさやストレスを抱えているケースが多いと著者は指摘する。第1章では、本書の目的である子どもたちを将来の性犯罪者にしないこととし、現在の社会でどのような性犯罪が起きているのかを知る必要があることを指摘する。性犯罪の事例では、特に人を教育する立場、あるいは社会に大きな影響力をもつ立場にありながら性犯罪に及んだ事例を中心に紹介する。第2章では、性の問題行動を止められない要因を生物学的、環境的、心理学的な観点から考察する。第3章では、子どもの性教育の現状と日本の性教育の遅れを多面的に考察する。全国的にも特異な福岡県の「福岡県性暴力対策アドバイザー派遣事業」を紹介し、性教育や性被害の問題を教育する講師の質の担保が課題であることを指摘する。第4章では、子どもの性の問題行動をなくすための課題として、社会性・共感の発達の観点から、対人関係のスキルアップや感情を適切に表現・調整する力、他者の感情への共感などの重要性を強調する。また、対人関係における境界と同意の理解、環境リスクの低減と家庭支援の取り組みとして、子どもとの会話の増加、デジタル環境の整備、孤立を防ぐ学校での見守り、安心できる居場所の確保などの重要性を強調する。子どもたちの育成は、家庭や学校だけの問題とせず、子ども食堂やスポーツクラブなどあらゆる地域のかかわりの中で支えることが、性加害の低減につながる道筋であることを指摘する。

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    2026年10月31日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

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    子供達とお好み焼き屋さんでこの本が話題になった。流行ったよねって。ただ、誰も読んだことがなかったので買ってみた。医学博士で臨床心理士の著者が「境界知能」の人々に焦点をあて、学校や社会で困らないための具体的な提案をあげる。

    かなり衝撃的な内容で物議を醸しそうな内容でもある。短絡的に読んでしまうと認知機能の弱いバカは犯罪率が高い。と主張していると捉えられかねないからだ。いや、そんな言い方はしていないし、そのような主張がしたいわけではないのだけれども、際どい内容に踏み込んでおり、知らないって罪だし深く考えさせられた。

    特に印象的な章と小見出し
    1章「反省以前」の子どもたち
     褒める教育だけでは問題は解決しない
    3章非行少年に共通する特徴
    【認知機能の弱さ】見たり聞いたり想像する力が弱い
     ''怒り”の背景を知らねばならない
    4章気づかれない子どもたち
     「クラスの下から5人」の子どもたち
    6章褒める教育だけでは問題は解決しない
     「知的に問題ない」が新たな障がいを生む
    7章ではどうすれば?1日5分で日本を変える
     共通するのは「自己への気づき」と「自己評価の向上」


    障がいと認められないグレーゾーンゆえに社会で孤立しやすく、結果として困窮や騙しにより犯罪に巻き込まれ、かつ逮捕されやすいため、刑務所に多く存在している事実と「福祉のセーフティーネット」からもれた人たちの存在を知ることができた。

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    2026年10月31日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

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    問題行動を起こす少年たちの課題は「怠惰」などではなく、認知機能がそもそも低いことである、と提起した1冊。一時期めちゃくちゃ話題になっていたので読んでみたが、少年たちの問題を何とかする以前に「教育」のありかたそのものを見直す時期に入ってきていると痛感した。コグトレの本も読んでみたい。

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    2026年10月26日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

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    非行少年の軽度知的障害率の高さ
    認識の歪み、見る力、聞く力の弱さ
    それによって歪んで感じ取ってしまうことが非行にも繋がる
    だから、コグトレが大事。
    SSTは、アメリカの認知行動療法をベースにしたものであり、知的水準の高さが前提にある
    非行少年の中にはこれが効果的ではない子がいるので、その子のレベルに合わせた支援が必要。その一例が、コグトレ

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    2026年10月21日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

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    教育に関わるすべての教員に
    読んでほしいと思った。

    もっと早くこの本に出会えていたら
    救えていた子どもたちがいたかもしれない。
    この子ちょっと困っているのかもと思ったら
    支援に繋がるように働きかけていきたい。

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    2026年10月14日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    めも 頑張る人は応援される、本当に支援が必要な頑張れない人は応援されない、試し行動、少年院出所後の支援者、保護者

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    2026年09月26日
  • マンガでわかる!境界知能の人が見ている世界

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    境界認知という言葉やどういった症状があるのかということを初めて知り、勉強になった。
    色々なタイプがいてしんどさもそれぞれ違うことがわかった。
    漫画で分かりやすかった。
    この本を読んで視野が広がった気がした。

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    2026年09月21日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    子供をもつ親は必ず読むべきかと思います。日本の教育における歪みから、犠牲となっている子供が少ならからずいる。同調圧力や、個人主義を認めすぎる社会への問題など、子育てする親は知っておいて損はない。

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    2026年09月02日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

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    気づいてあげれなかった、向き合ってあげれなかった周りが、大人たちが悪いのかもしれないし、そうじゃない気もする  難しいなぁ

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    2026年08月06日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    頑張れない人がいる。その人に頑張らないと支援しないと言ったらどうなるのか。

    自信を持つためには他者から認められることも必要。子供に人に親切にしろと言っても響かないことが多いが、自分のためにもなるとわかれば変わろうとしてくれるのではないか。
    子どもと関わるときの参考にしてみよう。

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    2026年06月18日
  • ケーキの切れない非行少年たち 1巻

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    罪を犯してしまう人の中には、ある意味で社会や環境の「被害者」だと言える人もいるのだと考えさせられる。
    彼らは知的障害などを抱えているケースも多いが、その背景には家庭環境の問題も潜んでいる。

    作中で描かれる「気づかないうちに人に利用され、結果的に自分だけが悪者になってしまう」という描写には、まさに無知の怖さを感じる。

    現代の社会で闇バイトが溢れ、それを利用する悪質な大人が後を絶たないのも、こうした構造が根底にあるからなのだろうと深く納得させられる一冊。

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    2026年06月18日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    好きなシリーズ

    わたしたちの当たり前が当たり前ではない世界観
    考えればわかる、ということが
    そうではない。
    そういう人たちを目の前に
    何ができるのだろうか。
    こうでなければならないとか、
    甘えてるとか、
    言うのは簡単なんだけどね。

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    2026年05月11日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    頑張っていないように見えていた人も実は頑張れない人だったのかもしれないと気がついた。支援する側も人間であるため裏切られたと感じることはあると思う。その中で根気強く頑張れない人を支援することの意義を考えたが自分には到底難しいと思った。

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    2026年03月19日
  • 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

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    凄い本だ…。
    この本では、いわゆる境界知能の人たちとどう支え合い、生きていくのかということ以外にも大切なことが書かれていると感じました。
    例えば、仕事などに忙しく時間に追われる人に対しての声かけ。私たちはそんな人たちを見ると「少し休んだら?」と声をかけてしまいます。しかし本書によると、『本当に休んでしまうと、更にその人が追い詰められる事態になる』というのです。そりゃそうだ、とも思いますが、いざそう言われるとグサリと胸に刺さります。昨今では"嫌なことからは逃げていい"という考えが一人歩きしているように感じます。しかし本当にその人の事を思うなら、そんな無責任なことは言えません。まずはその『忙しい』事態をどう乗り越えられる様にその人を支えるのか。極端から極端に行動しないように、あわいの中でどう生きていくのか。そういった事を考えさせられる本でした。お勧めです。

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    2025年12月25日
  • マンガコグトレ入門 ~子どもの認知能力をグングン伸ばす!~

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    どの本よりも、コグトレの目的と指導方法がわかりやすい!
    実践するなら、まずはこれを読むべき

    漫画という要素もあるが、言葉の選択が他の著者に比べて具体的でストレートな表現になっていると感じる。

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    2025年12月18日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    大切なのは気づくこと

    認知機能についてなど知らなかったことが多く、勉強になりました。褒める、話を聞くだけでは子どもは変わらない。根本的な解決が必要だと気づきました。

    #タメになる

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    2025年12月14日
  • 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ

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    WISCの結果、漢字がかけないという事象はどういう原因があるのか、コグトレの活用方法など、具体的でわかりやすかった
    宮口さんの本の中でも特に好きかも

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    2025年12月11日
  • ケーキの切れない非行少年たち 3巻

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    人と接するのって難しすぎる。許すこと、認めること、敬意を持つこと、抱くこと。
    敬意を持つことか。

    上手く言葉に表せない。胸が苦しくなる。

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    2025年12月10日
  • ケーキの切れない非行少年たち 2巻

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    キツイ。性暴力と自閉症問題はキツイ。過去の言動を振り返ることになる。私もそうだ。一歩間違えたらそうだったかもしれない。

    苦しくなる。大人になるとは知ること。その上で、動けるのが仙人。

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    2025年12月10日
  • ケーキの切れない非行少年たち 1巻

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    キツイ。人を相手にする教員やカウンセラー、色んな職業があるが、想像すると眉間に皺を寄せる苦しさを想像してしまう。
    そしてこの物語の登場人物を投影すると、どうにも、苦しい。
    そういう世界だ。なんてすばらしき世界か。

    それで片付けたくなる。

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    2025年12月10日