あらすじ
少年院に入院する少年たちの非行の中で、少なくない割合で「性犯罪」がある。出水亮一は、幼児への強制わいせつ罪で入院。自閉スペクトラム症と診断されていた。少年院での彼らへの性非行防止プログラムや処遇計画で再非行を断ち切ることができるのか、また、彼らへの世間の偏見とは…!? 放火で殺人に至った少年の話も…。待望の漫画化第3巻!!
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Posted by ブクログ
このシリーズの1、2、そしての今回3。毎回考えさせられるものがある。
犯罪はもちろん悪いことだが、その根源はその子自身だけでなく親をはじめとする周りの大人やとりまく環境が大きく関係していることがよく分かる。少年院でどのような矯正プログラムが行われているのか知れるのもこのシリーズの良いところ。
自分の価値観だけでは
自分の価値観だけでは人を判断できない現実が目の前に迫ってくる思いです。それでも私たちは、人に対する自分なりの見方を持たなければ、そもそも人に接することができない。やはり、個々の見識を深めていくしかないのではないでしょうか。その点でも、この作品は大きな契機になりうる力作だと思います。
許せない!!!!!!!!
知的障害?
発達障害?
それで幼い女の子に性犯罪?
許せない!!!!!!
どんなにマンガの中で「認めて」みたところで、娘を持つ親として、絶対許せない!!!!!
それで少年院でのうのうと過ごす?
ふざけないで!
どこかにまとめて閉じ込めておいて!!!
布川先生、素敵。。
布川先生にキュンキュンします。こういう漫画に不適切な感想かもですけど。あんなに男前で優しくてダンディーで知的で!苦悩するところも切ない。布川先生を裏切った出水許せないわー。なんぼ知的障害でも幼女にイタズラは許せない。布川先生、独身だったらいーな☆きっと美人妻と優秀なお子様がいそうだけど。
グレーな現実
自分でも理解していない、教えてもらえない非行に至るまでの現実。
自己、周囲、施設、友達、先生、教官、医師、親兄弟、誰もが関わるも他人事にしてしまいたくなる現実。
実際発生しているのに社会に知らされない現実。
そんなグレーゾーンの現実。
Posted by ブクログ
病気だし本当に可哀想だとは思うけど、この本に書かれているような人たちを社会で暮らせるようにするのは無理なんだろうと思う。
なので一度犯罪を犯したら死刑にするというのが社会のために良いと思う。社会が彼らを受け入れれるようにするのは無理だ。
そういう人が、犯罪をしないで済むように設計されている場所を作り上げ、そこだけで暮らしてもらうならできるか。
それは刑務所か。でも、コストがかかりすぎてる気がする。
どんなに更生して見えても社会に戻してはいけないと思う。
つまり障害。
どうしていいか分からない。
発達障害は生まれた時点では分からない。
分かったとしても生まれなかったことにするわけにはいかず生かさないといけない。
そういう者が犯罪を犯して初めて障害が発覚したりする。障害者(敢えてこの言い方します)は莫大なお金と時間をかけて更生の機会を与えられ守られる。六麦のような理解ある大人に優しくしてもらえる。保護観察とやらが終わればまた世に放たれる。
ねえ被害者の絶望はどうしたらいいの?
こういう時いつもハンムラビ法典を思い浮かべる。
日本は加害者に甘いよね。特に性犯罪の事例を知る時は悔しくて悔しくて仕方ない。