あらすじ
児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。
...続きを読む感情タグBEST3
講義で教われないこと
教員をしています。この本で書かれていることを知らずに過ごすことで、どれほどたくさんの子どもたちのSOSを見逃してきたのかと思うと、より学んでいかなければならないと身に染みました。
Posted by ブクログ
少年犯罪や性犯罪と知的障害(あるいはIQが低いこと)がこんなに密接に関わりのあることだとは知らなかった。勉強になったし、その人その人にあわせた教育の大切さを再認識させられた。
多く教育者に読んでもらいたい
困っている子どもは見つかる。
本人は何に困っているかわからない。
でもその困り感を取り除いてあげることで楽に生きることができるだろう。
最後に書いてあったように、まずそれを担うのは間違いなく学校。
非行を犯し、少年院で反省する前にできることがある。
教育や学習の力を信じたくなりました。
Posted by ブクログ
裁判傍聴に行く機会があり、少年が引き起こした凶悪事件の裁判も傍聴したことがこの本を読むきっかけでした。
結論から言うと、読んで良かったなと思います。新たな視点が得られました。特に印象に残ったのが、最後の方にある「犯罪者を納税者に」という題材のお話です。納税されるはずだった税金は、受刑者になると納税できない。h29年度で56,000人が収容されているので、単純計算で年間2,240億円の損失が出ている(加えて犯罪による被害額もあるので、よりとんでもない量の損失が出ている)という記述を見て、犯罪者を減らすことによる効果が治安以外にもあり、日本の国力の根幹に関わってくる深刻な問題なのだなと実感できました。だからこそ、非行少年を正しい道に導く。子供に関わるお仕事の方や、子供を育てる予定のある方など子供に関わる全ての人に読んで頂きたい本だなと思いました。
Posted by ブクログ
ケーキを三等分できない少年達が犯す強盗、性犯罪、殺人といった犯罪の数々といじめや虐待の関連性、作者が実際に指導してきた非行少年の実態、「ぼくはやさしい人間です」と答える殺人少年などショッキングながらも学ぶべきことがたくさんあり貴重な読書体験だった。
Posted by ブクログ
一言で言うと、気の毒で悲しい。
犯罪を犯す人々に対する見方が少し変わった。そういう人々は、なんとなく育ちや家庭環境に問題があったんだろうぐらいには思っていたが、発達障害や知的障害(特に境界知能)などを持つ人々への理解や支援が全く足りていない社会にも大きな責任があるということが分かった。
p.150 「人が自分の不適切なところを何とか直したいと考えるときは、「適切な自己評価」がスタートとなります。」
Posted by ブクログ
世の中には歪んでものが見え、聞こえている人が多くいるということを改めて認識させられた。そしてそういった人が犯罪、非行に手を染めており、そうした人に適切なタイミングで適切な福祉支援を行っていれば、そうした犯罪は抑止できたのではないかという点において、ある種被害者でもあるということが、この本を通して凄く勉強になった。もし自分の身の回りや子供がそういった知的障害のような兆候があった時は、この本のことを思い出して、必要な支援が出来るようにしたいと思えた。
Posted by ブクログ
非行少年たちは、なぜ罪へ向かうのか。その問いを「心の弱さ」だけで片づけられない。円を三等分できず、人の表情を読めず、言葉を正確に受け取れない少年たちの姿を通して、社会が見落としてきた認知の課題を浮かび上がらせる。叱責や罰だけでは届かぬ現実がある。少年たちと社会との間に横たわる理解の断絶を発達障害として済ませてはいないか。支援とは甘やかしではなく、人を社会へ戻すための支えである。まずは見ているよ。
匿名
大切なのは気づくこと
認知機能についてなど知らなかったことが多く、勉強になりました。褒める、話を聞くだけでは子どもは変わらない。根本的な解決が必要だと気づきました。
Posted by ブクログ
夫のご友人に勧められた本で、久しぶりに読み直してみました。子育てをしている人、していない人にもぜひ読んでほしい一冊です。
児童精神科医である筆者、宮口氏は、非行少年たちと出会う中で「そもそも反省できず、葛藤すら持てない子ども」が多くいることに気づきます。
そうした子どもたちは「認知機能の弱さ」によって、生きづらさを抱え、最終には非行少年となるのではと宮口氏は話します。
「非行少年の特徴5点セット+1」は以下の通り。
・認知機能の弱さ…見たり聞いたり想像する力が弱い
・感情統制の弱さ…コントロールできず、すぐにキレる。怒りは冷静な思考の妨げとなる。
・融通の効かなさ…思いつきでやってしまう。想定外に弱い
・不適切な自己評価…適切な自己評価は他者との関係性の中でのみ育つ
・対人スキルの乏しさ
・+1 身体的不器用さ…力加減が苦手、体の使い方が不器用
私に置き換えてみると、感情統制の弱さに課題を感じます。もちろん非行に走ったことはありません。
怒りの背景として、「自分の思い通りならない」。
根底にあるのは「相手への要求が強い」「僕は正しい」「こうあるべきだ」という歪んだ自己愛や固定概念があります。
本の後半には、非行少年たちが「変わろう」と思った動機づけのスイッチについて触れています。
ひとつは「自己への気づき」、もうひとつは「自己評価の向上」です。
まずは自分の行動を適切に評価する、そして「自分ならできる」と思えるように自己評価をする。
小2から徐々にサインが出てくるとのことだったので、もし自分の子にサインが見られたら適切な支援をしてあげたい。不真面目、やる気がないと決めつけないように。
感想ですが
28歳、おそらく境界です。。
辛さの集約でした
これからどうしたらいいんだ…?
こんなに沢山の人が買って
読んでいるのは自分と同じような人たちなのだろうか??
事実として
自分にはあたりまえのことでも、
人によっては当たり前ではないということ。
ケーキを人数に切り分けるだけのことなんて
特別な訓練をしなくても当たり前にできるようになることだと、
大抵の人は思ってしまうが
現実として、それができないどころか
等分にわけるということも思いつかない人々がいて
そこには、善悪以前の課題があるということを
思い知らされた。
Posted by ブクログ
話題になっていただけあって面白かった。
犯罪者の更生に関わったことはあるが、本当にやむにやまれずって人はいる。子供なら選択肢も少なくてその比率が高いのかもしれない。
でも簡単に更生なんてできるもんでもないし、そこの最前線で戦う方々には本当に頭が上がらない思い。
Posted by ブクログ
分かりやすく、読みやすい。タイトルのつけ方も非常に、良い。予備知識のない人が手に取りやすい。
障害福祉に関わる仕事をしていますが、発達障害も知的障害も、親がまず認めようとしない、という点でつまづくと現場からよく聞きます。
「うちのコは普通です」「障害者と知られたくないから、施設の名前を印刷した封筒で郵便を送ってこないで」
親が受容しないことには、支援につながりません。障害を認めないと、障害による不調和でも、こども本人の責任になってしまい、落ちこぼれたりいじめられたり、、、認知が歪んでうまく受け取れないだけなのに、「怠惰」「自分勝手」「ヤル気がない」と思われてしまいます。そのストレスで余計に他者を害したり、犯罪者になってしまうこともある。障害=犯罪者予備軍みたいに思われてもまずいですが、こういった研究や取り組みが、本も含めて様々なメディアで取り上げられてほしいです。
著者はもちろん、とても読みやすい本に仕上げてくださった出版社&編集者に拍手です。
Posted by ブクログ
教育書ですね。
この本が出てから、だいぶ時が流れて学校現場のアセスメントは非常に丁寧になったように感じます。(行きすぎなくらい)
医療機関の検査は半年以上予約がとれ、次年度の特別支援に入る会議に間に合わないことも多くあると聞きました。
ですが、まだまだ特別支援教育の研修と研鑽は必要です。この本をきっかけに特別支援の世界に目が向く人が増えるといいな思いました。
Posted by ブクログ
たしかに、発達障害の話はよく聞くが知的障害のことはあまり考えたことがなかった。
注意されても、反省しろと言われても、何を言われているか、今がどんな状況か理解できなかったら意味ないな!と納得した。そして、自分自身について正しく認知する、ことの必要性がわかった。できないのになぜか自信がある、できるのに自信がないなど。
また、将来のことをうまく予想できない人が衝動的に犯罪などを起こしてしまうメカニズムがわかった。
私もコミュニケーションが成り立たない場面に出くわしたことあるし、自信がなさすぎたりするから、自分の弱みを客観的に知りたいなあ。
周りの関わり方に関して。ただただ褒めたり、怒ったりするんじゃなくて、その人の認知のレベルや得手不得手を把握した上で認知機能が向上するように支援していく必要がある、と理解した。私割とそれ普段からやってるかもしれない。非行少年に対してじゃないけど、相手がどのくらい理解できるか判断しながら喋ってるや。
でも、罪の意識がない人になぜ犯罪がダメなのかを教えるの、結構難しいかも。言葉にするのも難しいのに、言葉を正確に理解しにくい人に伝えるのはもっと難しいな。感じ方、感覚は人それぞれだしな!
そう。私、感情をペットボトルで表すやり方、なんでそれで理解できるようになるのかわかんないんだけど!比喩すぎて直結しなくない?
他にも疑問に思ったこととしては、障害を抱えている人=守らなければいけない弱い存在としていいのだろうか?本当に不平等なのか?不平等とすることは、人を下に見てしまっていて、本当にそれでいいのかなと感じる。だからユニバーサルデザインを目指した方が漏れなく支援を行き届かせることができるのでは?と思うけど、現実的な提案として書かれた本だから、社会がまだその段階にないんだろうな。
それに関連して、正しいことをするとか、正義とは?とか考えさせられた。
Posted by ブクログ
決して非行少年たちを肯定することは無いが、障害と非行が大きく関係している視点はあまり持っていなかった。
「犯罪は将来的なリスクが大きすぎる」と常人は考えるが、そのリスクを測れず目先の利益を簡単に取ってしまうことは治療すべき考え方の1つなのかもしれない。
私自身も今までの人生で、「もしかしたら障害を持っていたかも」と思い当たる人が、本著を読んで何人か思い当たり、当時(小中学生時代)から先生や周りの大人達に目を掛けてもらい教育されていたら、変わっていたかもしれないと思う。
まさに「教育の敗北」。
Posted by ブクログ
人生で初めて読んだ新書でしたが、すごく読みやすくて一瞬で読み終わってしまいました!非行少年への見方がとても変わるので、教職員を目指してる人とか、お偉いさんにも見てほしいなって感じました。
Posted by ブクログ
タイトルのよくも悪くもキャッチーな部分が有名ですが、中身は決して煽情的に怖さを説くようなことはしておらず、教育によって少しでも早い段階で少年たちに救いの手を延ばそうとしている丁寧な本でした。教育者としての理念のある方なんだろうと思います。
Posted by ブクログ
非公少年に対する見方が変わった。自分自身の認知にも歪んでいるところがあったと思った。
いじめが非行少年のストレスにつながりその結果性犯罪などに繋がっているという指摘も興味深かった。いじめ良くない!教育は大切。
Posted by ブクログ
知的障害と非行少年の相関に着目した、とても興味深い本でした。
私自身知能に凹凸があることが大人になって発覚したため、共感せずにはいられない内容でした。
特に、第4章「気づかれない子どもたち」が印象に残っています。この章には子どもが発しているサインに対して教育者や保護者や社会が気づけないということが書かれていましたが、これを踏まえて自分自身の幼少期を振り返ってみると、自分自身も自分自身について気づくことができませんでした。つまり、自分を客観視する力が弱いということです。
「周りに馴染めない」「周りと何かが違う」というところは自覚できるけれど、その先の「どこがどう違うから馴染めない」という段階までなかなか辿り着けませんでした。
この本を読んで、周りに気づいてもらうことも大切だけれど、気づいて助けてもらった本人がいかに自分ごととして捉えて、自分を客観視して、社会との関係性を見いだせるかどうかにもかかっていると感じました。本人が自分の意思で挑戦して失敗をして学ぶことによって宮口さんが紹介していた「コグトレ」のようなものの効果が高まるのだろうと感じました。
Posted by ブクログ
犯罪者の思考が何となく理解できた気がするし、
きっと自分も一歩間違えたら
同じような環境になったのかもしれない。
最近では発達障害という言葉を目にする機会が増えたからか、興味深いと思える本でした。
Posted by ブクログ
軽い発達障害や知的グレーゾーン。
見つけて、すくい上げて、普通の社会生活が送れるようにトレーニングできれば、社会は皆にとっても暮らしやすくなりますね。
Posted by ブクログ
題名は正直、違うだろと違和感をもつ。非行少年を見下すように感じていてなかなか手に取る気になれなかった。でもこの題でないと売れなかっただろうな。
でも、中身は、反省を強制する矯正ではなく、境界線知能ゆえになんでダメなのかがわからないまま問題を起こしてしまった人に対して、いかに共存できる人になれるのかを書いている
印象的だったのは、終章。
少年院の更生の教師として、
著者がいかにして、知能トレーニング等の必要性を感じ、教壇に立ったとしても、なかなか受け入れられなかった。それが、自暴自棄になって?おまえらやってみろ(苦労を知ってくれ)と、教師役を生徒に振ったら、一気にその取り組みは受け入れられたとのこと。
ずっとわからず、自分に自身も持てなかったのが、任されて自己評価がかわり、他人を観察できる余裕を持てるようになる。それが原因の一つかもしれない。
本来性善説を信じたいと言っていながら、何か問題があると、あいつは例外。悪人はいるとすぐ翻す。それを信じ続けた著者は本当にすごいと感心した。
Posted by ブクログ
タイトルの秀逸さが一人歩きしてるけど、教職の課程で必修になってもいいんじゃないかってくらい教育の書として優秀だった。
こういう非行少年がいますっていう具体例をもっと期待してたが、
Posted by ブクログ
少年院にいる飛行少年たちに
「ケーキを3等分にしてごらん」と言っても
正しく分けることができない。
それほどまでに彼らはモノが歪んで見えている。
彼らはいわば境界知能。
IQ70-85程度の彼らは表面上は知的障害者に分類されず、「普通の人」として生きてきた。
あまりにできないことが多く結果として非行に走る。
学校でも、社会でも、少年院でも、親からさえも
気づかれない子供達。
それがケーキの切れない子供達。
恐ろしいことにそういった境界知能の子供達は全体の14%、クラスで言えば5人ほどいる。
子供たちは小2ごろからそのサインを出し始める。
小2の子を持つ母親として考えさせられる内容だった。
新しい考え方に出会えた書籍
犯罪自体は良くない事で、判断能力に欠けておりなどニュースで聞くと、そうは言ってももし被害者家族だとしたら、許せるわけが無いと言う考えでした。
基本的には変わりませんが、
この書籍を読んで、自分たちのあたりまえの感覚を
もてない、知能だったり、そうなっている環境、
また、脳との関係、これを知っているかどうかで
自分の価値観が少し変わると思いました。
この本を読んでから少年犯罪がニュースで報道されると、何故こんなことをしたのだろう・・という疑問プラスもしかしたらこの本の内容に
書かれている少年少女のような感じなのかもしれないといった考えを持ちながら報道を捉えるようになった。
子供の頃から周囲の大人の気づきや対応次第で差が生まれるのかもしれない。すごくすごく難しい問題。読んで良かった。
子どもを持つ前に読めて良かった
漫画版の第1巻を読んだ後、購入しました。読書が苦手な方に漫画版、とてもおすすめです。
過去を振り返って、知らず知らずに見過ごしてきた発達障害、発達遅延、知的障害の人達もいるのだろうと思いながら読みました。将来自分に子供ができたら、そしてもしその子が何らかの障害があったら、どうやって育てていくべきなのか、考えさせられる書籍でした。
目に見えづらく、目を逸らしがちな、しかし向き合うべき少年達と彼らに関わる人々の苦悩をご自身の経験からわかりやすく説明してくれている筆者の方に感謝いたします。
Posted by ブクログ
昨今、迷惑な人が増えている。この人はもしかして障害があるのかもって感じるようになっていたから、本書を読んでまさに認知能力がない人たちかもしれないと納得するところがあった。
心のない言い方をしてしまうが、私が非行少年と関わるときは被害者としてだろう。被害にあわないためにも支援があれば犯罪者が減り、働いて納税する社会人が増えるのだから、何をおいても力をいれてほしい。生きにくさを感じている非行少年たちが救われれば、悲しまずにすむ多くの人がいるのだ。
2026年現在どのような教育をされているのか知らないが、政治家に読んでほしい。教育から外れた子供たちは犯罪に走るリスクが高い。犯罪が増えているからいまだから切に思う。
Posted by ブクログ
一概に犯罪を犯した子どもや大人を含めて障害があると含めるのは乱暴かと思いますが、あくまでもその傾向が高いことは納得できた思いました。
犯罪に手を染めた人々、自分自身からは想像できない行為をする人々に対して、障害という視点を取り入れてみようと改めて考える機会にもなりました。
Posted by ブクログ
非行少年に対して、社会から取り残される要因を、家庭環境や置かれた境遇が主な原因だと、思い込んでいた部分があるなと気付かされた。
ケーキが等分できない少年や、写してイラストを真似ることができない少年がいるように、そもそも、犯罪行為を反省する以前に、認知機能に問題があるケースがあることを学んだ。
そういった傾向のある子どもたちを、いかに社会が支援できるか、取りこぼさないようにするにはどうすればいいか、周りの大人たちや国が考えていかなければならない課題だと感じた。
Posted by ブクログ
栃木県でトクリュウによると思われる強盗殺人事件が起きた。実行役は高校生4人組。住人の女性だけでなく、飼い犬も殺し、息子2人にも大怪我を負わせた。犯行内容はかなり惨い。しかし犯行後すぐに捕まったり、犯行前にも不審な行動を付近の住人に目撃されていたりと手口は杜撰で、素人でも「これで捕まらないと思ったのか?」と疑問に思う程だ。それなのにあんなに惨い殺害方法をしている。このギャップに違和感を感じざるを得ない。
多くの人はきっと指示役にこの犯罪を持ちかけられた時点で受けることすらしない(弱みを握られていたとしても、だ)。実行役の高校生には境界知能や発達障害など、何かしらの特性を持つ可能性があるのでは、と個人的に思い至り、昔話題になった本書を思い出し読んでみた。
第一章の目次"「反省以前」の子どもたち"から、あーそうなのか...と。
もう自分たちとは前提条件が違いすぎて、可哀想ではあるけども極力関わりたくはないし身近にいると恐怖を感じてしまう存在だと思った。
こういった子供たち全員を取りこぼさずに教育していくことは極めて難しく感じる。グレーゾーンにいる子どもたちを巧妙に利用する手口は今後も増えていくのではないか。そして、その結果として今回のように実行役として利用される事件は今後も起こり得るのではないかと感じた。
Posted by ブクログ
【概要】
児童精神科医である著者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。
【感想】
頭ではなんとなくわかっていた事を言語化してもらった感じ
犯罪は悪いが、何故起きたのか根本的な部分の話
見た目ではわからない病気でもない
ただ漠然と人とは違う、それさえもわからない
システム化された教育の問題点
効率的ではない個に焦点を当てる必要性
現状では少年院に入らないと気づかれない
たぶん人類誕生から現代まで見過ごさられ、誤解されてきた人たちがいる
やっとその事に気づいたのではないか
考えさせられるが、どうしていいかわからない
ひとまず身近な人からしっかり向き合っていく事しか出来ない
Posted by ブクログ
自分に自信がないと自我が脆くて傷つきやすい
自己を適切に知るには、人との生活の中で、サインを出し合い、反応を見ながら自己にフィードバックすることをたくさんこなすことが必要。