【感想・ネタバレ】ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)のレビュー

あらすじ

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。

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感情タグBEST3

購入済み

講義で教われないこと

教員をしています。この本で書かれていることを知らずに過ごすことで、どれほどたくさんの子どもたちのSOSを見逃してきたのかと思うと、より学んでいかなければならないと身に染みました。

2
2020年08月07日

購入済み

多く教育者に読んでもらいたい

困っている子どもは見つかる。
本人は何に困っているかわからない。
でもその困り感を取り除いてあげることで楽に生きることができるだろう。
最後に書いてあったように、まずそれを担うのは間違いなく学校。
非行を犯し、少年院で反省する前にできることがある。
教育や学習の力を信じたくなりました。

1
2020年01月08日

Posted by ブクログ

子供達とお好み焼き屋さんでこの本が話題になった。流行ったよねって。ただ、誰も読んだことがなかったので買ってみた。医学博士で臨床心理士の著者が「境界知能」の人々に焦点をあて、学校や社会で困らないための具体的な提案をあげる。

かなり衝撃的な内容で物議を醸しそうな内容でもある。短絡的に読んでしまうと認知機能の弱いバカは犯罪率が高い。と主張していると捉えられかねないからだ。いや、そんな言い方はしていないし、そのような主張がしたいわけではないのだけれども、際どい内容に踏み込んでおり、知らないって罪だし深く考えさせられた。

特に印象的な章と小見出し
1章「反省以前」の子どもたち
 褒める教育だけでは問題は解決しない
3章非行少年に共通する特徴
【認知機能の弱さ】見たり聞いたり想像する力が弱い
 ''怒り”の背景を知らねばならない
4章気づかれない子どもたち
 「クラスの下から5人」の子どもたち
6章褒める教育だけでは問題は解決しない
 「知的に問題ない」が新たな障がいを生む
7章ではどうすれば?1日5分で日本を変える
 共通するのは「自己への気づき」と「自己評価の向上」


障がいと認められないグレーゾーンゆえに社会で孤立しやすく、結果として困窮や騙しにより犯罪に巻き込まれ、かつ逮捕されやすいため、刑務所に多く存在している事実と「福祉のセーフティーネット」からもれた人たちの存在を知ることができた。

0
2026年10月31日

Posted by ブクログ

問題行動を起こす少年たちの課題は「怠惰」などではなく、認知機能がそもそも低いことである、と提起した1冊。一時期めちゃくちゃ話題になっていたので読んでみたが、少年たちの問題を何とかする以前に「教育」のありかたそのものを見直す時期に入ってきていると痛感した。コグトレの本も読んでみたい。

0
2026年10月26日

Posted by ブクログ

非行少年の軽度知的障害率の高さ
認識の歪み、見る力、聞く力の弱さ
それによって歪んで感じ取ってしまうことが非行にも繋がる
だから、コグトレが大事。
SSTは、アメリカの認知行動療法をベースにしたものであり、知的水準の高さが前提にある
非行少年の中にはこれが効果的ではない子がいるので、その子のレベルに合わせた支援が必要。その一例が、コグトレ

0
2026年10月21日

Posted by ブクログ

教育に関わるすべての教員に
読んでほしいと思った。

もっと早くこの本に出会えていたら
救えていた子どもたちがいたかもしれない。
この子ちょっと困っているのかもと思ったら
支援に繋がるように働きかけていきたい。

0
2026年10月14日

Posted by ブクログ

気づいてあげれなかった、向き合ってあげれなかった周りが、大人たちが悪いのかもしれないし、そうじゃない気もする  難しいなぁ

0
2026年08月06日

匿名

ネタバレ 購入済み

大切なのは気づくこと

認知機能についてなど知らなかったことが多く、勉強になりました。褒める、話を聞くだけでは子どもは変わらない。根本的な解決が必要だと気づきました。

#タメになる

0
2025年12月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

夫のご友人に勧められた本で、久しぶりに読み直してみました。子育てをしている人、していない人にもぜひ読んでほしい一冊です。

児童精神科医である筆者、宮口氏は、非行少年たちと出会う中で「そもそも反省できず、葛藤すら持てない子ども」が多くいることに気づきます。
そうした子どもたちは「認知機能の弱さ」によって、生きづらさを抱え、最終には非行少年となるのではと宮口氏は話します。

「非行少年の特徴5点セット+1」は以下の通り。

・認知機能の弱さ…見たり聞いたり想像する力が弱い
・感情統制の弱さ…コントロールできず、すぐにキレる。怒りは冷静な思考の妨げとなる。
・融通の効かなさ…思いつきでやってしまう。想定外に弱い
・不適切な自己評価…適切な自己評価は他者との関係性の中でのみ育つ
・対人スキルの乏しさ
・+1 身体的不器用さ…力加減が苦手、体の使い方が不器用

私に置き換えてみると、感情統制の弱さに課題を感じます。もちろん非行に走ったことはありません。

怒りの背景として、「自分の思い通りならない」。
根底にあるのは「相手への要求が強い」「僕は正しい」「こうあるべきだ」という歪んだ自己愛や固定概念があります。

本の後半には、非行少年たちが「変わろう」と思った動機づけのスイッチについて触れています。
ひとつは「自己への気づき」、もうひとつは「自己評価の向上」です。

まずは自分の行動を適切に評価する、そして「自分ならできる」と思えるように自己評価をする。

小2から徐々にサインが出てくるとのことだったので、もし自分の子にサインが見られたら適切な支援をしてあげたい。不真面目、やる気がないと決めつけないように。

0
2026年08月19日

購入済み

感想ですが

28歳、おそらく境界です。。
辛さの集約でした
これからどうしたらいいんだ…?
こんなに沢山の人が買って
読んでいるのは自分と同じような人たちなのだろうか??

0
2021年07月09日

購入済み

根深い

あまりにも根深くて、地道な導きが必要なんだと思いました。
基本がわからない以前の問題。
まわりにも勧めました。

0
2020年12月11日

A

ネタバレ 購入済み

事実として

自分にはあたりまえのことでも、
人によっては当たり前ではないということ。
ケーキを人数に切り分けるだけのことなんて
特別な訓練をしなくても当たり前にできるようになることだと、
大抵の人は思ってしまうが
現実として、それができないどころか
等分にわけるということも思いつかない人々がいて
そこには、善悪以前の課題があるということを
思い知らされた。

3
2020年01月22日

Posted by ブクログ

非行に走る人はなぜそうなってしまうのか、ずっと抱いていた疑問が少し腑に落ちた。認知機能の弱さから周囲の言葉や状況を理解できず、失敗や叱責を繰り返すことで自己肯定感が低下し、人との関わりが苦手になるという悪循環があることを知った。

自分の仕事でも、子どもの行動だけで判断せず、その背景にある思いや困難に目を向けたい。一人ひとりの理解の仕方に合わせた関わりを大切にしていきたいと思った。

0
2026年10月25日

Posted by ブクログ

非行少年たちはみんななにかしら、生きづらさを抱えていること。
少年たちの知的な能力の低さが浮き彫りになっている。
子どもには、個人それぞれに支援が必要なことを学んだ。

0
2026年10月23日

Posted by ブクログ

マンガから興味を持って購入。非行と障がい、あるいは非行と認知機能との連関性に関する後段の指摘が興味深かった。認知の傾向については自分自身についても検査で確認したいと感じた。

0
2026年09月23日

Posted by ブクログ

何回言ってもやり方を理解してくれない人がいて、今思うとこれだったのかなぁ…と腑に落ちることがあった。

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2026年09月20日

Posted by ブクログ

私自身、小中の地元が荒れているところ出身のため当時の同級生を思い出した。
複雑な感情を全てイライラに転換してしまう、客観的に物事を捉えることができない等当てはまるところも多かったと思う。

0
2026年09月16日

Posted by ブクログ

”怒り”の原因についての項目が興味深かった。

怒りの原因とは

●自分に自信がない(対人関係△、勉強ができない、運動が苦手などによる)
 →自我が脆くて傷つきやすい、被害的な思考になってしまう

●自分の思い通りにならない
 根底には相手への要求が強かったり、固定観念が強かったりする

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2026年09月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本書は少年院に入る程の犯罪行為をした少年心理についての内容なのですが、読んでて非行少年の心理特性が自分にも当てはまっているかもしれないと思い、ドキッとさせられることがありました。そのことについての勉強になりますが、自分のメンタルヘルスを振り返り、昨今の教育課題についても知る良い機会となる一冊でした。

本書の序盤は、重点的に非行少年の特性に触れており、「認知」と言う言葉が頻出しており、それも含めた下記の特徴を学ぶことができました。見る、聞く、想像する力の弱さに伴って、日本の総理大臣をオバマと答えたり、日本地図の北海道、九州を外国と答えたりと学力が極めて低いこと。A君がB君にあいさつしても返事がなかったとしたら、BはAのことが嫌いだから無視したと認識してしまうと。Bが気付かなかったことの理由に、Aのあいさつの声が小さかったからとかBは視力が悪くて気付かなかったと想像することが苦手な故に嫌われていると断固として思い込んでしまう特性があるとのことです。

さらに感情のコントロールが苦手なこと。普通の人は、ストレス発散に「〇〇する」の〇〇には、「運動」や「読書」が入りますが、非行少年はここに「万引き」や「喧嘩」が入ると。これは苛立ちや腹が立つという怒りの感情をセーブすることが困難な特性のせいであること。自己評価が不適切であり、他人の欠点を指摘する、悪事をしても「自分を優しい人間」と言う、プライトが高く、変な自信を持っているかその逆で自分に自信がない、この様な自己への歪んだ評価を修正させなければ更生することはできないと述べています。

ではこういう少年への更生はどうあるべきなのか、自尊感情が低いというのは理由として乏しいらしく、自己洞察と自己内省による正しい規範を作ることだと述べています。札幌のある地下鉄駅はかつて自殺の名所だったらしいのですが、ホームに鏡を設置すると自殺者が減少したことがありました。これは鏡の自分の姿を見て、自己規範が生じたことで、危険行動が抑制されたと考えられています。

最も感心したのは、現在刑事施設に収容されている犯罪者は56000人おり、施設費、人件費諸々で受刑者1人当たり養うのに約400万円かかるらしいのですが、仮に皆更生できたとしたら2240億円の経済効果という試算になるらしいです。犯罪者の更生が日本の国益に多大な経済効果があるということです。

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2026年09月03日

Posted by ブクログ

【かわいそう、とは違うんだけど…。】
家では満足な愛を受けられず、学校や社会では厄介者扱い。その原因は先天的な疾患でもあり、後天的な環境でもある。本書を読んでその事実を知り理解したが、「自分とは関係ない」と心のどこかでは思っているからなのか、その辛さを本当には理解出来ていない。それを痛感させられるのも何だか罪悪感を感じる。

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2026年09月01日

Posted by ブクログ

話題になっていただけあって面白かった。
犯罪者の更生に関わったことはあるが、本当にやむにやまれずって人はいる。子供なら選択肢も少なくてその比率が高いのかもしれない。
でも簡単に更生なんてできるもんでもないし、そこの最前線で戦う方々には本当に頭が上がらない思い。

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2026年08月27日

Posted by ブクログ

分かりやすく、読みやすい。タイトルのつけ方も非常に、良い。予備知識のない人が手に取りやすい。
障害福祉に関わる仕事をしていますが、発達障害も知的障害も、親がまず認めようとしない、という点でつまづくと現場からよく聞きます。
「うちのコは普通です」「障害者と知られたくないから、施設の名前を印刷した封筒で郵便を送ってこないで」
親が受容しないことには、支援につながりません。障害を認めないと、障害による不調和でも、こども本人の責任になってしまい、落ちこぼれたりいじめられたり、、、認知が歪んでうまく受け取れないだけなのに、「怠惰」「自分勝手」「ヤル気がない」と思われてしまいます。そのストレスで余計に他者を害したり、犯罪者になってしまうこともある。障害=犯罪者予備軍みたいに思われてもまずいですが、こういった研究や取り組みが、本も含めて様々なメディアで取り上げられてほしいです。
著者はもちろん、とても読みやすい本に仕上げてくださった出版社&編集者に拍手です。

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

教育書ですね。

 この本が出てから、だいぶ時が流れて学校現場のアセスメントは非常に丁寧になったように感じます。(行きすぎなくらい)
 医療機関の検査は半年以上予約がとれ、次年度の特別支援に入る会議に間に合わないことも多くあると聞きました。
 ですが、まだまだ特別支援教育の研修と研鑽は必要です。この本をきっかけに特別支援の世界に目が向く人が増えるといいな思いました。

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

たしかに、発達障害の話はよく聞くが知的障害のことはあまり考えたことがなかった。

注意されても、反省しろと言われても、何を言われているか、今がどんな状況か理解できなかったら意味ないな!と納得した。そして、自分自身について正しく認知する、ことの必要性がわかった。できないのになぜか自信がある、できるのに自信がないなど。
また、将来のことをうまく予想できない人が衝動的に犯罪などを起こしてしまうメカニズムがわかった。

私もコミュニケーションが成り立たない場面に出くわしたことあるし、自信がなさすぎたりするから、自分の弱みを客観的に知りたいなあ。

周りの関わり方に関して。ただただ褒めたり、怒ったりするんじゃなくて、その人の認知のレベルや得手不得手を把握した上で認知機能が向上するように支援していく必要がある、と理解した。私割とそれ普段からやってるかもしれない。非行少年に対してじゃないけど、相手がどのくらい理解できるか判断しながら喋ってるや。

でも、罪の意識がない人になぜ犯罪がダメなのかを教えるの、結構難しいかも。言葉にするのも難しいのに、言葉を正確に理解しにくい人に伝えるのはもっと難しいな。感じ方、感覚は人それぞれだしな!
そう。私、感情をペットボトルで表すやり方、なんでそれで理解できるようになるのかわかんないんだけど!比喩すぎて直結しなくない?

他にも疑問に思ったこととしては、障害を抱えている人=守らなければいけない弱い存在としていいのだろうか?本当に不平等なのか?不平等とすることは、人を下に見てしまっていて、本当にそれでいいのかなと感じる。だからユニバーサルデザインを目指した方が漏れなく支援を行き届かせることができるのでは?と思うけど、現実的な提案として書かれた本だから、社会がまだその段階にないんだろうな。
それに関連して、正しいことをするとか、正義とは?とか考えさせられた。

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

決して非行少年たちを肯定することは無いが、障害と非行が大きく関係している視点はあまり持っていなかった。

「犯罪は将来的なリスクが大きすぎる」と常人は考えるが、そのリスクを測れず目先の利益を簡単に取ってしまうことは治療すべき考え方の1つなのかもしれない。

私自身も今までの人生で、「もしかしたら障害を持っていたかも」と思い当たる人が、本著を読んで何人か思い当たり、当時(小中学生時代)から先生や周りの大人達に目を掛けてもらい教育されていたら、変わっていたかもしれないと思う。

まさに「教育の敗北」。

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2026年08月12日

ネタバレ 購入済み

新しい考え方に出会えた書籍

犯罪自体は良くない事で、判断能力に欠けておりなどニュースで聞くと、そうは言ってももし被害者家族だとしたら、許せるわけが無いと言う考えでした。
基本的には変わりませんが、
この書籍を読んで、自分たちのあたりまえの感覚を
もてない、知能だったり、そうなっている環境、
また、脳との関係、これを知っているかどうかで
自分の価値観が少し変わると思いました。

#深い #タメになる

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2023年03月11日

購入済み

この本を読んでから少年犯罪がニュースで報道されると、何故こんなことをしたのだろう・・という疑問プラスもしかしたらこの本の内容に
書かれている少年少女のような感じなのかもしれないといった考えを持ちながら報道を捉えるようになった。
子供の頃から周囲の大人の気づきや対応次第で差が生まれるのかもしれない。すごくすごく難しい問題。読んで良かった。

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2022年09月13日

Aya

購入済み

子どもを持つ前に読めて良かった

漫画版の第1巻を読んだ後、購入しました。読書が苦手な方に漫画版、とてもおすすめです。
過去を振り返って、知らず知らずに見過ごしてきた発達障害、発達遅延、知的障害の人達もいるのだろうと思いながら読みました。将来自分に子供ができたら、そしてもしその子が何らかの障害があったら、どうやって育てていくべきなのか、考えさせられる書籍でした。
目に見えづらく、目を逸らしがちな、しかし向き合うべき少年達と彼らに関わる人々の苦悩をご自身の経験からわかりやすく説明してくれている筆者の方に感謝いたします。

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2021年05月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まずは知ることから。

自分の知らないことを知るってとても大切で大事なことだよな。

リーダーが持ってた。気になってたやつ。

少年院に入院している非行少年(女子含む)は、軽度な知的障害を持ってることが多いという。
周りが気にかければ気づいてもよさそうな子もいて、入院してから判明することもあるそう。
読み書きができなかったり、集中力がなかったり、すぐ感情的になったり、理解力がなかったり。その障害のために、周りとのギャップに耐えきれず、また、十分に善悪の理解が出来ずに犯罪行為を犯してしまう。
ざっくりとこんな感じ。

計画力や想像力がないから、目的のために犯罪行為をして、その後どうなるかがわからず、犯罪行為をしてしまうという。

窓口で対応していて、同じ説明をしても、それでわかる人もいれば、全く話を聞いてない人がいることに、「なんで?」と不思議に思っていたけど、理解力にも個人差があるんだなと再認識。

第7章のフィニアス・ゲイジさんの話、昔テレビで見たことがあって、すごく強い印象が残ってた話だ。ものすごく優しくて面倒見のいい人だったのに、工事現場(?)で鉄棒が頭に突き刺さり、奇跡的に命は助かったけど、人が変わってしまったように暴力的になってしまった話。
小さい時にテレビで再現VTRで見たから、怖いな……と思ったことをたまに思い出す。

知ることと、柔軟性の大事さを知った。

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2026年10月04日

Posted by ブクログ

反省以前の少年たちが一定数存在する、そのことが前提である。それは教育の敗北だと。
多くの子にとっての「普通」が、当たり前ではない子がいる。社会(まずは学校) に関わった時、その普通が身に付いていないことは非常識であり、ハンディとなる。場合によっては犯罪にも繋がりかねない。そうさせないためにできることはあるのか。

ケーキが切れないことがテーマとなっているわけではないが、象徴的な事例である。わざわざ誰かに習ったりしなくても、通常であればできること。それができない子に、誰がどこでどのように関わることができるのか。そういう意味では教育に携わる人に向けた内容である。7年前の書籍だが、今は何か変わってきているのだろうか。

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2026年10月18日

Posted by ブクログ

宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』
著者の並々ならぬ想いや、見過ごされがちな境界知能の子供達をいかに救うか「具体的に」考える姿勢に胸を打たれた。けれど「犯罪者を納税者に変えて社会を豊かにすること」という言葉は受け入れられなかった。彼らを、どこへ連れていくおつもりなのですか?

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2026年10月18日

Posted by ブクログ

知人に勧められて読んだが、児童精神科医の筆者が実際に関わった少年たちの社会的にはマイナスな特徴やそれにつながる認知機能の低さが紹介されている。学童期のどこかでも気付かれず、必要な支援を受けられなかった非行少年たちの行く末が加害者へ。学校での支援の必要性は述べられている。それでは、学校でどのような関わり、支援が必要なのか。認知機能トレーニングとしてコグトレが紹介されているが、それ以外の具体性は薄い。だが、マインドセットのようなのは理解できる。何度か出てくる「教育の敗北」という言葉が胸に痛い。

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2026年09月27日

Posted by ブクログ

本書は教育現場で活躍されている教員向けに、著者の医療少年院での経験に基づいて、非行少年の身体的◦認知的◦社会的問題点およびその解決糸口をまとめたもの。

自分は教育現場で働いていない為、読んでてあまり実感がなかったが、将来子を持った時に、その子が非行しないように気を配っていく必要があるなと他人事ではないと思った。

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2026年09月23日

Posted by ブクログ

オーディブルで視聴。
今までなぜ非行に走るのか全く理解できなかったが、知的障害や発達障害によって、そもそも認知が歪んでいることによって共存が難しく非行に走ってしまう事があると知った。
日常で非行が原因で起こった事件やニュースを目にした時の考え方が大きく変わりそうだ。

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2026年09月23日

Posted by ブクログ

晴れたこと・考えたことのない分野だけど、知れて良かった。

悪いことをした彼ら彼女らにも深い理由があって、解決のためにはより多くの人にこの原因を知ってもらう必要があるなと思った。

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2026年09月21日

Posted by ブクログ

「みいちゃんと山田さん」の巻末で作者が対談されていたのがきっかけで読みました。改めて実体験を出されるとなるほどなぁと思わされました。あとは社会やシステムでどう改善していくか、そこはやはり非常に難しいのだろうなと思いました。

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2026年09月02日

Posted by ブクログ

昨今、困った人が増えているような気がする。そんなとき、この人にとってはこれが精一杯なのだろうなと思って、自分の心の平穏を保つことがある。本書を読んで、もしかして認知能力がない人たちなのかもしれないと納得するところがあった。

大人として非行少年に寄り添うことの大切さは感じる。しかしこんな言い方はしたくないのだが、私が非行少年と関わるときは被害者としてだろう。だからどうしても被害者の立場で考えてしまう。
被害にあわないためにも支援があれば犯罪者が減り、働いて納税する社会人が増えるのだから、教育に力をいれてほしい。生きにくさを感じている非行少年たちが救われれば、悲しまずにすむ多くの人がいるのだから。

2026年現在どのような教育をされているのか知らないが、政治家に読んでほしい。教育から外れた子供たちは犯罪に走るリスクが高い。教育現場の改善を強く願う。

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2026年08月23日

Posted by ブクログ

一概に犯罪を犯した子どもや大人を含めて障害があると含めるのは乱暴かと思いますが、あくまでもその傾向が高いことは納得できた思いました。
犯罪に手を染めた人々、自分自身からは想像できない行為をする人々に対して、障害という視点を取り入れてみようと改めて考える機会にもなりました。

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2026年08月21日

Posted by ブクログ

宮口先生が実際に見た事例から、いわゆるボーダーの人の認知の歪みが引き起こす本人の自己評価と実情の違いや、失敗を繰り返してしまっても改善できない理由が事例から具体的書かれてて面白い。
理想を叶えるのは難しいとは思うけど、そういう人たちが犯罪に走らないように実際に社会はどう介入できたらいいのかまで考えて伝えてくれてるのがよかった。

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2026年09月20日

購入済み

新たな視点を持って

普通の大人になってから非行少年達に接する機会はほとんどありませんが、自分の子供時代を考えて、クラスでも何人か問題行動のある子達がいたな..と考えました。その子達の中には、非行に走った子もいましたが、彼らが知的に障害があった可能性もあることを考えさせられました。彼らの行なった非行に対して、「なぜそんなことを?」と思っていましたが、本書を読んで、ミョーに納得するところがありました。

#タメになる

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2021年05月24日

「社会・政治」ランキング