宮口幸治のレビュー一覧
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『ケーキの切れない非行少年たち』を読み、罪を犯した少年たちの背景には多くの苦難があることを知りました。彼らの多くは、自分の行いを反省し前に進もうとしています。しかし、能力的な困難を抱えているためにうまくいかず、再び負の循環に陥ってしまうのだと感じました。
特に心に残ったのは、いわゆる「グレーゾーン」と呼ばれる子どもたちの生きづらさです。努力をしても報われにくく、学校生活の中で周囲との違いに苦しんでいる姿が目に浮かびました。教員という立場で関わるなら、そうした子どもたちの生きづらさを少しでも軽くできるようにしたいと強く思いました。
また、社会全体についても考えさせられました。私たちは目に見える困難には比較的優しくできる一方で、能力的な困難、特に「努力すればできるはず」と思われがちな部分には冷たいことが多いのではないでしょうか。しかし、世の中には「努力しても他の人のようにはできない」人がいるということを、もっと理解する必要があります。本当の意味で平等なのは、すべてを同じに扱うことではなく、その人に合わせた支え方を考える「公平さ」なのだと思いました。
偉そうに書いてしまいましたが、私自身が自分に厳しく他人に厳しい見方をしていました。まずは自分自身が視野を広げ、努力が報われにくい人にも寄り添えるような見方をしていきたいと感じました。 -
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ネタバレ『ケーキの切れない非行少年たち』で大感銘を受け、続編も購入。
これまた『どうしても頑張れない人たち』という直接的でグサグサと刺さる表題であり、ドキリとしてしまうのですが、読んだあとは前回と同様に「その表現しかないですね……」と頷くしかできない。
私もこの感想では「頑張れない人」と記載しますが、そこに蔑みの念は全くなく、事実としてそのような表現をしていることを冒頭に記します。
今回の最大の拍手ポイントは「支援者の支援」が議題に上がっているところ!!嬉しい!
少年たちを支援する人(この本では伴走者と呼ばれますが)はどのような行動をしたらよいか?という議論の後に、ではその支援者を支えるためには?という題が提示されているの本当に嬉しい。そこです、そこが大事だもの。支援者の支援をしたい、私は。
私の将来の夢はパトロンなのですが、恐らく「頑張っている人を支援する」をしたいんだろうな、と自覚した。
「頑張れない人を支援する」、これができたらどれだけいいだろう。そのような「頑張れない人」が表面化されない事実にも目を向けるべきだ。私に何ができるだろうか。傲慢だけれど。
ここに対しての答えは出ずですが、この視点をいただいたことはこの後の人生で私の糧になる。絶対に。
「第5章 それでも認められたい」での、非行少年から聞いた3つの願いトップ10、入院時と出院時の違いで「自分が死なない」が10位から5位に上昇していたことに大泣きしてしまった。
自己に目を向けるようになれたのだろうと思う。自分が死なないということがどれだけ大事か、それを願いトップ3に入れる人が増えたという事実、嬉しい。私は、死ぬことや自殺が悪いこととは全く思っていないのですが、自分に目を向けていられなかった子どもたちが自分を愛することができたのならば、それは本当に嬉しくて……よかったなと……泣いてしまうね…… -
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これは衝撃的でしたね。本でも読みましたが最初タイトルの「ケーキの切れない〜」は何かの比喩だと思ってたんですよ。それが・・・。
漫画で読むのもいいですね、絵が上手で表情がリアルです。これから続き読みます。 -
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こういう作品ってあまり読んだことないしどうなんだろうなぁと思いながら読み始めましたが、おもしろかったし、何より色々考えさせられました。社会のグレーゾーンにいて犯罪、病気スレスレなんだけど行政の目が届かない位置にいる人たちに手を差し伸べる仕事は、本当に必要だと思います。
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■自己愛性パーソナリティ障害
誇大性(空想または行動における)、賛美されたい欲求、共感の欠如の広範な様式で、成人早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。
①自分が重要であるという誇大な感覚(業績や才能を誇張する、十分な業績がないにも関わらず優れていると認められることを期待する)
②限りない成功、権力、再起、美しさ、或いは理想的な愛の空想に囚われている。
③自分が「特別」であり、独特であり、他の特別な又は地位の高い人達(又は団体)だけ理解しうる、又は関係があるべきだと信じている。
④過剰な賛美を求める。
⑤特権意識(特別有利な取り計らい、又は自分が期待すれば相手が自動的に従うことを理由もなく期待する。)
⑥対人関係で相手を不当に利用する(すなわち、自分自身の目的を達成するために他人を利用する)。
⑦共感の欠如(他人の気持ち及び欲求を認識しようとしない、又はそれに気づこうとしない。)
⑧しばしば他人に嫉妬する、又は他人が自分に嫉妬していると思いこむ。
⑨尊大で傲慢な行動、又は態度
■教わるより誰かに教える、世話をされるより誰かの世話をする、助けられるより誰かを助ける、といったように、人は誰かの役に立てることに大きな喜びや幸せを感じる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ伴走者が一番難しいわ!(笑)
答えを見せてから問題を解かせるというのはなるほどと思った。答えの丸写しに対する対応もよくわかった。要するに、あまりやいのやいの言わないこと。できなくても怒らない。一緒に確認しながらやる。親が寄り添う事が大事。自己価値を保つ、結果を焦らないこと。支援を諦めてしまわないこと。
親としては、子どもが仕事する年齢になったとき、明るく楽しく生きていて欲しいだけなんやけどな。そもそも社会が厳しすぎん?
困り感のない境界知能の人たちもいるから、そういう人たちからすると、知能検査とか支援学校とかの話題をされても不愉快なだけだろう。
障害を持つ全ての人に支援を、というよりは、困り感を抱く全ての人に支援が及べばいいと思う。その支援の数も種類も少ないのが問題なのかなと思った。
コグトレや出口式や陰山メソッドとか、学校でも勉強が苦手な生徒に寄り添う先生たちもいてくれるのはわかってるけど、全然足りないな、と思う今日このごろ。
この本は境界知能の子どもにどう支援をすればいいか、一定の指標がしめされているのでありがたかった。コグトレにも興味が出た。