宮口幸治のレビュー一覧

  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)
    頑張れない人たち。例えば家庭の問題。生徒の家庭が大変な状態なのに勉強が頑張れるか?頑張れる子もいるかもしれないが、「先生の家が家事だったり、食べ物が全くない状態でも仕事を頑張れますか?」著書の言葉に私もハッとする。「毎日勉強しろと言っても勉強しない」と言う母親には「もしあなたが周りから毎日『もっと痩...続きを読む
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)
    著者は、支援対象者への絶望や、「支援」を理解しない支援者との軋轢等あっただろうに、心が消耗しきってないことがまずすごい。私なら疲れ果てて引退してしまうと思う…。
    1冊目から連なる、支援する側の技術書。読み終わって、最も大切なのは自分の心を殺さないことだと思った。できる範囲で。

    ■マズロー 欲求の5...続きを読む
  • マンガコグトレ入門 ~子どもの認知能力をグングン伸ばす!~
    コグトレの種類はたくさんあるけど、それぞれがどのような効果があるか、どのような子に有効なのかが分かりやすく書いてあってとても助かった
  • 境界知能とグレーゾーンの子どもたち
    これはできるだけ多くの管理職や教育的役割を担う上司に読んでほしい本。
    産業医として管理職の話を聞いていてよくあるのだが、自分の教え方や伝え方で相手が理解できないときに、相手を責めるような発言をされる方がいる。
    管理職になる人は比較的IQが高い一方で部下は多様な人がいる。
    その状況で普通ならできるはず...続きを読む
  • 傷ついた子を救うために マンガでわかる境界知能とグレーゾーンの子どもたち4
    著者も書かれていたが絵があるだけですごくイメージしやすい。今回もストーリー仕立てで面白く著者の思いがすごく伝わってきた。
    誰もが必要とされる存在になりたいのに理解が乏しく結局犯罪に手を染めてしまう。
    みんな生きるのに必死なんだけれどもう、1人でも多くの人が少し余裕を持って優しくなれたらいいなと思った...続きを読む
  • ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ(新潮新書)
    時間がかかると思ったが、一気に読んでしまった。
    すごく考えさせられる本。知的障害や学習障害を持つ子どもが増えている。家庭での教育も低下しているとも思われ、こうした非行少年の割合は減ってると思うが、本に出て来る非行少年がいるのも事実。
    社会全体で今後考えなければいけない問題だと思う。
  • ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ(新潮新書)
    非行少年のリアリティを描いた小説。性犯の少年がアダルト動画の設定を鵜呑みにして性非行してしまう話が、深刻でありつつ、なるほどと思わされた。
  • ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ(新潮新書)
    非行少年たちに対する見方が変わる。知的に問題があるという理由で、犯罪を犯した罪が軽くなるわけではないが、いわゆる普通の人間にとって当たり前にできることができない人もいるということを理解せねばならない、と考えさせられた。
  • ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ(新潮新書)
    少年犯罪の捉え方はすごく難しいと感じた。障がいがある、更生の可能性がある、その部分に真摯に向き合っている大人がいる一方で、被害者や被害者家族の心情を考えると、何が正しいとか間違ってるとかではないんだなと思う。
    障がい特有のこだわりや短絡的な考え方、そこを間違った方向に向かせないようにするには、、、と...続きを読む
  • 不器用な子どもがしあわせになる育て方
    ケーキの切れない非行少年たちを読んで、この本も読んでみようと手にしました。非行少年の本当の姿を見出し、人らしく生きていくための力を身につける方法を編み出されたのだと強く感じました。
    発達障害を抱える子育てにも役立つ著書だと思います。
  • ケーキの切れない非行少年たち 3巻

    許せない!!!!!!!!

    知的障害?
    発達障害?

    それで幼い女の子に性犯罪?
    許せない!!!!!!
    どんなにマンガの中で「認めて」みたところで、娘を持つ親として、絶対許せない!!!!!

    それで少年院でのうのうと過ごす?
    ふざけないで!
    どこかにまとめて閉じ込めておいて!!!
  • ケーキの切れない非行少年たち 5巻

    多くの方に知ってほしい

    思慮の欠ける、軽率、非常識と思われる犯罪者に、適切な支援や理解が必要だった人がいるということを知ることができました。
    犯罪は決して許されないことですが、適切な支援があれば罪を犯すことのなかったであろう人に、必要な支援や教育、周囲の理解が広く行き渡ることを望んでやみません。
  • ケーキの切れない非行少年たち 3巻

    布川先生、素敵。。

    布川先生にキュンキュンします。こういう漫画に不適切な感想かもですけど。あんなに男前で優しくてダンディーで知的で!苦悩するところも切ない。布川先生を裏切った出水許せないわー。なんぼ知的障害でも幼女にイタズラは許せない。布川先生、独身だったらいーな☆きっと美人妻と優秀なお子様がいそうだけど。
  • 境界知能とグレーゾーンの子どもたち

    もっとみんなに知ってほしい

    世の中では気づかれていないけど、境界知能の子どもが多くいるのではと思います。
    「知能」とはとてもデリケートな問題ではありますが、得手不得手をちゃんと理解して、その子らしく生きられるようなサポートを考えていくことが大切であると思いました。
  • ケーキの切れない非行少年たち 1巻
    原作は難しいのかな?と気にはなるけど避けてきた本でした。
    漫画になったことにより、親近感と読みやすさが増してすっと話にのめり込むことができました。
  • ケーキの切れない非行少年たち 1巻

    考えさせられる

    犯罪者、と一括りにしてしまいがちですが、その裏に隠された問題を淡々と描き出されていて、とても考えさせられます。普段目にしない状況だからこそ、そんなこともあるのかと驚きました。
  • ケーキの切れない非行少年たち 3巻

    グレーな現実

    自分でも理解していない、教えてもらえない非行に至るまでの現実。
    自己、周囲、施設、友達、先生、教官、医師、親兄弟、誰もが関わるも他人事にしてしまいたくなる現実。
    実際発生しているのに社会に知らされない現実。
    そんなグレーゾーンの現実。
  • ケーキの切れない非行少年たち 3巻

    自分の価値観だけでは

    自分の価値観だけでは人を判断できない現実が目の前に迫ってくる思いです。それでも私たちは、人に対する自分なりの見方を持たなければ、そもそも人に接することができない。やはり、個々の見識を深めていくしかないのではないでしょうか。その点でも、この作品は大きな契機になりうる力作だと思います。
  • 境界知能とグレーゾーンの子どもたち
    とてもわかりやすかった
    自分の子に当てはまるケースが複数あったし、実践できる対策もきちんと紹介されていた
    できればもう少し対策の詳細が知りたかったがコミック形式ではこれが限界だと思う
  • ケーキの切れない非行少年たち 2巻

    見も蓋もないが

    知能指数というのは人間関係を築く上で本当に大切な数字だと思う。大学生のとき、家を購入するためローンを組んだときの月々の返済額とアパートの家賃が同じだから今すぐ家を買う!と言い出した友達に、それはやめたほうがいいと説得するも全く理解してくれなかったことを思い出す。