宮口幸治のレビュー一覧
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二極化?
本文で二極化という言葉が出てくるがその中の裕福な少年の事例は結局詳しくは紹介されず謎が残った。
(結論は社会の対応が進んだおかげで救われるものは救われるようになった分、残された犯罪に手を染めた子供の濃度は高まったというのだが…それでも違和感は残る)
あと巷でよく言う人不足という言葉が出たがではどれだけ居れば充足たる具体的な数字もない。
ただ自立支援の話が一般化したのはここ十数年、それまでは宗教や人生訓で行われ学問や研究で体系化してきたのは本当に近年であるから(私もその系統の学問をしていたがこういう内部的な問題と訓練は精神臨床からしか聞けなかった)一昨年頃改稿されたメンタルヘルスのマニュアルに生 -
匿名
ネタバレ 購入済みそれゆえに起こるもの。
私見だが女子の知的停滞の犯罪者はより深刻だと改めて思う。
心理学から養育関係、犯罪心理に興味があって外でも読み進めたがどうも女子犯罪者の描写はギャルの軽犯罪や愛憎の果ての悶着で出てくるのが多過ぎて総合的に言えば全体にお水っぽい、難しく言えば性の業によるものと読み取ることが多かったがここのシリーズではその性の部分がサラッとしており何かと振り返れば此処では成熟する前の子供がメインで有る事が理由なのだと気が付くが、だが私が冒頭でより深刻だといった理由は此処の女の子は未熟である未成年であるうちから、それどころか成人の弁え以下の一般の同年代の教養教育を身に付けないまま不幸な内面と外部環境によってある日 -
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軽度知的障害者・・刑務所、少年院の入所者の大多数を占めるこれらの人々をどうすればいいのか度々問題になるが、真正面からその問題に取り組む六麦先生には頭が下がる
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この本を読んでから少年犯罪がニュースで報道されると、何故こんなことをしたのだろう・・という疑問プラスもしかしたらこの本の内容に
書かれている少年少女のような感じなのかもしれないといった考えを持ちながら報道を捉えるようになった。
子供の頃から周囲の大人の気づきや対応次第で差が生まれるのかもしれない。すごくすごく難しい問題。読んで良かった。 -
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原作本を持っています。
難しい話ですよね。知的障害があるからと言って犯罪を犯していい理由にはならないです。犯罪までは行かなくとも実際社会の中で大騒ぎしたり他人に嫌な思いをさせていいはずがありません。そんな事してたら健常者が割りにあいません。そして大抵が家庭に事情がありますよね。親の生活力のなさや判断力のなさ、そして親自身も知的障害があったりもしますよね。倫理的に色々あるとは思うのですが、子供を作る資格?なようなものがあれば違うだろうな、とかも思ってしまいます。 -
Posted by ブクログ
前作の続編。
学習の土台ができていない子、身体が不器用な子、境界知能、グレーゾーンの子に加え非行化の背景を盛り込んだ本となっている。
特に勉強が苦手、という点は興味があったが、認知機能トレーニングについては別の本、また、サイトへの案内だったので少々肩透かしだった。
家庭では、まさに序数と基数概念で子供がつまづいており、どうすべきか悩んでいた。
10を幾つと幾つに分ける、というのが子にとっては、「さっぱり?」らしい。
我が家の問題は解決しないが、トレーニングについては学校と適切な対応を検討していくきっかけになるかもしれない。
さて、このシリーズ、第3巻も出るようなので、非行の背景とさらに重くな -
Posted by ブクログ
以前から気になっていた本。
本書は「漫画でわかる」とあるように、困った子とされる困っている子供について、
それぞれ10ページ程度で漫画による解説がなされている。
子供が見せる、なぜそんな困った行動をするのか、ということについて簡潔に書かれている。
対象はずっとぼーっとしている子、指示が通らない子など、いわゆる「問題児」だが、表出しているのは本人の困りごとの一部に過ぎない子がよくわかる。
具体的にどのような関わりを持っていくべきか、ということに主眼を置きたい場合は物足りないが、入門書としてはとてもわかりやすい。
どのような指導をしていくのか、これはケースバイケースであり、根気もいるし、指導する -
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知的障害があるとは言っても…
知的障害が、知的な障害のために犯罪を犯すことがあるのは解った。
ケーキを3等分出来ないなんて、きっとクラスでもバカ扱いされてきたことだろう。
本人も辛いかもしれないが、それをサポートする周りもかなり辛い。
そして、いつキレるか解らないから、危ない。
知的障害者を批判する気は無いが、何を考え、何をするのか解らないから、取り合えず自己防衛のために避ける事しか出来ない。
おとなしい知的障害なら良かった。
犯罪を重ね、暴力的なのは最悪!
治療で治るとも思えない。
偏見?
失明させられても、そんなこと言える?