宮口幸治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近興味のある「境界知能」
仕事で境界知能のお子さんと関わり、認知機能が十分備わっていないことで、相当生きづらかったのだろうなと感じた。
「ケーキの切れない」でも、軽度知的障害や境界知能の子どもについて触れていたが、本作はより詳しく、非行に至っていないが生きづらい境界知能の子どもたちにスポットをあて、その支援者がどのような支援をしていけるかまで書いた良作。
コグトレ、実際は本人のモチベーションがなかったり、そもそも認知機能を高める必要があるという理解がなかったりで難しいのかもしれないが、「ケーキの切れない」よりコグトレが詳しく知れたし、必要性がわかった。現状ではベターな方法を提示しているのではないだろうか。 -
Posted by ブクログ
自閉症スペクトラム障害と同様に、知能レベルについても天才から一般人、知的障害者まで、スペクトラム状に分布しているだろうと想像していたが、IQを基準とした時の知能レベル正常域と知的障害の間を境界知能と呼ぶという事実は今回初めて知れた。
また恥ずかしながら知的障害と発達障害の厳密な区分けも把握しきれていなかったためとても参考になった。
介護士時代に対応した各種障害者たちの特徴や、これまでの人生で関わってきた、障害者ではないけどコミュニケーションがうまく取れなかったり勉強や技術面でレベルの低かった人たちの特徴が合致していてとても腑に落ちた。
本書で興味深かったのは、コグトレによる認知機能トレーニングによって機能の改善が見られること。
大学レベルの課題には高校の授業がついていければ大丈夫と言われる。
そして高校の授業に着いていくためには中学レベルが、中学の授業に着いていくためには小学校の授業をしっかり理解していることが必要となる。
では小学校レベルの基礎となると、コグトレで試される認知機能が該当することになる。
正常域の子供たちは小学校に入学するまでの日常生活や保育園・幼稚園での体験を通して認知機能を育んできているが、境界知能域、知的障害域の子たちはそこに比較的遅れが生じているわけだ。
私にしても、当時の同級生たちにしても得意不得意があったし、何らかのこだわりや葛藤などがあった。
それが学生生活が進んで行く中で徐々に整われていき、今に至る。
思うに、当時の、同級生よりも劣っているが故に悔しかったり悲しかった科目は、ある特定の認知機能の成長が平均よりも遅れていたが故に生じていたのだろう。
うちの子供は現在2歳半で今のところは知的・発達障害等の前兆は見られていないが、今後の学習や人間関係の中で、本書で得た考え方は自尊心や他者理解、自己理解を育てる上で参考になると思う。 -
匿名
無料版購入済み少なからずある現実
この作品を知りこの際に見てみたがこういう現実があり少なからず自分の近くにもいるのかもしれない
この作品を読んで初めて知った -
匿名
無料版購入済み責任を持てない話
本作を見て、安易に犯罪はダメだ、恐ろしい人がいる、と思うことは間違っていないが、その結論で終わらせてしまう限り、こういった非行や犯罪はなくなることはないだろう。
もちろん、だからといって肯定もできないことは事実で、被害者のいることを許せだの仕方ないだのと割り切らせることは弱者に順番をつけるだけで何も変わらない。
どの立場に立っても憎しみや怒りを向けられるしかない問題、と考えたとき、それは確かに闇というしかないのかもしれないが。 -
Posted by ブクログ
面白かった。第5章「明日から実行!幸福になる力を高めるヒント」に自力でたどり着ける子は逆境に克てる。たどり着けない子に、届けれるか否か。
こと自分に関しては、他人(同じ環境で育ったのに「親ガチャに外れた人の結果」みたいな人生を歩んでる人への疑問、不信感。)に注意が行ってたが、自分はどうか?と問いかけるきっかけになった。私は私で価値を想像できているか。人のことばっか言ってて、全然なれてないな、と反省。
■アマルティア・セン ケイパビリティ(何かをしたりなにかになったりするための実質的な自由。)アプローチ
貧困=ケイパビリティの剥奪
■ニーチェ 超人=自分で新たに価値を創造できる人