宮口幸治のレビュー一覧
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考えさせられる
質問に対してどこかズレた返事が戻ってくる。こういう人は意外に周りにいます。やはり健全な人間関係が育たず軋轢が深まり人は距離をおいていく。かといってこちらから歩み寄ろうという気にはなれない。そういう人たちに正面から向き合い仕事にしている人は本当にすごいなと思います。
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Posted by ブクログ
全体の16%も! 丸いケーキを三等分する方法すら分からない。でも知的障害には認定されない、いわゆる境界知能層の人たち。小学校低学年の時点で勉強について行くことができず兆候が現れているのに、ずっと障害福祉支援を受けられず、結局、犯罪を犯して少年院や刑務所に入れられてしまう。
現在の知的障害の基準値であるIQ70以下の層は全体の2%だが、境界知能であるIQ85以下まで拡大すると全体の16%になると言う。(6〜7人に1人!)
つまり、全体の14%の人たちは障害福祉支援を受けられないまま、世間一般の中で生きづらさを感じながら生きているのだ。
これは、現状の基準値がおかしいのではないか。もし基準緩和が難 -
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講義で教われないこと
教員をしています。この本で書かれていることを知らずに過ごすことで、どれほどたくさんの子どもたちのSOSを見逃してきたのかと思うと、より学んでいかなければならないと身に染みました。
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多く教育者に読んでもらいたい
困っている子どもは見つかる。
本人は何に困っているかわからない。
でもその困り感を取り除いてあげることで楽に生きることができるだろう。
最後に書いてあったように、まずそれを担うのは間違いなく学校。
非行を犯し、少年院で反省する前にできることがある。
教育や学習の力を信じたくなりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者に好感が持てる 言葉の選び方、話題の選び方、熱意を感じさせながらも、その熱意含めた感情の扱いを心得ているような文体だと感じました。
「犯罪者」である患者たちへ、だから駄目だとか、または反対に許してやれと訴えるのではなく、「本人が努力や特訓をしなければならないが、努力をするためのきっかけを与えなければならない」とする姿勢に共感します。
また、明確に説明はされていませんが、言葉の端々から見れる著者の「犯罪というものの認識」が、「被害者を生んでしまった」ことに終始していることが好ましいです。「犯罪行為は悪」とも、「犯罪者の精神は悪」とも言っていません。その考え方は、個人的には新鮮で、感銘を受けま -
Posted by ブクログ
題名だけ聞いたことがあり、偶然見かけたので手に取ってみた。ケーキが切れないってそういう意味か。
非行少年の身体と精神の状態について冷静に分析し、変に肩入れすることなく淡々と解決方法を提案する筆者の姿勢が良かった。
非行少年は見る力・聞く力・想像する力が弱いために認知能力が低く、そのせいで集団生活で失敗して自信を無くし社会からドロップアウトするとの説明、正直言って程度の差こそあれ自分にも似た部分があるので他人事とは思えず、少し緊張しながら読んだ。こうして自己分析できている時点で筆者的には非行少年よりも認知能力はあるという事になるのだろうが...(いつまで維持できるのか)。それはそうと、筆者の言う -
Posted by ブクログ
いわゆるグレーゾーンの人たちについて、本人がどんな状態になっているかを解説している漫画本。
周りから見ると「仕事ができない人」「気難しい人」と思われがちなのだが、本人の立場から起きた事象を見ることで、なぜできないのか・なぜ難しいのかという視点での理解が深まったと思う。
学生の頃、クラスに一人や二人はこういう子いたな~と思いだす。先生は【問題児】とレッテルを貼り、怒りっぱなし。「この子に対してどういう接し方をしたらいいのか」を考える先生は当時いなかったように思う。
グレーゾーンの人たちが「できない」ことって、周りの依頼の仕方や伝え方にも問題があると思う。というかグレーゾーン関係ないかもな。私だ -
Posted by ブクログ
とても心に残ったのが、『子どもの心に扉があるとすれば、その取手は内側にしかついていない』『発達障害については勉強されているが知的障害については定義すら知らない先生方が多いのが現実』『褒める教育だけでは問題は解決しない』
私は保育士1年目で発達については勉強してきたつもりだが知的はあまり深掘りしていないなと反省した。
なぜそんなことするの?とよくニュースを見て思っていたが、犯罪を犯してしまう子どもたちもなぜ自分が犯罪を起こすのかもわからない、困っている子どもたちがすごく多いのが現実で、その中で知的があるのにも関わらず気付かれないまま大人になり社会に出てしまった人たちも多くそれが犯罪に繋がるのがと -
Posted by ブクログ
少年院で医師として勤務した著者による、非行少年達の実態とそれに対する解決策を提示した本。
非行少年達は、見る・聞くと言った認知機能が弱い傾向があり、それにより自分の犯した犯罪を反省する土台ができていない。
しかし、認知機能の弱さは気付かれ辛く、社会から「忘れ去られた人」となってしまうことが多い。
彼らの再犯を防ぐためにも、どうやって認知機能を高めれば良いのか。
順序立てて書かれており、非常に読みやすい&わかりやすい。
認知機能の強さは、言うなれば地頭力(機転を利かせる力)とも言えると思った。
親が、学校が、社会が、早期に子供のサインをキャッチし、適切なサポ -
Posted by ブクログ
非行少年(用語として「少年」は女性も含む)たちは、知的障害には分類されないものの、学習能力・身体制御・社会性などの能力が不足している故に非行行動に至ってしまっている子が多いという説明をしている本
非行少年たちに、ただ「反省」を促しても上手くいない
問題を抱えた非行少年は「見る力、聞く力、想像する力」がとても弱く、自分のやった非行としっかり向き合う事、被害者の事を考えて内省する事、自己分析する力が不足している
そういった子は学校生活にも上手く馴染めず、イライラを貯め、その発散のために、または善悪の判断を上手く出来ずに誘われるまま暴力行為や犯罪に至ってしまう
そんな、本来は保護しなければいけな