宮口幸治のレビュー一覧
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自分だけの世界から
原作ではコグトレのことを学んだけれど、漫画ではカッとしてつい犯罪になってしまったという心理や、その人の具体的な背景がわかりやすくて良かった。思いやる気持ちってやっぱり人間として大切だわ。それがないと自分だけのために何でも行動してOKな世の中になってしまうし。子どものときから思いやりの気持ちを培うように助長すべきだなと感じた。
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色々考えさせられます
問題を抱える子供たち。。その問題を起こす背景や理由が存在する。とても納得します。子供が育つ家庭環境って本当にその子自身の基本となるもので、大切にしていかないとなぁ、と子育てする側として再認識しました。
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人間の多面性
初対面の人やよく知らない人を評価する時、その人の一面しか見ないで判断しがちだけど、人には何面もあって、様々な問題を抱えている。この漫画もそういった人間の一部しか見せられていないとは思うけれど、自分の知らない世界を見せてくれて勉強になります。
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悩んでいる人に…
自分の子供が、境界知能と告知されてから、どう接していけばいいか悩んでいる時にたまたま見つけた本。困っている子も、その子に寄り添う伴走者も、安心できる土台が必要。本当にその通り。コグトレ、始めてみました。活用していきたいです。
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考えさせられる
質問に対してどこかズレた返事が戻ってくる。こういう人は意外に周りにいます。やはり健全な人間関係が育たず軋轢が深まり人は距離をおいていく。かといってこちらから歩み寄ろうという気にはなれない。そういう人たちに正面から向き合い仕事にしている人は本当にすごいなと思います。
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講義で教われないこと
教員をしています。この本で書かれていることを知らずに過ごすことで、どれほどたくさんの子どもたちのSOSを見逃してきたのかと思うと、より学んでいかなければならないと身に染みました。
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多く教育者に読んでもらいたい
困っている子どもは見つかる。
本人は何に困っているかわからない。
でもその困り感を取り除いてあげることで楽に生きることができるだろう。
最後に書いてあったように、まずそれを担うのは間違いなく学校。
非行を犯し、少年院で反省する前にできることがある。
教育や学習の力を信じたくなりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『ケーキが切れない非行少年たち』の続編。「頑張ったら支援する」というのは裏を返せば「もしあなたが頑張らなかったら支援はしません」という意味にもなり、本当に支援が必要な人への支援が行き届いていない人が大勢いる。
どういう人が頑張れないのか、それはどういった環境、支援者の言葉がそうさせるのか。支援が必要なのに、被害的な思想に陥っていて支援者の事も信用できずに問題行動を繰り返し、支援したくないと思われてしまう人もいるが、そういう人こそ支援が必要。ただ支援者も人なので難しさがあり、支援者にも支援が必要であるといった話。
・「だから言ったとおりでしょ」「もっとできるはず」「どうしていつもあなたは…」といった言葉がけが子どもを追い込む理由
・勉強が好きになれば勉強ができるようになるという大人(支援者)の思い込み
・やる気に繋がる3つの段階(見通し、目的、使命感、)
・「頑張れる」を支える3つの基本(安心の土台、伴走者、チャレンジできる環境)
などは普段の子育てに直結する部分なのでもう一度読んで自分の中に落とし込みたい。
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Posted by ブクログ
「しあわせは、けっして目標ではないし、目標であってもならないし、さらには目標であることもできません。それは結果にすぎないのです」
近づきたくない人たちを、まとめて切り捨てて閉じた世界に生きていたい誘惑が凄まじいけど、
自分も歪んでる可能性はあるわけで、
謙虚に、素直でいないとな、と思う。
自分がおしゃれじゃない、という引け目があるから、
服買いに行って店員さんが、お似合いですよって言ってくれても素直に聞けない。売りつけようとしてるだけじゃないの?って勘繰ってしまう。
自分の歪みに思い当たる節がありすぎて辛い。
けしの実はどこの家にもない、とか、
自然は多様性を好むが社会はそうではない、とか、
今まで読んできたフレーズがいろいろ浮かんできた。 -
Posted by ブクログ
言いたい事はよく分かるし分かりみも深いんだけど、
今まさに理不尽に絡まれてる身としては、
関わり合いになりたくないというのが本音。
支援対象者を支援する人も、支援者を支援する人も、
質、量ともに足りない、現時点でも。
けど多分、支援対象者はもっと増えていくんだろう。
少年院で発見される前に、もっと早くからきめ細かい対応がなされていれば、困ったことになってしまう人はもっと減るだろう、そして、最近の小学校は割と発達障害の子供に手厚くなってきている、と思っていたけど、今日、IQ74で支援学級に入れてもらっていたのに交代した校長先生から変更を迫られて、悪い事にそのタイミングで担任が産休に入り訪問看護の閉所も決まって子供が情緒不安定で自分もパニックっていうママに会ってしまった。
どこから手をつけたらいいのか分からないよ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書は少年院に入る程の犯罪行為をした少年心理についての内容なのですが、読んでて非行少年の心理特性が自分にも当てはまっているかもしれないと思い、ドキッとさせられることがありました。そのことについての勉強になりますが、自分のメンタルヘルスを振り返り、昨今の教育課題についても知る良い機会となる一冊でした。
本書の序盤は、重点的に非行少年の特性に触れており、「認知」と言う言葉が頻出しており、それも含めた下記の特徴を学ぶことができました。見る、聞く、想像する力の弱さに伴って、日本の総理大臣をオバマと答えたり、日本地図の北海道、九州を外国と答えたりと学力が極めて低いこと。A君がB君にあいさつしても返事がなかったとしたら、BはAのことが嫌いだから無視したと認識してしまうと。Bが気付かなかったことの理由に、Aのあいさつの声が小さかったからとかBは視力が悪くて気付かなかったと想像することが苦手な故に嫌われていると断固として思い込んでしまう特性があるとのことです。
さらに感情のコントロールが苦手なこと。普通の人は、ストレス発散に「〇〇する」の〇〇には、「運動」や「読書」が入りますが、非行少年はここに「万引き」や「喧嘩」が入ると。これは苛立ちや腹が立つという怒りの感情をセーブすることが困難な特性のせいであること。自己評価が不適切であり、他人の欠点を指摘する、悪事をしても「自分を優しい人間」と言う、プライトが高く、変な自信を持っているかその逆で自分に自信がない、この様な自己への歪んだ評価を修正させなければ更生することはできないと述べています。
ではこういう少年への更生はどうあるべきなのか、自尊感情が低いというのは理由として乏しいらしく、自己洞察と自己内省による正しい規範を作ることだと述べています。札幌のある地下鉄駅はかつて自殺の名所だったらしいのですが、ホームに鏡を設置すると自殺者が減少したことがありました。これは鏡の自分の姿を見て、自己規範が生じたことで、危険行動が抑制されたと考えられています。
最も感心したのは、現在刑事施設に収容されている犯罪者は56000人おり、施設費、人件費諸々で受刑者1人当たり養うのに約400万円かかるらしいのですが、仮に皆更生できたとしたら2240億円の経済効果という試算になるらしいです。犯罪者の更生が日本の国益に多大な経済効果があるということです。