宮口幸治のレビュー一覧

  • 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

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    本作品は、非行少年の実例を通して「歪んだ幸せ」(怒りの歪み・嫉妬の歪み・自己愛の歪み・所有物の歪み・判断の歪み)というテーマを紹介している。そして、これは非行少年に限らず、私たちの日常生活にも起こり得るものであることを示し、歪んだ幸せから距離を置くにはどうすればよいかを、「相手へのアプローチ」と「自分へのアプローチ」の二つの視点から解説していた。 今回の作品を通じて強く感じたのは、著者の代表作である『ケーキの切れない非行少年たち』の内容は、実は私たち自身にも共通する部分があるのだという点である。特に紹介されていた五つの歪みについては、自分にも思い当たる節があり、少しぞっとさせられた。しかし同

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    2025年09月05日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    教員は子どもの伴走者である
    頑張れない人、支援したくないと思う人にこそ支援が必要
    少年院に入った生徒を思い出して、改めて向き合い方を学んだ。

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    2025年08月18日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    自分基準に当てはめると、頑張れてないなーって思う25卒や部下もいるので読みました。
    満タンに入れないといけないコップに半分しか入っていないのは、その基準からしたら満たしていないので褒めることではない。ただ昨日は1/3だったのであればそれは褒めることである。

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    2025年08月16日
  • 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

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    純粋に"幸せ"を求めた結果、"歪んだ幸せ"をつかむことになってしまった。それは犯罪や迷惑行為など千差万別であるが、なぜそうなってしまったのかはその人には分からない。
    そんな歪みが起こってしまった原因とは一体何なのか。その原因と具体例、解決法が書かれている。話も明瞭でかつ解決法も面白かったです。歪んだ幸せから自分を遠ざける方法とは...。是非読んでみてください。

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    2025年08月03日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    人の知能を数値化したIQ。境界知能、軽度知的障害と名前がついているIQ70〜85にあたる人たちの支援について考える内容でした。
    生まれつき認知機能が弱く、そこから視覚、聴覚などの周りからの情報キャッチに弱いという。
    本来なら、成長とともに身についていくのだけれど、境界知能と呼ばれるIQの方達は私たちが当たり前とすることが身についていない。
    今の世の中、幼稚園小学校中学校高校に行くのは当たり前の時代。その後大半の子が大学へと進む。でも、その中でも問題行動を起こす子がいる。
    なぜだろうかというところから、この本を読むことにした。
    問題行動を起こす子は小学校のころから支援を受けさせて、少しでも生きや

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    2025年07月21日
  • 「頑張れない」子をどう導くか ――社会につながる学びのための見通し、目的、使命感

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    面白かった。頑張れない子どものやる気に少しでも繋がるように、見通し、目的、使命感の三つのポイントで解説。読みやすいし分かりやすかった。

    読んでいて、大事にしたいと思ったことを以下3点。↓

    言いがちな、だから言ったじゃないを呑み込んで、つらいのは子ども、とつぶやき、ねぎらいと悔しさに共感してあげること。分かることに重きを置きすぎず、分からないことに耐える力、分からないことがあっても頭の片隅に置いておく力の方が大切だから、分からなくても大丈夫と伝えてあげる。

    話を聞いているつもりになっていないか、つい説教やアドバイスをしがちだが、それよりこどもが話をしてくれることに意味がある。内容が正しいか

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    2025年06月30日
  • 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ

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    境界知能の子供達、子供の頃そのような感じの子は存在したと思う。
    今の時代とは違う分からない事だらけで、ある意味数字の良し悪しで切り捨てられる事が多かった。
    教師側が親身になって親と相談し良いところを伸ばしてあげていたら、大人になっても疎外感など持たずに済んだかもしれない。
    完璧な人間は居ない、弱者に対して対応出来る世の中であって欲しい。

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    2025年05月08日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    前作から続けて読んだこの本
    ケーキの切れない、よりも刺さる言葉が多かったように思う

    頑張れない人にこそ、支援が必要

    わかっていても、なかなか難しい
    きっと
    また?え、また!?
    って思うはずだから 

    これは一個人の問題として対応するのではなく、社会全体として取り組まなくてはならないもの

    でも、関わったことがあるぶんわかる
    なかなかに腹立つんだよなぁ
    だから、一生懸命頑張ってる人に目がいくし、そっちを応援したくなる
    その方が、だって楽ですもの

    本当に難しい問題

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    2025年05月02日
  • 境界知能とグレーゾーンの子どもたち

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    境界知能のこどもは年齢の8掛で見る。

    友達の言う事を優しいと思っているこども、すなわち断れない子供は対人スキルの弱さに起因する。

    子供への指導や約束は短く、が基本。

    ゆっくり話す、イラストを用いてわかりやすく伝えることを意識する。

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    2025年04月19日
  • イラスト図解 境界知能&グレーゾーンの子どもの育て方

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    わかりやすい。
    グレーゾーンといっても様々なケースがある。

    感情のコントロールができない
    自信がない
    勉強が苦手(数字なのか漢字なのか)
    飽きっぽい
    手先が不器用
    などなど。

    どれも誰にでも当てはまることもあるように思うが
    それぞれ程度の問題によるものなのだろう。
    だからグレーゾーン、なんだろうなぁ。

    社会にどのように順応していくのか
    どうしたら生きづらくなくなるのか
    周りの人に理解してもらうためにはどうするか
    本人が自分のことを理解し良い方向に向かうには

    課題は色々とあるのだろう。

    こんなふうに困っていたんだとちゃんと
    本人の気持ちを汲んであげること
    特性を理解することも大事。

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    2025年04月04日
  • ケーキの切れない非行少年たち 3巻

    つまり障害。

    どうしていいか分からない。
    発達障害は生まれた時点では分からない。
    分かったとしても生まれなかったことにするわけにはいかず生かさないといけない。
    そういう者が犯罪を犯して初めて障害が発覚したりする。障害者(敢えてこの言い方します)は莫大なお金と時間をかけて更生の機会を与えられ守られる。六麦のような理解ある大人に優しくしてもらえる。保護観察とやらが終わればまた世に放たれる。
    ねえ被害者の絶望はどうしたらいいの?
    こういう時いつもハンムラビ法典を思い浮かべる。
    日本は加害者に甘いよね。特に性犯罪の事例を知る時は悔しくて悔しくて仕方ない。

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    2025年03月01日
  • ケーキの切れない非行少年たち 2巻

    キツイ、、

    第6話の表紙を見ただけで辛い気持ちになった
    「孤独」理解されないコドモ。それは多分に知能指数と関係あると知った。親や周りが早く気付ければ救えるものなのだろうか。いたたまれない。

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    2025年03月01日
  • マンガでわかる!境界知能の人が見ている世界

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    わかりやすく、1時間もかからずに読めました!すごい面白い。
    職場にも生徒にもたくさんいるなー、と思いながら読みました。

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    2025年02月15日
  • ケーキの切れない非行少年たち 1巻

    無料版購入済み

    少し苦しくなり、考えさせられる

    子どもに関わる仕事をしていると、子どもたちがみんな同じことをさせられていることに違和感を持つ。勉強も同じペース。みんな同じタイミングで中学生になる。それが苦しい子どもたちがたくさんいる。その子達の苦しみを読んでいるかのよう。

    #怖い #深い

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    2025年02月13日
  • ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ(新潮新書)

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    『ケーキの切れない非行少年たち』の続刊、同書を小説形式にして読みやすくしたもの、と読めた。
    万引きで少年院に入ったものの、出所後も生活が上手くいかず詐欺に加担してしまった上に人を殺めてしまう「田町雪人」のケース、若年妊娠の上、教師への暴力でやってきた「門倉恭子」のケース、男手一つで自身を育てる父と上手く行かず放火を行いやってきた「荒井路彦」のケース、幼児に性加害を行い、出所後も再犯を重ねてしまった「出水亮一」のケースが収録されている。
    全体として終わりが中途半端ではっきりしない……と思われたが、それが実際のケースから例を取っていることの表れでありリアルさであるのかもしれず、その点を考慮すれば批

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    2025年02月05日
  • 不器用な子どもがしあわせになる育て方

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    ケースの切れない非行少年たちの作者が送る、不器用な子どものトレーニングブック。
    発達凸凹さんのメカニズムがわかりやすい。

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    2025年02月05日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    内容がわかりやすくて良い本だと思った。
    ただ、「頑張る」という言葉をどう定義するのか著者が定めて欲しかった。(頑張るはとても範囲の広い言葉であるので)ここでいう「頑張る」よく使う「嫌なことでも歯を食い縛って耐えつつ実行する」ではなく、「一つの目標に対して自分なりに創意工夫しつつ、最後までやり抜いて成果を出す」ということを言っているのだと理解している。少年犯罪のみならず、子育てや後輩の育成にも当てはまるよい内容であると思った。

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    2024年12月31日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    がんばれない

    頑張るという言葉は日本人に何故か深く染み付いてしまっている。勉強、人間関係、仕事、その他諸々の事について頑張れ、頑張るという言葉は包括され無慈悲にも人を絶望へ陥れてしまう。

    そんな言葉について社会的な視点を踏まえ、頑張れない人はいるし、何故かという点を深く掘り下げており又支援者の立場にも着目し深く読むことができる繰り返し読みたい本。

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    2024年12月19日
  • ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ(新潮新書)

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    少年院にいる少年の多くは心に闇を抱えていて悪意がなくともその行動をとってしまうと言うことが学べた一冊。2回読んだ

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    2024年11月11日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    ネタバレ

    ・できることすらさせなければ、子どもの可能性を潰し、障害を作りだしてしまう可能性もあるのです。その被害者は子どもたちなのです。

    ・ 〝無理をさせない〟と〝頑張らせない〟は違う

    ・これのためなら頑張れる〟〝これがあるから頑張れる〟といったものを、誰しもがもっているのでしょう。そこにスイッチが入れば、時には信じられないような頑張りを発揮する人たちもいるのです。

    3番目は推し活とかに当てはまるのかなと思いながら読んだ。前作と同じように、支援が必要な人が支援されてない現状が書いてあったけどなかなかすぐには変わらないよなとも思う。

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    2024年11月06日