宮口幸治のレビュー一覧
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「ケーキの切れない非行少年たち」は、少年院に入っている子どもたちの多くが、認知機能に問題を抱えているという衝撃的な事実を明らかにした本である。著者の宮口幸治氏は、児童精神科医として長年、少年院で子どもたちと向き合ってきた経験から、この事実に気づいたという。
本書で紹介される子どもたちは、ケーキを均等に切ることができなかったり、簡単な計算ができなかったりと、日常生活を送る上で必要な基本的な能力に欠けている。しかし、彼らは決して知的障害者ではない。むしろ、平均以上の知能を持っているケースも少なくない。
では、なぜ彼らはこのような問題を抱えているのだろうか。宮口氏は、その原因を「認知機能の偏り」にあ -
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マイルドに言ってるけど「子どもの頃あなたはコツコツ勉強できたの?できてなかったよね?それなのに子どもにはやれっていうの?」とか「あなたはダイエットどうなってるの?って毎日聞かれていいわけ?」というようなこと指摘してて(私の感想です)
ほ ん と そ れ な
本書は本質的に子どもも大人も孤立しないこと、それと学びの関連についての最終章が最大の読みどころです。著者2名の優しさ、愛情、そしてなによりも子どもにも大人にも幸せであってほしいというおもいに、心をうたれます。自分も周囲の方にこういった支援的な関わりをしたいと、強く思いました。
また、お金やモノのための学びも大切であるとしながらも『あなた -
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本作品は、非行少年の実例を通して「歪んだ幸せ」(怒りの歪み・嫉妬の歪み・自己愛の歪み・所有物の歪み・判断の歪み)というテーマを紹介している。そして、これは非行少年に限らず、私たちの日常生活にも起こり得るものであることを示し、歪んだ幸せから距離を置くにはどうすればよいかを、「相手へのアプローチ」と「自分へのアプローチ」の二つの視点から解説していた。 今回の作品を通じて強く感じたのは、著者の代表作である『ケーキの切れない非行少年たち』の内容は、実は私たち自身にも共通する部分があるのだという点である。特に紹介されていた五つの歪みについては、自分にも思い当たる節があり、少しぞっとさせられた。しかし同
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人の知能を数値化したIQ。境界知能、軽度知的障害と名前がついているIQ70〜85にあたる人たちの支援について考える内容でした。
生まれつき認知機能が弱く、そこから視覚、聴覚などの周りからの情報キャッチに弱いという。
本来なら、成長とともに身についていくのだけれど、境界知能と呼ばれるIQの方達は私たちが当たり前とすることが身についていない。
今の世の中、幼稚園小学校中学校高校に行くのは当たり前の時代。その後大半の子が大学へと進む。でも、その中でも問題行動を起こす子がいる。
なぜだろうかというところから、この本を読むことにした。
問題行動を起こす子は小学校のころから支援を受けさせて、少しでも生きや -
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面白かった。頑張れない子どものやる気に少しでも繋がるように、見通し、目的、使命感の三つのポイントで解説。読みやすいし分かりやすかった。
読んでいて、大事にしたいと思ったことを以下3点。↓
言いがちな、だから言ったじゃないを呑み込んで、つらいのは子ども、とつぶやき、ねぎらいと悔しさに共感してあげること。分かることに重きを置きすぎず、分からないことに耐える力、分からないことがあっても頭の片隅に置いておく力の方が大切だから、分からなくても大丈夫と伝えてあげる。
話を聞いているつもりになっていないか、つい説教やアドバイスをしがちだが、それよりこどもが話をしてくれることに意味がある。内容が正しいか -
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わかりやすい。
グレーゾーンといっても様々なケースがある。
感情のコントロールができない
自信がない
勉強が苦手(数字なのか漢字なのか)
飽きっぽい
手先が不器用
などなど。
どれも誰にでも当てはまることもあるように思うが
それぞれ程度の問題によるものなのだろう。
だからグレーゾーン、なんだろうなぁ。
社会にどのように順応していくのか
どうしたら生きづらくなくなるのか
周りの人に理解してもらうためにはどうするか
本人が自分のことを理解し良い方向に向かうには
課題は色々とあるのだろう。
こんなふうに困っていたんだとちゃんと
本人の気持ちを汲んであげること
特性を理解することも大事。