宮口幸治のレビュー一覧
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少年院にいる飛行少年たちに
「ケーキを3等分にしてごらん」と言っても
正しく分けることができない。
それほどまでに彼らはモノが歪んで見えている。
彼らはいわば境界知能。
IQ70-85程度の彼らは表面上は知的障害者に分類されず、「普通の人」として生きてきた。
あまりにできないことが多く結果として非行に走る。
学校でも、社会でも、少年院でも、親からさえも
気づかれない子供達。
それがケーキの切れない子供達。
恐ろしいことにそういった境界知能の子供達は全体の14%、クラスで言えば5人ほどいる。
子供たちは小2ごろからそのサインを出し始める。
小2の子を持つ母親として考えさせられる内容だった。 -
Posted by ブクログ
・虐待されてる子供に勉強のやる気を出させようとするのは間違い。もし、自分の家が火事や食べ物がない状態だと何か他のことを頑張れるわけがない。
・今までは虐待や問題のある家庭の親に対して責めるような気持ちだったが、その親もまた、子供のころに適切な育て方をされてこなかったかもしれない。そんな中で一生懸命子育てをされてきたのも立派だと思う。
その保護者に対して今までの子育てを否定したり、無理に変わってもらおうとしても保護者自身のやる気が奪われてかえって悪循環になる。大切なのは、保護者を慰労してあげ、保護者のやる気を出すような言葉をかけてあげること。 -
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いわゆるグレーゾーンの人たちについて、本人がどんな状態になっているかを解説している漫画本。
周りから見ると「仕事ができない人」「気難しい人」と思われがちなのだが、本人の立場から起きた事象を見ることで、なぜできないのか・なぜ難しいのかという視点での理解が深まったと思う。
学生の頃、クラスに一人や二人はこういう子いたな~と思いだす。先生は【問題児】とレッテルを貼り、怒りっぱなし。「この子に対してどういう接し方をしたらいいのか」を考える先生は当時いなかったように思う。
グレーゾーンの人たちが「できない」ことって、周りの依頼の仕方や伝え方にも問題があると思う。というかグレーゾーン関係ないかもな。私だ -
Posted by ブクログ
境界知能という言葉をご存知でしょうか?
近年、テレビやインターネットで取り上げられる機会が増えている言葉です。いわゆる知能指数(IQ)が74〜84であればそれに当てはまります。
また、反社会的な行動をとってしまう方々の中には、境界知能の特性を抱える場合が多いとも言われています。
なぜこの本を読もうと思ったのか?きっかけはインターネットなどで行われる議論の中で、つい感情的になり、相手を貶める為に「境界知能そうだな」などと書き込むコメントを見たからです。得てしてこういった言葉は相手を貶める言葉に使われがちです。
しかし本当にそれでいいのでしょうか?
本書では犯罪を犯した人たちの中に境界知能を抱えた -
Posted by ブクログ
「ケーキの切れない非行少年たち」の著者が境界知能(定型発達と軽度知的障害の間)について論じた一冊。注目すべきは人数の多さ(人口の約14%)、存在の気づかれなさ、適切な介入で改善される可能性をあげています。なお、刑務所にいる人たちの約4割が境界知能に相当するとか。軽度知的障害と違い、これまであまり研究されておらず、今回著者は境界知能がこれまでどのように扱われ、定義されたか、そしてどのように対応していけばいいかをまとめています。少々専門的に書かれていますので、著者の「ケーキの切れない…」や「どうしても頑張れない人たち」を先に読んでいた方が理解しやすいかもしれません。