茂木健一郎のレビュー一覧
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茂木健一郎氏はいう
『私たちの生命は その始まりから音楽に包まれている』
ではじまる・・・
この本は 音楽とは何か を茂木氏の自己体験をつうじて、
わかりやすく 語られている。
茂木氏は
『私たちの脳の「内なるシンフォニー」は
「外から来るシンフォニー」とトキメキに満ちた出会いを果たす』
『音楽の本質を理解することは、
生命なるものの芯を見据えることと同じである。』
私の生活には 音楽という存在がなかったような気がする。
ときおり 妙に音楽がほしいときがある。
多分 心理的に落ち込んだときが多いのだと思う。
そういうときに、音楽はじっくりと こころ に染み渡る。
ラ・フォル・ジュルネを -
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『クオリア』という問題を考える上での 茂木氏の心構えというか
クオリアへの闘争宣言 序論 というべきものなのだろう。
コンペイトウのような ゴツゴツした ツノが生えていて
そのツノのぶつかっている 部分が おもしろい。
ツノのぶつかっているのは・・
知というものの軽薄化。
科学者の制約とルールの枠を飛び越えない旧態依然さ。
学問に突き進むべき情熱の希薄さ。
世界を引き受ける 勇気を持たない輩たち。
クオリア問題の 『天下統一』を 成し遂げていくための
受難(passion)と情熱(passion)がほとばしり・・・・
モギ的言葉の じゅうたん爆撃みたいで・・・心地よい。
『言葉』の 縦横無 -
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俳句というのは 季語 がとても大切なものだということが
今回読みながら 痛感した。
手紙を書いたりする時に 以前は時候の挨拶を書いていたが
いまは、メールがほとんどなので 季節の言葉など
あまり考えることもなくなったが・・・
季語という 季節の移ろいを 17音の中に
取り入れていくという 俳句の 厳しい規則と
その言葉が 自然の破壊のなかで
少しづつ消えていこうとしている ということが
ひたひたと・・・感じられる本だった。
その季語が ある意味では 1000年近くの連綿とした
歌詠みの世界が存在していて・・・
その言葉が たくさんの歌人 そして俳人によって
読み込まれることで よりくっき -
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仕事に関する本をこれまでに、おそらく10冊ほど読んだ。引っかかるフレーズや前書きがある本は端から端まで読んだ。
社会人になって三年。仕事面や人間関係でほぼ毎日、打ちひしがれていた。これまで人間関係で殆ど悩んだことがなかったので、世の中にはありえないほど折り合いの合わない人がいると知った時は、衝撃的だった。
私の考える人生には、仕事しかなかった。よって、仕事がうまくいく、それが私が幸せになる術である、としか頭になかった。とにかく私は、現状を打開したくてしかたなかった。その無理は、体調にも響いていた。
しかし、4年目を間近にした頃にふと気づく。ストレスは自分が、これは酷いストレスだ、と認識 -
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ネタバレクオリアとは「赤いトマトを見るかんじ」などそのような感覚のことである。
あなたや私はつねにいろいろな景色を見るが、その「見ている」ことや「何かを飲む」ことは神経や脳内伝達物質の作用に他ならないのであるが、私たちは心の話だの心理学テストだのあたかも「心」があるかのような話をする。ただ、「心」なんていうものは体のどこを探してもどこにもないのだ。
その後著者はだまし絵や絵画を用いて「脳の思い込み」を再現しようとする。顔を認識する脳、あるはずもない図形を幻視したり、脳の働きを垣間見ることができる。また感情を司る「ミラーニューロン」も把握することができる。難しいが、平易な表現も多い。 -
Posted by ブクログ
日本の教育のあり方、新卒一括採用、停滞している日本経済等、これらを「脳」に注目して論じているのはとても面白いと思います。
決してそんなに単純な話ではない事だと承知していますが、「脳」の仕組みを理解してからこのような問題に取り組むと意外に最短で解決していけるのではないかと素人的には思ってしまいます。
本書の12章「アンチからオルタナティヴへ」の最後の文は心に響きます。
「自分の意思でどうにでもなると思いがちな人生さえ、革命を起こすことがいかに難しいか。社会という思い石が動き始めるのは、一人の生き方に革命が起こり、具体的な「オルタナティヴ」が示されてから、ずっと後のことなのだ。」
一人一人の生き方 -
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「セレンディピティの時代」4
著者 茂木健一郎
出版 講談社
p134より引用
“勘違いしてふらついているより、「ここ」と決めた場所に根を
下ろしてみよう。”
脳科学者である著者による、偶然の幸運に出会いそれを活かす
方法について記された一冊。
セレンディピティとは何かについてからそれを活かす行動や注
意点についてまで、味のあるイラストと共に記されています。
上記の引用は、自由と不自由について書かれた章のまとめの一
文。多少不自由であったとしても、少し我慢して続けているうち
に自由に出来るようになることもあるように思います。
根がしっかりする前にあちこち動かすと、苗も枯れてしまう -
Posted by ブクログ
読みやすくて、おもしろかった!
気になったことをメモメモ。
・中国の美意識・・・一極集中だという。なるほど。
・海外に流出する中国人。リスク分散のハシュ(←携帯で漢字が出なかった)本能で、どこかがやばくなったら、そうではない親族のもとに逃げるという考え。
・「自分たちは先祖と同じ民族」
・日本は江戸基準 中国は清朝基準
・歴史的な経緯で染み付く、身体感覚・・・トラウマみたいなものか。過去こういうことがあったから、それを避けようとする。今読んでいる『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(加藤陽子)にもそういうことが書いてあったなぁ。感情と感覚。・・・あれ?感覚と感情?
・日本化する