茂木健一郎のレビュー一覧
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自由で、権力に屈せず、ユーモアをもって生きた天才アインシュタイン。これまでは縁の遠い人だと思っていたのだけど、最近、科学哲学という分野の存在を知ってから、急に気になる存在になってきた。
本書は茂木健一郎さんが科学者を志すきっかけとなった敬愛するアインシュタインの人生、発想、そして相対性理論の概要をわかりやすく解説したもので、今の自分には格好の入門書になった。
常識にも過去にもとらわれず、真理を追究し、自由、体制に阿ることのない生き方は、茂木さんいわく、ロックンロール。なんとも格好いいではないですか。まさに混沌とした現代に求められるヒーロー像だと思います。
後半の、相対性理論の解説もわかりやすい -
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ひらめきについて知りたくて読書。
最近の著者の本は日本を勇気づける、価値を再発見、評価するものが多いように思う。
確かに中国に住んでいると自分が日本人の代表のように感じることがある。同時に日本では意識しなかった日本人であること。歴史、文化、価値観、アジアの中の日本、外から見た日本などを考える機会がある。本書はそんな経験がある人には共感できるかもしれない。
無から創造したものはない(非常に少ない)。既存のアイディアを組み替えたり、組み合わせたりしたところから生まれた。日本人は創造性が乏しいといわれるのは、思い込みや自信の欠如も要因である。自己主張が苦手なことも原因かもしれない。
日本人が -
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脳科学者の茂木健一郎氏が脳のパフォーマンスを最大限に発揮する方法を紹介。「仕事術」と書いてあるが、内容は仕事に限った話ではない。
特に同感出来たのは、感覚系と運動系の脳の使い方。
インプットとアウトプットのサイクルを意識した勉強法、仕事法を取り入れる事で、脳は更に元気になり、また効率も上がる。
その他にも普段の生活や仕事に取り入れようと思える気付きが沢山あって、付箋とメモだらけになってしまった。
私なりのメモ:
・インプット&アウトプットでインプットの強化。
・アウトプットする事で、客観的に評価できる。
→まずは形として出す事。
・自分なりの鏡を用意する。
→記録&意識
→これ、結 -
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ホリエモンと茂木健一郎氏との対談本。
250ページ以上のなかなか分厚い本なんだけど、
対談本ってこともあり、会話口調でサクサク読めた。
茂木さんは一時期テレビに引っ張りだこで、
脳科学者として、みんなから愛されるキャラクターと思っていたが、
彼もホリエモン的思考のいわゆる嫌われ者。
脳科学者界の中では、
歯に衣着せぬ物言いで、嫌われていたらしい。
茂木さんのtwitter のつぶやきからも身内である東大に対してだったり、大学教授へ対してだったり批判のツイートは多かったので、実は協調性よりも、内に秘めた固い信念があるんだな。とは思ったいた。
テレビでの発言は、大手メディア相手なので
尖 -
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ネクタイはちょんまげ 弁髪 纏足=中国で、女性の足を大きくしないため、子供のときから親指を除く足指を裏側に曲げて布で固く縛り、発育をおさえた風習。唐末ごろに始まり、宋代から流行したが、清末に廃止運動が起こり、清滅亡後消滅した。
ウィキリークス【Wikileaks】匿名で投稿された内部告発情報をインターネット上で公開するウェブサイト。オーストラリアの元ハッカーが中心となって2007年に創設。非営利のメディア組織によって運営されている。重要なニュース・情報を一般公開することを活動の目的に掲げ、各国政府・企業などの内部情報を暴露。2009年にアムネスティインターナショナルの人権報道賞を受賞したが、2 -
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(ここがよかった)
・「瞬間集中法」仕事をやると決めたら一秒後には仕事に集中。
例、メール返事。
○ 何て書こうかな、、(感覚系、考える)
× 書き始める(運動系、行動)
・一時間でちょっと背伸び仕事
・目標達成には目の前の仕事に集中し、小さな成功や、実積を積み重ねるのが大切。
・「生命の輝き」を放つ
・理想の働き方は、
「社会と自分が相思相愛」
になる。
お互いがお互いを必要とすること。
・1.周りからの、自分の見え方、世間の期待に「まず」応えて、
2.「それから」自分のやりたいことをやる
(論語も同じこと言ってる)
この二つはやり方や工夫によって両立する。
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茂木先生の同名著作のコミック版。
ペンギンが語るという形式もなかなかおもしろいが(個人的にペンギンが好きなので)、内容もしっかりしていると思う。
集中力の三要素、速さ・分量・没入感や瞬間集中法など
ただ、「いかに勉強を楽しくやるか」という点が一番大事だとこの本でも触れているが、その点が少し薄い感じがして残念…。
その点については、あわせて読んだ「頭がいい人が脳のために毎日していること」で
好奇心がいかに大切かと言う視点から述べられていて興味がそそられた。
特に不安感メーターは動かせないが、探求心メーターは動かせる。
不安感メーターに注意して見て見ぬふりをしたり -
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ネタバレ「これから」をどう考えるか。3・11以降を生きる杖。
と、帯にあった通り、東日本大震災を経、これからをどう生きるかを9人が語っている。
養老孟:精神の復興需要が起きる
これを読みたくて買った一冊。いつもと違う養老センセ。スラスラとその思いのままに語り、面倒だから説明はヤメ、と突き放されるようないつもの文章よりも、ずっとずっと、静かでゆっくりとした口調で語られている。
「周りがうるさくなってくると静かにする。ブレーキをかける。そういう習性が身に付いているのです。」(本文より抜粋)という姿勢からきているのかもしれないが、意外なほどに、淡々と「これから」を語っていた。
「生きていれば、さまざま -
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[ 内容 ]
俳句と脳。
日本人のひらめきの原点は俳句にあり。
[ 目次 ]
第1部 俳句脳の可能性(茂木健一郎)(言葉を持たない感覚 言語の不思議な営み 「五・七・五」という余韻 ほか)
第2部 ひらめきと美意識-俳句脳対談(茂木健一郎 黛まどか)(俳句がひらめくときと脳 「はまる」メカニズム 俳句は革新の歴史 ほか)
第3部 俳句脳-ひらめきと余白(黛まどか)(俳句の魅力 暮らしに俳句があった頃 日本人らしい日本人に ほか)
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☆☆☆☆☆☆ -
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[ 内容 ]
あたりまえの常識をマジメに説く。
[ 目次 ]
第1章 人間にとって、言葉とはなにか(心というもの 言語と脳進化 ほか)
第2章 意識のはたらき(言語と同一性 コミュニケーションと強制了解性 ほか)
第3章 原理主義を超えて(ダーウィニズムと原理主義 原理主義に反対する立場も原理主義になる ほか)
第4章 手入れの思想(人工物・自然物 自然について考えるヒント ほか)
第5章 心をたがやす方法(脳をたがやす方法 常に変化し続ける脳 ほか)
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