茂木健一郎のレビュー一覧
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不登校の悩みや不安を抱えるこども達に寄り添い、苦しいのは自分一人ではないと励まし三人の専門家が一緒に問題を解決しようと勇気づけてくれる一冊。
臨床心理士の信田さよ子さんの、自己肯定感という言葉に対する持論で「たいてい自分はいやなものです。自分を認められず嫌悪するところから、エネルギーが生まれることもあるのです。
楽かどうか、ほっとできるかどうかという点を大切にしたい」という言葉にどれだけ救われた子ども達、親がいるだろうと思いました。私も困っている子どもがいたらこのような言葉をかけてあげられるようになりたいです。
脳科学者の茂木健一郎さんは根底に優しさが溢れていて、子どもは焦らないでいい、親は応援団として子どもを信じてあげてほしいという思いが伝わってきました。
「ユニバーサルオブライフ」人生そのものが大学だという言葉を引用して、子どもや親を存在から肯定して寄り添ってくれるような言葉の数々に人間性の素晴らしさを感じました。
『こども六法』の著者山崎総一郎さんは自身の不登校の経験やそれからの人生を示し、学校という場所に行くか行かないかということがもはや問題ではなく、自分が幸せだと感じられるかどうかが最も大切で、学校は一つの選択肢であるという、経験者にしか語れない思いを言葉にしていました。
「子どもを信じ、子どもが子どもでいるだけで肯定される社会になってほしい。」
これに尽きると思いました。 -
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第1部が茂木さんが書いていて、第2部は羽生善治さんが書いている。
また、第3部は両者の対談を纏めたもの。
アンチエージングがテーマで、新しいことに挑戦すること、毛づくろいをすることが大切と理解した。
印象に残った文章
⒈ 苦労した人ほど明るくなれる
⒉ 自分の個性は長所と短所の表裏一体
⒊ その時羽生の手が震えた
⒋ 上にいく向上心を持っていない人は、同じ場所にさえいられない。
⒌ 多様性を知る大切さは相手の立場に立って相手の価値観を知る機会が増えることを意味しています。
⒍ 脳の成長に終わりはない
⒎ 個性を活かすことが、そのまま脳のアンチエージングにつながる。 -
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非常に易しい文章で、読みやすい
▶︎脳の中に、チャレンジ精神、フロンティア精神を生む「空き地」を作る
▶︎「自分で自由に決めていい」という前提で、自己決定することが許されない限り、自分の中に本当の意味でのやる気は生まれてこない
▶︎自分へのダメ出しができることと、自己否定は違う
自分へのダメ出しとは、冷静に自分の評価ができた上で、目標を持って努力できる、その自信があるということ
▶︎クリエイティブの本質は、様々な制約をクリアしながら新しいものをつくり上げること
▶︎自分で自分の課題を見つけて成功体験を積み重ねることにより、はじめてやる気が出てくる
▶︎頑張るエネルギーの総量は、あらかじめ決まっているので、自分の持ち分を状況に合わせて有効に使う
▶︎評論家タイプの人=何を取っても他人事、当事者意識がない人
▶︎何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない(アインシュタイン) -
購入済み
茂木さんの本
一時期テレビでよく拝見していた茂木さんの本。テレビでわかりやすく説明してくれるので、きっと本もわかりやすいだろうと読み始める。…やっぱり脳科学者の本は読みやすいなあと実感した。
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本気になるかどうかは「前頭葉」が決める。いかに「フロー状態」に持って行くか、そのカギは勉強や仕事も偶有性(確実+不確実)を楽しんで熱中できるように持って行く。記録によるメタ認知(自分を外から観察)や無意識を表出、ミラーニューロンを自分自身に対して働かせる。これらのことから前頭葉が側頭葉から情報を引き出すようになり潜在能力が引き出されます。また、確実性が高まることにより、不確実(新しいチャレンジや変化)を増やすことができるようになります。そのようにして書く習慣が夢を実現させます。また、ネットでの発言など他者とのコミュニケーションの効用についても述べられているますが、これはまぁ、よく言われていることが多い気がします。
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ネタバレダックワース(ペンシルベニア大学教授・心理学者)が提唱する「グリット」理論(著書:「やり抜く力」)を、脳科学者の立場から解説した本。
「グリット」とは、本書によれば、「困難があっても続ける力。情熱を持って取り組む粘り強さ」と定義している。
これまでは「成功」の要素が、才能、知能指数など、先天的な要素によるものとされてきた考え方を覆す有力なものとして、この「グリット」という指数を取り上げ、それを脳科学の視点から補強している。
一つの根拠として、高いIQを持たずとも成功している者は世に多数おり、それらの人々は、グリット(すなわち続ける力)により成功を手にしているという。
さらに、脳科学の「支配する私(脳の前頭前野の働きによる)」と「支配される私(前頭前野以外の働きによる)」の視点から、グリットを高めるには前頭前野の鍛えがポイントであり、前頭前野は成長してからでも鍛えがきくということを述べている。
何事かを為すときに前頭前野が働くが、しばらくすると前頭前野以外から「苦しい、止めたい」という気持ちが起こる。そこでさらに継続することにより、前頭前野は鍛えられ、前頭前野以外の働きをコントロールできる力がついてくるという。続ける力を高めることで、全体が高まっていくのだという。
次に、「続ける力」を身につけ、結果を出していくための具体的な手法を紹介している。
以下、メモ的に列記。
・「指示待ち」は、「支配する私(前頭前野)」が鍛えられない。
・難しそうな課題→課題の中身は変えられなくても、「いつやるか」は自分で決められる。
・「グリット」は一つのことをやり抜く指数だが、マルチに進め、それぞれをやり抜いてゆけばよい。
・「やる気」に頼るな(「やる気」は変動する)。
・完璧主義は捨てよ(継続が途切れたらまたリトライ)
・無駄、邪魔も新たなアイデアやチャンスの源
・目標など公表せず内に秘めよ(秘めた力)。
・他人の評価を報酬とせず、自分で決めたことへの達成感を報酬とせよ。
・「一万時間の法則」(マルコム・グラッドウェル)
※一万時間(努力する時間)は、エキスパート(となれるかどうか)の分界点
・脱単一知性の時代:何かができない人は何かができる
・フォーカス・イリュージョン(条件が整わないと幸せになれないという考え方)に惑わされるな
・いやな仕事→タイムプレッシャー(時間を決めてやり切る)を活用
後半は、「挫折との付き合い方」「子どもの継続力の伸ばし方」などについて、著者の考え方がまとめられている。
誰でも、いつからでも、努力により「続ける力」を鍛えることができるのであり、誰にも「成功のチャンス」があるという、誰もがポジティブになれる本である。